加賀野菜から香箱蟹まで楽しみ尽くす!ツレヅレハナコの呑み食い倒れ金沢

加賀野菜から香箱蟹まで楽しみ尽くす!ツレヅレハナコの呑みくいだおれ金沢

「か、か、蟹が食べたい……!!!」。
冬が近づくと、そんな欲望が突如湧き上がる私。 甘~い蟹の身はもちろん、濃厚な蟹みそで日本酒を飲みたい……。 なんなら、オレンジ色のプチプチ卵だってつまみたいよ!

それなら行くしかないのが、町中が香箱蟹(こうばこがに)であふれる蟹天国・金沢! おまけに、身がキリリとしまった日本海育ちの魚介や、伝統的な加賀野菜、 それらに合う地酒もズラリとそろっているのだからすばらしすぎる! 北陸新幹線が開通し、ぐっと行きやすくなった美食の町。 うまいもんと、うまい酒を求めてゴーゴー!

1日目

濃厚生海老寿司に悶絶した後は、おいしい腹ごなし散歩へ!

東京駅からピカピカの北陸新幹線に乗り込み、約3時間で金沢駅到着。 さっそく徒歩で向かったのが「香りん寿司」です。 地魚をリーズナブルに食べられることで人気の小さなお寿司屋さん。

金沢の香りん寿司

 

金沢の香りん寿司店内

カウンターに着いてすぐ、「地物のネタが食べたいです!」と大将に相談。
すると「“金沢地物オススメにぎりセット”はどう? ウニやイクラは入ってないから地味だけど、味はうまいよ~(笑)」だそうで。 おお……。まさにそれですよ、私が食べたかったものは!

というわけで、じゃーん。8貫盛り!
左上からガンド(金沢弁で〈はまち〉)、甘海老、バイ貝、蟹、 鯵、真鯛、ガス海老、牡蠣。

金沢地物オススメにぎりセット

さっそく食べ始めると、甘海老のところで「うおっ」と衝撃が。
噛んだ瞬間、ねっとりとろとろ。舌にからむようなこの甘み……た、たまらん!
感激のあまり「甘海老、めちゃおいしいですねえ」と大将に伝えると、「ガス海老の方が、もっとおいしいよ~」とのこと。な、なんですと!

ちなみにガス海老という名は、「昔は大量にとれすぎて浜辺に捨てたものからガスが発生した」など諸説あるらしい。
色は地味ですが、ぱくっと食べてまた悶絶。
ちょ……さっきの甘海老より断然味が濃いんですけど!
おそるべし金沢……。日本酒くださーい!

地元の市場&ギャラリーで戦利品ゲット!

さて、腹ごなしと歩いて向かったのは、金沢の台所「近江町市場」。
商店街が丸ごと市場になっていて、とれたての魚介や野菜がこれでもかと並んでいます。

香箱蟹

この日は、ちょうど香箱蟹漁の解禁直後。
「いま石川県の人は、蟹の話しかしない」という話どおり、 解禁にウキウキした様子のお客さんであふれておりました。

近江町市場

加賀れんこんや天然なめこ等も!
うわー、おいしそう……。

生牡蠣や蟹は、その場で食べられるシステムもあります。
目の前に並んだ商品の中から「コレください」とお願いすると、 牡蠣の殻は剥いて&蟹は甲羅をはがした状態で紙皿にのせて目の前に。 お店と同じ味を、格安に食べられるのがうれしい!(立ち食いだけど!)

さらに犀川のほとりへテクテクと歩き、 お目当てのギャラリー「ファクトリーズーマー」へ。

金沢在住のガラス作家である辻和美さんの食器作品が買えるほか、 スタッフセレクトによる服や生活用品が並んでいます。

ファクトリーズーマー

つい私も「辻さんのガラス食器、東京でもあまり買えないのよーーー!」と、 作品を手に取り、にやにやする幸せな腹ごなし……。

現地ならではの謎食材も豊富!金沢おでんホッピング

日も暮れたので、本格的に飲みはじめましょー(ぐふふ)。
お店を物色しながら歩くと、やたらと目に入るのが「おでん」の看板。
「金沢の人はおでんが好きなのかな……?」と、 見るからに老舗の「高砂」へ、おじゃましまーす!

金沢の高砂

高砂のおでん鍋

あめ色のカウンターの中には、ドーンとおでん鍋。
ビールをいただきながら壁のメニューを眺めると、 ん? 見たことのないおでんダネがいろいろ……。

女将さんに聞くと、「”ふかし”はどう?」だそうなので、 「じゃあ、それください」と内容も聞かずにお願いしてみました。

高砂のふかし

はいキター、これは……???
プリプリふわふわの真っ白な練り物で、蒸してつくるから‟ふかし”。
うーん、出汁を吸いまくっていてうまーい! 芯まで味の染みた大根には、たれのようなものがたっぷりとかかっています。
聞くと、こちらのお店はおでんダネの種類によっては、 特製のしょうがみそをかけるのだそう。 甘くて濃厚なみそは大根にパンチを与えてくれるし、 このみそだけでもお酒がすすみそう……。

独自の文化に驚きつつ、 「せっかくなら……ほかのおでん屋さんも行ってみたい!」。 というわけで、次のお店「大衆割烹 大関」へ。

金沢の大衆割烹 大関

大衆割烹 大関のおでん鍋

こちらもカウンター内におでん鍋が鎮座していますが、 ふと目に入ったのが「香箱蟹」の文字。 おおお……あるじゃないですか!!!(動揺を抑える)

大衆割烹 大関のおでん

と言いつつ、やはり最初はおでんから。
さすが麩の町、金沢。車麩がおでんダネにあるのはデフォルトだそう。

加賀料理の「はす蒸し」は、すりおろした蓮根で白身の魚を包み、じっくり蒸してからとろとろ餡をかけたもの。

加賀料理の「はす蒸し」

じんわりやさしい出汁の効いた餡が、もちもちのれんこんに染みこんで、 食べれば身も心もふんわりあったか。
出汁の味が舌に残った状態で熱燗を注ぎこめば、そのすばらしきハーモニーたるや……! うわー、なんて日本酒によく合うおつまみなのかしら。

そして、ついに来ました! 逢いたかったよ、香箱蟹―――――!!!

金沢の香箱蟹

甘い身をほぐしたら、お次は濃厚な蟹みそ。
熱燗を一口飲んで、プチプチ卵をアクセントに……。
ああ、これを独り占めできるなんて、金沢サイコー!

金沢の夜の〆はバーでしっぽり

さんざん飲み食いした後は、やっぱりお酒でシメましょう。
金沢の繁華街には、素敵なバーがたくさんあるんですよー。

私がおじゃましたのは、「バー スプーン」

バー「スプーン」

なんとも落ち着くオーセンティックなバックバーで、シンプルなジントニックを飲みながらまったりと。
白髪まじりのオールバックがダンディなマスターは、県外から来た女ひとり旅客にも軽妙なトークで返してくれます。
わーん、楽し! もう1杯飲んじゃうぞー!

蟹に地魚に金沢おでんにバー!
こうして百万石の街のとりこになっていくのでした。
今宵は市内のホテルに宿泊。あー、金沢いいとこだなあ……。

2日目

加賀野菜の味を最大限に引き出す、絶品カウンター天ぷら!

魚介はもちろん、野菜のおいしさにも定評がある金沢。
素材の味をシンプルに味わうなら、ぜひ行きたいのが天ぷら専門店です。
中でも噂を聞いて気になっていた、「天ぷら小泉」へランチでゴー!

住宅街の中にたたずむ一軒家。
店内に入れば、広々とした白木のカウンターがゆったりと迎えてくれます。

金沢のてんぷら小泉

ご主人の小泉さんは大阪ご出身。
縁あって金沢へ移り住み、地元の素材を活かした天ぷらを提供しています。

金沢の美味食材

「天ぷらは素材の鮮度が命。金沢は海も山も近いため、素材のクオリティも高く、 とれたてのものにサッと火を入れる程度で十分おいしさが際立ちます」 そうご主人が仰る通り、熟練の技術で揚げられた天ぷらには県内外のファンも多数!

才巻海老の天ぷら

小鉢をいただいたら、才巻海老の天ぷらからスタート。
うわーん、この絶妙なレア加減……たまらん!!

沢野ごぼうと舞茸の天ぷら

能登で作られる伝統品種「沢野ごぼう」は、加賀藩の献上品。
生産量が非常に少ない貴重なごぼうで、天ぷらにするとそのホクホクとした食感と甘みがすばらしい! 油を吸いやすい舞茸もサクッと軽いのは、 技術はもちろん、新鮮な紅花油100%で揚げているからだそう。

加賀れんこんの天ぷら

加賀れんこんはサクサクもちもち。
皮はチップスのように揚げて添えられます。
さきほどのさいまき海老の脚もご一緒に(実は身と同じくらい脚が好き……)!

シメの天茶

めくるめく加賀野菜天ぷらを堪能したら、シメは天茶。
海老がゴロゴロと入ったかきあげを、サッパリとお茶漬けでいただきます。
うーん、お昼から大満足だわー。今度は夜に来てみたいぞ……。

金沢の「おいしい」をおうちで楽しむ オススメお土産!

北陸新幹線に乗り込む前に、お土産を買いに行きますよー。
まずは、金沢と言えば「麩」!

金沢土産の麩金沢の不室屋 お麩の名店「不室屋」へ立ち寄り、ずらりと並んだお麩を選びます。
「麩のお吸い物」ってなんだろうと思ったら、 麩の中にフリーズドライのお吸い物の具や粉末状の出汁が仕込まれていて、 お湯をかけるだけでお吸い物ができるのね!
まわりの麩も、とろんと溶けて具の一部に。
おお……これはお土産に喜ばれそう!

田楽みそをつけた生麩

併設されたカフェでは、麩を使った甘味もいろいろと。
私は田楽みそをつけた生麩をいただきまーす。
このもちもち食感は、生麩ならではですな。

帰りの新幹線で味わいたいのが、駅前にある郷土料理店「長八」の押し寿し!
店頭で注文すれば、その場で作ってお土産用に包んでくれるのです。

金沢の長八

バッテラ(〆鯖の押し寿し)

数種ある中から、私は「甘海老の押し寿し」「バッテラ(〆鯖の押し寿し)」をセレクト。 「炙りのど黒の棒寿し」なんてのもありますよ!

1泊2日でも大満足できる金沢の美食&美酒。
なかでも冬になると、おいしい食材が増えていきますよ。
ぜひ、北陸新幹線で遊びに行ってみてくださいね!

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