町長とサシ飲みも! 「日本一若い町長のおもてなし江差ツアー」に参加してきた

町長とサシ飲みも! 「日本一若い町長のおもてなし江差ツアー」に参加してきた

北海道新幹線はやぶさで東京から4時間! 真冬の函館へ

ストリートライターのフーヘイ

こんにちは。ストリートライターのフーヘイです。真冬の北海道から失礼します。

ここ数年、趣向を凝らした返礼品がもらえる「ふるさと納税」が人気を博していますが、北海道の江差町では、町長が自ら町を案内し、夜にはサシ飲みまでできるという思い切った企画、その名も「日本一若い町長のおもてなし江差ツアー」が行われています。今回はこのツアーを体験し、江差町の魅力や、普段であれば絶対に聞けないであろう町長の私生活の話まで、根掘り葉掘り聞いてきました!

今回のツアーのスタート地点は、北海道の函館市。北海道新幹線はやぶさで東京から約4時間の道のりです。函館といえば、グルメ、温泉、観光スポットなど見どころは盛りだくさんですが、まずは「世界三大夜景」にも数えられている函館山からの夜景を堪能しましょう!

函館山からの夜景

ミシュランの旅行ガイドで三ツ星を獲得した、函館山からの夜景でございます!

僕のような30過ぎのおっさんがひとりで来ても、思わずうっとりしてしまうほど雄大できらびやかな眺め。函館に立ち寄るなら、見に行かない手はありませんよ!

日本一若い町長が登場!

函館駅

函館から江差町までは、車で約1時間半の距離です。本来は、町長が直々に駅までお迎えに来てくれますが、今回は取材スケジュールの都合で1泊2日のツアーを1日にまとめてもらったため、バスで江差町の役場へ向かいました。

そこで待っていたのが……

照井誉之介町長

若いし、イケメン! そして、名前が歌舞伎役者みたい!

照井誉之介町長だー!!

聞けば、照井町長は神奈川県の出身で、大学卒業後に新聞記者として北海道へやってきたとのこと。人とのつながりが希薄な都会の生活と比べて、自然が豊かで住民同士のつながりも強い江差の暮らしに魅了されていったそうです。

町の人たちと話をする中で、人口が減り、衰退していく江差をどうにかしたいという想いが強くなり、2014年に町長選に立候補。地盤も知名度もない中、29歳という若さで見事当選を果たし、日本一若い町長となりました。

照井誉之介町長

━━はじめまして。今日は町長が直々に観光案内をしてくれるということで、楽しみと緊張が2対8くらいの割合で来ました。

町長:私も、ツアー参加者の方と会うときは、いつも緊張するんですよ。お互い初対面ですから。

━━それを聞いて、少しだけ気が楽になりました(笑)。そもそも、このツアーは、どういった経緯で始まったんですか?

町長:役場職員のアイデアだったんです。最初は誰も申し込まないだろうと思っていたんですが、いざふたを開けてみたら予想以上に申し込みがあって、思うように対応しきれていないのが現状です。

━━バスで観光地を巡るような団体ツアーかと思っていたら、町長と1対1のツアーなんですね。

町長:効率を考えて、まとまった人数のツアーにしたほうがいいという意見もあるんですけど、それだったら私がやる意味はないと思いまして。ツアーの内容も、決められたコースがあるわけではなくて、参加者の方のご要望に沿うかたちで決めています。今日は、江差の定番スポットを中心に、ご案内させていただきますね!

江差のシンボル「かもめ島」へ!

かもめ島

町長には、「駅で参加者を待つスタイル」を再現していただきました。ツアーの際には、こうして案内板を持っている時間が一番恥ずかしいそうです

最初にやってきたのは、江差のシンボルにもなっている「かもめ島」です。

瓶子岩

かもめ島で観光客を出迎えてくれるのは、海の上にそびえ立つ「瓶子岩」。

江差はニシン漁で栄えた町ですが、今から500年ほど前、不漁続きになった時、突然老婆が現れ、瓶に入った不思議な水を海に注いだところ、たちまちニシンの群れがやってきたといいます。その瓶が姿を変えたのが、瓶子岩だとか。いわば、町を救ってくれた守り神のような存在ですね。

開陽丸

かもめ島のすぐ脇には、江差沖で沈没した徳川幕府の軍艦「開陽丸」が復元されています。船の中は当時の様子が再現されており、海中から引き揚げられた砲弾や生活道具などの展示物がずらり。歴史好きにはたまりません!

江差町民の度を越えた祭り愛

江差追分会館

続いてやってきたのは、江差追分の歴史が学べる「江差追分会館」。

江差山車会館

併設されている「江差山車会館」には、北海道最古の歴史がある「姥神大神宮渡御祭」で使用される山車が展示されています。

このお祭りでは、13台もの山車が3日間にわたって町内を巡行し、そのルート沿いにある家々が祭りの参加者に、ごちそうやお酒を振る舞うそうです。次から次へと知らない人の家に上がり込んで、三日三晩酒盛りをするのだとか。

このお祭りに参加するために、仕事を休んで帰省する人も多いらしいですよ。祭り好きにもほどがある!

古い街並みを今に残す「いにしえ街道」

旧中村家住宅

古くからの江差の街並みを残す「いにしえ街道」には、国の重要文化財に指定されている「旧中村家住宅」があります。

かつてこの建物の裏は海だったそうで、建物内に作られた船着場で荷下ろしをした商品が、そのまま売られていたといいます。某通販サイト顔負けのスピード感ですね!

壱番蔵

同じく、いにしえ街道沿いにある壱番蔵では、時期によってさまざまなイベントが開催されています。

この時期は、全国から寄付された多数のひな人形が展示されており、各地のおひなさまやお内裏さまが一堂に会した、まるでオールスター感謝祭のようなひな壇になっていました。

17組限定のお宿で極上ディナー

江差旅庭 群来

旅行の楽しみのひとつに宿がありますが、このツアーで宿泊するのは、1日7組限定という「江差旅庭 群来」です。群来のお食事

群来の食事は徹底して地産地消にこだわっており、お酒も、隣町厚沢部の焼酎や奥尻ワインなど地元のものが中心なので、たっぷりと旅行気分が味わえます。

こんなロケーションで、しかも距離感がグッと近づいたなかで、町長とのサシ飲みがスタート。お酒の勢いを借りて、いろいろな話を聞いてみました。

照井誉之介町長

まずはビールをグイッと

━━町長は、お酒は飲まれるんですか?

町長:弱いんですけど、飲むのは好きです。

照井誉之介町長

地元の焼酎を水割りで

━━町長って、どんな暮らしをしているんですか? やっぱり豪邸に住んでいるんですか?

町長:いやいやいや(笑)。当選した当初は、家賃3万5,000円のアパートに住んでいたんですよ。だけど、朝起きると、隣の方が家の前の雪かきをしてくれたりしていて。すごく申し訳なかったですね。

━━確かに、隣に町長が住んでいたら、気を使いますよね(笑)。

町長:あとは、町民から「どうせ、いなくなるんでしょ」って言われることもあったんです。なので、住宅ローンを組んで中古住宅を購入しました。

照井誉之介町長

いつの間にか赤ワインに

━━町長が考える、一番大切な仕事ってなんですか?

町長:町民の話を聞くことだと思っています。小さな町なので、顔が見えて、お互いの存在をちゃんとわかった上で対話ができるんです。いろんな話を聞いて、いかにその声に応えられる政策を打っていくかというのが、町長としての仕事だと考えています。

━━ありがとうございます。町長、全然お酒弱くないですね。

町長:弱いです。酔っ払っていますもん、完全に。

━━酔っ払っていたんですね(笑)。

町長のおもてなしツアーを終えて

照井誉之介町長と乾杯!

北前船の往来によって、多様でオリジナリティー溢れる文化が育まれた江差町。町の成り立ちや伝統文化など、どれも興味深いものばかりでしたが、何よりも印象に残ったのは町長の人間味でした。

「おもてなし」という言葉にあるように、本当に心のこもった旅行体感ができるツアーなので、ご興味ある方は、江差町のふるさと納税をチェックしてみてください!

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当記事で取り上げた「日本一若い町長のおもてなし江差ツアー」に関しては、北海道江差町へお問い合わせください。

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