鉄道博物館、トレインビューホテル…子どもと東京&埼玉の鉄道スポットへ 首都圏

鉄道博物館にトレインビューホテル!子どもと東京&埼玉の鉄道スポットへ

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みなさん、こんにちは! かつては鉄道アイドル、今はママ鉄の豊岡真澄です。
鉄道にまったく興味がなかった私がマネージャーの影響を受けて鉄子になり、いまや二児の母、ママ鉄になりました。
子どもが鉄道好きに! でもどこに行ったらいいのかわからない。そんなママはたくさんいるはず!?
そこで子どもと一緒に楽しめる、東京・埼玉の“鉄道スポット”をご紹介します。

子ども連れでも訪れやすい「東武博物館」

東武博物館 入り口

まずは博物館に行きましょう。私もよく行く、穴場の博物館をご紹介します。
8月10日からSL大樹が運転開始されることでも話題の東武鉄道。その東武鉄道の歴代車両がずらりと展示してあるのが「東武博物館」です。東京スカイツリーのある押上駅から東武スカイツリーラインで6分の東向島駅すぐそばにあります。
駅から近いだけでもママ的には助かるのに、屋根のあるところを通るので、雨の日も濡れずに入館できます。子ども連れでも安心して遊びに行ける、おすすめスポットです。

東武博物館 蒸気機関車

入ってすぐの蒸気機関車に、子どもたちは釘付け。ここでは汽笛を鳴らして、車輪を回転させる姿を見ることができます。

東武博物館 電車の仕組みを勉強できる

電車の仕組みを勉強できる、こちらの場所が息子のお気に入り。電車の屋根に設置されたパンタグラフの上げ下げができるだけでもたまりませんね。

東武博物館 ウォッチングプロムナード

もうひとつのお気に入りはウォッチングプロムナード。ここは東向島駅のホーム下に位置するので、駅に入ってくる車両の車輪やモーターなどが観察できます。この迫力は、ほかの博物館ではなかなか味わえません。子どもは飽きることなく楽しんでいました。

食事をしながら360度の東京パノラマが楽しめる「東京會舘 銀座スカイラウンジ」

次は東向島駅からJR有楽町駅まで移動し、電車が見えるところでおいしいご飯が食べられる「東京會舘 銀座スカイラウンジ」に向かいます。
有楽町にある交通会館のテラスはトレインビュースポットとして有名ですが、そのビルの15階に素敵なレストランがあるのです。なんとここでは、テーブルに着席したまま360度の東京パノラマが楽しめるんです。
「え? どういうこと?」と思いますよね。私もドキドキしながらお店へ。すると、床が動いている!  80分かけて、ゆっくりと360度回転するのです。面白い!! 銀座方面からスタートし、徐々に東京駅方面へ。景色を楽しんでいると、おいしいランチが運ばれてきました。

東京會舘 銀座スカイラウンジ ランチメニュー

食べながら話を弾ませていると、見えてきました! 東京駅。うわー♪ これは絶景です。東京駅の駅舎も、発着する新幹線や在来線も、はっきり見えます。山手線の新型車両E235系も来ました! ここから見える景色には、親子共々大興奮でした。

東京會舘 銀座スカイラウンジ トレインビュー

こちらのお店、夜はピアノの生演奏もあるということなので、大切な記念日などに利用するのもいいですね。

開業したばかりのトレインビューホテル「ホテルメトロポリタンさいたま新都心」

ここまでで鉄分補給はできましたか? まだまだこれからですよ。せっかくならトレインビューホテルに泊まってゆっくりしませんか? 今年6月に開業したばかりの「ホテルメトロポリタンさいたま新都心」がすごいんです。有楽町駅の一駅隣、JR東京駅からJR上野東京ラインでJRさいたま新都心駅へ。駅から徒歩1分という立地が便利です。
さっそくチェックインし、お部屋に行ってみると……わぁ!! 駅が目の前! たくさん並ぶ線路、線路、線路! 京浜東北線、上野東京ライン、どんどん来ます! 今までいろんなトレインビューホテルに泊まりましたが、駅との距離感が絶妙です。遠すぎず近すぎず、ちょうどいい角度で電車を見ることができます。

 ホテルメトロポリタンさいたま新都心 客室からの眺め 昼

ホテルメトロポリタンさいたま新都心 客室からの眺め 夜

「ママ貨物来たよ! 金太郎にブルーサンダー! スペーシア! 185系! 651系! 武蔵野線の205!」
息子の興奮収まらず……笑。
夜もすんなり寝てくれるわけもなく、夢中で窓に張り付いていました。

ホテルメトロポリタンさいたま新都心 客室の様子

朝起きると、写真のように……。息子はひとり早起きして、電車を見ていました。

ホテルメトロポリタンさいたま新都心 子ども用アメニティ

娘は、子ども用に用意してくださったスリッパや歯ブラシが気に入ったみたいでした。こういった気配りは、ママにはうれしいですね。ホテルの朝食バイキングも、とってもおいしかったです♪

マニアックなアイテムがそろう「GENERAL STORE RAILYARD」

まだまだホテルにいたいという気持ちを抑え、さいたま新都心駅からJR京浜東北線で一駅のJR大宮駅へ。
大宮駅西口構内には、思わず足を止めてしまう、鉄分高めなお店があるのをご存じでしょうか? その名も「GENERAL STORE RAILYARD」。

GENERAL STORE RAILYARD 外観

レールヤードとは、車両基地のこと。もうこれだけでこだわりが伝わってきますが、店内もすごく面白いんです。

GENERAL STORE RAILYARD 浴衣など

お店の正面にドーン! と置かれているシリーズ。こちらは寝台特急北斗星で使用されていた、浴衣・アメニティを復刻した商品なのです。懐かしい~。

GENERAL STORE RAILYARD 自動起床装置

店内奥に入るとマニアックなもの、ありました! 自動起床装置です。JR東日本の乗務員さんが実際に使用しているものと同じで、設定時刻になると布団下の空気袋が膨らんで、スイッチを止めるまで膨らみ続けるとか。なかなか起きられない人におすすめと書いてありますが、おひとついかがでしょうか?

GENERAL STORE RAILYARD コインケース

こんなおしゃれな商品も発見! BEAMS DESIGNプロデュースのコインケース! これはなんと、連結幌(車両の結合部分)をリメイクしているのです。ホロですよ! 面白い!! 鉄道好きの人にプレゼントしたら喜ばれそうですね。
ほかにもカスタムヴィンテージチェアやリュックなどの豊富なラインナップに、見ているだけでワクワクが止まりませんでした。

GENERAL STORE RAILYARD JRマーク柄浴衣と北斗星アメニティポーチセット

ちなみに売れ筋は、JRマーク柄浴衣と北斗星アメニティポーチセット。実際に北斗星の個室「ロイヤル」で使用されていたもので、現在手に入るのはここだけとのことです。浴衣を着た瞬間、北斗星の車内にいる気分を味わえますよ。

新施設がオープン! 大人気スポット「鉄道博物館」

続いては、今回の旅のメインといってもいいでしょう。大宮駅からニューシャトルに乗り、鉄道博物館(大成)駅へ。改札を出てすぐ、おすすめスポットが見えてきました。

鉄道博物館(大成)駅 プロムナード

このプロムナードが大好きで、いつも足を止めてしまいます。足元に昔のダイヤが書いてあります。

鉄道博物館 内観

子どもが生まれる前から何度も訪れている鉄道博物館(以下てっぱく)。そのてっぱくが、2018年夏の新館オープンに合わせた本館の全面リニューアルを進めています。2017年7月14日には「鉄道ジオラマ」「鉄道文化ギャラリー」「トレインレストラン日本食堂」がオープンしました。

鉄道博物館 鉄道ジオラマ

まずは鉄道ジオラマへ。一部ではなく、丸々全部リニューアルしたというからすごい。解説員が解説しながら模型車両を運転するプログラムは、大型プロジェクターに映し出された映像とともに楽しめます。約10分とあっという間でしたが、ストーリー性もあり大満足です。
プログラム終了後は間近でジオラマを見ることもできます。見てびっくり! 細かい!

鉄道博物館 鉄道ジオラマ

鉄道博物館 鉄道ジオラマ

鉄道施設や街や山のリアルさはもちろん、釣りをしている人がいたり、動物園まであったりと、見どころがたくさん。「水の中にペンギンがいる!」と、娘がうれしそうに見ていました。

鉄道博物館 鉄道文化ギャラリー

続いて鉄道文化ギャラリーへ。こちらでは鉄道にちなんだ文学・映画・音楽・絵画作品や、駅弁、駅そばなどがおしゃれに展示してありました。デジタルサイネージに好きな作品を投影したり、詳細を見たりすることができました。

鉄道博物館 トレインレストラン日本食堂

トレインレストラン日本食堂は、食堂車をテーマとした高級感のあるレストランです。実際に食堂車で人気のあったビーフカレーやスペシャルハヤシライスなどを食べることができます。座るだけで食堂車にいるような感覚に。寝台特急北斗星で実際に使用していた食器で食べられるなんて、うれしいおもてなしですね。

トレインレストラン日本食堂 食堂長自慢のスペシャルハヤシライス

北斗星に乗った時の思い出話をしながら、子どもたちは「食堂車のビーフカレー」を、私は「食堂長自慢のスペシャルハヤシライス」をいただきました。

鉄道博物館 キッズプラザ

今年の4月には、女の子も楽しめる場所がオープンしました。その名も「キッズプラザ」。ここでは自分だけのオリジナル駅弁をつくって遊べる「なりきりゾーン」や、小さなお子さんが安心して遊べる「乳幼児ゾーン」などがあります。
壁一面に落書きができるところや、プラレールで遊び放題のところも。すぐ隣には、お子さんが遊ぶ様子を見守りながら飲食を楽しめる、ママにうれしい「キッズカフェ」もあります。
娘は「おままごとべんとうや」が気に入った様子。時間が許す限り、ここで遊んでいました。

鉄道博物館 パノラマデッキ

息子のお気に入りの場所は、屋上のパノラマデッキ。本物の新幹線がビュンビュン通り、そのたびに大興奮!
来るたびに変化があるてっぱく。新館がオープンする2018年夏が、今から待ち遠しいです。

1泊2日で東京・埼玉の鉄スポットをめぐる旅は、いかがでしたか? どこも、子どもはもちろん、大人も一緒になって楽しめますので、ぜひ行ってみてください!

この記事の内容は2019年4月9日現在の情報です。

 

今回の旅の行程

【1日目】東向島駅→東武博物館→JR有楽町駅→東京會舘 銀座スカイラウンジ→JR東京駅→さいたま新都心駅→メトロポリタンさいたま新都心

【2日目】JR大宮駅→GENERAL STORE RAILYARD→鉄道博物館(大成)駅→鉄道博物館

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この記事を書いた人

豊岡真澄

1983年、埼玉県生まれ。元ホリプロ所属。マネージャーの影響で鉄道に目覚め、造詣の深さから鉄道アイドルの先駆け的存在となる。2008年に結婚。引退後は鉄道文化人として活動している。
Twitter:https://twitter.com/masumin147
豊岡真澄の連心通心https://ameblo.jp/masumi-toyooka/

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