北陸

香箱蟹&能登前寿しを食べ尽くす!【父子旅・後編】

北陸親子旅の1日目は、北陸新幹線と豪華な観光列車「花嫁のれん」に乗って、やって来ました能登半島。水族館のジンベエザメに親子で興奮し、海釣りではフグに大はしゃぎ。
楽しい旅行の2日目は、北陸グルメを堪能します。

寿司店のカニを食べ尽くす息子

2日目はゆっくり起き、朝の露天風呂に浸かったあとに市場へ。
能登半島といえば新鮮な海鮮。海鮮といえば寿司。息子も僕も、三度の飯より寿司が好き!

やって来たのは和倉温泉の隣の駅、JR七尾線で約5分のJR七尾駅。七尾は海鮮の街で、街のいたるところに寿司店がある。地元の旬のネタと能登の里山で栽培した米を使った寿司を「能登前寿し」と呼んでいて、参加している8店舗ではどこでも一律2,750円で食べられる。

まいもん処 たぶ屋 外観

2日目も変わらずシェーのポーズで

入ったのは、七尾駅から徒歩約10分の「能登食祭市場」の中にある「まいもん処 たぶ屋」。

まいもん処 たぶ屋 能登前寿司

※食べる時はサングラスを取ってます

まいもん処 たぶ屋 能登前寿司

見て! このおいしそうな能登前寿しを!
当然めちゃくちゃうまい! 全部うまかったんだけど、炙りかます(写真右上)が、ほっぺた落ちるくらいにうまかった。
もちろん、能登で採れた魚。能登半島は新鮮魚介の宝庫。
息子はカニがよほどうまかったのか、おかわりを何回もしていて、ついには職人さんに「すいません、もうカニがなくなっちゃいました」と言われていた。カニを食べ尽くす息子……恐るべし……。

寿司をたらふく食べ、おなかも心も満たされた僕たちは、七尾駅からJR金沢駅まで戻った。特急だと1時間ほど。

絶対に忘れてはいけないものは「嫁へのお土産」

ここで、さらに金沢駅でも予定がある。最後に絶対に忘れてはいけないもの! それは、愛するお嫁さまへのお土産だ。
金沢駅からバスに乗って約20分。金沢の伝統工芸、加賀繍のお店「加賀繍IMAI」にお邪魔する。店内にはきれいな刺繍が施された小物やアクセサリーがたくさんあって、何を買うか本当に迷いに迷ってしまった。そして決めたのがこれ。

加賀繍IMAI 「♪のピアス」「小鳥のチャーム」「蝶のブローチ」

加賀繍IMAI 「♪のピアス」「小鳥のチャーム」「蝶のブローチ」

か、かわいい……。
最高にかわいい……。

息子と僕だけで散々遊び尽くして、うまいもの食べまくって、2人でよい思いをした2日間。そんな僕らを「ちょっとあいつら気に食わねえな」と思っているに違いないお嫁さまも、このかわいいお土産を持ち帰れば、笑顔で出迎えてくれるはず!
次もまた旅行に行けますように! つまりは布石! そんな想いを込めて。
最高のお土産を手に入れることができて満足。

至福の金沢おでんタイムで、帰りもギリギリ

再び金沢駅に戻り、新幹線までちょっと時間があったので、金沢百番街「あんと」をウロウロとしていると、何やら行列のできているお店が……。看板には「季節料理 おでん 黒百合」と書いてある。
金沢って、おでんが有名なんだよね。息子がちくわを食べたいというので、入ってみることに。

カウンターに座った瞬間に思った。
「これ、絶対においしいやつじゃん!」

黒百合 おでん鍋

写真を見てもらえばわかると思うんだけど、これだけでご飯3杯いけちゃうよね?
息子の「ちくわ食べたい」に従って、本当によかった。食べる前から「うまい」を確信した僕らは、気になるものを片っ端から頼んだ。

「ちくわに、車麩にバイ貝……全部うまい!!!」
上品な味わいのおだしが、よく染み込んでいらっしゃる! 気品のある金沢らしいおでんだ。
息子は、ちくわをひたすらおかわりしている。
僕は、北陸地方で獲れるズワイガニのメス、香箱蟹(こうばこがに)を食べたんだけど、思わず「カニの宝石箱やぁぁぁ!!」と叫びそうになった。

黒百合 香箱蟹

これが香箱蟹

ひっくり返すと、カニの身とか卵とか、おいしいところがぎゅうぎゅう詰めに入っている。これ以外のカニに、「カニの宝石箱やぁぁぁ!」というコメントを僕は許さない。香箱蟹が世界で唯一の「カニの宝石箱」!!

そんな至福のおでんタイムを楽しんでいたのだが、新幹線の時間が刻一刻と迫っていた。
「そろそろ行くよ」と息子に告げると「さっき頼んだちくわが、まだ来てない」と言う。まだ食べるのかと思いながらも待つことに。食べたいものを食べたい時に、好きなだけ食べさせてあげたいと思うのが親心。待つ……。しかし、なかなか来ない。
そろそろやばいな、と思っていると、やっときた。新幹線の出発まであと8分。息子に早く食べてぇーとせかすも、相手はおでん。はふぅはふぅしていて、なかなか食べられない。僕が本気でふぅーふぅーしてやり、冷ましたちくわを息子の口に放り込むと、息子を抱えて本気で走った。ギリギリセーフで新幹線に乗り込んだ。息子はニヤニヤしながら「まだ口の中にちくわがあって幸せ」と楽しんでいた。この幸せ者め!! かわいいな!

行きもギリギリ、帰りもギリギリ。あっという間の2日間だったが、息子と2人で北陸を存分に楽しんだなーと大満足。

息子に「今回の旅行はどうだった?」と聞くと、「ちくわがうまかった」との返事。
終わりよければすべてよし。

親子2人、北陸を目いっぱい楽しんで、大満足で帰宅。息子は嫁に向かって興奮気味に、ちくわがおいしかったことや、ジンベエザメや釣りのことを楽しそうに話していた。嫁は「今度はママも行きたいな〜」と、羨ましそうに言っていた。
お土産の加賀繍のピアスをうれしそうにつける嫁を眺めながら、今度は家族全員で行きたいなと思った。

掲載情報は2021年1月26日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

今回の旅の行程

【2日目】JR和倉温泉駅→JR七尾駅→まいもん処 たぶ屋→JR金沢駅→加賀繍IMAI→黒百合→JR東京駅

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この記事を書いた人

5歳(嫁公認アカウント)

1983年生まれの34歳。7つ年下の嫁と、6歳と4歳の息子の4人家族。日々の家族日記をTwitterに綴っています(@meer_kato)。好きなものは、嫁、息子、ビール、本。暇さえあれば、家族でお出かけ。いろんなところに家族を連れて行ってあげたいと思っています。原作に『ぼくの嫁の乱暴な愛情』(KADOKAWA)
Twitter:https://twitter.com/meer_kato

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