今回の列車旅ポイント

  1. 北陸新幹線で加賀温泉郷にある山代温泉へ
  2. 加賀温泉駅構内にあるカフェで「加賀パフェ」をいただく
  3. ゆのくに天祥へは宿の送迎利用が便利

こんにちは! お菓子をこよなく愛するスイーツライターchicoです。日々スイーツトレンドを見つめつつ、雑誌やwebでスイーツ記事を書いたり、監修したりしています。

今回は石川県加賀市で「加賀パフェ」が盛り上がっているらしいと聞き、山代温泉にパフェも温泉も欲張りに楽しむ旅へ出かけました。

東京駅を出発/加賀パフェとは?

加賀パフェを求めて加賀温泉駅へ

北陸新幹線「かがやき」に乗り込みパフェ旅へ!

北陸新幹線「かがやき」

2024年に北陸新幹線が金沢~敦賀間延伸開業して、JR加賀温泉駅に北陸新幹線「かがやき」が停車するように。JR東京駅から3時間弱で加賀温泉駅に到着しました。

JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、新幹線と宿をお得なセットで申込みできておすすめです。

「加賀パフェ」ポスター

加賀パフェ」は、加賀市の「3時のおやつ」をコンセプトに、おもてなし喫茶メニューとして2016年にスタートしたご当地パフェ。

地産地消にこだわった5層のパフェで、加賀産の果物や野菜・温泉卵・ポン菓子・加賀産ハチミツ入り生クリーム・色鮮やかなゼリー・名物菓子「吸坂飴(すいさかあめ)」のオリジナルソースなどを使い、提供をする各店がオリジナルでつくっています。

毎年提供する店舗やメニューが変わり、2025年度は4店が個性溢れるパフェを出しています。

加賀パフェ巡り1/cafe&bar 髙乃蔵

色鮮やかな和トロピカルパフェ

1店目は……、加賀温泉駅新幹線改札のもうすぐ横にありました!

cafe&bar 髙乃蔵内観 九谷焼の民芸品も愛らしくお出迎え

cafe&bar 髙乃蔵」でいただける加賀パフェは、色鮮やかな和トロピカルパフェ。

cafe&bar 髙乃蔵の加賀パフェ 加賀のおいしさがこの一杯に詰まっています

加賀市のお隣、小松市産ドライトマトなど地元産のドライフルーツやドライベジタブルのほか、大聖寺にある「げんば堂」の炙り紅白団子や片山津温泉にある「橘香堂」の加賀棒茶バウムなど、地元銘菓もこぼれんばかり!

味平(あじへい)かぼちゃのアイスは素材感がたっぷり、加賀ぶどうのアイスはさらっとジューシー、そしてユニークな温泉卵のアイスは卵黄のコクがまろやかにとろけます。山中温泉にある洋菓子店「ミルティーユ」のマンゴーパウンドケーキと、ブルーキュラソーゼリーが織りなす新幹線カラーも心躍る!

cafe&bar 髙乃蔵の加賀パフェ

米と大麦からつくる吸坂飴と「冨士菊醤油」を使ったソースは、お団子を目掛けてかけると、みたらし団子っぽくなりいい感じ。

献上加賀棒茶

献上加賀棒茶付きなのも加賀パフェのお約束。香り高く旨みじんわり、パフェの甘さを程よくリセットしてくれます。

また、加賀パフェのために地元の作家さんが手がけた山中漆器の半月型お盆、九谷焼の皿とソースカップ、加賀手織のコースターを使う、というのも加賀パフェのこだわり。美しい伝統工芸を実際に使って、加賀をとことん味わえます。

ゆのくに天祥

おもてなしと温泉に癒やされる

加賀温泉駅から宿までは送迎バス(事前予約制)に乗り込み、10〜15分ほどで楽々直行!

ゆのくに天祥

本日のお宿「ゆのくに天祥」は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選2025」で第4位に輝く名旅館。開湯1300年を迎える山代温泉が誇るお宿です。

ゆのくに天祥のお部屋

お部屋で一休みしたら温泉へ……といきたいところですが、その前に1階ロビーへ。楽しみにしていた、おもてなしサービス(無料)があるんです。

温泉まんじゅう

さっそく目にはいったのは自家源泉で蒸したて熱々、湯気立ち上る温泉まんじゅう!

お茶菓子

セルフフリードリンクに加え、蒸し立てのとろける温泉まんじゅうや季節のゼリー(この日は、しそゼリーでした)、数種の地元のお菓子も! 好きなものを好きなだけいただけます。

そしてハズせないのが「温泉たまごの手作り体験」!

生卵

生卵に自分の目印を書いてネットに入れて、温泉たまご専用温泉場につけたら30分以上待てば出来上がり!

お湯に浸かる卵 卵も気持ちよさそう

温泉卵は塩や醤油でいただけますが、ソフトクリームにのせることもできるんです(有料)。

温泉たまごソフト 味はプリン!?「温泉たまごソフト」

実は「温泉たまごソフト」は山代温泉名物なのだとか。地元の特製醤油をかけて混ぜるとあら不思議、ひんやりまろやかなミルクセーキやプリンのような味わいに! これはぜひ試してみて。

※編集部注:おもてなしサービスは、サービスごとに提供時間が異なります。詳しくはこちら

ゆのくに天祥の温泉

「一泊三湯十八ゆめぐり」へ

おいしいサービスに満たされたら、いよいよ温泉へ。

こちらのお宿では2012年に敷地内に湧き出す自家源泉が開湯したそう。しかもお肌をしっとり潤わせてくれる美肌の湯と聞いたら、たくさん入りたくなるというもの。お宿では「一泊三湯十八ゆめぐり」と称して、引湯源泉と合わせて豊富な湯量と鮮度を誇る温泉を、趣が違う3つの大浴場、18種類のお風呂で楽しめます。

悠幻の湯殿 幻想的な佇まい「悠幻の湯殿」

露天の薬湯、仕切湯など個性的なお風呂がそろう「悠幻の湯殿」。温泉に浸りながら爽やかな空気と幻想的な風情が楽しめます。

滝見の湯屋 日本の原風景を感じる「滝見の湯屋」

「滝見の湯屋」では渓谷から運ばれてきた大岩に流れる滝に癒やされつつ、のんびり。石風呂やかめ風呂の露天風呂も気持ちいい!

九谷の湯処 加賀の伝統にゆったり潤う「九谷の湯処」

「九谷の湯処」は壁面を彩る九谷焼の美しい絵皿を眺めながら浸かれます。

五右衛門風呂と桶風呂 五右衛門風呂や桶風呂もあり気分が上がる!

男女入れ替えの時間帯もあるので、夜と朝で全18種類のお風呂をしっかり堪能しました。芯から温まって、心なしかお肌もスベスベしていい感じ!

ゆのくに天祥の夕食

旅のお楽しみ、加賀の幸満載の夕食

夕食は蟹や加能豚(能登豚)など山海の幸がずらりと並ぶ和食コース。さっそくいただきます!

ゆのくに天祥の夕食
天祥棒茶うどん 後味に棒茶がほのかに香る天祥棒茶うどん

ブリの燻製などの前菜から始まって、ほんのり甘めの「井村醤油」でいただく新鮮なお造り、蓮根すり流しをかけた「加賀九谷野菜蓮根万頭」、加賀棒茶を練り込んだモチモチ食感の「天祥棒茶うどん」など、郷土の味が続々と。

加賀治部煮 加賀治部煮

加賀治部煮は素材の優しい旨みが口いっぱいに広がります。

肉三昧しゃぶしゃぶ鍋 肉三昧しゃぶしゃぶ鍋

さらに料理長特製のおだしでいただく肉三昧しゃぶしゃぶ鍋など、ちょっとずつ、いろいろと加賀の恵みを存分に楽しめました。

石川・山代温泉
JR+宿泊 ゆのくに天祥

1泊2日/東京駅⇔加賀温泉駅/夕朝食付き

※商品が0件の場合は検索条件を変更いただき、
再検索をお願いします。

ゆのくに天祥の朝食

目覚めのジャガイモと優しい朝食

翌朝、朝風呂のあとまずは1階ロビーへ。

ジャガイモ 湯気立ち上る、ほくほくジャガイモ

朝のおもてなしサービスは温泉蒸しジャガイモです。かじりつくとほっくほく。

朝の甘味

朝の甘味も並んでいます。

ゆのくに天祥の朝食 盛りだくさんの朝食も旅の醍醐味!

朝食会場に着くと、充実の朝食が待っていました。

地物のお魚(この日はカジキマグロとエビ)の昆布じめは、むちぷりっとした食感と旨みがたまりません。上品なおだしがじゅわりと溢れる「加賀車麩博多煮」など郷土の味わいをおかずに、石川県産コシヒカリと加賀産大麦を使用した麦とろろご飯が進む進む。

ホウホウの蒸し焼き ホウホウの自家源泉蒸し焼き

イカを発酵させた石川県の魚醤「いしる」漬けホウホウ(ホウボウ)の自家源泉蒸し焼きは、塩辛的な深みがじわじわ溢れるよう。

いくらでも食べたくなるような優しい朝食で元気いっぱい! 2日目も加賀スイーツを求めて出発です。

山代温泉スイーツ/Monta-Yu 加賀

織物のように繊細。五郎島金時モンブラン

せっかくなので加賀パフェ以外の山代温泉のスイーツも楽しみたい! と、宿から歩いて10分足らずの「Monta-Yu(モンターユ)加賀」へ。

Monta-Yu 加賀外観 温泉街に溶け込むモダンなお店

こちらは加賀野菜、五郎島金時を使ったモンブランとスイーツの専門店。

「五郎島金時」は金沢の五郎島などで栽培されているさつまいも。水はけのよい砂質の土壌で育つことで生まれる、栗のようにホクホクとした食感ときめ細やかさ、そしてじっくり貯蔵庫に寝かせて引き出した上品な甘さが特徴です。

五郎島金時クリームを絞る場面 注文後に五郎島金時クリームを絞ってくれる

お願いしたのは北陸の名峰で日本三名山の1つ、白山をイメージしたモンブラン、「しぼりたてモンブラン〜五郎島金時〜」。サクサクのメレンゲに五郎島金時クリーム、凍らせた生クリームを重ね、再び五郎島金時クリームをたっぷり絞ってくれます。

しぼりたてモンブラン~五郎島金時~ 出来立てを店先のベンチでいただけます

極細の芋クリームは加賀織物のように繊細に折り重なり、口に運べばハラハラと細やかにほどけ消えてしまう。

上品なお芋のほくほく感はそのままに、生クリームでまろやかに。メレンゲの塩気が味の輪郭を浮き彫りにし、まとわせたレモン皮が爽香を添えていきます。出来立てならではのフレッシュな香りに包まれる、なんて幸せな時間!

加賀パフェ巡り2/はづちを茶店

与謝野晶子の想いを紡ぐ、甘美なパフェ

次のお店までは歩いて3〜4分ほど。「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼ばれるこのあたりは山代温泉のシンボル「古総湯」を中心に湯宿が軒を連ね、伝統的な湯治場の雰囲気を引き継いでいます。

湯の曲輪の景色 歴史を感じる街並みは歩くだけでも心おどる

昔ながらの山代温泉の風情を楽しんでいると着きました、「はづちを茶店」。

はづちを茶店内観 べんがら格子が美しい店内

こちらの加賀パフェのコンセプトは与謝野晶子に捧げる「歌人パフェ」。1931年(昭和6年)にこの地を訪れた晶子は、「櫛めきて細き丹塗りの格子より 山代の湯の雨覗かまし」と詠んだとか。その情景が時を経て、パフェになっています。

はづちを茶店の加賀パフェ

歌に出てくる格子と雨が描かれたふやきせんべいに、サクほろな胡麻クッキーは雨を覗く晶子の姿を映します。

「平松牧場」の加賀ぶどうや味平かぼちゃのアイスに、「しもつね」の5色の琥珀糖、「れん永昌堂」のあずきなど、地元のお菓子もふんだんに。甘さの中にもクラッカーや大根紫蘇チップの塩気がいいアクセント。

そして、まさかのまとめ役が自家製柚子胡椒を添えた温泉卵! 温玉がそのまま入り、全体をまろやかにしてくれます。

はづちを茶店の加賀パフェ

吸坂飴と加賀棒茶のソースは、ゼリー部分にかけるとさらに風味アップ。底にある加賀棒茶ゼリーはパフェの最後を奥深い香りと心地よいビター感ですっきりさせつつ、香りの余韻をいつまでも残してくれます。

帰りはお店から徒歩約2分の山代温泉バス停から路線バス 温泉山中線に乗って、加賀温泉駅まで16分ほど。

地元のおいしいもの満載の加賀パフェ、そして温泉とサービスに心ほどけるお宿。加賀を好きにならずにはいられない、幸せな記憶を胸に帰京しました。

東京駅に到着

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掲載情報は2026年1月6日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

今回の旅の行程

【1日目】JR東京駅→JR加賀温泉駅/cafe&bar 髙乃蔵→ゆのくに天祥

【2日目】ゆのくに天祥→Monta-Yu 加賀→はづちを茶店→JR加賀温泉駅→JR東京駅

石川・山代温泉
JR+宿泊 ゆのくに天祥

1泊2日/東京駅⇔加賀温泉駅/夕朝食付き

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