東北新幹線で安比高原スキー場へワープ アクションカムでの自撮りに挑戦!
はじめまして、雪バカ田中と申します。1982年東京生まれ、東京在住。わたくしの趣味はスノーボード。 17歳の時に「これをやったらモテそうだぞ」なんて不純な動機から始めて、かれこれ17年。大好きなスノーボードをするため、時間とお財布が許す限り、毎週どこかの雪山に出かけております。今回は新幹線でのトリップ。しかも、目的地は良質な雪を誇る東北有数のビッグリゾート、岩手県安比高原スキー場! かっこよくAPPIなんて書いてみます。
出発と同時に酒が飲める。これ最高
首都圏から車だと、1泊2日の日程ではなかなか行けない場所です。こういう遠方へ短時間で移動できるのも、新幹線旅行のひとつの魅力。
まずは東北新幹線で東京を出発。プシューとドアが閉まる音とともに、自分の手元にある黄金色の液体が入った缶をプシューと開けます。ダブルでプシューができるのは新幹線トリップだけ! 朝から飲むビールはうまいぜ! イエーイ! 一週間仕事を頑張った自分に乾杯! そして、今回の旅に乾杯! 朝からこんな贅沢しちゃっていいの? という罪悪感が、さらにビールのうまさを引き立てます。そしてビールの相棒はやっぱり駅弁。こんな優雅な朝が楽しめるのも、新幹線ならではです。
JR盛岡駅に到着後、APPIまでは直通バスで1時間。東京駅を出て約3時間半で安比高原スキー場に到着です。
安比高原スキー場は、想像していた通りに楽しい!
APPIの魅力といえば、ズバリ雪質。手にすくってフーッと息をかけると飛んでいってしまう軽い雪。そんな雪質の斜面をたっぷり楽しめるロングコースが多いのも特徴。ゴンドラやリフトがキビキビと運んでくれるので、思う存分APPIの雪を楽しむことができます。
ホテルに到着し、準備をしたら、さっそくスキー場へ。今回のプランでは8時間券が付属していた※ので、1日目はこれを使用。ナイターまで滑れちゃう素敵なチケットです。さっそくセントラルゴンドラに乗って、頂上まで行ってみます。車で行くときよりも遅めの時間に出発したにもかかわらず、遠くのスキー場でお昼前から滑っているという、なんとも不思議な感覚。
※取材当時のものです。
すべてのコースを、ひと通り滑ってみました。雪質がいいから、転んでも痛くないんですよ! それどころか、板が思い通りに動くので、上達したかのような錯覚さえ覚えます。雪が軽く、ターンをするたびに雪煙が舞うので、気分だけはムービースター!
そして、お気に入りの場所を発見。スキー場の中心部から離れたセカンドゲレンデが人も少なくて、一番楽しく滑れそう。
そのほか、山頂から少し降りた先にある西森ゲレンデには、林の中を自由に滑れるミニツリーランコースがあります。難易度は高いけれど、楽しめますよー! ここは非圧雪なので、安比らしいパウダースノーを存分に楽しむことができました。
今回滞在したのは、スキー場隣接のホテル「安比ヒルズ白樺の森」。(※) 裏口がスキー場に直結しています。ナイターにも行ってきましたよAPPIでは、ぜひナイターもオススメします。
※「安比ヒルズ白樺の森」は2021年12月、「ANAホリデイ・インリゾート安比高原」にリブランドしました。
空気が澄んだ雪国の夜。ライトアップされたスキー場は幻想的で、とっても雰囲気がいい! また、気温が下がると雪が締まるので、いっそう滑りやすくなります。きらびやかな照明で、昼間とは違ったAPPIの魅力が味わえます。
2日目も滑るよ! 雪バカだもの。立ち寄りグルメも必須!
「びゅうたび」のほかの記事を見ると、旅の2日目も文化的なスポットや隠れた名スポットを訪れている様子。けどね、こちらは雪バカですもの。滑るに決まってるでしょうがー! 2日目は追加で5時間券を購入して、バスの出発時間の1時間前まで滑りました。こんなステキな白銀の世界を目の前にすると、スノーボーダーの血が騒ぐというもの。ちなみに、滑走中の様子をアクションカメラ(※)で自撮りしてみました。
※ヘルメットの上や自転車のハンドルなどに取り付けて、通常の手持ちカメラとは違ったアングルで写真や動画撮影が可能な小型カメラ
2日目は、朝食を摂ったあと、目星をつけていたセカンドゲレンデに直行。思ったより人はいたけれども、狙い通り、快適な場所でした。最高の雪質で、自分の思い通りにターンを決める幸せ。あまりに楽しいので休憩はリフトの上でするというマイルールを設定し、ほぼノー休憩でAPPIを滑り倒しました。前日に引き続き、太ももがうれしい悲鳴を上げています。「疲れがモモにきた!」
アクションカメラって楽しいですよね。小さいし扱いやすいので、旅の小道具としては非常に優秀です。
14:00ぐらいまで滑ったら、スノーボードは終了。うーん名残惜しい。帰りは重い板を宅配便で発送します。重い荷物は発送すれば、楽チンで帰宅できますよ。この日はびゅうのオプションでレイトチェックアウトが使えたので、利用させてもらいました。
このレイトチェックアウトを使えば、滑り終わった後にお部屋でシャワーを浴びて、優雅に帰り支度ができます。そんなわけで、宅配便とレイトチェックアウトを利用して、驚くほど快適に帰路に就くことができました。ありがとう安比高原スキー場。楽しかったよ。
APPIからJR盛岡駅に戻ってきて、新幹線に乗るまで少し時間があるので、駅周辺にて寄り道でございます。やはり盛岡といったら麺! 冷麺? それとも、わんこそば? さすがにあったかいものが食べたいので、ここでは「じゃじゃ麺」を選びました。
選んだお店は、盛岡駅近くの「HOT JaJa」。盛岡冷麺の有名店「ぴょんぴょん舎」の系列店です。じゃじゃ麺とは、盛岡3大麺のひとつで、うどんのような独特な麺に、ひき肉ベースのピリ辛に味つけた餡(あん)がかかっています。食べ終わったら、卵と肉味噌をスープで割ってチータンと呼ばれる〆スープを作り、最後までおいしく食べるのがお決まり。言わなくてもわかると思いますが一応お伝えします。おいしかったです。
盛岡から東京は、はやぶさで2時間ちょっとの渋滞知らず
楽しい旅の時間も、そろそろアディショナルタイムです。そして、旅の〆は、やっぱりビールをプシュー! 車の旅だったら、運転手は飲めませんからね。そう、新幹線の旅は、東京に着くまでがお楽しみタイム。この快適さはたまらんです。
幸せな旅の最後のお供に選んだのは、盛岡の地ビール「ベアレン」。お土産売り場で購入した南部せんべいをツマミに、幸せな旅のエンディングに乾杯! そして、翌日から仕事を頑張る自分に乾杯! ちなみに、ベアレンは瓶ビールなので、ベアレンオリジナルの栓抜きも自分へのお土産として購入しました。
スノーボードで疲れた体に染みわたるベアレンちゃん。なんだかウトウトしちゃいます。そうなんです! 新幹線でのスノーボード旅行は、寝ちゃってもいいんです! これが新幹線の醍醐味です! というわけで、仙台あたりから東京駅までの記憶がございません。
好きなことをして、うまいもんを食べて、ビールを飲んで帰ってくる。最高の週末を過ごしてきたわけです。安比高原スキー場の魅力はもちろん、新幹線でのスノーボード旅行の楽しみが少しでも伝わったならば、これ幸いです。あれ、「ビール飲んで滑ってきただけじゃん!」って? だったら、騙されたと思って、新幹線のスノーボード旅行に行って、ビール飲んでみてくださいよ。きっと、あなたも、最高の冬の週末が過ごせますよ!
掲載情報は2019年10月18日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR盛岡駅→安比高原スキー場→ANAホリデイ・インリゾート安比高原 (旧 安比ヒルズ白樺の森)
【2日目】安比高原スキー場→JR盛岡駅→HOT JaJa→JR東京駅