野生のキツネ、乗馬体験…フォトジェニックな北海道の大自然を満喫!
こんにちは。トラベルフォトライターのたじはるです!
北海道には、日本新三景に選定された美しい国定公園があるのをご存じですか? 亀田郡七飯町にある「大沼国定公園」は、全国で最も古い自然公園のひとつです。JR新函館北斗駅から約10分とアクセスも抜群。
乗馬やジップラインなどのアクティビティから、公園の敷地に生息する野生動物との出会いまで……。今回は夫婦で、涼しい夏の北海道・大沼国定公園を満喫してきました♪
JR東京駅からは乗り換えなしでJR新函館北斗駅まで!
東京駅から新幹線に乗り、新函館北斗駅まで約4時間。2016年に開通した北海道新幹線のおかげで、北海道まで乗り換えはいりません!
新函館北斗駅からJR大沼公園駅までは特急「北斗」で約10分、函館本線で約20分です。大沼公園駅へ着いたら、まずは駅の隣にある「大沼観光案内所」へ向かいましょう。
公園内の見どころやアクティビティの予約、さらにおすすめの撮影スポットなども教えていただけます♪
大沼公園の湖畔沿いをお散歩
観光案内所でマップをもらったら、さっそく大沼公園内へ。駅からは歩いてすぐの距離ですが、とても広いので、着いたといっても、まだほんの入り口。どれくらい広いかというと……大沼公園の敷地面積90.83 km²は、JR山手線内側の面積の約1.5倍! 広大な敷地を散策するのに、マップが大活躍します。
おすすめの散策ルートがいくつかあり、そのルートによって巡れるスポットも変わってきます。徒歩15分のルートもあれば、50分のものも!
ところで、名曲「千の風になって」がこの大沼公園で生まれたのはご存じですか? 新井満氏がこの場所を訪れた際に訳詞・作曲されたそうで、現在はモニュメントが置かれています。
運が良ければリスやキツネ、タヌキなど野生の動物とも出会えると聞いていたのですが、なかなか出会えず……。と、思っていた矢先、野生のキツネが、ひょこっと姿を現してくれました!
あまり近づきすぎると逃げてしまうので、少し離れて撮影。なんとか写真に収まってくれました♪
112年の歴史を持つ、人気のお団子屋さん
大沼公園駅まで戻り、徒歩すぐの「元祖大沼だんご 沼の家」へ。こちらは1905年創業の歴史あるお店で、ごま&みたらしセットとあんこ&みたらしセットの2種類のお団子があります。柔らかいお団子は、とっっっても絶品です!
賞味期限は、なんと当日中。ここでしか食べられない貴重なお団子なんです! 大沼公園を訪れたら、必ず食べていただきたい一品です。
ランチは湖畔のレストランへ
ランチで訪れたのは、大沼公園駅から徒歩約10分、湖畔にあるレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」。木々に囲まれ、大沼を眺めながら食事を楽しめます。
4種類あるメニューの中で、スープやパンなどが付いてくるお得なセットメニューのリバージュランチAとBを注文。
私はメインにリバージュ特製ローストビーフ、夫はメインに大沼産ビーフシチューをセレクト。セットにはスープ、サラダ、パン、コーヒー付き。この日は、大沼公園がある七飯町産で、北海道を代表するブランドしいたけ「王様しいたけ」をふんだんに使った贅沢なスープでした!
脂身は少ないのに柔らかくてジューシーなローストビーフと、とろけるお肉がたくさん入ったコクのあるビーフシチューは、どちらもおいしくて大満足。両方頼んでシェアするのがよさそうです。
ランチのあとは乗馬に挑戦!
大沼公園内では、さまざまなアクティビティを体験できます。
ランチ後は、「シャロレー牧場」で乗馬に挑戦してみることに。牧場までは大沼公園駅からタクシーで約12分ですが、予約をすれば牧場の送迎車も利用が可能です。
※編集部注:シャロレー牧場は2019年1月に閉場しました。
ホーストレッキングコースは、45分、60分、90分、120分の4コース。時間によって、値段も変わります。
45分コースでは牧場内をテンポよく回るため、撮影の時間が取れません。乗馬姿を撮影したい場合は、60分以上のコースを選びましょう。スタッフの皆さんにカメラを渡せば、ステキに撮影していただけます♪
人気のアクティビティなので、絶対に体験をしたい場合は、あらかじめ牧場に直接予約をしておくのが無難です。
お部屋にいても自然を感じられる素敵なホテル
今回宿泊するのは、大沼公園内にある「函館大沼プリンスホテル」。大沼公園駅からは、1日約10便あるホテルのサービスバスで約10分です。(バスの本数は、季節によって変わります)
宿泊した広々としたお部屋には大きな窓があり、天気の良い日は駒ヶ岳が正面に見えるそう。お部屋にいても自然を感じられるのが、公園内にあるホテルならではの特権!
夜はホテルB1Fの温泉へ。露天風呂からはライトアップされた木々や池など、四季折々の景色が望めますよ。お風呂上がりは売店に立ち寄って、近くの牧場の牛乳などを購入!
夕食は、ホテル1Fメインダイニングで「シェフセレクト膳」をいただきます。
サーモンやカニなどの海の幸と、シェフこだわりの野菜や豆腐、ヨーグルトなどの食材がおいしく調理され、美しく盛られています。一皿一皿がとても彩り豊かで、運ばれてくるたびに「わぁ〜!」と興奮してしまいました!
ドリンクは、せっかく大沼に来たなら名物の大沼ビールがおすすめ! こちらのレストランでは数種類の大沼ビールが用意されていました。
ホテルの周辺に広がる森の中へ
翌日の朝食後は、ホテルの周辺を少しお散歩。森の中で、涼しい北海道の夏を堪能します。
ホテルの敷地内でも、いろいろなアクティビティが体験できます。張られたワイヤーロープを使って木から木へと駆け巡るアクティビティ「ジップライン」を申し込んでみました!
ガイドさんが付いたツアー形式なので、初心者でも安心。子どもから大人まで、たくさんの方が参加されていました。
※2021年7月現在、ジップラインは終了しています。
北海道の国定公園に広がる大自然を、まるで鳥のように駆け巡ります。
ジップラインは全部で5コース。下が池だったり、お花畑だったり。駆け下りているときに、天気が良ければ駒ヶ岳も見えます!
セグウェイも体験してみた!
乗馬も体験できる牧場「Paard Musée」ではセグウェイをしながら牧場を巡れるということで、こちらにお邪魔しました! 大沼公園駅からは、タクシーで15分ほどです。
まずは、ガイドさんから数分間のレッスンを受けます。
思っていた以上に簡単で、安定感抜群! スイスイ動けちゃう!
レッスン後は、牧場内をセグウェイで散策。
約50分間のツアーも、あっという間。本当に楽しすぎて「もっと乗っていたい〜! 日常的に乗りたい!」と、帰り際まで言っていました(笑)。セグウェイって、こんなに楽しいんですね! 絶対また体験しにこようっと。
※セグウェイ体験は2017年10月まで。2018年以降はHP等で要確認。
楽しい体験のあとは、カフェでひと休み。牧場でとれるミルクを使ったアイスや生クリーム、焼きたてのゴーフレットを使った贅沢なパフェは絶品。期間限定・不定期での販売なので、見かけたらぜひお試しを!
1泊2日でも大満足!
今回の大沼公園への旅行は、今までの北海道旅行とは違った楽しみ方ができました! ゆっくり湖畔を散歩して、ホテルの温泉にのんびり入って、おいしいご飯を食べて、さまざまなアクティビティを楽しんで……。函館の近くに、こんなに素晴らしい公園があるなんて目からうろこでした! 「次は両親も連れて行きたいなぁ」と思えるような、本当におすすめの場所です。
みなさんもぜひ、美しい自然を堪能しに、大沼国定公園を訪れてみてくださいね。
掲載情報は2021年7月19日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR新函館北斗駅→JR大沼公園駅→大沼観光案内所→大沼湖畔→沼の家→ターブル・ドゥ・リバージュ→シャロレー牧場→函館大沼プリンスホテル
【2日目】函館大沼プリンスホテル→Paard Musée→JR大沼公園駅→JR新函館北斗駅→JR東京駅
北海道・大沼公園JR+宿泊 函館大沼プリンスホテル
1泊2日/東京駅⇔新函館北斗駅/夕朝食付き
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