一面のコキアはインスタ映え抜群!国営ひたち海浜公園で絶景を撮影♪
私が旅行をする目的は、「非日常を味わいたい」。それに尽きる。
そのうえ「手軽に」なら、なお良い。
わがままを言っているのは重々承知だけど、それを叶えてくれるありがたい場所が茨城県にあるらしい。
今回は、非日常を求めて秋の茨城へ、絶景探しの旅に出かけます。
夏はフェス! 秋は絶景! 年中楽しい「国営ひたち海浜公園」
JR東京駅から特急ときわ号でJR勝田駅へ。そこからバスに15分ほど乗り、「国営ひたち海浜公園」に到着。
「国営ひたち海浜公園」は、茨城県ひたちなか市の太平洋岸に位置する国営公園。自然の中で楽しめるレジャースポットです。
そう、ここ「国営ひたち海浜公園」は、野外ロック・フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の会場としても有名な場所。
何を隠そう、私は大の音楽フェス好き、ロッキン好き。今年も当然のごとく参戦しました。
個人的にはフェスのイメージが強すぎるこの場所に、「絶景」があるなんて。
正直、想像がつかない……不思議な気持ちを抱きつつ入園します。
絶景を求めて歩いていると、目に飛び込んできたのは一面に広がる色鮮やかなジニアの花畑。
「みはらしの里」と呼ばれるエリアには、春は菜の花、夏はジニア、秋はソバと、四季折々の美しい花が咲き誇ります。
花に囲まれた小道を歩けば、それだけで非日常な気分に浸ることができます。
さらに、複雑にカーブしているので道が写真にうつり込むことがなく、誰でも簡単に、花畑の中に立っているようなロマンチックな一枚を撮影できちゃいます。
息をのむ絶景!丘一面のコキアは最高にフォトジェニック
続いて、丸々とした形が愛らしいコキアで埋め尽くされた「みはらしの丘」が出現。
目の前に迫ってくるような青空と緑のコントラストは、まさに絶景! これぞ! 絶景!
興奮と歓声、そしてシャッターを押す手が止まりません。
寄っても引いてもフォトジェニックなコキアちゃん。
見れば見るほど愛おしく、表情も自然と笑顔になります。
コキアはヒユ科の一年草で、成長とともに色や大きさの変化を楽しむことができる植物。
取材時はまだ緑色でしたが、少しずつ紅葉し始め、秋になると一面を真っ赤に染め上げます。
こんな絶景、見たことない……。見頃は10月中旬頃だそう!
自然を楽しめるカフェで、のんびり優雅なひと時を
「国営ひたち海浜公園」は景色だけでなく、園内にあるカフェまでフォトジェニック!コキアを鑑賞した後は、みはらしの丘からほど近い「記念の森レストハウス」で小休憩。
2017年3月にリニューアルオープンしたこちらのカフェ。温かみのあるウッド調の店内では、豊かな自然と小鳥の姿を眺めながら、ドリンクやデザートを楽しむことができます。
注文してから丁寧にドリップしてくれるオリジナルブレンドのコーヒーは、本格的な味わい。ゆったりとした大人な時間を過ごせます。
コーヒー豆の販売もしているので、お土産にもぴったり!
ここまでは歩いてきましたが、「国営ひたち海浜公園」は超広大! 公園と聞いて侮るなかれ、その総面積はなんと350ヘクタール、現在開放されている開園面積だけでも200ヘクタールあり、徒歩のみで回るのはなかなか大変です。
そこで、園内を周遊する「シーサイドトレイン」や、専用サイクリングコースを利用するのがおすすめ。
さっそくシーサイドトレインに乗り込み、園内を移動。10分~15分間隔で運行しているので、ノープランで気になった停留所で降りてみる……なんて、まるで冒険のような楽しみ方もできます。
歩いて、お茶して、シーサイドトレインに乗って……。
目的も決めず、のんびり気ままに過ごす時間が、なんだかとても贅沢。
花と緑に囲まれたエリアから砂丘エリアまで進むと、だんだんと肌に潮風が感じられ……そして、青い海が見えてきます。
この日の最後に訪れたのは、園内の砂丘エリアに位置する「グラスハウス」。
外観からさっそく異国感漂いますが、中に入ってみると……
ガラスの向こうに、太平洋を一望! まるで海外のリゾート地!!
キラキラと輝く水面、目の前に広がる雄大な景色に、おもわず息をのみます。
建物内部の柱がシンメトリーになるような構図で撮影すると、SNS映え抜群のステキな写真に。
本当のこと言うと「公園だけで1日……?」なんて、正直ナメてました。
実際は丸1日いても足りないほどだった、見どころたくさんの「国営ひたち海浜公園」。
春夏秋冬、時期によって楽しめる花や景色が変化するので、何度でも訪れたくなる場所でした。
ホームページで「今楽しめる花情報」を随時更新しているので、行く前には確認をおすすめします。
「どの写真をインスタに上げよう……?」なんてカメラロールを見返しながら公園を後にし、勝田駅から水戸駅へ。大洗鹿島線に乗り換えて、次の目的地、大洗に向かいます。
この日は大洗駅から車で5分の「大洗ホテル」に宿泊。
旅の後半戦は、海を楽しみ味わい尽くす!
2日目は、大洗周辺の観光スポットをぶらり。
前日に緑をめいっぱい満喫したので、この日は海! 海! 海! な1日に。
大洗は観光スポットがぎゅっと近くに集まっているので、旅行2日目のちょい観光にぴったり。
大洗駅周辺を回る循環バス「海遊号」が便利です。
波打ち際を散策して、のんびり過ごします。
海といえば! 海産物! というわけで、明太子の老舗メーカーかねふくが運営する「めんたいパーク大洗」へ。マリンタワーからは歩いて10分ほどです。
かねふくといえば博多のイメージですが、実は大洗にも、首都圏に出荷する明太子工場があるんです。
ここはそんな明太子の直売や工場見学が楽しめる、まさに明太子のテーマパーク!
ここでしか買えない、できたての明太子をお土産にゲットしてほくほく!
「明太しゅうまい」や「明太ソーセージ」など、珍しい商品もたくさんありました。
さらに止まらない海鮮欲を満たすため、5分ほど歩いて旅の最後にやってきたのは「大洗海鮮市場」。
大洗沖、鹿島灘で水揚げされたとれたての魚を、どんぶりや浜焼きで楽しむことのできるお店です。
市場には、新鮮なお魚や自家製の干物がずらり。
その場で浜焼きにしていただくもよし、買って帰って楽しむもよし。
浜焼きには、300円でライスとカニ汁をセットにできます。
10種類以上の海鮮メニューの中から好きなものを選んで、自分だけの“オリジナル浜焼き定食”を作るのもおすすめ!
市場に隣接する「海鮮どんぶり亭」では、漁場ならではの新鮮な魚介を使ったメニューを楽しめます。
新鮮な海鮮がこれでもか! とのったどんぶりは、旅のフィナーレを飾るのにぴったりな贅沢な味わい。
絶景に心満たされ、絶品海鮮でお腹も満たされ、幸せいっぱい。
わずか1泊2日ながら、さまざまな非日常体験をすることができました。
これなら忙しい日々の合間に、ひょひょいとリフレッシュ旅できちゃう。
東京から片道たった1時間半のお手軽絶景トリップ。
一度は行ってみる価値あり! ですよ!
掲載情報は2019年10月11日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR勝田駅→国営ひたち海浜公園→JR勝田駅→JR水戸駅→大洗駅→大洗ホテル
【2日目】大洗磯前神社→大洗マリンタワー→めんたいパーク大洗→大洗海鮮市場→大洗駅→JR水戸駅→JR東京駅