生しらす解禁&新江ノ島水族館♪1泊しないともったいない江の島旅
3月某日、江の島の生しらすが今年も解禁されたとのこと……! 釜揚げしらすやしらす干しは家でも食べられるけど、生しらすは新鮮じゃないとダメなので、現地でしか食べられません。これは食べに行かねば。
ということで、JR東京駅からJR藤沢駅まで約50分。せっかくなので江ノ電に乗り換えて約10分、江ノ島駅までやってきました。
江の島は東京から日帰りで行ける場所ではありますが、今回はあえて1泊することに。泊まりだからこそゆっくり楽しめる、以下の3つのスポットを中心に巡ってみようと思います!
① 江の島シーキャンドルから見る夜景
② 老舗旅館のまるで異世界なお風呂
③ 地元の人気店で食べる最高の海鮮朝食
それでは、ゆったり1泊2日の江の島旅スタートです。
幻想的な水槽にうっとり。新江ノ島水族館
江ノ島駅から歩くこと10分。まずは、海沿いにある新江ノ島水族館、通称「えのすい」にやってきました。
水族館が好きなのでいろんな場所に行くのですが、中でも「えのすい」は水槽の展示がアートのようで美しい! それぞれの展示スペースがゆったりとしているし、通路の幅も広くて歩きやすく、ゆったりとした気持ちで回れます。
朝9時のオープン直後に行ったので、お客さんも少なく、ゆっくり見ることができました。10時頃から少しずつお客さんが増えて、だんだんとにぎやかな感じに。
えのすいで販売されているドリンク「くらげさくらソーダ」(販売期間:2018年3月15日(木)~4月15日(日)まで)は、かわいい見た目の爽やかなソーダ! 歩き疲れたらオーシャンデッキで、江の島や富士山を眺めながら休憩しましょう。
湘南の海を背景に行われるイルカショーは、平日の午前中にもかかわらず満席! 30分前ぐらいから席に座って待つお客さんがたくさん。イルカやアシカのパフォーマンスのかわいさはもちろん、イルカたちのジャンプが決まるたびに観客席から上がる大歓声もすごかったです。
午前中から新江ノ島水族館をたっぷり楽しんだあとは、いよいよ江の島へ。江の島までは弁天橋を通って徒歩15分ほど。島に向かって橋を渡るのって、なんだかワクワクする。
江の島名物! プリっとした食感の生しらす丼を堪能
そして、江の島上陸! 江の島の真ん中にある江島神社への参道の入り口はもう見えているのだけど、まずは一番の目的でもある生しらすを求めて、歩いてすぐの「とびっちょ 本店」へ。
そして、ついに……! 生しらすとご対面!
ツヤツヤしてる! それでは、いただきます。
プリっとツルっとしていて、おいしいっ。お店の方いわく、しらすは1月~3月中旬の禁漁期間以外なら通年獲れるものの、春と秋が漁の最盛期なんだとか。春のしらすは小ぶりながらプリプリとした食感だそうですよ。
「とびっちょ」では、その日の朝に獲れた新鮮な生しらすしか提供しておらず、不漁の場合は食べられない場合もあるそう。その日の朝にTwitterでお知らせしているとのことでした。
いやー、とにかくおいしかった! 念願の生しらすを食べられて、幸せな気持ちです。
夕焼け空に浮かぶ富士山のシルエット&湘南の夜景は必見
さて、ここからはぶらぶらと江の島散策。江の島に入ってすぐのところある弁財天仲見世通りには、食べ歩きグルメがたくさん! いい匂いが漂ってきて、買わずにはいられないですね。
仲見世通りの両脇に並ぶ食べ歩きグルメや雑貨屋さんを見ながら少し歩くと、江島神社の入り口に到着。
頂上まで数百段ある階段を約20分かけて上っていくコースと、約4分でスイスイ上れる「江の島エスカー」(通常料金360円)のコースがあります。下りのコースにエスカーはないので、上りはサクッと行っちゃいましょう。
途中で神社を参拝したり、景色を楽しんだりしつつ、頂上に到着! 江の島のシンボルでもある「江の島シーキャンドル」が見えてきます。
ちなみにこの日は強風が吹いており、シーキャンドルが少し揺れていて軽くスリリングな体験……(笑)。(荒天時などは営業していないときもあるので注意)
海抜約100mのシーキャンドルからは、江の島を見下ろせるのはもちろん、天気が良ければ富士山や横浜ランドマークタワー、遠くの方に東京スカイツリーまで見えます。
そして、江の島の絶景といえば、やはり夕日……!
4月初旬と9月初旬頃には、ちょうど富士山のあたりに夕日が沈む「ダイヤモンド富士」が見られるそうです。
夕日が沈んで辺りが暗くなってくると、今度は湘南の夜景が……!
これこそが、江の島に1泊するひとつ目の理由です。夜までゆっくり江の島を堪能しないと、見られない景色ですよね。はあ、うっとり。
夜景を十分に堪能したら弁財天仲見世通りまで下りて、宿泊先へ。
江の島に泊まる2つ目の理由は、鎌倉時代からの由緒ある旅館「岩本楼」にあります。こちらの旅館、お風呂がかなり特徴的なんです。国の有形文化財にも指定されているステンドグラスが趣ある岩本楼ローマ風呂と、洞窟の中にお風呂がある弁天洞窟風呂があるのですが……
特に洞窟風呂は、奥に鳥居が連なっているなど、神秘的でまるで異世界。社交的じゃない私が、思わず先にお風呂に入っていたおばあちゃんに「お風呂に神社があるってすごいですね」と話しかけてしまったほど、誰かと体験を共有したくなる雰囲気でした。お風呂で体をほぐしたら、明日にそなえておやすみなさい。
朝からにぎわう人気店! 江ノ島小屋で最高の海鮮朝食を
朝起きたら、お部屋からの景色がすごかった! 窓いっぱい、ぜんぶ海。この日は曇りだったけれど、晴れていたら富士山も見えるそうです。
さて、日帰りでも来られる江の島でわざわざ1泊した理由の3つ目。「江の島行くなら、ココで朝ごはんがマスト」とも言われる人気店に、最高の海鮮朝食を食べに行きましょう。
江の島を出て弁天橋を渡り切ると、すぐ左手に見えてくるのが「江ノ島小屋」です。相模湾で獲れた地魚料理がおいしいお店。
名物メニューは「小屋のまかない丼」。もともとお店のまかないだったんだそう。贅沢なまかないだなぁ……。
のりを外してみると、新鮮なお魚のタタキに味噌と秘伝のゴマダレをかけた「なめろう」が。そのまま食べてもよし、のりで巻いてもよし、魚のアラからだしをとったお吸い物を入れてお茶漬けにしてもよし。とにかくご飯が進んで、朝からペロッと食べられちゃうおいしさでした……感動。
朝限定で、10時半までしか提供されていない「漁師汁定食」もおすすめ。魚の骨ごと煮込んだ味噌ベースのトロトロとした濃厚スープと、新鮮で弾力のあるお刺し身で、こちらもご飯が進みます。
休日は予約不可ですが、平日の朝は予約しておくと安心です。休日はオープン1時間前の朝7時からお客さんが並ぶこともある人気店なので、早めに行くのがよさそう。朝からおなかと気持ちが満たされて幸せになるので、江の島に泊まるのなら絶対におすすめしたい朝ごはんでした!
さて、このあとは江の島を眺めながら海岸でのんびりするのもアリだし、江の島に戻って奥まで探検するのもアリ。江ノ電に乗って鎌倉・湘南エリアを散策するのもアリです。
こんなにゆったり楽しめるのは、1泊2日だからこそ。ぜひ泊まりがけで遊びに行ってみてくださいね!
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR藤沢駅→江ノ島駅→新江ノ島水族館→とびっちょ本店→弁財天仲見世通り→江島神社→江の島シーキャンドル→岩本楼
【2日目】江ノ島小屋→江ノ島駅→JR藤沢駅→JR東京駅