尾瀬の水芭蕉は今が見頃!梅雨のジメジメ知らずのさわやかな高原へ 北関東

尾瀬の水芭蕉は今が見頃!梅雨のジメジメ知らずのさわやかな高原へ

2018.06.26 北関東群馬
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月に2~3回はキャンプやハイキングで山を楽しみ、週に1度は逗子海岸でSUP(スタンドアップパドル・サーフィン)をする、アクティブ派モデルの芳美リンです。
梅雨時期には、アウトドアをお休みする方も多いかと思いますが、尾瀬高原では梅雨にこそ、素敵な景色が楽しめるのだそう。
例年6月に水芭蕉が見頃を迎え、雨の日には水芭蕉の花びらに、きらきらの水滴がつき、幻想的な光景が見られるそうなんです。
ハイキングを楽しみながら、かわいい水芭蕉を探しに行きましょう!

高原歩きのためのアウトドアファッション

今回のアウトドアファッション

レインジャケット・ボトムス(Columbia)/トレッキングシューズ(KEEN)/バックパック(Thule)

ハイキングや登山の基本はレイヤードスタイル!

暑すぎず、寒すぎず、過ごしやすい時期とはいえ、山は気温が変わりやすいので、体温調整できるよう、何枚か重ね着するのがオススメです。
梅雨時期なので、ジャケットはレインジャケットや撥水力のあるものを選びましょう!
また、暗すぎる色合いより、ある程度カラフルな方が写真映えします♪

ボトムスはストレッチが効いたものを

今回は撥水性、伸縮性を備えたデニム調のものをチョイス。動きやすく、はき心地の良いものを選んで快適に歩きましょう。

バックパック、シューズも専用のアイテムを

バックパックは登山用のものを選ぶと、体にフィットして疲れにくいです。
シューズはトレッキング用が、足に負担がかからず断然オススメ。雨の日や川付近を歩くことも想定して、防水タイプを選ぶと安心です。

いろいろなブランドから機能的かつおしゃれなアイテムが出ているので、自分に合った山ファッションを、ぜひ探してみてください!

梅雨時期にこそ行きたい!尾瀬のハイキング

幼少期に習ったあの歌を思い出しながら、水芭蕉を求めて尾瀬に向かいます。
いったいどんな景色が待っているのか、どのくらい水芭蕉が咲いているのか、出発前からわくわくが止まりません。

JR東京駅から6:36発の上越新幹線に乗り、約1時間20分でJR上毛高原駅へ。バスに乗り換え約2時間、10時ごろに尾瀬への玄関口のひとつ「鳩待峠」に到着しました。
ここから帰る予定の時間まで、6時間弱の自由行動。のんびりと自分のペースで尾瀬を歩きましょう。

尾瀬MAP 今回のルート

尾瀬MAP 赤い部分が今回のルート(地図提供:老神観光バス

スタート前に確認事項があります。
バスの到着する駐車場にもお手洗いはありますが、少し歩いたところにある、山小屋「鳩待山荘」のほうが広くてきれいです。

鳩待山荘 トイレ

お手洗いはチップ式なので、100円玉を何枚か用意しておきましょう。
尾瀬には多くの方が訪れ、環境を保護するためにはたくさんの費用がかかります。
みんなで協力して、尾瀬の美しさを守りたいですね。

鳩待山荘 外観

尾瀬入り口 看板

鳩待山荘では、1つ200円で荷物を預かってくれます。
身軽になったら、いざ、水芭蕉を求めて、スタート!!

ブナの原生林に純白の水芭蕉。美しい自然を満喫!

尾瀬 ブナの原生林

ブナの原生林を歩きながら、階段や坂を下って行きます。
もうすでに、景色は最高! ウグイスの鳴き声を聞きながら、都会の喧騒を忘れ、森を楽しみます。

尾瀬 ベンチ

整備された一本道なので、初心者にも安心です。
ところどころにベンチがあるので、無理せず休みながら歩きましょう。

尾瀬 火山の岩

かわいいお花、美しい山、見どころはいっぱい。
一番驚いたのが、大きな岩!! 近くで噴火した山から飛んできたんだそう。
尾瀬には不思議がいっぱいです。

1時間半ほど歩いて「山の鼻」に到着。
レストランや売店、お手洗いがある、最初の休憩地点です。

水分補給をしたら、次に目指すは尾瀬の中心「尾瀬ヶ原」。

美しい山や森など都会では見られない景色を楽しみながら歩いていると、いたるところで、水芭蕉の花が咲いていました。

尾瀬 水芭蕉

尾瀬 水芭蕉

どこを見ても美しい光景に感動! 咲き乱れる水芭蕉の中を進んでいきます。

牛首分岐

景色の撮影や休憩をしながらゆっくりと歩き、スタートから2時間半ほどで「牛首分岐」に到着しました。
ここを斜め左に進むと「東電小屋」、まっすぐ進むと「竜宮小屋」というスポットがあるのですが、バスの出発時間との兼ね合いで、次回のお楽しみとすることに。

素敵な山々、きれいな水芭蕉を楽しみながら、来た道を戻ります。
同じ道でも、見ている方向が違うと、また違った光景。

上州牛コロッケパン

山の鼻休憩所 コーヒー

山の鼻へ戻り、ランチタイム。
至仏山荘で購入した、揚げたての上州牛コロッケパンをいただきました。
自分で淹れたコーヒーと共に、カッコウの声を聴きながら、リラックス。

さて、もうひとつの撮影ポイントへ。

山の鼻から鳩待峠へ戻る道とは逆の方向に進んだ「研究見本園」には、水芭蕉がたくさん咲いていました。

尾瀬 研究見本園

そこには、まるでウユニ塩湖のように、景色を映し出す湿原がありました。
山や自分を映し、シンメトリーな写真撮影に挑戦してみてくださいね!
特技のジャンプで撮影しました。アクションを大きめにするのが、撮影のポイントです。

さて、撮影に夢中になって帰りのバスを逃すわけにはいきません。
山の鼻のレストランスタッフさんによると、山の鼻から鳩待峠までは、通常で1時間、早い人で45分、すごく早い人で30分。
団体さんがいて渋滞している箇所もあるので、余裕を見て戻るのが安心です。

鳩待峠 花豆ソフト

早めに戻れたので、名物の「花豆ソフト」を食べました。
帰りは上り坂が続いたので、冷たいソフトクリームは最高の癒やし。
あずきに似た味の、和風のソフトクリーム、ぜひ食べてみてくださいね!

ハイキングのあとは老神温泉でのんびり

アウトドアと温泉の相性は抜群!!!
温かい温泉に浸かれば、疲れが一気に吹き飛びます。

鳩待峠からシャトルバスで約1時間。老神(おいがみ)温泉へと到着しました。
今回宿泊したのは、「吟松亭あわしま」。

吟松亭あわしま 露天風呂

宿に到着したら、すぐ浴衣に着替えて温泉へ。
内湯、サウナ、露天風呂……ハイキングの疲れを癒やす最高の空間です。

★温泉ソムリエ芳美リンの一口メモ★
単純温泉なので、刺激が少なく、体に優しい泉質です。
筋肉痛、うちみ、くじき、疲労などに効果が期待できます。ハイキングのあとにぴったり!
老神温泉はさらっとしていて、入りやすい泉質ですので、体調に合わせてゆっくり楽しんでくださいね。

吟松亭あわしま 夕食

温泉のあとは、お楽しみのおいしいお食事。郷土料理を堪能したら、さらに疲れが取れますよ。

ギネス認定の神輿にびっくり!老神温泉朝市へ

老神温泉朝市

翌朝は、いつもより早起きして、宿から徒歩2分ほどの「老神温泉朝市」へ。
「地元のものをちょっと買えたらな~」くらいの気軽な気持ちで行った私を待っていたのは、衝撃の光景でした!!

老神温泉朝市 大蛇神輿

なんと! 全長108.22メートル、重さ2トンの巨大蛇!!
2013年に「最も長い祭り用の蛇」としてギネス世界記録に認定されたという大蛇神輿です。
思いがけず出合えた大蛇と記念撮影。

老神温泉朝市

さて、続いて、本来のお目当てのお買いもの。
地元の方々手作りの食べものが、たくさん並んでいます。
いろいろ試食させてもらえるので、安心して購入できます。

老神温泉朝市 かりんとう、おせんべい、鷹の爪、一味唐辛子、よもぎ餅

かりんとう、おせんべい、鷹の爪、一味唐辛子、よもぎ餅を購入しました!

地元の食材で、地元の方々が作ったものを手に入れられるので、お土産購入にぴったりの市場です。
普段、そこまでお土産を買わないのですが、テンションが上がって、珍しくたくさん購入しました。
実際に作った方と触れ合い、交流しながらお買いものができるのが、朝市の魅力ですね。

老神温泉 ポピー畑

老神温泉はポピーも有名だそう。市場の方に教えてもらい、5分ほど歩いてポピー畑に立ち寄りました。
行きのバスで見かけて気になっていたので、寄り道できてよかった!!
旅先での思いがけない出合いって、うれしいですよね。
大満足で帰路に就きました。

尾瀬は、水芭蕉の時季だけでなく、夏の緑の時季に咲き乱れるニッコウキスゲもすごく美しいそうです。日本には四季があって、梅雨もある。それぞれの季節の魅力を楽しみたいですね。
次に訪れるときはさらに奥に進んで、さらなる尾瀬の魅力を発見したいと思います!

掲載情報は2021年5月20日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

今回の旅の行程

【1日目】JR東京駅→JR上毛高原駅→鳩待峠→尾瀬→鳩待峠→吟松亭あわしま

【2日目】老神温泉朝市→ポピー畑→JR上毛高原駅→JR東京駅

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群馬・老神温泉JR+宿泊 吟松亭あわしま

1泊2日/東京駅⇔上毛高原駅/夕朝食付き

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この記事を書いた人

芳美リン

湘南SUPガール★。ソトアソビ大好きな旅人。職業:モデル、リポーター、PR。アウトドアと旅をテーマにインスタグラマーとして活動中。趣味はSUPとキャンプ。アクティブに、日本中を旅している。
Instagram:https://www.instagram.com/lynn.lynn5/
Facebook:https://m.facebook.com/lynn.lynn5.yoshimi/
芳美リンオフィシャルブログ:http://lineblog.me/yoshimi_ringo/

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