みなさん夏は好きですか?
私は大好きです。花火にプール、スイカにBBQ。夏服も好きだし、フルーツもりもりのかき氷も最高〜〜! ただし猛暑、テメーはダメだ。
なんなんですかね、この暑さ、本当にツライ!
せっかくオシャレをしても、家を出て5分でメイクはドロドロ、ものすごいスピートで体力が失われていく……もうそうめんしか食べられない……。
避暑地に……避暑地に行きたい……!
そんな中、びゅうたび編集部から「群馬」への取材要請が!
群馬といえば……温泉……?
「夏の温泉もオツでいいっすね〜風呂上がりに涼しい部屋で花火見ながらビール飲めたら最高〜〜」なんて浮かれていたら、なんと、テーマはハイキング。どひゃ〜〜〜〜!
というわけで今回向かうのは、日本百名山のひとつで、群馬と新潟の県境にある三国山脈の「谷川岳」、標高1,977m。
話を聞いてみると、どうやら「夏のハイキングにぴったりな涼しい場所」とのこと。
真夏のハイキングで涼しいって、どういうこと!? 炎天下の山道を歩くんだよね?? 混乱しながら迎えた当日は、真夏の太陽がギラつくド快晴。
ということで、真相を確かめるべく、行ってきました!
AM6:00 東京駅。
新幹線に乗り遅れたらやばいと思い、早めに到着。早起きは苦手だけど、こんだけ朝早いと涼しいもんなんですね。
出発まで、たっぷり時間があるので、駅弁を買うことに。
JR東京駅は、駅弁の種類がまーじで多くてウキウキします。カニ大好き、いくら大好きなので北海うまいもん弁当をゲット。
が、しかしここで事件が。
駅弁購入後、まだまだ時間があると待合室でぼけーっとしていたら、新幹線を逃しました。ウソでしょ〜。早起きした意味。
次の新幹線は1時間後……早くも絶望。
まぁ、ハプニングを含めて旅行でしょう。落ち込んだらおなかがすいたので、山で食べるはずだったお弁当を待合室で食べることに。
絶望からの復活、大勝利。
やっぱり駅弁は旅行感が出て、テンション上がります。よっしゃ、もう旅行は始まっているんだ。
AM7:48、気を取り直して再出発。今回は「上越新幹線 Maxとき305号」(※)に乗ってJR上毛高原駅を目指します!
※編集部注:「上越新幹線 Maxとき」は2021年10月をもって運行を終了しました。「上越新幹線 とき」をご利用ください
2階建ての新幹線って、ワクワクが止まらない……。
約1時間で上毛高原駅に到着。わーい、初めての群馬だ! ここからは「谷川岳ロープウェイ」行きのバスに乗って約50分、谷川岳を目指します。
駅前でウロウロしていたら、外で休憩していたタクシーの運転手さんが声を掛けてくれ、親切に乗り場を教えてくれました。駅の売店のお姉さんもそうでしたが、群馬の方は雰囲気が柔らかくてとても親切。
そして、早速バスに乗り込んだら…どひゃ〜〜〜!
レトロな発券機に、くたっとして少し色あせた座席。
最高にエモい……。
あれ? 私、群馬が地元だっけ? このバスで3年間高校に通って、初めてできた彼氏と手をつないだのもこのバスの中だっけ??? と思わず記憶をたどってしまうほどの故郷感。※群馬に来たのは初めてです
ちなみに、バスからの景色もとんでもなかった。途中にあった川もめちゃくちゃきれいだったな。この時点でかなり群馬に魅了されて、オートモードしか使えないカメラを振り回す。
すでにかなり満喫している感がありますが、本番はここから。
冬季はスキー場として運営している、こちらの谷川岳ベースプラザ。オフシーズンはハイキングコースとして利用されているのです。
長いなが〜〜〜い廊下の先にある、真っ赤なゴンドラに乗って、いざ谷川岳へ!
ゴンドラからの景色は、こんな感じ……!
ああああ、心がすーーーーーっと癒やされていく。大自然は正義。
空の青さと一面の大自然が、すっごく夏だ。圧倒的夏休み感。
ゴンドラで上がりきった先は、もう絵の中にいるみたいな景色。あっちもこっちもいい景色。
ここからはハイキングコースがあって、「ニッコウキスゲ」に「クルマユリ」といった草花をめで、季節を感じながら頂上を目指します。
くうぅ〜、ついにハイキングか! 気合! 押忍!!
と思っていたら……
スキー用のリフトが動いている〜〜〜〜!
ここ谷川岳は「歩くのはちょっとねぇ〜、でも自然は大好き」という人(私)のための楽園だと確信。
※ちなみに、このハイキングコースは難易度「★1」の初心者向けだそう
これ……伝わってますか!?
夏のリフトって、めっちゃくちゃ気持ちいいんですね……
ちなみに、こんなに高い所を運転しているように見えますが、実は地面からの高さはこんな感じ。
雪がないぶん、オフシーズンは高さを下げてあるそうな。これならお子さんも安心、運動神経皆無の私も安心。
リフトに乗ること約7分、いよいよ頂上に到着。
もうね、さっきリフトに乗る前から薄々気がついてはいましたが…めっちゃ涼しいの!!!
温度計がなかったので正確な気温はわかりませんが、体感で明らかに違いがわかるくらい。だってここは標高1,502m!
頂上には周囲の山を一望できる展望台や、軽くハイキングできるような道が整備されています。
ハイキングしている人たちが見える。気持ちよさそう。
絶景ポイントをバックに写真が撮れるよう、カメラ台が置かれたフォトスポットがあったり、鳥居があったり。
これは、完全に心が安らぐ。空気がおいしいってこういうことだなあ〜と、思う存分、山の空気を吸ってきました。
ここでお弁当食べられたら最高だったのですが、残念ながらうっかり朝東京駅で食べてしまったので、リフトで天神平に降りてレストランへ。
スキー場で食べるカレーとかラーメンって、やけに美味しく感じませんか? まさにそれです。
山を眺めながら、うどん食す。これこそが真の贅沢。
そうこうしている間に、帰りのバスの時間に……! 再びロープウェイに乗って、バスへ。
これを書きながらすでに、「次行くときは、帰りに温泉に寄るのもありだなぁ」なんて考えてしまうほど、日帰り谷川岳に大満足。
帰りの新幹線が東京駅に到着。ホームに降り立った瞬間「あっつ……」と思わず声が出てしまう蒸し暑さ。たった数時間の移動で、こんなに変わるなんて。
夏なのに涼しくて、初めてなのに最高にエモい。
東京から日帰りで行けてしまう群馬の谷川岳。
ひとりでも、カップルでも家族でも。
この夏のプチ旅行に訪れてみてはいかがでしょうか。
この記事の内容は2019年7月9日現在の情報です。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR上毛高原駅→谷川岳ロープウェイ駅→天神平→谷川岳ロープウェイ駅→JR上毛高原駅→JR東京駅