横浜中華街を徹底攻略!地元民おすすめグルメ10選を食べ歩いてみた
横浜に来たら立ち寄りたい場所といえば「横浜中華街」! でも、どのお店で何を食べたらいいのかわからない”食べ歩き迷子”の皆さんも多いのでは? というわけで、今回は神奈川県出身の美人フードファイター・ますぶちさちよさんがナビゲート! 中高生時代から中華街にはよく遊びに来ているというますぶちさんが、ライター明知と一緒に、ガッツリ食べ放題からインスタ映えスイーツまで、おすすめ中華街グルメを食べ尽くします。ご紹介するお店はどこも徒歩で回れるので、胃袋に自信のある方は全店制覇してみてくださいね!
【行程】
- 「横浜大飯店」四大料理を幅広く!ワンランク上の食べ放題
- 横浜大飯店の杏仁ソフトは、ひんやり濃厚!
- ジュワ~っとスープがあふれる「江戸清」の湯杯小龍包
- 「開華楼」のバタフライピ―はインスタ映え確実!
- ほのかに甘い皮も美味!「公生和」の元祖フカヒレまん
- どこから食べる?困り顔のパンダまんは「老維新」で
- タピオカミルクティなら、本格台湾茶の「鼎雲茶倉」
- 香港飲茶食べ放題は、中華街で唯一の「招福門」へ(2023年5月閉店)
- あっさり中華粥でやさしい朝ごはん「謝甜記 貮号店」
- 台湾スイーツ専門店「MeetFresh 鮮芋仙 横浜中華街店」
「横浜大飯店」四大料理を幅広く!ワンランク上の食べ放題
中華街食いだおれの旅のスタートは、やっぱり食べ放題から! 「食べ放題」の看板が立ち並ぶ中、ますぶちさんが連れて行ってくれたのは横浜大飯店。
「食べ放題で味の方向性が一緒だと途中で飽きてきちゃいますけど、ここは料理の幅が広くて、いろんな味が楽しめるんです」とますぶちさんの言う通り、広東・上海・四川・北京の中国四大料理を1店舗で効率よく堪能できるお店です。
今回は特別に個室をお借りし、豪快に並べてみました! ますぶちさんが選ぶ”絶対に食べたほうがいいベスト5”は「北京ダック」「蟹の辛味甘酢ソース」「ピータン」「海老のチリソース」「青椒牛肉絲(チンジャオニューロース)」。
「食べ放題メニューにふかひれなどの高級料理もあって、しかも一皿一皿が丁寧な味付けでおいしいんです。今日は私がいるので、食べ残しの心配はありませんよ。どんどん頼んでください!」というお言葉に甘えて、気になるメニューはすべてオーダー! 一人前から頼めるので、いろんな種類の料理をたっぷり楽しめそう!
デザートも「マンゴープリン」から「ゴマ団子」まで多彩。中でもますぶちさんのお気に入りは「タピオカ入りココナッツミルク」で、「濃くてリッチなおいしさ。ペットボトルでゴクゴク飲んじゃいたいぐらい!」。
100種類以上の幅広いメニューが楽しめて、よっぽどお店が混んでいなければ時間無制限というから、コスパは◎。「店員さんも優しいので、楽しく食べ放題できちゃいますよ」とますぶちさん。ワンランク上の食べ放題を楽しむならココ!
横浜大飯店の杏仁ソフトは、ひんやり濃厚!
四大中華をたっぷり堪能してさすがに満腹かと思いきや、「ようやくエンジンがかかってきたぐらい」という驚異の胃袋をもつ美人フードファイターに連れられ、食べ歩きグルメ探訪スタート! まずは同じく横浜大飯店の「杏仁ソフトクリーム」。「濃厚でおいしい! 食べ放題メニューにもあって、私は30個ぐらい並べて食べちゃいます」
生クリームをたっぷり使った濃厚なコクに加え、本物の杏仁を原料とする杏仁霜をふんだんに使っているだけあり、爽やかに香るリッチなソフト。確かにこれなら、30個はムリでも、5個ぐらいはペロリといけそう!
ジュワ~っとスープがあふれる「江戸清」の湯杯小龍包
お次は、大きなブタまんで知られる「江戸清」で、ブタまんと湯杯小龍包(フカヒレ)を購入。こちら、明治27年創業の老舗です。
湯杯小龍包は初めて食べるというますぶちさんの第一声は「うまっ!」。「この大きさでひとつの小籠包になってて、ジュワ~っとスープが出てくる……。これはものすごい(笑)」とお墨付きです。
「開華楼」のバタフライピ―はインスタ映え確実!
お次のターゲットは、横浜博覧館1Fにある「開華楼」。ここでは、インスタ映え確実なカラフルなドリンクが楽しめるのです。それは「バタフライピー」。美しい層になった青い部分は、青い花のハーブティ。インパクトの強い見た目とは裏腹に、甘さスッキリで飲みやすい! ライチやピーチなど、好みの味の組み合わせが選べます。
「こってりした食べ歩きグルメの合間に、こんなさっぱりしたハーブティを挟めば、メリハリがついてオススメ!」。カラフルなドリンクと一緒に自撮りしたら、次に行きましょう!
ほのかに甘い皮も美味!「公生和」の元祖フカヒレまん
ハーブティでお口がスッキリしたところで、1926年創業の老舗「公生和」へ。「ずっしり詰まったあんもおいしいけど、皮もやわらかくて、ほのかに甘くておいしい!」という「元祖フカヒレまん」。
イートインスペースもあるのが、歩き疲れてきた足にうれしい! 座っておいしくいただいたら、さあ、どんどん行きますよ~!
どこから食べる?困り顔のパンダまんは「老維新」で
「歩きながらでも食べやすい、カワイイ食べ歩きスイーツがあるんですよ」とますぶちさんが紹介してくれたのが、中華街随一のキュートな「老維新」の「元祖パンダまん」。しっとり硬めのチョコ&カスタードなので、これならこぼして服を汚してしまう心配も少ない!
「どこから食べるかで性格が出そう(笑)。『かわいそう~』って突っ込み合うのも楽しいかも」とますぶちさんが言うパンダまんは、蒸し器に整列した様子も愛らしくてホッコリ。ほかにも抹茶やイチゴ、激辛など、いろんな味のパンダがいるので、おなかに余裕があれば全種類制覇を目指してみて!
タピオカミルクティなら、本格台湾茶の「鼎雲茶倉」
「友達にオススメされて、来たいと思っていたお店があるんです」と案内してくれたのが、台湾茶の専門店「鼎雲茶倉(テイウンチャクラ)」。老舗が立ち並ぶ中華街の中で、2013年オープンと比較的新しいお店で、店構え、ドリンクのパッケージもオシャレ!
週末には行列ができる人気のタピオカ入りミルクティは、もちもちのタピオカがたっぷり。しかもさすが専門店、ミルクティのベースになるお茶もさまざま。定番で一番人気の「タピオカ入りテイウンミルクティ」のほか、ほのかな香りがスッキリとした「タピオカ入りジャスミンミルクティ」、苦味がミルクに合う「タピオカ入りウーロンミルクティ」などがあるので、ぜひ飲み比べてみてください。
香港飲茶食べ放題は、中華街で唯一の「招福門」へ(2023年5月閉店)
この日の締めは、横浜中華街で唯一の飲茶食べ放題。「招福門」(※)では、本場香港の点心師による飲茶を、好きなだけ食べられるんです! 昔からお友達とよく来ているというますぶちさんいわく、「絶対に食べてほしいのは、定番のシンプルな『小籠包』。『焼き小籠包』は、パリパリの皮から中身がジュワっと出てきて、食感の違いが楽しめます。プリプリの『海老蒸し餃子』もオススメ!」
※編集部注:「招福門」は2023年5月に閉店しました。
見た目も楽しいのが飲茶の魅力。次から次へと蒸したてが運ばれてくるせいろの中には、鮮やかなグリーンの「ほうれん草入り蒸し餃子」や、赤い「ビーツ入りの水晶包」が並び、その美しい見た目に心が躍ります。
ますぶちさんは「前回来た時よりもメニューが増えてる!」と次々にオーダー。
モチモチ米粉皮で小さいけど食べごたえアリの「牛肉の蒸しクレープ」、こってりコクのある「フォアグラ入り小籠包」、ガツンと辛い「麻辣小籠包」など、いくらオーダーしても飽きません。
ビュッフェコーナーには、「油淋鶏」「麻婆豆腐」など単品料理もズラリ。こちらの「玉子炒飯」は、おかずに合うよう控えめな味付けにしてあるのも、心遣いですね。
「杏仁豆腐」「マンゴープリン」「ココナッツミルクムース」など、スイーツも充実。実はこちらのお店には、パティシエがいるそう。物販スペースで販売されているお持ち帰りスイーツも、要チェックです!
8つの中華街グルメをたっぷりと味わった1日目は、満たされたおなかをかかえて近くのホテルに宿泊。明日も朝から食べまくるぞ~!と、もうろうとする意識の中で闘志を燃やしました。ちなみに、1時間でラーメン18杯を完食するますぶちさんは、「腹八分目まではいかないかな。六分目ぐらいですね」と余裕の笑顔。さすがフードファイター……。
あっさり中華粥でやさしい朝ごはん「謝甜記 貮号店」
中華街食いだおれの旅2日目。前日の食べ過ぎが響き、少々食欲のないライター明知が連れられて行ったのは「謝甜記 貮号店(しゃてんきにごうてん)」。生の米から乾燥カキ、乾燥貝柱、そして鳥一羽を丸のまま入れ、約4時間煮込んだお粥(かゆ)は、「あっさりだけどダシがしっかり効いていて、このまま食べてもおいしい!」とますぶちさんの言う通り、疲れた胃袋にもやさしい滋味深さ。
一番人気は「野菜がいっぱい入っていて、食べごたえもありますよ」とますぶちさんもオススメの「ごもくかゆ」。普通サイズでもラーメンどんぶりの大きさで、ボリュームたっぷり! 付け合わせでザーサイやネギも付いてくるので、変化も付いて飽きずに食べられます。平日は8:30~15:00まで、普通サイズを注文すると焼売2個がつくのでお得! 土日は朝8時から開いているので、休日の朝食にもピッタリですよ。
台湾スイーツ専門店「MeetFresh 鮮芋仙 横浜中華街店」
中華街食いだおれの旅のラストは、2018年2月16日にオープンした台湾のスイーツ専門店「MeetFresh 鮮芋仙 横浜中華街店」。アジアを中心に世界で637店舗(2018年8月現在)を展開している人気店です。
もちもちしたお芋のお団子”芋園”を使った「芋園4号」(写真中央・M)は、かき氷に芋園、あずき、タピオカ、タロイモがトッピング。芋園は低カロリーなうえビタミンEが豊富だそうで、中華街食いだおれの旅のシメにもピッタリな、ヘルシーなデザートです。
初めて食べた感想は「何これ!? 初めて食べる味。シロップの染み込んだかき氷が美味しい~」と、新たな味覚との出会いにテンションアップ!
ほかにも、台湾ならではのスイーツがズラリとラインナップ! 台湾のハーブを使った「仙草(せんそう)オリジナル」(写真左・M)は、苦味の中に爽やかな香りのする、プルプルのゼリー。ダイエット効果も期待できるとか!
大豆から作る「豆花(とうふぁ)2号」(写真左・M)は、甘さ控えめのプリンのようで、ハト麦、さつまいものトッピングをやさしく包み込むようなおいしさ。タンパク質が豊富な、台湾のソウルフードだそうです。
ヘルシーなデザートを完食し、「キレイになっちゃいそうですね!」と笑顔のますぶちさん。あれだけ食べてもスマートボディを維持しているなんて、神様って不公平……。ともあれ、中華街をよく知るますぶちさんのおかげで、おいしい魅力を堪能した旅でした。東京駅からは1時間程度で着いちゃう中華街、近くて魅力的なスポットですよ!
この記事の内容は2019年3月2日現在の情報です。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR横浜駅→みなとみらい線 元町・中華街駅→横浜大飯店→江戸清→開華楼→公生和→老維新→鼎雲茶倉→招福門
【2日目】謝甜記 貮号店→MeetFresh 鮮芋仙 横浜中華街店 →みなとみらい線 元町・中華街駅 →JR横浜駅→JR東京駅