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京都の路面電車・嵐電の旅。レトロ車両で観光＆桜のトンネルも！
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今回の列車旅ポイント
- ダイナミックレールパックで京都へ
- 車両と街並みを撮影できるおすすめ駅を紹介
- 嵐電沿線の観光スポットを巡る
皆さんこんにちは！ 「女子鉄 / 鉄姫 山中理紗」です。列車旅や旅先で美味しいものを食べるのが大好き。休みの日には、いつも乗り鉄旅に出かけています。
今回は、京都の通称「嵐電（らんでん）」と呼ばれる京福電気鉄道の嵐山線（嵐山本線と北野線）に乗って、レトロ車両と街並みを撮影したり、縁起のいい神社を訪ねたり、嵐電沿線でかわいいものを探したりしてきました。さて、どんな旅になるでしょうか。楽しみです！
東京駅
「かわいい」を探しに京都へ出発！
JR東京駅、ここからもうワクワクが始まります。今日はどの列車が私のワクワクを運んでくれるのかな？ 運試しです！
東海道新幹線「のぞみ」N700S系
今回の列車は大好きなN700S系で、ラッキーなスタートです。
JR京都駅までは東海道新幹線「のぞみ」で2時間10分ほど。思ったより京都は近いです。
京都駅に到着する京都市営地下鉄10系
ホテルは京都駅近くに予約したので、先に荷物を預けて身軽になってから出発。京都駅からは京都市営地下鉄烏丸線で2駅目の四条駅へ。四条駅からは、徒歩15分程度で嵐電の四条大宮駅に到着します。
四条大宮駅
嵐電（らんでん）で京都ぶらり旅！
嵐電は1910年に開通。沿線には有名な観光地がひしめいています。また、西大路三条駅〜帷子ノ辻駅の間には、京都に現存する唯一の路面電車区間もあり、線路の上を列車だけではなく車も行き交います。
嵐電モボ101形102号車
のんびりと走るその姿は、地元の方に長年愛されています。見てください、この小柄でかわいいレトロ車両。さっそくのかわいい出会いに大興奮！
嵐山本線
嵐電・SNS映えする駅
せっかくのレトロ車両、美しく撮影をしてSNSにも写真を載せたいですね。そこで、私が選ぶ「四条大宮駅―嵐山駅」間のSNS映えする駅を2つ紹介します。
嵐電モボ21形
1つ目は、四条大宮駅の次の駅「西院（さい）駅」。この駅には、撮影に向いたカーブや嵐電の車庫があるので、列車の撮影にうってつけ。この日撮影できた嵐電モボ21形は、2両しか走っていないレトロ調車両。またまた、かわいい出会いです！
レトロ感がたまらない！
2つ目は、太秦広隆寺駅です。太秦広隆寺駅の駅前から、広隆寺楼門をバックに走る嵐電のレトロ車両が撮影できました。お寺と路面電車のツーショットでタイムスリップ感満載！
桜や紅葉の時期には、嵐電映えスポットの駅も増えるので季節ごとの楽しみがあります。
嵐山駅
嵐山駅でかわいい映えを楽しむ！
嵐電モボ101形106号車とキモノフォレスト
嵐電の終点・嵐山駅に到着です。「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」にある、京友禅を装飾した600本のポールを林に見立てた「キモノフォレスト」が出迎えてくれます。昼も夜も素敵な姿を見せるその風景は、京都らしい駅ともいえそうです。カラフルな嵐電の列車ともお似合いですね。
鮮やかなキモノフォレストはSNSに映える！
パワースポット「龍の愛宕池」
目の前にある天龍寺にちなんで名付けられた「龍の愛宕池」。この池の龍に祈ると希望が叶い、湧き出るお水に手を浸すと心に安らぎが訪れ幸せに導かれるそうです。さあ、何をお祈りしようかな♡
嵐山駅のホームにある嵐山温泉「駅の足湯」。嵐山温泉のお湯で散歩のあとの疲れを癒やせます。入口には額のびゃくごう（仏の眉間にある白い巻き毛）がハート形の「ふれあい地蔵」が迎えてくれます。利用券は嵐電嵐山駅インフォメーションで購入できます。
野宮神社
縁結びの神様にお参りしよう
嵐山駅から徒歩7分程の「野宮神社」は、平安時代の貴族社会を描いた源氏物語ゆかりの神社で、縁結びのご利益にあずかれるといわれているパワースポット。特に若い女性に人気があるといいます。
野宮神社 本殿
嵐山の竹林の中にあり、海外からも多くの方が参拝に訪れるそうです。
亀石 野宮神社
まるで亀のようなずんぐりとした形がユニークな亀石のそばには、縁結びの神様である野宮大黒天が祀られています。
お願いごとを唱えながら亀石をさすれば、1年以内にそのお願いごとが叶うといわれています。
夢まもりをお持ち帰り
かわいい「夢まもり」をお土産にしました。お参りのあとは、素敵な出会いが待っているかも。
嵐山駅
キモノフォレストの夜
奥まで続く京友禅の光の通路
夜の嵐山駅に戻ってきました。キモノフォレストが光り輝いています。その姿はまさに京友禅の光の通路。浮かび上がる光の世界に誘い込まれます。
龍の愛宕池にも光が映っています
龍の愛宕池も、昼とはまた違った表情。池の水面にキモノフォレストの光が映り込みます。
夜のキモノフォレストを楽しんだあとは、京都駅近くのホテルに戻り宿泊。
車折神社駅
朱色の玉垣が映える芸能神社
2日目も嵐電で散策を楽しみます。
車折神社駅
京都駅から四条大宮駅に向かい、四条大宮駅から嵐電に乗り20分ほど。車折神社駅の目の前に「車折神社」はあります。駅舎は神社に合わせて朱色に彩られています。
鳥居越しに眺める嵐電
車折神社の鳥居越しに嵐電を見ることができます。この神社の桜は早咲きで、京都でも早い時期に満開になることで有名。
境内社である「芸能神社」は、アーティストのパワースポットとして大人気。多くの芸能人が訪れます。茶道や華道などをたしなむ方にもおすすめの神社です。
芸能・芸術分野で活躍する人が奉納した朱色の玉垣は4,000枚以上。お気に入りの芸能人の名前を見つけるのも楽しそう。
八十八良葉舎
おすすめスポット「八十八良葉舎」
車折神社から徒歩1分ほどの抹茶スイーツ店「八十八良葉舎（はとやりょうようしゃ）」は、目の前を通り過ぎる嵐電を見ながら抹茶デザートが楽しめます。
お店に入ると抹茶の香りを感じます。注文すると目の前で抹茶を点ててくれます。
今回は八十八プリンに白玉をトッピング。あと、抹茶ラテもいただきました。八十八プリンは、少し苦味のある抹茶味がお口に広がったと思ったら、すぐに濃厚なミルクプリンの甘さが現れてきます。プルプルの白玉に絡めていただくと、抹茶とミルクの濃厚さを一度に味わえます。
抹茶ラテは、まずは上の層、抹茶の旨味を楽しんだあとに混ぜるのがおすすめです。抹茶の独特の苦味と風味を味わって、混ぜるとミルクとシロップの甘さの中に抹茶のほのかな風味が現れてくる初めての味わい。
嵐電を眺めながらいただく抹茶プリンで幸せな気分〜。
北野線
北野線で文化遺産を楽しむ
せっかく京都に来たのだから世界遺産も楽しみます。帷子ノ辻󠄀（かたびらのつじ）駅から嵐電の北野線に乗り換えて、御室仁和寺（おむろにんなじ）駅に向かいます。途中、「鳴滝駅―宇多野駅」間には約200メートルの桜のトンネルがあります。
写真提供：京福電気鉄道
車窓からは線路両側にある素敵な桜並木を眺めることができます。桜の季節にはぜひ訪れてみてくだい。
御室仁和寺駅に到着しました。この駅は「近畿の駅百選」にも選ばれた、世界遺産「総本山 仁和寺」への下車駅にふさわしい寺社風の外観。レトロな駅舎だね。
荘厳な二王門の姿
御室仁和寺駅から徒歩約5分、仁和寺の境内入り口にあたる二王門。歴史を感じさせる立派な佇まいは、さすが世界遺産に登録されている建造物。門正面の左右に阿吽の二王像、後面には唐獅子像が安置されています。
鐘楼
朱塗の「鐘楼」（つりがねを設置する施設）は鐘が外から見えないのが特徴。春は鐘楼の周りに桜が咲き誇り、美しい景色を堪能できます。
五重塔
江戸時代初期に建てられた立派な五重塔は堂々としたお姿。基礎部分から約36メートル近い高さを誇ります。
京都の文化もたっぷり堪能したところで、そろそろ帰京の時間。京都駅に戻ります。今回は、嵐電に揺られ、レトロな車両と街並みの撮影スポットや歴史ある建物を巡りながら贅沢な列車旅を楽しむことができました。
私が訪れたのはまだ寒い時期でしたが、春には仁和寺の名勝御室桜をはじめ、ピンク色の桜が咲き誇る素敵な景色を嵐電の車窓から楽しめます。多くの桜の名所がある京都。桜の季節にまた来たいと思います！
東京駅
掲載情報は2023年4月6日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR京都駅→四条大宮駅→西院駅→太秦広隆寺駅→嵐山駅／嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア／キモノフォレスト→野宮神社→嵐山駅→JR京都駅（ホテル）
【2日目】JR京都駅→四条大宮駅→車折神社駅→車折神社→八十八良葉舎→車折神社駅→御室仁和寺駅→御室仁和寺→御室仁和寺駅→JR京都駅→JR東京駅
