今回の列車旅ポイント
JR青森駅周辺には、駅を起点に徒歩やバスでアクセスしやすい神社が点在しています。りんごやねぶたがモチーフのかわいいお守りやおみくじ、御朱印をいただける「廣田神社」、青森市発祥の地とされる「善知鳥神社」、イルカの諏訪まいり伝説が残る「諏訪神社」など。
今回、神社や御朱印が大好きなライターの井口エリが、そんな青森らしさ全開のユニークな神社を巡る御朱印旅をご紹介します!
JR東京駅から東北新幹線「はやぶさ」に乗り込んで、いざ北へ。JR新青森駅までの所要時間は約3時間。
ちなみに、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、新幹線往復きっぷと宿をセットでお得に申込みできます。
新青森駅からJR青森駅へは、奥羽本線で1駅の距離です。
奥羽本線に乗り換え
青森駅
青森駅周辺はバスの路線が充実していて、本数もそこそこあります。バス&徒歩をうまく組み合わせれば、十分に神社巡りを楽しめます!
今回、青森駅に降り立ってみて気づいたのですが、訪問時の3月は(年にもよると思いますが)想像より雪が少なめ。また、駅周辺の道路はしっかり雪かきされており、歩くのに困る場所はほとんどありませんでした。
青い森公園に残る雪
とはいえ、雪かきがされていないであろう公園の光景は、なかなかの迫力でした。
青森駅から徒歩約15分、「廣田神社」に到着しました。バス利用なら、県庁前バス停下車が便利です。
廣田神社
廣田神社は、一切の厄・病気・災難を祓い除ける「病厄除守護」の神社として全国で唯一の存在。古くから地元の人々に大切にされてきた由緒ある神社です。
そして、廣田神社でまず目を奪われるのが大しめ縄。津軽地方特有の「じゃんばら型」と呼ばれるスタイルの大しめ縄で、美しい幾何学模様が圧巻です。
しめ縄は、地元の有志の方々が3年ごとに手づくりで新調してきたのですが、継承者不足と担い手の高齢化により、2025年の制作が最後になるかもしれないとのこと。もしかしたら、今後は見られなくなるかもしれない貴重なしめ縄です。青森を訪れる機会のある方は、今のうちに見ておくことをおすすめします。
参拝前に手や口を清める手水(ちょうず)には、青森産のりんごが! SNSでも人気のスポットとのことです。
そんな廣田神社のお守りはどれも、「授与終了(売り切れ) →再開」を繰り返すほどの大人気ぶり。
心の健康りんごお守り(赤色)
レースの繊細な仕上がりがとにかくかわいい「心の健康りんごお守り(赤色)」。「一日一個で医者知らず」といわれるりんごは、廣田神社では健康の象徴としてお守りのモチーフになっています。
(左)ご当地御朱印(右)通常御朱印
りんごは、「ご当地御朱印」にも登場します。こちらは、御朱印帳に直接書いていただけるもの。ほかに雪の結晶や青森県(!)印といったユニークなご当地御朱印もあります。
月替り御朱印【弥生】
期間限定の書置きの「月替り御朱印」もあります。参拝した3月は、ひな祭りの意匠の御朱印でした。
双龍神お守り
廣田神社の3番社である「八大龍神宮・廣田苑」に祀られる双龍神をモチーフにしたレース飾りの「双龍神お守り」。悪縁切りと良縁結びが祈願されています。実は、廣田神社は、境内に鎮座する5社をすべてお参りする「五社参り」が正式な参拝とされています。訪れた際は、ぜひ全社巡ってみてください。
さらに、「金魚ねぶた」がデザインされた御朱印帳も見逃せません。
金魚ねぶた御朱印帳(桃色)
この御朱印帳限定で押してもらえる、金魚ねぶた御朱印がまたかわいいのです!
金魚ねぶた御朱印
特別金紙切り絵御朱印
こちらは、2番社「金生稲荷神社」の「特別金紙切り絵御朱印」。ちなみに、金生稲荷神社の「金生」の読みは「かねうみ」。その名の通りご利益がありそうな切り絵御朱印です。
津軽龍神霊場の切り絵御朱印(青)
津軽地方各地の龍神・龍王を祀る神社仏閣をつなぐ霊場「津軽龍神霊場」をテーマにした、神秘的な雰囲気の切り絵御朱印もありました。
さらに、ご当地感満載のおみくじも!
りんごおみくじ
りんごの木(造花)に、おみくじのりんごの実が生っている~!? なかには、津軽弁で書かれたおみくじ(結果の紙)が。引いて楽しい、見て楽しいおみくじです。
廣田神社を満喫して、次に向かったのは「Aomori Brew Pub」。神社からだと、駅方面に徒歩15分くらいです。
Aomori Brew Pub
クラフトビールの醸造・販売を行うこちらのお店。特筆すべきは、ビールやシードルなどを量り売りで楽しめるところ。
好きな量で楽しめる
少しずついろいろな種類を試してもいいし、お気に入りの一杯が見つかったらそれをとことん楽しむのもあり。自分のペースで青森のクラフトビールを開拓できます。
ちょっとしたおつまみも楽しめます。「玉こんとほたての生姜味噌おでん」は、青森県産ほたてと玉こんにゃくのおでんを、青森ならではの生姜味噌でおいしくいただきます!
オリジナル缶ビールも購入できます
店内で購入できるオリジナルの缶ビールは、おみやげや旅の記念にもぴったり。1軒目としても、締めくくりとしても、もちろんここでじっくりクラフトビールを堪能するのもあり。
神社を参拝して、おいしいクラフトビールで乾杯。満足感たっぷりの初日になりました。この日は青森駅周辺のホテルで宿泊です。
\駅から徒歩&バスで御朱印巡りを楽しもう/
▼JR+青森駅周辺の宿がセットでお得な旅行商品はこちら
2日目。ホテルを出て、朝一番に向かったのが「善知鳥(うとう)神社」。青森駅からは徒歩15分ほど。青森の街中に位置していてアクセスは抜群です。
青森総鎮守である善知鳥神社は、「青森市発祥の地」といわれる神社。明治の時代までは、境内に、青森町役場や青森郵便局、青森警察署が置かれていました。
善知鳥神社 本殿・拝殿
善知鳥は、ウミスズメ科の海鳥のこと。青森市が善知鳥村と呼ばれていたころ、北国を平定し治めた善知鳥中納言安方が、日本の総氏神である天照大御神の御子の三女神をお祀りしたことに由来しています。
そんな善知鳥神社の授与品をチェック。
2026年(令和8年)限定の御朱印です。青空に金色が映える華やかなデザイン。毎年デザインが変わるので、年ごとに違う御朱印と出会えるのも楽しみの1つ。
善知鳥水守
海鳥である善知鳥にちなんだこちらのお守り、中に水が入っていて、揺れるたびに水が動きます。災いや悪縁を水に流し、幸運を呼び込むように祈願されたお守りです。
善知鳥絵馬
また、棟方志功が描いた善知鳥の絵馬も。棟方志功は善知鳥神社の向かいで生まれ、少年期の棟方にとって神社は格好の遊び場でした。結婚式も、こちらの神社で挙げています。
善知鳥神社から最後の目的地「諏訪神社」へは、バスで10分程度。堤橋バス停、もしくは栄町一丁目バス停で下車します。
諏訪神社
諏訪神社には、「イルカの諏訪まいり伝説」という不思議な言い伝えが残っています。その昔、神社の祭日になると目の前を流れる堤川をイルカの群れがさかのぼり、神社に参詣したそうです。
そんな諏訪神社には、神社オリジナルキャラクター「諏訪乃いるか丸」(写真右側)が存在します。これがまたかわいいのです……!
諏訪まいり伝説にちなんだイルカモチーフの授与品が勢ぞろい。
イルカの諏訪まいり伝説をモチーフに諏訪乃いるか丸が描かれた、ゆるかわなタッチが魅力の御朱印帳。ほかに、ファンシーなイルカデザインの御朱印帳もありました。
通常御朱印にもイルカの印を押していただけます。
いるか丸御守
「いるか丸御守」は諏訪乃いるか丸が描かれた、ここでしか手に入らないお守りです。
そろそろ帰京の時間。バスで青森駅へと戻ります。次の季節に訪れたら、どんな景色に出会えるんだろう……そんなことを考えながら、帰りの新幹線に乗り込みました。
旅を企画する前は、青森駅を起点に徒歩とバスでこれだけユニークな神社を巡れるなんて思っていませんでした。りんご、ねぶた、善知鳥にイルカ。どの神社も個性豊かで、「そこでしか手に入らない」特別感のある授与品たちは、この旅の大切な思い出になりました。
掲載情報は2026年5月8日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
\記事と同じ旅をするなら、こちらがおすすめ!/
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR新青森駅→JR青森駅→廣田神社→Aomori Brew Pub→JR青森駅(ホテル)
【2日目】JR青森駅→善知鳥神社→諏訪神社→JR青森駅→JR新青森駅→JR東京駅