400湯をめぐった温泉オタクOLが厳選!年末年始に行きたい日帰り温泉5選 東北甲信越東海

【日帰り温泉】年末年始の旅で立ち寄りたい名湯を、温泉オタクが厳選!

年末年始のお休みに合わせ、旅行計画を立てている人も多いのでは。そこで、年末年始の旅行の際に立ち寄りたい、東日本エリアの名湯を紹介します。全国400湯以上をめぐった温泉オタクのOL・ながちさんが厳選した5つの温泉、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【熱海・妙樂湯(静岡)】

熱海旅行の立ち寄りにおすすめしたい、2駅隣の「天国」

妙樂湯」の最寄り駅は、JR伊東線のJR伊豆多賀駅。熱海駅の2駅先にあり、閑静な住宅街の中に旅館が点在しています。そんな熱海の喧騒がほとんど届かない伊豆多賀に、「天国」がありました。
妙樂湯は日帰り入浴専門の施設で、看板メニューは「酵素風呂」。米ぬかとおが粉が混ぜ合わさった酵素は、あつあつの約60℃。首まで体を埋めてもらうと、汗びっしょりに……。酵素風呂の後は、温泉で体をきれいに流します。休憩処は広々ゆったりしていて居心地最高。「8割がリピーター」に納得すること間違いなしです。

ふかふか酵素に沈んでゆく私

<アクセス情報>
・妙樂湯
・住所:静岡県熱海市下多賀1118-8
・URL: http://www2.plala.or.jp/myourakuyu/index.html

【さくら・喜連川早乙女温泉(栃木)】

宇都宮と那須塩原の間に位置する、超~~~~濃厚な硫黄の湯

「宇都宮へ餃子を食べに行く」「那須塩原の温泉旅館でゆっくり過ごす」……。年末年始にそんな旅行を計画している方に、ぜひ知ってもらいたいのが「喜連川早乙女(きつれがわそうとめ)温泉」です。宇都宮と那須塩原の間、さくら市にある日帰り入浴施設で、泉質の個性がもうスゴイ。栃木まで行ってこの温泉に浸からないのは、もったいないです。マジです。
1~2年で機械類が故障してしまうほど、成分が濃い早乙女温泉。半露天の浴室は、重くて鈍い硫黄のにおいでいっぱいです。シャワー・蛇口でも惜しみなく温泉が使われており、湯船は圧巻のザッバザバかけ流し。さっぱりはじける浴感で、成分がガツンと体に染みるパワフルさが素晴らしい。不思議なことに、朝はエメラルドグリーン、夜は乳白色にお湯の色が変化します。一説によれば、硫黄の成分が空気に触れて酸化すると白くなるので、長く空気に触れている夜は乳白色のお湯に変化するのだとか。強烈な個性を持つ泉質に、ぜひ驚いてください。

喜連川早乙女温泉

「泉質で一本勝負」な、男気あふれる施設です

<アクセス情報>
・喜連川早乙女温泉
・住所:栃木県さくら市早乙女2114
・URL: http://www.soutome-on.com/index1.html

【信州戸倉上山田温泉・万葉超音波温泉(長野)】

善光寺への初詣後に訪れたい、贅沢オーバーフローの公衆浴場

古くから「善光寺参りの精進落としの湯」として親しまれている、「信州戸倉上山田温泉・万葉超音波温泉」。バブル期の歓楽街の風情が残る、趣深い温泉街です。年明けに善光寺へお参りしに行こうかな、と考えている方は、ぜひこちらに立ち寄ることをおすすめします。
公式サイトに「近隣住民の多くが自宅風呂の代わりに利用している」とある通り、見た目も客層も雰囲気も完全に「ジモセン(地元の人向けの銭湯)」。しかし、甘く肥えた硫黄のにおいと、つるつる滑るような浴感はもう最高級! ドバドバなオーバーフローも豪快でたまらないです。
こちらは2016年10月にリニューアルし、内風呂がきれいになり、子ども専用のお風呂や露天風呂もできたそう。
地元の方々の湯浴みタイムにお邪魔してみては。

信州戸倉上山田温泉・万葉超音波温泉

新しくできた露天風呂。源泉を、この浴場のために1本丸ごと使用しているそうです。贅沢!

<アクセス情報>
・信州戸倉上山田温泉・万葉超音波温泉
・住所:長野県千曲市磯部1125
・URL: http://www.manyoonsen.com/

【松島・湯の原温泉 霊泉亭(宮城)】

松島の裏手にある1000年以上続く湯治場で、ノスタルジーな湯浴みを

東北一の大都市・仙台から松島駅までは、東北本線で約20分。日本三景のひとつに数えられる松島には、年間280万人(2016年統計)が訪れています。年末年始に松島観光へ行く方におすすめしたいのが、すぐ裏手にある「湯の原温泉 霊泉亭」です。松島駅から霊泉亭まではタクシーで10分ほど。
松島には古くから温泉があまり湧かないといわれており、近年ようやくボーリング(掘削)によって温泉施設が増えてきました。そんな中、「湯の原温泉 霊泉亭」は1000年以上続く湯治場。木造2階建て、ノスタルジーあふれる外観がたまりません。源泉温度は13.1℃で、山に湧く冷鉱泉を沸かし、循環&消毒して流し込んでいます。湯船が45℃以上という非常に熱い温度設定で、冷え切った体にビリビリ効くはず。さっぱり、あっさりな湯治場の湯で、松島観光の疲れを癒やしては?

湯の原温泉 霊泉亭

2017年に湯場をリニューアル。外観の趣はそのまま残っているそう

<アクセス情報>
・湯の原温泉 霊泉亭
・住所:宮城県松島町松島湯ノ原11
・URL: https://www.miyagi-kankou.or.jp/theme/detail.php?id=8575

【十和田・ホテルポニー温泉(青森)】

十和田市現代美術館のすぐ近くに湧く、ちゅるとろローション湯

青森~十和田観光で欠かせないのが、十和田市現代美術館。年末年始は休館しているため( 2018年12月25日(火)〜2019年1月1日(火)まで冬季休館)、この時期を外して旅するのがいいでしょう。青森には名湯・秘湯がそこここに湧いていますが、ぜひ美術館近くの「ホテルポニー温泉」にも浸かってもらいたいです。
駐車場には青森・十和田ナンバーがずらりと並んでおり、観光客だけでなく地元民にも愛されている「ホテルポニー温泉」。浸かってみると浴感にびっくりします。ちゅるちゅるとろとろ、ヒバ造りの湯船がなんともいい匂い。シャワー・蛇口のお湯も、もちろん温泉です。国道沿いの何気ない温泉施設も100点満点の泉質で、「さすが青森……」とうなってしまいます。

ホテルポニー温泉

とろとろ湯とともに「でんき風呂」を楽しむのもオツ

<アクセス情報>
・ホテルポニー温泉
・住所:青森県十和田市大字三本木字佐井幅167-1
・URL: https://www.pony-onsen.co.jp/

年末年始は温泉地・観光地のハイシーズン。まだ旅行計画を立てていない読者の皆さんに、「今から予約が間に合えばぜひ……」と一抹の願いを込めて書きましたが、予約が無理なら、日帰り入浴もおすすめ。年末年始はお休みをとる施設もあるので、事前に確認をしてから向かってくださいね。

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この記事を書いた人

ながち

全国各地の温泉を取材した経験を持つ、IT企業の会社員。旅行情報誌「関東・東北じゃらん」の元編集。現在25歳、これまでに入った温泉は約400。好きな言葉は「足元湧出」。女性誌「GINZA」で温泉コラムを連載中。
Twitter:https://twitter.com/nagachiharu

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