梅雨の時期に美しく咲く紫陽花。青や紫、ピンク、白と色とりどりに咲き誇り、雨の中でも映えるフォトジェニックな花です。今回は関東の東京・神奈川・埼玉エリアにある名所を5選紹介。「あじさい寺」と名高い寺院をはじめ、品種や株数が多く見ごたえのあるスポットを厳選しました。
例年の見頃や開花期間中に実施するイベント情報もあわせて紹介。都心から列車やバスでアクセスできるスポットばかりなので、東京方面への旅行やお出かけの計画にぜひお役立てください。
【目次】
アナベルの丘約14万平方メートルにもおよぶ園内全体を博物館とし、自然豊かな水遊びの池やプラネタリウムなどのレクリエーション施設も充実している「府中市郷土の森博物館」。園内にはさまざまな草木が植えられており、例年6月中旬~7月上旬にかけては約30種、約1万株の紫陽花が景色を彩ります。
広大な敷地には紫陽花を鑑賞できるポイントが複数あり、「アジサイの丘」や「アジサイの小径」、真っ白なアナベル(品種名)が一面を埋め尽くす「アナベルの丘」など見どころ満載。最寄りの分倍河原駅からバスで15分ほどと、気軽に行けるのも魅力です。
旧島田家住宅と紫陽花紫陽花の開花期間には例年「あじさいまつり」が催され、2026年は5月30日(土)〜7月5日(日)で開催予定です。あじさいまつりでは、約100種類の鉢植えの紫陽花を展示する「アジサイ展」や、博物館スタッフが選ぶ「あじさいフォトコンテスト」、紫陽花を鑑賞しながら抹茶がいただける「特別呈茶(ていちゃ)」などが楽しめます。
■施設情報
住所:東京都府中市南町6-32
アクセス:京王線・JR「分倍河原駅」から府中市コミュニティバス(ちゅうバス)で郷土の森ルート「郷土の森正門前」下車すぐ
※周辺道路が混雑する夏季は、「郷土の森正門前」停留所にバスが停車しません。その場合は、「郷土の森総合体育館(郷土の森博物館東)」で下車してください。
※イベント(あじさいまつりなど)開催時は、分倍河原駅から直通の臨時バスを運行する場合があります。
例年の紫陽花の見頃:6月中旬~7月上旬
紫陽花の種類・株数:約30種・約1万株
写真提供:高幡不動尊金剛寺
高幡不動駅から徒歩5分ほどの場所にある「高幡不動尊金剛寺」は、1300年以上の歴史がある関東三大不動の1つ。隣接する山林を合わせると約3万坪の広大な敷地に250種類以上、約7,800株の紫陽花が咲き誇ります。
例年5月下旬からはヤマアジサイ、6月中旬頃からはお馴染みのアジサイ(ホンアジサイ)やガクアジサイが開花し、さまざまな品種の競演が見られる山林の斜面は特に圧巻。ほかにも、五重塔や朱色の橋が架かる弁天池など、紫陽花を望むスポットも多く見どころ満載です。
写真提供:高幡不動尊金剛寺
開花期間に例年行われる「あじさいまつり」では、ござれ市(がらくた市)や写真コンクール、俳句短歌大会、クイズ巡りなどさまざまなイベントが実施されています。また、期間限定の授与品「あじさい開運御守り」も用意されているので、お土産にしてみては。
■施設情報
住所:東京都日野市高幡733
アクセス:京王線・多摩都市モノレール「高幡不動」駅から徒歩約5分
例年の紫陽花の見頃:5月下旬~6月下旬
紫陽花の種類・株数:250種類以上・約7,800株
写真提供:鎌倉市観光協会
平安時代にルーツをもち、別名「あじさい寺」として知られる「明月院」。初夏には日本古来の品種・ヒメアジサイを中心に、約2,500株の紫陽花が境内を美しく染めます。その鮮やかな青色は「明月院ブルー」と称えられるほど。
参道の石段や本堂の「悟りの窓」(丸窓)は、紫陽花の撮影スポットとして人気。北鎌倉駅から徒歩約10分と好立地なこともあり、シーズン中は平日でも多くの参拝客が訪れることでも有名ですが、例年開花期間中は、開門時間が通常の9時よりも少し早くなっているので、早めに訪れるのも良さそう。
「宇宙まもり」「幸せの鈴」明月院は「月」にちなんで「うさぎ寺」とも呼ばれ、境内では実際にうさぎが飼育されていたり、いたるところにうさぎのオブジェが設置されていたりします。うさぎをモチーフにした授与品も大人気で、特に目を引く「宇宙まもり」は、台紙に描かれた不思議なメッセージが独特の魅力を放ちます。紫陽花鑑賞の記念には、コロコロとした美しい音色の鈴守に紫陽花をデザインした「幸せの鈴」もおすすめです。
■施設情報
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
アクセス:JR「北鎌倉」駅より徒歩約10分
例年の紫陽花の見頃:6月上旬~下旬
紫陽花の種類・株数:約10種・約2,500株
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写真提供:宗教法人 長谷寺
長谷駅から徒歩5分ほどの場所にある「鎌倉 長谷寺」。開創は奈良時代と伝えられる鎌倉有数の古刹です。四季を通じて花が絶えることのない「鎌倉の西方極楽浄土」とも呼ばれ、初夏には色とりどりの紫陽花が参拝者を魅了します。特に40種以上、約2,500株もの紫陽花が山の斜面を埋め尽くす「眺望散策路(あじさい路)」は必見。高台になっているので、境内はもちろん鎌倉の海や街並みを一望できる絶景ポイントです。
紫陽花が5分咲きから見頃を過ぎるまでの期間は、あじさい路への入場には「あじさい券」の購入(拝観料は別途)が必要となります。当日券もありますが数に限りがあるので、訪れる予定に合わせて公式サイトから事前予約しておくとスムーズです。
「紫陽花守」紫陽花をモチーフにした「紫陽花守」は、繊細なレースの花の中から小さな「和み地蔵」が顔を出すかわいらしいお守り。恋愛成就や縁結び、家内安全のご利益があるので、プレゼントにも喜ばれそうです。
■施設情報
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
アクセス:江ノ島電鉄「長谷」駅から徒歩約5分
例年の紫陽花の見頃:5月下旬~6月下旬
紫陽花の種類・株数:40種以上・約2,500株
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写真提供:森田鉄工所 権現堂 Sakura Mirai Park
「森田鉄工所 権現堂 Sakura Mirai Park(県営権現堂公園)」内にある「森田鉄工所 権現堂桜堤 Mirai Park(幸手権現堂桜堤)」。春の桜に始まり、菜の花や紫陽花、ひまわり、曼殊沙華(彼岸花)など1年を通して花が楽しめる公園です。地元ボランティアが中心となって植えられた紫陽花は、なんと約100種、約1万株にも増えているそう! 一斉に咲いた様がまるで雪山のようなアナベルのほか、さまざまな品種の紫陽花が目を楽しませてくれます。
「あじさいまつり」の様子例年、紫陽花の開花に合わせて「あじさいまつり」が開催され、紫陽花の販売やキッチンカーの出店など、さまざまなイベントが楽しめます。また、桜堤の中ほどには手づくりのパンや飲みもの、地元の物産などを販売しているお休処「森田鉄工所 Sakura Oasis」も。散策の合間に、紫陽花を眺めながらのんびりひと休みしてみてはいかが。
■施設情報
住所:埼玉県幸手市内国府間887-3
アクセス:東武日光線「幸手」駅から朝日バスで「権現堂入口」停留所下車すぐ
例年の紫陽花の見頃:6月上旬~下旬
紫陽花の種類・株数:約100種・約1万株
雨の日は、晴れた日とは違った美しさが見られるのが紫陽花の魅力。梅雨の時期はつい家にこもりがちになりますが、紫陽花鑑賞で心癒やされてみてはいかがでしょうか。なお、紫陽花の開花時期は気候によって変動する場合があるので、詳細は各スポットの公式サイトなどをご確認ください。
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掲載情報は2026年4月7日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。