桃パフェを求めて福島へ。インスタ映え抜群!桃三昧の旅
こんにちは。フォトジェニックのためならどこへでも駆けつける!浅草育ちのフォトグラファー石井小百合です。
福島に、「思わず写真を撮りたくなっちゃう桃パフェがある」との情報を聞き、胸を躍らせ福島へ出発。
【行程】
せっかく福島に行くのだから、近隣の駅も散策しようということで、新幹線でお隣の郡山へも行くことに。まずはJR東京駅からやまびこに乗り、郡山駅に到着です。
郡山駅から「ふくしま逢瀬ワイナリー」へ
路線バスで自然の中へエスケープ
郡山駅から福島交通バス「山田原」行きに乗り、終点で下車。バスを降りるなり、ピンクのお花と小鳥のさえずりがお出迎え。畑や山々に癒やされながら、いざ「ふくしま逢瀬ワイナリー」へ。
ふくしま逢瀬ワイナリー
洗練されたワイナリー!おいしさの秘訣とは
販売所を作り、一般の方が入れるようになったのは2016年11月のこと。
内装も新しく、「無駄なものがない」というシンプルな造りで、とにかく見学しやすい。
「ふくしま逢瀬ワイナリー」では、ガラス越しに3つの工房を見学。人気の果実のリキュールを造る工程を教えてもらいました。
例えば家庭で作る梅酒。一般的にはホワイトリカー(甲類焼酎)などの醸造用アルコールに梅を漬けて作るのですが、逢瀬ワイナリーでは、果物のブランデーを使うのだとか。
桃のお酒だったら、桃と桃ブランデーで造る、「超桃なお酒」ということです。
さてさて、お待ちかねのお味見タイム……!
まずは桃のリキュール。これ、砂糖入ってないですよね? と思わず聞いてしまったほど、デザート感のある甘み。ソーダ割りはもちろん、紅茶で割っても美味しく飲めるのだそう。
次に林檎のリキュール。キャラメルを想像させるような濃厚感。ほどよい酸味があって、まるでアップルパイを食べているみたいです。
最後の梨は、一番お酒っぽいかんじ。ふわっと抜ける梨の甘みがありつつ、アルコール度数が高いので焼酎好きの方にぴったり。
ちなみに葡萄のワインは今年から醸造開始予定で、現在、地元・郡山の契約農家の方と郡山産の葡萄を栽培中なのだとか。ワインを入れる樽に国産の材料を使うなど、今後のワイン造りのために毎日研究を重ねているそう。
こだわりいっぱいな逢瀬ワイナリーの新しいワインも楽しみです!
この日は、福島駅近くのホテルに宿泊。楽しみにしていた紅茶割りのお味は、さわやかで上品。ひと口ずつゆっくりと堪能したくなるような、大人の味わい。一方、ソーダ割りは想像していた通り、炭酸との相性がばっちり。これはもう永遠に飲み続けられそう…!(笑)
果実の旨みがギュッと詰まった、スペシャルなリキュールに出合えた1日目。明日の桃パフェへの期待も高まります。
福島駅から「まるせい果樹園」へ
ローカル線に乗って、目指すは桃パフェ!
2日目は福島駅からスタート。ローカル線の福島交通飯坂線に乗り、医王寺前駅へ。桃パフェのある「森のガーデン」までは、駅から徒歩約20分。このカフェを運営しているのは、隣接している「まるせい果樹園」。目指すはそこ!
この日は気温30度超えで相当暑いだろうな……と覚悟をしたのですが、自然いっぱいの道は歩いていると気持ちが良く、お散歩気分でまるせい果樹園に到着です。
元はゴルフ場だったこともあり、桃のエリアまで、佐藤さんが運転するゴルフカートで向かいます。果樹園では通り道になる林檎や葡萄などの説明もあり、アトラクション気分で桃の木の下に到着。ゴルフカート、最高。
まるせい果樹園で桃狩り
もぎたてジューシー、人生初の桃狩りに挑戦
青空の下、自分で採った桃を、その場でいただく贅・沢・感……!
美味しい、美味しい──と、パフェの前に、桃を丸々2個完食してしまいました。
もぎたてならではのジューシーさと、果樹園の気持ちいい空間がたまりません。
「とにかくお客さんに楽しんでもらいたい」とおっしゃる佐藤さん。カフェの併設やフルーツ狩りなど、果樹園に来た人に幸せをシェアしたい、という熱い思いを何度も語ってくださいました。
訪問者を楽しませたい一心で、なんと、池をハート形にDIY。
池には「合鴨(愛ガモ)」や、「鯉(恋)」がいて、なんだかラブがいっぱいな様子。ここで祈れば、恋も叶うかも?……ですが、私は家族の幸せを祈ってきました。
パワフルな佐藤さん自身がパワースポットのような存在なので、ダブルでいいことありそうです。
農家カフェ「森のガーデン」で桃パフェ
完熟の桃に感謝!100%桃パフェ
待ってました!! 1.5個分の桃を贅沢にのせた森のガーデン名物・桃パフェ。桃が器からあふれんばかり。「食べるのが難しい」だなんて、幸せな悩みです。
ジュワッと桃の果汁が滴るところに、生クリームのまろやかさが加わり、おいしさの絶頂!! 自然の旨みが口いっぱいに広がる感覚は、桃にお礼を言いたくなるほどのおいしさでした。……桃、ありがとう!
実は取材時は、桃パフェは販売開始される直前で、特別に作っていただきました。この時季はさくらんぼのパフェが店頭で販売されていました。2つの旬が並んだ、奇跡のコラボレーションの瞬間。
このほかにも、林檎や葡萄、梨など、その時季に採れる旬な果物のパフェが展開されているそうです。
心の声(毎シーズンのパフェを制覇したい……!)
桃パフェを食べて佐藤さんご夫妻に会ったら、本当に恋がかなうのでは? なんて思った帰り道。フォトジェニックを探して出会えたのは、とびきりの桃と、百姓魂をも超える愛いっぱいの果樹園でした。
この記事の内容は2019年7月9日現在の情報です。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR郡山駅→JR福島駅→ふくしま逢瀬ワイナリー→JR福島駅
【2日目】JR福島駅→医王寺前駅→まるせい果樹園・森のガーデン→JR福島駅→JR東京駅