皆さんこんにちは! ママ鉄の豊岡真澄です。
鉄道が大好きな息子と一緒に、鎌倉に江ノ電の旅へ行ってきました。今話題のスポットやおいしいものも、あわせてご紹介します。
【行程】
JR東京駅からJR横須賀線で約1時間、JR鎌倉駅に到着です。
ここからいよいよ江ノ電の旅がスタートします。まずは、券売機でお得なフリーきっぷ「のりおりくん」を買います。江ノ電全線で、一日何度でも乗り降りができる乗車券です。おとな650円、こども330円で、すぐに元が取れるのでオススメ。
鎌倉駅から、まずは七里ヶ浜駅へ向かいます。約15分の乗車です。
「ママ、何の車両が来るかな?」と待っていると、狙っていた300形が来ました!
2両1編成で、とっても貴重な300形に、息子も大喜びで写真を撮っていました。
さっそく乗ります。
わぁ! 床が木だ!! と感激しています。今では珍しい木の床に、私もなんだかうれしくなります。製造プレートも忘れずチェック。
平成元年に旧車両から改造されているということがわかります。改造されてから、もう30年以上が経つのですね。まだ現役で走っていることに感激しながらあっという間に七里ヶ浜駅へ。
まだ降りたくない表情をしていた息子。のりおりくんがあるから、またあとで乗ろうね。
朝早かったので、ここで朝ごはんタイム。
七里ヶ浜駅から歩いて3分ほどのところにある、シドニー発のオールデイダイニング「bills 七里ヶ浜」へ。このbills、ニューヨークタイムズが「世界一の朝食」と称したとか。
天気も良く暖かかったのでテラス席に案内してもらうと、目の前に広がる海にテンションが上がります。
息子はフルオージーブレックファスト。
スクランブルエッグがおいしすぎる! と大興奮してました。
私は、人気のリコッタパンケーキ。もう、ふわっふわで口の中が幸せいっぱい。
※2020年4月15日 現在、メニューが変更になっています。
最高のロケーションで朝食を食べられるなんて贅沢! がぜんパワーがみなぎってきました。
おなかいっぱい食べたあとは、再び江ノ電に乗って移動です。
七里ヶ浜駅から鎌倉駅へ戻って、今話題の「裏小町通り」へ行ってみます。
鎌倉駅周辺にはいくつか有名な通りがあるのですが、なかでも一番にぎわっているのは小町通り。
休みの日とあって、すごい人です! レストラン、カフェ、雑貨屋さんとなんでもそろい、食べ歩きをしている方も多い、そんな小町通りの裏路地「裏小町通り」が、注目されているのです。
さっそく路地をはいってみると、あれ? まったくの別世界にはいり込んだみたいです。
静かで、落ち着いていて、とても歩きやすい。迷路のように入り組んでいるのがまた面白くて、開拓したくなります。小料理屋さんやカフェ、雑貨屋さんなど人気のお店もたくさんあり、行列がいくつもできていました。
いろいろ散策したあとは、おやつを食べながら休憩。
鎌倉駅から徒歩3分ほどのところにある「パレタス 鎌倉店」へ。
中に入ると……わぁ! カラフルでかわいい~!
旬のフルーツを閉じ込めたカラフルなフローズンフルーツバーに、すっかりくぎ付け。
合成添加物を極力使用せず、国産の素材を可能な限り使うというこだわり。普段、直感的に決めてしまう私も、この時ばかりは相当悩みました。店員さんは、「皆さん悩まれますよ~」と笑顔で待ってくれました。
悩みに悩み、ミルクジェラートベースにたくさんのフルーツが入ったミルキーミックスと、これでもか!とイチゴがぎっしり入ったミガキイチゴに決めました。
おいしーい! 歩いた疲れが吹き飛びます。もう一本、いや二本は食べられそうでした。
このあと、鎌倉駅周辺のホテルにチェックイン。明日に備えてゆっくり休みます。
2日目の朝、今日も江ノ電フリーきっぷ「のりおりくん」を使って、たくさん乗ります。
まずは、鎌倉駅から約20分、定番人気の鎌倉高校前駅へ。
海が近―い! きれーい。
ここでは、駅と海と江ノ電の写真が撮れます。
太陽の光が当たってキラキラしていた海と江ノ電。旅の思い出の一枚になりますね。
看板やベンチもレトロでいいですね。
そしてこのあとは、鎌倉高校前駅から再び江ノ電に乗って10分、稲村ヶ崎駅へ。
ここには、目の前を江ノ電が走るというスペシャルな環境でランチができるお店があるのです。それがこちらの「ヨリドコロ」。
もう、まさに線路沿い! そして踏切も。11時のランチオープンに合わせて行くと、すでに若い女性たちが列を作っていました。
こちらは2015年にオープンした、小さな仕立て屋さんをリノベーションした古民家カフェ。
窓際の席に座ると、あまりにも線路に近くてびっくり!
こんなにもすぐ目の前に線路が。たまりません。
オーダーしたほっけ定食を食べながら、江ノ電を待ちます。
さっそく踏切が鳴り、ふたりとも目がキラーン!
ちかーい!!! 車体も足回りも、しっかり見ることができます。音がするたびに食事の手を止めて列車を眺める筆者親子。こんな近くで江ノ電を眺めながら、おいしい定食を食べられるなんて。
こちらのお店は朝ごはんの時間帯も人気で、列車内からもにぎわっているのが見えました。
そしてこのあとは、稲村ヶ崎駅から約10分の腰越駅へ。駅に着くと、息子が何やらかわいいものを発見!
このタイルアートや駅北側の壁に描かれた絵は、腰越駅の駅員さんを中心に、江ノ島駅の駅員さんとともに描いたものだそうです。手作り感が、とってもあったかいですよね。
さぁ、ここからは下車して散策をしましょう。
腰越駅から鎌倉高校前駅方面へ少し歩くと、小さな路地がたくさんあり、民家の横を列車が走る「THE江ノ電」風景を見ることができます。列車の接近を知らせる青ランプ※が線路沿いにあり、住民の方もそれを確認しながら生活している様子が見られました。
※遮断機とは別に設置された、江ノ電が接近していることを知らせるランプのこと。
お寺の目の前に踏切があり、いい絵が撮れます。
そしてもうひとつ、江ノ電といえば、この光景が浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
そう、道路のど真ん中を江ノ電車両が走る併用軌道。人と車と列車が同じ道路を走っています。息子も、思わず緊張の面持ちで見つめていました。「すごいね、列車のこんな近くを車が走ってる……! 自転車も! バイクも」と。
そのまま江ノ島駅方面に向かうと、途中で見つけちゃいました。腰越駅から徒歩10分ほど、有名な和菓子店・扇屋さんの入り口にある江ノ電車両。
実際に昔走っていた600形の顔が、ドーンと出迎えてくれます。お土産の定番「江ノ電もなか」は、ここでしか手に入らないので要チェックです。
そしてこの写真を撮っていたら、目の前の踏切が鳴り、列車が走ってきました。
レトロ車が来ました! この塗装、おしゃれで大好き~!
今度は反対側から列車が来ます。
おおおお! なんでしょう、この道路に入り込む感じがたまりません。
迫力を味わったあとは、そのまま江ノ島駅まで歩きます。
江ノ島駅に入ると、思わず目を留めてしまったものがありました。
こちらの待合室です。
大好きな300形の顔に、隣には小さなお子様がくぎ付けになるプラレールのジオラマがありました※。
よく見てみると、大仏や江ノ島駅などが再現されています。
待合室の隣にはお庭のようなものがあり、その名も「ガー電」。ガーデンと書かずにガー電。小学校4年の息子は大笑い! 腰越駅の壁画もそうですが、江ノ電社員さんたちの温かさに包まれている江ノ電。
※取材当時の情報です。
帰りは、江ノ島駅からJR藤沢駅経由のJR上野東京ラインで東京駅へ。
今回、久しぶりの息子とのふたり旅でしたが、想像以上に見どころがたっぷりとあり、楽しかったです。都心からそう遠くないのに、ゆったりのんびりとした空気感がとてもよくて、気軽に非日常を味わえてリフレッシュできました。観光名所もたくさんあり、何度訪れても楽しめるので、また家族で遊びに行きたいです。
掲載情報は2020年4月16日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→江ノ島電鉄鎌倉駅→七里ヶ浜駅→bills 七里ヶ浜→江ノ島電鉄鎌倉駅→裏小町通り→パレタス 鎌倉店→江ノ島電鉄鎌倉駅
【2日目】江ノ島電鉄鎌倉駅→鎌倉高校前駅→稲村ヶ崎駅→ヨリドコロ→腰越駅→江ノ島駅→JR東京駅