函館の最強スイーツ8選。北海道の美味3,000以上を食したライターが厳選
今回の列車旅ポイント
- 函館市電の1日乗車券でお得に巡れる
- 函館駅構内にある人気洋菓子店「函館洋菓子スナッフルス」
- 大沼公園駅から徒歩1分の名店「沼の家」の元祖 大沼だんご
はじめまして! 札幌生まれ、札幌育ちのグルメライター高井なおです。
北海道と食べ歩きをこよなく愛し、北海道全域で3,000軒以上美味しいものを食べ歩いてきたわたしが今回紹介するのは、函館市電&函館本線で巡る「函館スイーツ」♪
東京から函館へのアクセスは……JR東京駅から東北・北海道新幹線「はやぶさ」に乗車し約4時間20分でJR新函館北斗駅へ。そこから函館本線 快速はこだてライナーに乗り、15分ほどでJR函館駅です。東京を始発で出発すると、11時25分に到着。
函館は札幌・旭川に次いで、北海道で3番目に人口の多い港町。
「世界三大夜景」「新鮮な魚介類」「異国情緒あふれる街並み」など、道産子のわたしも毎年訪れるほど魅力がたくさん!
絶対にハズせない定番から、地元民しか知らないスポットまで……全力で紹介します!!
さっそく出発〜♪
電停「函館駅前」
函館市電でお得にスイーツ巡り
函館市電に乗りこんだら、まず、車内で「市電1日乗車券(600円)」を購入しましょう。市電は通常運賃が210円~250円だから、3回以上乗るなら確実にお得♪
函館駅前から湯の川方面行の市電に約10分乗車し、6つ先の千代台で下車します。
隠れ家カフェ「CAFE PARI,SIA」
隠れ家カフェで「夢のような逸品」を!
千代台電停から10分ほど歩き、本日1軒目「CAFE PARI,SIA(カフェ パリジア)」さんに到着!
「CAFE PARI,SIA」さんは、東京の製菓学校で技術を学び、函館市内のカフェでパティシエを務めた店主が営むお店。スイーツの他にも種類豊富なドリンクや、野菜をたっぷり使ったパンプレートなど様々なメニューが用意されています。
こちらでは、旬のフルーツを使った、2019年7月中旬~8月中旬頃までの季節限定フレッシュスイーツをいただきます。
桃好きなら絶対ときめく、夢のような逸品。
その名も……「桃を食べるパンナコッタ」♪
「ちゅるるん♪」
ミルク感たっぷりのパンナコッタ、バニラ風味のミルクスープ、桃が三位一体となった最強ジューシーな喉ごし。
やさしい甘さとぷるぷる食感でスプーンが止まりません。
老舗和菓子店「ひとつ風」
老舗和菓子店で糖分チャージ!
千代台から市電に約8分乗車し、杉並町で下車。少し先に見えるのが、和菓子店「ひとつ風」さん。徒歩1分ほどで到着です。
この道約60年の店主が良質素材で作る、老舗の味を楽しみましょう♪
こちらで購入するのは近郊産の黒米「きたのむらさき」を皮ごと使った「古代餅」。
しっかりと弾力があって余計な甘さはなく、素朴でシンプルな味。たっぷりの「焦がしきな粉」の香ばしさもイイ!
原材料も安心、安全で子供から年配の方まで安心して食べられます。
さらに!
「黒米のアントシアニン」「きな粉の大豆イソフラボン」がたっぷり含まれていて、栄養価がとても高いんです。お菓子を食べて健康かつキレイになれるなんて……この上ない幸せ!
トラピスチヌ修道院
トラピスチヌ修道院の「神聖なスイーツ」
再び杉並町から市電に乗車、湯の川温泉で下車し、徒歩約2分の湯川温泉電停前で函館バスに乗車。そこから揺られること約10分でトラピスチヌ前に到着。降りると、次の目的地「トラピスチヌ修道院」はもう目の前です♪
ここは1898年にフランスから派遣された8人の修道女が設立した、日本初の女子観想修道院。レンガ造りの美しい建築物の数々を無料で見学することができます。
さっそく売店で、修道女たちの手作りスイーツを購入しましょう♪
「マダレナ」は、裏側のシェル(貝)の模様が涙のあとに似ていることから、聖マダレナ(マグダラのマリア)にちなんで名付けられたマドレーヌ。
口に広がるのは、ほっこり素朴な味わい。
そして特筆すべきは原材料!
「マダレナ:小麦粉、鶏卵、バター、砂糖」
「クッキー:小麦粉、バター、粉糖」
ここまでシンプルなものって、今のご時世なかなかないですよね。フランスから受け継いだレシピをもとに添加物を一切使わずに作られています。
また、パッケージに書かれている温かいお祈りの言葉に、心が洗われる……!
訪れる際はぜひ、優しさあふれるスイーツを味わってみてくださいね♪
函館洋菓子スナッフルス 函館エキナカ店
本日の〆はエキナカの絶品チーズオムレット
函館バスと函館市電を乗り継いで来た道を戻り、再びスタート地点の函館駅に戻ります。
1日目のラストは「函館洋菓子スナッフルス 函館エキナカ店」さん。
函館に来たら、やっぱりアレはハズせません♪
口に入れた途端にシュワッ! と溶ける。
もう数えきれないほど食べていますが、毎回感動するこの口溶けはまさに傑作。
函館エリアではココでしか買えない、チーズオムレットを巻き込んで焼いた「オムパン」もおすすめですよー♪
このあと、函館駅付近のホテルにチェックインし、明日にそなえて早めに眠りにつきました。
函館駅
2日目はJR函館本線でスイーツ巡り
2日目の移動は函館本線で。
帰りの列車時間ギリギリまで、全力で、あま~い幸せをお届けします!
CAFE and Gallery M7750
大自然の中で「北海道産生クリーム」を堪能
函館駅から函館本線で銚子口駅まで1時間ほど、銚子口駅から緑の中を歩くこと約10分。
大沼湖畔に「東大沼キャンプ場」が見えてくると、その向かいにあるのが今日の1軒目、「CAFE and Gallery M7750」さん。旬のフルーツをふんだんにつかって作られたクレープがメインのお店です。
2019年7月中旬~8月上旬頃までの季節限定、「桃のクレープ」がはじまったという情報を聞きつけ行ってきました♪
もっちり弾力のあるクレープ生地にたっぷりの「北海道産生クリーム」と「桃」が入っています。
「あぁ……生きててよかった!」
噛むたびに口の中を満たす桃の果汁。そこに、さっぱり濃厚な生クリームが加わって至福の美味しさ!
美味しい北海道産生クリームは色々食べてきましたが、ここまでキレのある後味ははじめてかもしれない。わざわざ行く価値あり! の絶品クレープでした♪ 夏以外の季節のクレープも、味わってみたい!
老舗だんご店「沼の家」
驚愕のやわらかさ!「沼の家」の老舗だんご
続いて銚子口駅から列車で約25分の大沼公園駅へ。次なる目的地「沼の家」さんは、駅から目と鼻の先です!
作りたてにこだわっているため、毎日、早朝から仕込みはじめ、多い時には夕方まで作り続けるという「元祖 大沼だんご」。
大沼湖と小沼湖の浮島に見立てた小ぶりなおだんごに、みたらしをたっぷりと絡めると……
「やわらか~い!」
はじめて口にした時は、この柔らかさとプリプリ感に驚きました。
折り箱に入っているから、列車の中でも食べやすいんですよね。食べきれなかったら帰りの列車のおやつに持ち帰りましょう♪
菓子舗 喜夢良
西洋りんご発祥の地で、りんごスイーツ
大沼公園駅から列車に乗り、約20分で七飯駅に到着。次なる目的地は、駅から徒歩約15分の国道5号線沿いにある「菓子舗 喜夢良(きむら)」さん。
ここ七飯町は日本ではじめて西洋りんごが栽培された場所。ということで、「りんご」を使ったスイーツを購入です!
3色の色合いがキュートな「七飯アップルチョコレート」は、りんご型の最中に、七飯町産の紅玉りんごジャムとチョコレートを閉じこめたもの。たっぷり入ったジャムの絶妙な酸味が◎
新感覚のひんやりスイーツ「ななえ林檎餅」は、ぷりっとなめらかなお餅の中から、七飯産のりんごソースがとろ~ん♪ お餅って冷やしても美味しいんだなぁ。
和菓子にあまり馴染みがないというスイーツ好きのあなた!
だまされたと思って是非一度、ご賞味ください♪
はこだて柳家
いかようかん? 見た目と味の衝撃的なギャップ!
七飯駅から列車に乗り約15分。五稜郭駅で下車します。
函館の海鮮といえば? やっぱり「いか」ですよね。
お土産にしちゃいましょう! (笑)
常温で7日間日持ちするのでお土産にぴったり♪
今回は、「はこだて柳屋 本店」へ事前に連絡して予約し、五稜郭駅から徒歩約10分の「はこだて柳屋 スーパーアークス港町店」で購入しました。
「お、美味しい……!」
リアルな見た目のインパクトからは想像できない、とっても上品な美味しさ。
「羊羹、コーヒー風味の餡、求肥(ぎゅうひ)」の3層からなっており、「和」と「洋」が見事にマッチ! 予想外の味に、きっとあなたも驚くはずです。
型などは使わず、職人さんが1パイ1パイ手作りしているため1日50パイ限定。
帰ってからも楽しい旅の思い出が蘇ること間違いなしの「いかようかん」。
お土産に1パイ「いか」がでしょうか♪
さて、1泊2日で「函館スイーツ」を食べまくった今回の旅。詰めこんだので、かけ足の紹介になってしまいましたが……もっと力説したかったというのが本音です(笑)
函館には、まだまだ紹介したいものが本当にたくさん!
新幹線でびゅーんと気軽に、遊びに来てくださいね~♪
掲載情報は2020年8月21日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
函館駅
スポット情報
Cafe and Gallery M7750
住所:函館市亀田郡七飯町東大沼19-10
電話:0138-67-1810
営業時間:8:00~17:00
定休日:不定休、冬季休業(11月~4月20日頃まで)
今回の旅の行程
【1日目】JR函館駅→CAFE PARI,SIA→ひとつ風→トラピスチヌ修道院→函館洋菓子スナッフルス 函館エキナカ店→宿
【2日目】チェックアウト→JR函館駅→CAFE and Gallery M7750→沼の家→菓子舗 喜夢良→はこだて柳屋 スーパーアークス港町店→JR函館駅