カメラ女子ひとり旅におすすめ!フォトジェニックスポット9選
気軽に行けて、自分の時間を満喫できるひとり旅。カメラを趣味とするカメラ女子のみなさんは、旅先で出会った美しい光景をじっくり堪能して、写真に収めたいですよね。そこで今回は、奥入瀬渓流や大内宿など、カメラと旅行が好きな女性におすすめしたい、東日本のフォトジェニックなスポットを9カ所ご紹介します。
- ① 函館(北海道)
- ② 十和田湖・奥入瀬渓流(青森)
- ③ 大内宿・七日町・東山温泉(福島)
- ④ 金沢(石川)
- ⑤ 五箇山(富山)
- ⑥ 谷川岳(群馬)
- ⑦ あしかがフラワーパーク(栃木)
- ⑧ 日光(栃木)
- ⑨ 国営ひたち海浜公園(茨城)
①函館(北海道)
異国情緒あふれるハイカラな港町
江戸末期の1859年、横浜や長崎とともに国際貿易港として開港した函館は、欧米の文化を積極的に吸収し、元町を中心に発展を遂げてきました。現在でも、エキゾチックな街並みが残り、和洋折衷の町家や洋館をめぐる散策が楽しめます。
箱館戦争の舞台になった「五稜郭(ごりょうかく)」は、現在では緑あふれる公園に。公園内に建つ五稜郭タワーからは、星形の五稜郭を写真に収められます。
海に向かってまっすぐに延びる坂、「八幡坂」は美景スポットとして知られています。映画やドラマ、アニメなどのロケ地にも使用されている場所です。
さらに、世界三大夜景と称される「函館山」からの夜景は、カメラが趣味なら一度は訪れたいスポットではないでしょうか。
以下の記事は、トラベルフォトライターのTAJIHARU(たじはる)さんが函館のフォトジェニックスポットを巡った一泊二日の旅レポートです。函館山の夜景の撮影tipsも紹介しているので併せてご覧ください。
②十和田湖・奥入瀬渓流(青森)
湖と渓流が織り成す自然美を満喫
青森でとっておきの風景に出会いたいなら、おすすめは「十和田湖」と「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖は青森・秋田の両県にまたがる、代表的な二重式カルデラ湖。周囲約46km、最大水深約327mで、空から見ると、まるでクルミを割ったような形をしています。
青藍色の水をたたえた十和田湖は、その透明度の高さが特徴。
十和田湖遊覧船が通年運航され、四季折々の十和田湖を湖上から眺めることができます。湖岸から眺めるときとは違った魅力が楽しめるはず。
m.様
@room.339
【びゅうたび編集部より】
遊覧船からは「十和田ブルー」が堪能できます
美しい十和田湖から下流の焼山まで、約14kmの区間が奥入瀬渓流です。渓流沿いの遊歩道を歩けば、季節ごとの美しい景色を眺めることができます。
ひとり旅なら、自分のペースで移動や散歩ができるので、自然の中で存分にリフレッシュしながら撮影できるはず。遊覧船からゆっくり十和田湖を眺めたり、徒歩でのんびり奥入瀬渓流を散策したりと、日程や体力に合わせて楽しみましょう。
山岡 昭文様
@yamaoka_akifumi
【ご本人コメント抜粋】
青森県にある奥入瀬渓流です
【びゅうたび編集部より】
まるで絵画のように美しい風景ですね
青森・おいらせJR+宿泊 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
1泊2日/東京駅⇔八戸駅/夕朝食付き
※商品が0件の場合は検索条件を変更いただき、再検索をお願いします。
③大内宿・七日町・東山温泉(福島)
会津の歴史を感じる旅へ
江戸時代に会津~日光を結ぶ会津西街道の宿場だった「大内宿」。今も茅葺き屋根の民家約30軒が軒を連ね、旅人を優しく迎えてくれます。小高い丘の上にある展望台「大内宿見晴台」では茅葺き屋根の建物が立ち並ぶ様子を写真に収めることができます。
Hiroki Katsura様
@hirosan0706
【ご本人コメント抜粋】
歴史情緒ある茅葺き屋根の民家
心が和む素敵な場所
【びゅうたび編集部より】
宿や食事処などを営む民家も目立ちます
会津城下の西の玄関口として栄えた「七日町(なぬかまち)通り」には、江戸時代から続くお店もあるほど歴史ある町で、明治~昭和初期に造られた重厚な白壁蔵、木造商家、洋館などが残っています。昔ながらのレトロな雰囲気を満喫でき、歴史好きな女性のひとり旅にはぴったりです。
「東山温泉」は、奈良時代に名僧・行基が発見したと伝えられる、会津の奥座敷。新選組副長・土方歳三が湯治に訪れたという伝説が残るだけでなく、与謝野晶子などの文化人に愛されたといわれる、歴史ある温泉地です。
④金沢(石川)
歴史と伝統が息づく加賀百万石の城下町
北陸の中枢都市・金沢は、藩政時代に加賀百万石の城下町として栄えた古都。第二次世界大戦の戦火を免れたこともあって、当時の建造物や昔ながらの街並みが今も残り、それが人々を惹きつける大きな魅力になっています。歴代の藩主が作庭した「兼六園」は、日本三名園のひとつとして名高く、梅や桜、カキツバタなど、四季に咲く花々も見ごたえがあり、フォトスポットもたくさんあります。
Miyuki H様
@jemmy612
【ご本人コメント抜粋】
冬の段~金沢城 兼六園ライトアップ
私たち、近所に住む金沢市民でもやっぱり綺麗~~
【びゅうたび編集部より】
季節によってはライトアップが見られる日も!
格子戸の街並みが美しい「ひがし茶屋街」は、フォトスポットの代表。金沢で最も格式の高い茶屋街といわれ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
Fumiyan様
@ fumiyanphoto
【ご本人コメント抜粋】
夜の茶屋街はきっと明かりが灯って最高に綺麗なんだろうな
いい街並みでした
【びゅうたび編集部より】
日本の伝統的な建物が連なる美しい街並みは必見です
最先端のコンテンポラリーアートに触れるなら「金沢21世紀美術館」へ。無料の交流ゾーンがあり、気軽に立ち寄れるのも魅力。華やかな歴史と現代アート、どちらも独り占めできる金沢は、ひとりでゆっくりアートを楽しみたい人にぴったりのエリアです。
ユキ様
@qui0
【ご本人コメント抜粋】
金沢21世紀美術館
『Colour activity house』
【びゅうたび編集部より】
体感できる屋外のアート作品、引き込まれます
⑤五箇山(富山)
世界遺産の集落と美しい彫刻に出会う
ホタルイカなど海の幸に恵まれた神秘の海と、背後に控える立山連峰の雄大な自然に囲まれた富山。なかでも、世界遺産に登録された「五箇山」は絶好のフォトスポット。五箇山とは、40の小さな集落の総称。江戸時代には加賀藩の支配下にあり、火薬の原料がひそかに作られていた村ともいわれています。豪雪地帯のため、雪を滑りやすくした屋根は、60度の急勾配。合掌造りと呼ばれ、昔と変わらない風景を残しています。
jungonsan様
@jungonsan
【ご本人コメント抜粋】
相倉合掌造り集落
【びゅうたび編集部より】
夏の合掌造りの景色はノスタルジックな気持ちにさせてくれます
空野様
@kiyoteru0
【ご本人コメント抜粋】
五箇山 菅沼合掌造り集落ライトアップと花火
日本初の世界遺産の合掌集落での打ち上げ花火だそうです
【びゅうたび編集部より】
五箇山では定期的に夜間のライトアップが行われ、大人気とのこと
「真宗大谷派(東本願寺)井波別院瑞泉寺」は、1390年に創建されましたが、数度の焼失を経験。再建の際に、地元・井波の彫刻職人たちによって、お堂の随所に見事な彫刻が施されました。富山を代表する精巧な伝統技術は、いつまでも鑑賞したくなる美しさです。
>>五箇山の冬景色&船でしか行けない秘湯を求めて、冬の富山へ
⑥谷川岳(群馬)
広大な展望が楽しめる人気の名山
「谷川岳」は、群馬・新潟の県境にある三国山脈の一山です。首都圏から近く、高山植物の宝庫として昔から人気です。谷川岳の稜線付近は、厳しい気象環境から高山帯に似た環境となっています。そのため、標高2,000mに満たない標高でありながら、高山植物の種類が多いのだとか。高山植物が色とりどりの花を咲かせるのは例年5~8月頃。秋の紅葉や冬の雪景色も圧巻。季節やコースによって、さまざまな絶景を撮影できます。
nyako様
@phtnyk
【ご本人コメント抜粋】
目の前に迫り来る
岩壁のド迫力に圧倒される
ここの景色が好きです
【びゅうたび編集部より】
鮮やかな紅葉が荒々しい岩壁を飾っています
一ノ倉沢など谷川岳の岩場は、日本三大岩場のひとつに数えられ、ロッククライミングの聖地でもあります。谷川岳ロープウェイからの眺望は素晴らしく、眼下に西黒沢、行く手に谷川岳の双耳峰などを眺めることができます。登山に自信がない女子のひとり旅でも、ロープウェイに乗れば手軽に自然を感じられるのでおすすめです。
yuji様
@yu0189
【びゅうたび編集部より】
ロープウェイから見る、一面の雪景色
>>谷川岳へ気軽な日帰りハイキング。初めての群馬は最高にエモかった
>>谷川岳の紅葉と温泉を満喫!はましゃかオススメ、秋の群馬女子旅へ
⑦あしかがフラワーパーク(栃木)
幻想的な花の世界に酔いしれる
「あしかがフラワーパーク」は、東京ドーム2個分もの広い園内で、まるでじゅうたんを敷き詰めたような数百万株の花々が観賞できる、花のテーマパーク。春から晩秋にかけて咲く季節の花や、冬のイルミネーションなど、季節を問わず絶景が楽しめます。
kong様
@kong_town
【ご本人コメント抜粋】
魚眼レンズの画角が狭く感じる
【びゅうたび編集部より】
日本随一の、美しい藤のカーテンが見事です
とりわけ藤の花は有名で、樹齢150年の大藤は園のシンボル。園内には、世界的にも珍しい600畳敷きの大藤棚や、長さ80mの藤のトンネルなどがあり、見せ方も魅力的。350本以上の藤が咲き乱れる幻想的な光景は、人々を惹きつけてやみません。
TOSHI13137様
@toshi13137
【ご本人コメント抜粋】
きばな藤のトンネル別バージョン
【びゅうたび編集部より】
日本では栽培が難しいとされている、きばな藤のトンネルです
初夏のバラ、シャクナゲ、クレマチス、夏の花菖蒲、アジサイ、秋のアメジストセージなど、季節を8つのステージに分け、年間を通じて多彩な花々が迎えてくれます。さまざまな花を時間を気にせずカメラに収めたい場合は、断然ひとり旅がおすすめです。
花図鑑様
@flowerlife.jp
【ご本人コメント抜粋】
春の訪れ感じる花壇
【びゅうたび編集部より】
あしかがフラワーパークは藤以外の花も見逃せません
以下の記事では、写真のメディア「Photoli」を運営している涼さんが、藤の撮影ポイントをご紹介しているので、カメラ初心者の方もぜひご覧ください。
>>あしかがフラワーパーク撮影旅。藤の撮影のポイント3つもご紹介
⑧日光(栃木)
クラシカルな名建築めぐりで歴史に親しむ
ひと味違ったフォトジェニックな日光を楽しむなら、名建築めぐりがおすすめ。日光市街には明治時代創業のリゾートホテルである「日光金谷ホテル」があります。昭和天皇やアインシュタイン、ヘレン・ケラーなど、国内外のVIPをもてなしてきたホテルで、本館、新館、別館は国の登録有形文化財指定。かつて使用していた備品などが見られる展示室もあり、日光金谷ホテルの長い歴史に思いをはせることができます。
katurak様
@katura.aliyah
【びゅうたび編集部より】
まるで明治時代にタイムスリップしたような気分になれます
明治時代から昭和初期にかけて、外国人の避暑地として発展した中禅寺湖の周辺にも、クラシカルな建造物が残っています。「イタリア大使館別荘記念公園」「英国大使館別荘記念公園」には、両国の歴代大使が滞在した優雅な建物が復元されています。レトロな雰囲気が好きなら、ひとり旅で名建築をゆったり&贅沢にめぐり尽くしましょう。
daisuke様
@d_f.09
【ご本人コメント抜粋】
室内は仕上げが杉の皮と押さえ竹でほぼ構成されている質素な作り。杉は周辺で簡単に調達出来る材料。にも関わらずこれだけバリエーションのある設えを作り上げているのが見事だった。
【びゅうたび編集部より】
「イタリア大使館別荘」。和洋の建築様式が調和した、クラシカルな設計にうっとり
あけちゃん様
@chibinya4288
【びゅうたび編集部より】
「英国大使館別荘記念公園」。2階にはティールームがあり、英国文化を体験できます。
⑨国営ひたち海浜公園(茨城)
潮風に吹かれながら、季節の花を満喫
茨城随一のレジャースポットである「国営ひたち海浜公園」は、たくさんの花々や植物で彩られるフォトスポットでもあります。特に有名なのが、丸い形に成長するユニークな植物・コキア。9月下旬から緑の葉が少しずつ紅葉し、10月上旬~中旬に「みはらしの丘」エリアを真っ赤に染めます。一面に広がる鮮やかな赤色は、まさに絶景と呼ぶにふさわしい景色。
marron_mini様
@marron_mini
【ご本人コメント抜粋】
茨城のひたち海浜公園へ、赤い絨毯を見に来ました
【びゅうたび編集部より】
国営ひたち海浜公園の、かわいい秋の風物詩です
ゴールデンウイークシーズンに丘をブルーに染め上げるのは、約450万本ものネモフィラの花。愛らしいブルーの花が、青い海や青い空と調和した様子は素晴らしく、絶対に見ておきたい風景のひとつ。
ちゃおG様
@natural_tyaog
【ご本人コメント抜粋】
これは自分の中でのベストショットです!
【びゅうたび編集部より】
さわやかな青色が、空と溶け合っていますね
そのほかにも、スイセン、チューリップ、バラ、コスモスなど、四季折々の植物が公園を彩り、花をめでる多くの人でにぎわっています。
a_kawamura様
@a_kawamura40
【ご本人コメント抜粋】
公園内にはネモフィラ以外にもチューリップも見頃でした
【びゅうたび編集部より】
まるで童話の世界に迷い込んだような鮮やかさ!
>>一面のコキアはインスタ映え抜群!国営ひたち海浜公園で絶景を撮影♪
カメラを片手に、ときめきを探すひとり旅へ!
今回紹介したのは、建物や風景が美しく、感性がときめくスポットばかり。ひとり旅なら、ゆっくりと景色を堪能して自分のペースで写真撮影をすることができます。非日常的な空間を満喫しながら、あなただけのお気に入りの景色を探すカメラ旅を楽しんでください。