フォションホテル京都に宿泊。朝食&アフタヌーンティーを楽しむ
今回の列車旅ポイント
- ダイナミックレールパックを利用して京都へ
- 京都へは東海道新幹線で約2時間。気軽に行ける距離!
- 駐車場がないフォションホテル京都へは、公共交通機関の利用が◎
心ときめくスイーツを求めて年間1000を超える全国のホテルやカフェを巡る、スイーツ王子 いでくんです。
今回は、かつて日本の中心地であり、今は国内外から多くのゲストが観光に訪れる京都へ。話題の「フォションホテル京都」でアフタヌーンティーや朝食を楽しむ、ご褒美ステイをしてきました。
東京駅を出発
旅の始まりは東京の玄関口、東京駅から
旅の始まりは、JR東京駅。レンガ造りが美しい丸の内駅舎に見とれてしまいますね。朝少しだけ早起きすると、まだ人が少なくて、こんな写真も撮れますよ。
ぽかぽかとした朝日を浴びながら東海道新幹線に乗車。今回は、列車とホテルをまとめてお得に利用できる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」でラクラク予約。
東京駅からJR京都駅までは東海道新幹線で約2時間。気軽に行けてしまう距離で、あっという間に到着。
フォションホテル京都
パリの美食ブランドが手掛けるホテル
京都駅から市バスで約10分の「河原町松原」バス停で下車し、すぐ目の前にある「フォションホテル京都」に到着。ホテルには駐車場がないので、公共交通機関の利用がおすすめです。
華の都・パリで130年以上前に創業した美食ブランド「フォション」が手掛けるラグジュアリーホテル。パリ市と京都市が姉妹都市であり、互いに洗練された伝統文化の中心地であることなどから、パリに続いて2021年3月にオープンしました。
館内に入るとすぐ目の前には、真っ白な大理石の大階段。天井には、京都市の市花でもある桜をあしらったステンドグラスが。この雅なエントランスはフォトスポットとしても人気です。
京都ならではの和のエッセンスの中にファッショナブルなパリの香りを感じる空間からホテルステイが始まります。
エントランスを抜けてホテル最上階のレセプションに移動し、ウェルカムティーとマカロンをいただきながらチェックイン。
マカロンのフレーバーはランダムでいただくことができます。美食体験はチェックインから既に始まっているのです。
フォションホテル京都 アフタヌーンティー
宝石のようなスイーツが並ぶティースタンド
「SNSで見て、気になっている」なんて方も多いでしょう、フォションホテル京都のアフタヌーンティーセット。
年間で数多のアフタヌーンティーセットを巡るアフタヌーンティー男子である私も、期待に胸を膨らませて「サロン ド テ フォション」へ向かいました。
席について程なく運ばれてきたのは、アフタヌーンティーセットに欠かせない紅茶。もちろんフリーフロー(飲み放題)でいただける紅茶は、約20種の中から選べます(コーヒーやフルーツジュースなどを入れると約25種)。
フォションの紅茶は、とにかく香り高く、渋みや苦みもないのでストレートでもおいしくいただけます。
和茶器が使われていたり、砂時計で自分好みの時間を計ってお茶を蒸せたりなど、粋な演出も。
おいしい紅茶をいただいていると、キラキラとした宝石のようなスイーツが並ぶティースタンド(写真奥)が運ばれてきました。
アフタヌーンティーセットの定番であるスコーン、そしてパフェまでついたボリューム満点のラインナップで、テーブルが一気に華やかに。それでは、パフェからいただきます。
今回のアフタヌーンティーセットの中でも主役級のパフェ「タタンのパルフェ」。フォションの代名詞といえるアップルティーのジュレ、林檎のチップ、キャラメリゼされた温かい林檎と冷たいバニラアイス。フランス伝統菓子のタルトタタンを現代風にアレンジしたような構成は、グラスのなかで口福のハーモニーを奏でてくれます。
続いて、ティースタンドの1段目と2段目のスイーツをピックアップ。写真手前にあるのは、左からシェフおすすめのマカロンとショコラボンボン。中列は左から、ピティビエ(フランスの定番パイ菓子の一つ)、キャラメルと洋ナシのムース、ヘーゼルナッツのタルト。そして、奥の右はクルミとコーヒーのパウンドケーキ。どれも紅茶に合うものばかりで、一つまた一つと口に運ぶ手が止まらなくなります。
ティースタンドの3段目と4段目はセイボリー(塩味の軽食)。奥にある、京赤地鶏 南瓜とリコッタチーズのサンドウィッチから時計回りで、林檎とブルーチーズのクラフィティー(卵をつかったフランスの伝統菓子)、ローストビーフと茸マリネのタルト、人参のギモーブ(しっとりしたマシュマロのようなフランス菓子)とシャティーヌ(栗)のプラリネ(カラメリゼしたお菓子)、さつま芋と紫芋のキッシュ。
ランチ代わりにも良さそうなラインナップ。スイーツとのバランスもちょうど良いボリュームですね。
アフタヌーンティーセットの名脇役であるスコーンは、アールグレイとプレーンの2種。クロテッドクリームと自家製ジャムという定番の組み合わせと共に、紅茶との相性も最高です。
芋に栗に南瓜、林檎にきのこなど食欲の秋を象徴する食材がちりばめられ、秋の味覚で彩られた美食体験を存分に楽しめました。
※編集部注:アフタヌーンティーセットは予約制です。今回ご紹介したのは季節限定メニューになります。アフタヌーンティーセットのメニューの最新情報はこちらをご確認ください。
美食ホテルならではのショップでお土産も
フォションホテル京都 お土産
アフタヌーンティーセットを楽しんだあとは、お部屋に戻る前に「ペストリー&ブティックフォション」へ。
パリから直輸入された商品を含む、美食ホテルならではのケーキやマカロン、焼菓子、チョコレート、紅茶にシャンパンにジャムなど、多彩なグルメアイテムはもちろん、こちらでしか買えないトートバッグや傘などのオリジナルグッズもずらりと並びます。
アフタヌーンティーセットでいただいた紅茶がおいしかったので、私がお土産にセレクトしたのは、フレーバーティー「ワンナイト イン キョウト」。
京都タワーや五重塔、平安神宮など京都のシンボルが描かれたブランドカラーのフォションピンクが映えるパッケージも京都のお土産にぴったり。
緑茶ベースの茶葉には、林檎、オレンジピール、桑の葉、ねずの実、レモングラス、バラの花びらなどがブレンドされ、ほのかに桃も香るフルーティで華やかなフレーバーながら、爽やかな緑茶の味わい。食事の邪魔をしないので、シーンを選ばずに楽しんでもらえること必至です。
フォションホテル京都 客室
唯一無二の客室に恋してしまう
いよいよ客室へ。フォションのブランドカラーであるフォションピンク、ホワイト、ブラック、ゴールドで彩られた室内。フォションピンクのソファーは西陣織の老舗が手掛けていたり、天井は金の和紙で仕立てられていたり、照明は木材と和紙でつくられていたりと、客室内はかわいいだけでなく日本の伝統技術も見どころです。
そして、フォションホテル京都の客室といえば、部屋の中央にあるピンクのクローゼット。クローゼットを開けると……。
全室に置かれている美食ホテルならではのうれしいおもてなし、グルメバー。クッキーやマカロンといったフォションのスイーツや紅茶がずらりと並び、いつでもお部屋でティータイムを楽しめます。しかも、これらはすべてフリー。夢のようなクローゼットです。
さっそく、テーブルに広げてお部屋でのティータイムを楽しんでみることに。
注目すべきは、中央左側のお皿にのった、京都を代表する老舗和菓子店「井筒八ッ橋本舗」が手掛ける2大銘菓「井筒八ッ橋」「夕子」のフォション限定パッケージ。しかも、こちらはペストリー&ブティック フォションでも購入できない、宿泊者のみが手に入れることができるグルメバー限定スイーツなのです。
さらに、グルメバーにはテイクフリーなトートバッグが入っていて、食べきれないスイーツは持ち帰ることもできるのです。(トートバッグはペストリー&ブティック フォションでも購入可能)
お部屋でのティータイムが終わったらバスルームへ。
大きな鏡の前に置かれたアメニティもフォションピンク。今治製タオルをはじめ、フォションオリジナル。華やかな香りで優雅なバスタイムを過ごせます。フォションらしいリップのデザインのソープディッシュがとってもキュートですね。
ドアノブにかけるプレートもウィットに富んだメッセージ。こちらをかけてふかふかのベッドにつくと良い夢が見られそうです。
フォションホテル京都 朝食
古都を眺めながらパリ気分を味わえる朝食を
翌朝は楽しみにしていた朝食からスタート。ホテル最上階にあるレストラン「グラン カフェ フォション」でいただけます。
こちらでは窓際の席がおすすめ。
東山からの朝日を浴びながら、すぐ眼下に流れる鴨川、清水寺や平安神宮など古都・京都らしい街並みを見渡せる絶好のロケーションです。
朝食は、ドリンク類のほか、毎朝焼き上げているというホテルメイドのパンやサラダ、卵料理などが楽しめます。
フォションホテル京都のオリジナルレシピでつくられているクロワッサンやブリオッシュは、1日の始まりを笑顔にしてくれるおいしさ。焼き立てでテーブルに届くので、パンの香りに食欲がそそられます。週末限定になりますが、クロワッサンやパンオショコラなどはペストリー&ブティック フォションで販売されています。
季節によってかわる、彩り鮮やかなお野菜を楽しめるシーズナルサラダは体が喜ぶヘルシーメニュー。
メインの卵料理は、オムレツ、スクランブルエッグ、サニーサイド、ポーチドエッグから選べるシステム。今回はオムレツをチョイス。ベーコン、ポテト、ソーセージの3種の付け合わせが付きます。
オーダーをしてからつくってくれるので、出来立てでアツアツのトロトロ状態でテーブルに届きます。平飼いにこだわり、16種をブレンドしたという飼料で鶏を育てている「京都大原山田農園」から届く卵をつかったクラシックなフレンチオムレツ。そのままでもおいしいのですが、別添えの濃厚な自家製トマトソースを付けると、また異なる表情を楽しませてくれる絶品でした。
フルーツが添えられたヨーグルトにフランス・フォションのジャムを加えると、甘酸っぱさが相まって、口に運ぶスプーンが止まりません。あっという間に完食。
美食ホテルでの五感が満たされるホテルステイ。最後の美食体験を終え名残惜しくもチェックアウトです。
鴨川
悠久の歴史の中で千年の都を流れる川
帰りの新幹線まで時間があるので、ホテルの周りを散策。ホテルのすぐそばを、パリを流れるセーヌ川のような、雅な京都を潤す「鴨川」が流れています。
ホテルのペストリー&ブティック フォションで買ったテイクアウトのコーヒーを片手に鴨川を眺めに行きました。この日はあいにく雲がかかった空でしたが、お天気が良い日には鴨川の川面に空の青が映るリフレクションが美しいとのこと。
旅の最後は、京都最古の禅寺「建仁寺」や「安井の金比羅さん」の名で親しまれ、縁切りや良縁結びのご利益で知られる「安井金比羅宮」などの観光スポットをいくつか巡りつつ京都駅へ向かいました。注目を集めるラグジュアリーホテルでの美食体験と京都観光を楽しむご褒美ステイの名にふさわしい旅になりました。
東京駅に到着
掲載情報は2023年11月7日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
フレーバーティー「ワンナイト イン キョウト」 プレゼント応募要項
応募期間は終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR京都駅→フォションホテル京都
【2日目】フォションホテル京都→鴨川→JR京都駅→JR東京駅