彦根城周辺を巡る観光モデルコース。ひこにゃんに会える滋賀の旅 関西

彦根城周辺を巡る観光モデルコース。ひこにゃんに会える滋賀の旅

2024.03.08 関西滋賀
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POINT

今回の列車旅ポイント

  1. 東京駅から米原駅経由で、「彦根城」の最寄り・彦根駅へ
  2. 彦根駅西口ロータリーにある井伊直政公像
  3. 彦根駅を起点に彦根城周辺の観光モデルコースを楽しむ

こんにちは。ライターの井口エリです。城のある街って素敵ですよねえ。城下町があって、歴史と文化があって……。

廃城令や戦火を免れ、築城から400年以上たった今も築城当時の姿を残すのが、彦根にある「彦根城」。そんな彦根城では、毎日、彦根市キャラクターの「ひこにゃん」が登場します。

彦根城や城下町を楽しみ、ひこにゃんに会いに行く列車旅に出発です。

東京駅を出発

お城と歴史、ご当地キャラを楽しむ旅へ

滋賀県の新幹線停車駅であるJR米原駅は、JR東京駅から約2時間半。ちなみに「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、新幹線と宿のセットがお得に予約できておすすめです!

東京駅 東海道新幹線

米原駅で東海道本線に乗り換えて1駅、JR彦根駅に到着です。

彦根駅

彦根駅

彦根駅の駅前ロータリーには特徴的な兜をかぶる井伊直政公の像があります。

井伊直政公像

彦根駅前の井伊直政公像

井伊直政公は、天下分け目の合戦で知られる関ケ原の戦いで徳川四天王の一人として功をあげ、石田三成公の居城であった佐和山城を与えられて十八万石の大名となりました。

直政公は関ケ原の戦いからわずか2年後、41歳で病没しますが、直政公の遺志を受け継いだ子らが約20年の歳月を費やして、1622年(元和8年)に彦根城を完成させました。

ひこにゃんの看板

ひこにゃんの看板

ちなみに、駅を出てすぐに大きなひこにゃんがお出迎え。それ以外にも、彦根城に向かう道すがらあちこちでひこにゃんの姿を見ることができ、町の人たちに愛されているのが伝わってきました。

彦根城を見学

壮観な「彦根城」

彦根城」へは、駅から歩いて15分ほど。

彦根城

彦根城

実際に行って驚いたのが、彦根城の広さ。私が城としてイメージしていた「国宝 彦根城天守」だけでなく、「西の丸三重櫓(にしのまるさんじゅうやぐら)」や「太鼓門」など、敷地内にはたくさんの文化財が……!

彦根城天守

彦根城天守

これが築城当時を今に伝える彦根城天守……! 内部も見学(※)することができます。

※編集部注:耐震工事のため2024年2月13日~3月15日(予定)まで、彦根城天守内部への入場を停止しています。2024年夏頃にも予定をしており、天守内部への入場停止期間中は通常時は公開していない重要文化財「彦根城佐和口多聞櫓」を特別公開予定です。詳しくは、彦根城のホームページをご確認ください

天守の急な階段を上ると見られるのが、こちらの景色!

彦根城天守からの景色

彦根城天守からの景色

城下外の町並みや琵琶湖が見えます。彦根城に住んでいたお姫様はこんな景色を見ていたのかな。

彦根城天秤櫓

天秤櫓

彦根城は軍事的にも優れた城だったそう。今も、攻守の重要な起点となったたくさんの櫓(やぐら)が現存しています。こちらの「天秤櫓(てんびんやぐら)」につながる「廊下橋」は、戦時下では落とせるようになっていたともいわれています。

訪問時期は桜には早い頃でしたが、早咲きの桜が花を付けていました。

彦根城 二季咲桜

彦根城の二季咲桜

彦根は四季を通じて自然が楽しめ、春は彦根城を中心に約1100本の桜が咲き、「彦根城桜まつり」が行われて多くの花見客でにぎわいます。

彦根城玄宮園

玄宮園の庭園

現在復元整備中の「玄宮園」。

園内には茶座敷もあり、江戸時代は茶会を中心とした大名の社交場だったと考えられています。そして取材日は、期間限定で登場場所が変更になっているひこにゃんが、玄宮園のお隣にある「楽々園」内の「御書院」に登場(※)。

※編集部注:通常時にひこにゃんが登場する場所は、天守前か彦根城博物館「冠木門」です(2024年1月取材時は、彦根城博物館「冠木門」工事中のため登場場所が期間限定で変更)。最新の登場場所・スケジュールは、彦根市ホームページ内「ひこにゃん出陣スケジュール」で確認できます

ひこにゃん登場場所

念願のひこにゃんとのご対面

ワクワクして待っていると、ひ、ひこにゃん! 本物だ!

ひこにゃん ©彦根市	彦根城御書院

ひこにゃん ©彦根市

ひええ~! 実際に見るひこにゃんがかわいすぎる! お世話係のお姉さんに甘えるように自由に振る舞い、みんなにかわいさを振りまくひこにゃん。

ひこにゃん ©彦根市	彦根城御書院

お世話係さんにモチモチされるひこにゃん ©彦根市

ひこにゃんの自己紹介があったり、みんなでじゃんけんをしたり……、一挙一動がいちいちかわいくてすごい。あっという間に30分が過ぎていきました。恐るべし、ひこにゃん……!

すっかり心を奪われたところで、彦根城内で見つけたひこにゃんアイテムをおすすめさせてください!

ひこにゃんアイテム(鐘の丸売店)

彦根城内で手に入る! 限定ひこにゃんアイテム

こちらは彦根城内にある「鐘の丸売店」で見つけて感動した、ひこにゃんの実写アクリルスタンド(アクスタ)。

ひこにゃんのアクスタ(バランス)

ひこにゃんのアクスタ(バランス)

これがあれば、旅の間、ひこにゃんとずっと一緒です♪

ひこにゃんのパネル ©彦根市 彦根城天守

目が幸せ ©彦根市

彦根城天守の前にはひこにゃんのパネルが置いてありました。アクスタとパネルで、こんな夢みたいな光景が撮れたりします。

さらに彦根城にはひこにゃんの「御城印」(お城版の御朱印のようなもの)もあります。

ひこにゃんの御城印 ©彦根市

ひこにゃんの御城印 ©彦根市

こちらは「開国記念館」にて購入できます。日付が入るので、見返して記念になるのも良いですね♪

夢京橋キャッスルロード

城下町エリアと城下町スイーツを楽しむ

彦根城とひこにゃんを楽しんだあとは、お城から徒歩約5分の「夢京橋キャッスルロード」へ。

夢京橋キャッスルロード

町屋風に統一された小江戸情緒あふれる町並みは、まるでタイムスリップしたみたい!

夢京橋キャッスルロード

どこを見ても味のある町並みが広がり、散策も楽しいです♪

城下町スイーツを求めて、中央通りの「&Anne」(アンドアン)へ。

&Anne

&Anne

&Anneは、彦根で愛される和菓子店「菓心おおすが」が手掛けた洋菓子をはじめ、本や雑貨も扱う洗練されたショップです。

&Anne 店内

店内にはおいしそうな生菓子や焼き菓子がずらりと並びます! こちらで人気のカヌレは遠方からわざわざ買いに来る方も多いのだとか。外はカリッと、中はプリンのような味わいのしっとりとした生地がおいしいです。

カヌレ Anneコルネ

カヌレ Anneコルネ

お店の名前を冠したAnneコルネは、パリッとした生地の中にクリームとあんこが入っています。クリームはもちろんですが和菓子屋さんが手掛けるだけあってあんこのおいしさよ……!

彦根城下を満喫し、彦根駅からで約30分、この日はJR草津駅近辺のホテルに宿泊しました。

松原水泳場

2日目 雪景色の彦根を楽しむ

翌日、彦根は一面の銀世界になっていました。

雪が積もった井伊直政公像

雪が積もった井伊直政公像

前日見た駅前ロータリーの井伊直政公像も真っ白に!

今回はじめて知ったのですが、彦根は結構雪が降るエリアなのです。前日は全く雪がなかったので驚きです。1泊2日で全然印象が違う彦根が楽しめました。

今日は彦根から行ける、琵琶湖畔に出かけます。

松原水泳場

松原水泳場

「鳥人間コンテスト」で有名な琵琶湖の「松原水泳場」です。こちらも真っ白! 松原水泳場へはバス利用が便利。彦根駅から市営バスと徒歩で15分ほど。

松原水泳場

晴れていると松林と白砂が美しい浜とのことですが、この日は雪の白と松林のコントラストを楽しみました。

J’oublie le temps(ジュブリルタン)

クラブハリエのパン専門店の絶品パン

松原水泳場から徒歩約15分、クラブハリエのパン専門店へ向かいます。

J'oublie le temps(ジュブリルタン)

真っ白な雪の中に佇む絵本に出てきそうな建物が、クラブハリエのパン専門店「J’oublie le temps」(ジュブリルタン)です。クラブハリエは、バームクーヘンで有名な滋賀県の洋菓子屋さん。

J'oublie le temps(ジュブリルタン)写真提供:クラブハリエ

晴れた日はデッキ席から景観も楽しめます(写真提供:クラブハリエ)

1Fはパンショップと、購入したパンを食べることのできるフリースペース。2Fはカフェになっていてジュブリルタンのおいしいパンを使ったメニューが食べられます。

J'oublie le temps(ジュブリルタン)

J'oublie le temps(ジュブリルタン)クーゲルバーム

クーゲルバームの断面

一番人気の「クーゲルバーム」は、クラブハリエのバームクーヘンとキャラメルを包んで焼き上げたパン! 他にも近江牛を使ったパンや地元食材を使ったパンなどが楽しめます。

シェフのおすすめカゴ盛りパン

シェフのおすすめカゴ盛りパン

どれもおいしそうでどれを選んでいいのかわからない……、そんな人にもおすすめなのが、カフェで食べられる「シェフのおすすめカゴ盛りパン」。ハードパンからやわらかいパン、甘いパンにしょっぱい系のパンと、ドリンク・バター付きでジュブリルタンのさまざまなパンを8種類も堪能できます!

カフェから琵琶湖を望む

カフェから琵琶湖を望む

先ほど見た松原水泳場を暖かい店内から眺めます。じゃがいもとチーズの入ったパンや、ほどけるようなやわらかさのミニクロワッサンなどのおいしいパンを楽しむ幸せ……。

こちらからタクシーで米原駅まで向かい、帰京しました。

彦根城の壮観さに圧倒され、ひこにゃんのかわいさに癒やされ、彦根の雪景色を楽しみ、地元のパンや焼き菓子を堪能し……。今回の旅では、知らなかったはじめての滋賀をたくさん見ることができました。みなさんも彦根の魅力を存分に味わい、心に残る素敵な思い出をつくる旅に出かけてみてください。

東京駅に到着

掲載情報は2024年3月8日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

今回の旅の行程

【1日目】JR東京駅→JR米原駅→JR彦根駅→彦根城→夢京橋キャッスルロード→&Anne→JR彦根駅→JR草津駅(ホテル)

【2日目】JR草津駅→JR彦根駅→松原水泳場→J'oublie le temps→JR米原駅→JR東京駅

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1泊2日/東京駅⇔米原駅

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この記事を書いた人

井口エリ

オタク気味のフィギュア好きサブカルフリーライター。執筆の動力源は好奇心。ニュースサイトやポータルサイトなどWEBを中心に、「井口エリ」もしくは「ちぷたそ」名義にて、幅広いジャンルの執筆を行う。最近は御朱印や神社仏閣に夢中。
Twitter:https://twitter.com/chip_potekko
雑な日記:http://chiptaso.hatenablog.com/

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