今回の列車旅ポイント
新潟県出身じゃないのに新潟を拠点にお笑い芸人として活動する、オダニハジメです。
突然ですが、新潟はめちゃめちゃ南北に長いんです。「これ本当に1県?」と思うくらい風土や文化もさまざまで、お得感満載。今回は、そんな新潟の弥彦と寺泊を巡ります。寺泊で食べ歩き、「弥彦温泉 四季の宿みのや」に宿泊する、少ししっとりした大人の観光スポット&宿泊記をご紹介します! あ、胃袋だけは少年の頃のままでお送りしますね。
東京から寺泊までは、まず上越新幹線でJR東京駅からJR長岡駅へ。長岡駅でバスに乗り換えて寺泊に向かいます。乗り継ぎが良ければ3時間強で到着する距離です。
やってきたのはこちら「寺泊 魚の市場通り」です。一発で「てらどまり」と読めたらもうあなたは新潟県民です。
寺泊港は、北前船の寄港地として栄えた歴史があり、今も、全国から海の幸がここに運ばれてきます。港近くはお店がずらり。新鮮な海産物の食べ歩きが楽しめます。
寺泊のシンボルといえばカニ。どれもこれも驚くほど大きいサイズです。普段の仕事の疲れが溜まっているあなたのことも、カニたちは明るくダブルピースで迎え入れてくれます。
まずは「寺泊中央水産」へ。
ノスタルジーを感じる店構えです。
店頭には貝類がずらり。氷の山でキンキンに冷やされています。
オダニは岩ガキとホタテ貝を注文。店員さんがその場で殻をむいてくれます。その美しい手さばきを見られるだけでも価値があります。
で、でかい……!! いただきます。
めちゃめちゃぷるっぷるだ……!!
寺泊の潮風にのって旨みが押し寄せてきます。あの独特の磯くささがほとんどありません。
岩ガキの旬は夏、真ガキは冬ですが、覚えなくていいです。ここに来て食べ比べてください。カキとホタテには疲労回復効果のあるタウリンも満載です。
テーブルにはポン酢とレモン汁、醤油。あなたはあなたのよろしいように。
生の貝類はちょっと苦手……、という方には浜焼きがおすすめ。
上品な甘みとふんわりとした食感の高級魚・のどぐろ。
懐かしさを感じるイカ焼きも注文。串を持つ手がぷるぷるするくらいのずっしり感です。
浜焼きは注文後に2度焼きしてくれるので、あつあつ状態でいただけます。醤油のこんがりとした香りが最高です。
お店の2階には、海鮮丼で有名な「海の見えるお座敷食堂 まるなか」があります。今回、オダニは立ち寄れませんでしたが、時間に余裕があればぜひ出航してみてください。
まだまだ終わりません。続いては「市場通り 金八」へ。待ち合わせ場所にできそうなくらいド迫力のカニがお出迎え。
こちらでは食後のスイーツを。爽やかでどこか懐かしい味がする「寺泊しおさいソフト」を注文しました。
コクのある県産牛乳ソフトクリームの下には、しおさい(潮騒)の名の通り、浜辺を想像させる青と白の2色のゼリー。トッピングで水面のきらきら感も表現されていて、広大な日本海がぎゅっとカップに収まっています。ソーダ味のゼリーが懐かしいさわやかさでおいしいんです……!
しょっぱい系がほしい方はカニ汁をぜひ。カニの旨みがしっかり溶けこんでいて唸ります。お味噌汁の概念が少し変わるかもしれません。
魚の市場通りには、ここで紹介しきれなかった名店がほかにも多数。どのお店のスタッフさんも、めちゃめちゃやさしいです。空いている時間帯なら地元民のみぞ知る、ディープな新潟情報も教えてくれるかもしれません……!
カニに後ろ髪を引かれつつ越後線のJR寺泊駅へ。
越後線はワンマン列車(車掌が乗務せず運転士だけで運行する列車)なので、「えっ、これどうやって乗るの??」と心配になるかもですが、ご心配なく。寺泊駅には駅員さんもいますし、改札できっぷを買って乗ることもできます。
※編集部注:ワンマン列車の乗車方法はこちら
車窓には、新潟を存分に感じられる一面の田園風景が広がります。
JR吉田駅で弥彦線に乗り換えです。車両内の扉の開閉ボタンを押して降車します。
弥彦駅に到着しました。駅のホームからもうすでに雰囲気が違います。弥彦の歴史が息づいています。
駅の入り口は、まるで民家のよう。手で開ける木の扉は趣満点です。
あなたは見たことがありますか? 駅を出てすぐ手水舎のある駅を。
弥彦駅から徒歩10分ほど。本日のお宿「四季の宿 みのや」に到着しました。
エントランスが芸術作品のよう。落ち着いた色合いで開放感があります。
こちらのお宿には、宴会棟「華の館」と客室棟「夢の館」があります。華の館で豪華なお食事を楽しんで、夢の館でたっぷりいい夢を見ると!
お部屋はこんな感じ。欄間のちょっとした透かし彫りがかわいいです。
夕食の時間になり、会場へ移動します。
夕食会場は宴会棟の最上階。最高のパノラマを眺めながら食事ができるんです!! 極上すぎます。
お楽しみのお料理は…いやーすごい!! 自分が2年前に挙げた結婚式の食事よりも豪華かもしれない。
やっぱり一番の楽しみはお刺身です!! 活〆にされてとにかく鮮度にこだわられたブリは脂のきめ細やかさと歯ごたえのたくましさは感動レベル。新潟県民でもなかなかお目にかかれない佐渡産の天然本鮪はじーんとくるおいしさです。一切れごとに写真を撮ろうと思っていたのに気づいたらなくなっていました……もう1泊してもいいですか?
さらに注目してほしいのはこの枝豆。新潟県は枝豆の作付面積が全国ナンバー1! ですが、そのイメージは県外の皆さんにはあまりないのでは……。
それもそのはず、枝豆はかつて「お湯を沸かしてから収穫に行け」といわれたほど、ほかの野菜と比べて鮮度が落ちやすいことに加えて、新潟県民の枝豆愛が強すぎるがゆえに県外にはあまり出回らないのです。
あれ、その目「たかが枝豆だろ?」と思っている目をしていますね。まあまあ、とりあえず一度新潟で食べてみてください。もうほかの枝豆には戻れなくなる覚悟だけ決めてきてくださいね。
そして、新潟の日本酒(別料金)はぜひ飲んでほしい。地元の「弥彦酒造」をはじめ、新潟各地の厳選された日本酒のオールスターが勢揃い。スタッフさんに聞けばそれぞれの特徴もわかりやすく教えてくれます。日本酒は苦手……という方には、弥彦酒造で造られた梅酒もおすすめです。
お腹も心も満たされたところで、大浴場へ。
しかし、館内がずっと美術館みたいなんですよね……。
ガラス張りで明るい展望大浴場は、男性用が「彦星」、女性用が「織姫」と素敵な名前がついています。もちろん7月7日に訪れても浴場内で出会うことはできません。ちなみに浴槽は大理石です!
湯神社温泉の源泉かけ流し。とぅるとぅる系のお湯に癒やされます……!! この泉質には古い角質をとる効果があるそうで、美肌の湯ともいわれているそう。女性はもちろん、令和のメンズたちも美肌を追求しに来たくなるはず。刺激も少なめなのでお子さんやご高齢の方でも安心。
展望露天風呂は、最上階かつ木々に囲まれているので、夏でも夜風が本当に心地いいです。この夜風だけでも県外から来る価値があると思わされるほどです。
……あれ、夜風を浴びていたら副交感神経から「もう寝なさい」のサインが。まぶたも落ちてきました。ではお部屋に戻ります。おやすみなさい。
おはようございます。内容は忘れましたが、たっぷりいい夢を見た気がします。
では、いざ朝ごはん。昨日の夕食と同じ会場へ向かいます。旅の醍醐味のひとつですよね、朝食バイキング。
寺泊産の新鮮なイカのお刺身!!
弥彦村のお隣、燕市から届いた高級たまごの「活性卵」。
新潟B級グルメのイタリアン。ミートソースを大盛りにしても誰もとがめません。オダニが新潟の王道B級グルメを紹介した記事「新潟県『王道B級グルメ』地元お笑い芸人が食べ歩きレポート」も見てくださいね。
というわけでこんな感じに。さすがに欲張りすぎました。これでもまだ半分くらいしか取れていないので、やっぱりもう1泊したほうがいいかもしれません。
極上のおもてなしを受けて本当に癒やされました。なんならちょっと生まれ変わった感すらあります。最高でした。絶対にいつかまた来ます。
お宿から歩いて1分ほどで、「彌彦神社」に到着。新潟県を観光するとなると真っ先にリストアップされるであろう、新潟が誇る観光名所です。
やはりこの大きな鳥居がかっこいい。心が洗われます。
境内にある「玉の橋」は神様が御渡りになる橋。人は渡れないので見るだけです。
境内はどこをどう撮っても、勝手にきれいな写真が撮れてしまいます。
「重軽の石」とも呼ばれる「火の玉石」。心の中で願い事を思いつつ持ち上げて、軽いと感じれば願い事が叶うといわれています。ぜひ腕の筋肉を鍛えてから持ち上げに来てください。
御本殿・拝殿に向かう途中のこの参道は、2024年放送の朝ドラ『虎に翼』のロケ地にもなりました。新しい職場に向かうシーンでこの道を歩いていた主人公に、新潟県民は揃って「いや、どんだけご利益ある通勤ルートなの!?」とツッコミを入れたとか入れないとか。
こちらの狛犬、勝手にオダニは「日本一姿勢のいい狛犬」だと思っています。
拝殿に到着。やっぱりいつ見ても美しい……!! 彌彦神社は仕事運や縁結びにご利益があるといわれています。
彌彦神社から出てすぐ、名前の通り門前すぐの「弥彦MONZENカフェ」へ。実はこのお店、昨晩泊まった「四季の宿 みのや」の1階に2025年にオープンしたカフェなんです。四季の宿 みのやさん、思っていたよりはるかに早い再訪になりました。
お店の雰囲気がまためちゃめちゃ、いいんです。
限定10食のプリンアラモードを注文。地元食材を贅沢に使ったパスタやハンバーグもおすすめですが、朝食でよくばりすぎたのでスイーツにします。
プリンの周りにはフルーツがたっぷり。そして、鳥居を模したクッキー(わかりにくい角度で撮っちゃいました……)と、弥彦村に伝わる「うさぎ伝説」をモチーフにうさぎ型のシャーベットを、レトロな雰囲気に浸りながらいただきます。
そう、言い忘れていましたが弥彦には至るところにうさぎを模したものがあるんです。
ということで美味と癒やしがたっぷり詰まった贅沢な旅を満喫させてもらいました。とくに都心部在住の方にとっては貴重なリフレッシュになるはずです。
弥彦駅から列車に乗ってお別れです。
「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」であれば、往路の降車駅(今回は長岡駅)と復路の乗車駅(今回は弥彦駅)を異なる駅に設定できます。旅の自由度が高まりますね。
あ、そういえばこの弥彦駅の駅舎にもうさぎが隠れています。みなさんは見つけられるでしょうか!?
掲載情報は2025年8月27日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR長岡駅→寺泊 魚の市場通り/寺泊中央水産/市場通り 金八→JR寺泊駅→JR吉田駅→JR弥彦駅→四季の宿 みのや
【2日目】四季の宿 みのや→彌彦神社→弥彦MONZENカフェ→JR弥彦駅→JR燕三条駅→JR東京駅
1泊2日/東京駅⇒長岡駅・弥彦駅⇒東京駅/夕朝食付き
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