首都圏

東京都の花火大会。花火マニア激推し6選!【2019年版】

2019.06.14 首都圏東京
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こんにちは、花火マニア・安斎幸裕です。何万発も打ち上がる大規模花火大会・何十万人も訪れる混雑必至の花火大会・イベントとタイアップした近未来的な花火大会などなど…一概に花火大会といっても、時期・場所・内容はさまざまです。

今回は圧倒的集客力を誇る、東京都内の花火大会の中から、目と耳と体と心で体感してほしい2019年の花火大会を厳選してご紹介します。スケジュールも記載したので、夏の予定の参考にしてくださいね。



東京競馬場花火大会

日程:2019年7月7日(日)
打ち上げ発数:約3,500発

東京競馬場花火大会 写真提供:@michiyas 様 michiyas様

写真提供:@michiyas
michiyas様

東京都の夏の花火大会の中でも、ひと足早く7月上旬に開催される「東京競馬場花火大会」。以前は花火専門誌やサイトでも紹介されることなくひっそりと開催されていましたが、その迫力満点の打ち上げ内容や競馬場内での開催という独特のシチュエーションがSNS等で反響を呼び、今では大人気の花火大会のひとつとなりました。

東京競馬場花火大会の最大のおすすめポイントは、ほかでは体感できないその打ち上げスタイルにあります。通常花火打ち上げの筒は直線的に配置しますが、この花火大会は競馬場内で打ち上げのため、馬場のカーブに沿って筒が配置されます。そのカーブに沿って打ち上がるので、迫ったり遠ざかったりと、特徴的で迫力のある花火が体感できます。

足立の花火

日程:2019年7月20日(土)
打ち上げ発数:約13,000発

足立の花火 写真提供:@mikatophoto様

写真提供:@mikatophoto
ササキミカ様

こちらも7月中旬に開催される「足立の花火」。音楽に合わせて打ち上げる「音楽シンクロ花火」をはじめ、ナイアガラ花火・レーザー演出とのコラボレーションなど、約13,000発の花火が打ち上がります。グランドフィナーレでは威風堂々の音楽に合わせ、金色の花火が絶え間なく打ち上がり、夜空を覆い尽くします。

観覧会場は千住側と西新井側の2カ所。千住側は打ち上げ場所から近く、至近距離でダイナミックな花火が楽しめます。最寄り駅から徒歩約15分と近いのもポイントです。西新井側は打ち上げ場所の対岸となるため、比較的ゆったりと、川面に映る花火が楽しめます。家族連れにおすすめですよ。

葛飾納涼花火大会

日程:2019年7月23日(火)
打ち上げ発数:約13,000発

葛飾納涼花火大会 写真提供:@ k_curiosity_photo 様 kiyoshi_uchiyama_YOKOHAMA様

写真提供:@ k_curiosity_photo
kiyoshi_uchiyama_YOKOHAMA様

土曜に開催される花火大会が多い中、珍しい平日開催の「葛飾納涼花火大会」。毎年70万人以上の人出で賑わう、大人気の花火大会です。

この大会のおすすめポイントは、なんといっても日本一権威のある花火競技大会「大曲の花火」で最高峰の賞・内閣総理大臣賞を受賞した花火業者・イケブン(静岡県藤枝市)が、打ち上げを担当するところです。一流業者の打ち上げる花火は、やっぱり一流!

オープニングからフィナーレまで、感動必至のプログラム構成となっています。さらに打ち上げ箇所と観覧席が近いので、その感動も倍増、音楽に合わせて打ち上げる「デジタルスターマイン」は必見です。

いたばし花火大会

日程:2019年8月3日(土)
打ち上げ発数:約12,000発

いたばし花火大会 写真提供:@mikatophoto様 ササキミカ様

写真提供:@mikatophoto
ササキミカ様

全国各地で数多くの花火大会が開催される8月第一土曜、都内屈指の大玉花火を目玉とする「いたばし花火大会」が開催されます。埼玉側の戸田橋花火大会と荒川を挟んで同時開催されるこの花火大会では、なんと!東京タワーよりも高い大玉花火・尺五寸玉が打ち上げられます。上空で直径約400mにも広がる尺五寸玉は迫力満点!

東京都内ではなかなかお目にかかれない大玉花火、目だけでなく、耳と体で、ぜひ「その音」も体感してください。また花火競技大会で打ち上げられる「芸術玉」も、ここ「いたばし花火大会」では打ち上げられます。匠の技が光る芸術玉が花開くとき、思わず息をのむ瞬間が訪れます。

エキサイティング花火・江戸川区花火大会

日程:2019年8月3日(土)
打ち上げ発数:約14,000発

エキサイティング花火・江戸川区花火大会@saruphoto66様 Sota Saruwatari様

写真提供:@saruphoto66
Sota Saruwatari様

都内屈指の花火大会「エキサイティング花火・江戸川区花火大会」は全国的にも1、2を争う人出、その観客数は優に100万人を超えます! オープニングはまばたき厳禁! 5秒間に1000発以上もの花火を打ち上げ、エキサイティングな夜が幕を開けます。テーマ別に構成されたBGM花火はアップテンポやバラード調など、趣向を凝らした構成になっています。

ひとつうんちくを。皆さん「たまやー」や「かぎやー」の掛け声はご存じですよね? なんとこの「江戸川区花火大会」は、その「かぎや」ののれんを脈々と受け継ぐ花火業者・宗家花火鍵屋(東京都江戸川区)が打ち上げを担当しています。「江戸川区花火大会」では、ぜひ「かぎやー」と大きな声援を送ってくださいね。江戸川を挟んで対岸、千葉県市川市の「市川市民納涼花火大会」との同時開催となります。

隅田川花火大会

日程:2019年7月27日(土)
打ち上げ発数:約20,000発

隅田川花火大会 写真提供:@mikatophoto様 ササキミカ様

写真提供:@mikatophoto
ササキミカ様

江戸川区花火大会と並び、東京二大花火と称される隅田川花火大会。東京の花火といえば隅田川花火大会! と、すぐに名称が出てくる方も多いのではないでしょうか?

隅田川を舞台に、第一会場・第二会場と2カ所から花火が打ち上げられることでもお馴染みの同大会。今年は第一会場(打ち上げ発数;約9,350発)を丸玉屋小勝煙火店、第二会場(約10,650発)をホソヤエンタープライズが打ち上げ担当します。どちらも東京都を代表する花火業者です。

「隅田川花火大会」の最大の見どころは、打ち上げ発数が多いこと!と答える方も多い中、私がおすすめしたいのは、なんといっても第一会場で行われる「花火コンクール」です。この花火コンクールでは、全国よりすぐりの花火業者10社が参加し、テーマに沿って各社20発ずつ(計200発)の花火を打ち上げます。日本トップレベルの匠の技と隅田川の川面に映る花火を楽しむことができます。

今年は、どの花火を見る?

花火マニア厳選・ダイナミックな東京都内の花火大会をご紹介しました。とっておきの花火を見に、ぜひお出かけください。

ここでひとつ、マニア予測。各花火大会は、節目の年(きりが良い開催回数・市制施行周年など)に、例年よりも盛大に開催される傾向があります。今年は、なんといっても令和元年! 全国的にも大きな節目の年です。平成から令和へ、改元をお祝いする奉祝花火も打ち上げられるかもしれませんよ。

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この記事を書いた人

安斎幸裕

1981年福島県二本松市生まれ、千葉県船橋市在住。花火観覧&動画撮影マニア。東日本大震災で実家が被災し気落ちしていた時、故郷の花火を間近で見て心打たれる。
それ以来、国内のべ120か所以上の花火大会を観覧、知見を広めつつ主催者・花火業者とも親交を深めている。
「花火マニア」としてテレビ・ラジオに出演、新聞・WEB媒体への執筆も担当。近年では公共施設・飲食店等で花火講座も主宰、花火文化の普及活動を展開中。
【花火マニア・登録商標第6134605号】
Facebook:https://www.facebook.com/hanabimania.anzai
Twitter:https://twitter.com/hanabimania_az
Instagram:https://www.instagram.com/hanabimania.anzai
オフィシャルブログ:https://hanabimania.jp

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