【パンマニアが紹介】大阪市内の美味しいパン屋さん5選
10,000個以上のパンを食べ歩いてきたパンマニア片山智香子です。北は北海道、南は沖縄までと日本全国のパンを追い求め食べ歩いております。以前は東京駅の構内で買えるパン屋さんを紹介しましたが、今回はJR大阪駅から列車と徒歩で行きやすいパン屋さん5店を紹介させていただきますね。
【目次】
①まん福ベーカリー(北浜東)
大阪メトロや京阪本線の北浜駅から徒歩4分くらいのところにある「まん福ベーカリー」。赤い扉と「マンプク」と書かれたパンの看板が可愛くて、ほっこりした気持ちに。
こちらのお店の最大の特徴は惣菜パンの充実度、そして夜の11時までオープンしていること。ビルが立ち並ぶオフィス街ということもあるけれど、会社帰りに寄れるのは嬉しいですよね。それでいて100円~200円台というリーズナブルな値段設定。私は昼間しか行ったことがないけれど、自転車でくる近所の方など、お客さんがひっきりなしに来ていましたよ。
数多くある惣菜パンの中でも人気なのが「焼きそばドッグ」。焼き色濃い、ふわふわのコッペパンにソース焼きそばがたっぷり! ボリューミーではあるけれど、パン生地が柔らかいので、焼きそばと一緒に食べる時の一体感が良き。上にのった紅生姜がピリッと味を引き締めてくれて、さらに食欲を刺激してくれるのです。
大きなグリーンオリーブがごろりと4個入っている「オリーヴ」。個人的にオリーブのパンが大好きなので、パン屋さんでみかけるとついつい購入しがちです(笑)。生地はシンプルな味わいで、揚げたのかしら? と思うようなカリッと感。そして、中のオリーブがめちゃくちゃジューシー。生地とオリーブのコントラストが最高に合います。
■このパン屋さんに関する情報
アクセス:Osaka Metro・京阪本線「北浜」駅から徒歩約4分
②コバトパン工場(天満橋)
大阪メトロや京阪本線の天満橋駅から徒歩7分くらいのところにある「コバトパン工場」。コッペパン専門店だけれど、世界観がめちゃくちゃ可愛くて。まるで、おとぎの世界に迷い込んだかのようです。
食事系から甘い系まであり、なにが良いって大小のサイズから選べるところ。一つの味を堪能したければ大、少しずつ多種類を食べたければ小を。店内にはマグカップやマスキングテープなども売っていて、あまりにも可愛くて思わず買っちゃいます。
他のコッペパン専門店と違うところであり、人気があるという意味でも、愛嬌あるキャラクターのコッペパン「タマ助」は外せません。大人気のタマゴサラダに赤ウィンナーの組み合わせで味わい的にも大満足。ウィンナーに切り込みが入っているので、食べやすいところもポイント。
タマ助の兄弟、甘えん坊の三男坊「チョコ助」。小ぶりなコッペパンにチョコクリームと板チョコがサンドされていて、おやつタイムに食べるのにぴったり! 冷蔵の棚に陳列されているので、フレッシュなうちにというのであれば、店前のベンチでドリンクと一緒にいただくのがオススメです。
■このパン屋さんに関する情報
コバトパン工場 公式サイト
アクセス: Osaka Metro・京阪本線「天満橋」駅から徒歩約7分
③ボーノベーカリ(桜川)
大阪メトロの桜川駅から徒歩約5分のところにある「ボーノベーカリ」。白い外観で、店内は自然光がたっぷり入り気持ちの良い空間。毎日店内工房で手作りしているらしく、その様子をガラス窓から見ることができて、マニア的には萌えポイント(笑)。
国産小麦を使ったふわもちの食パンも人気があるのですが、店名の通り、棒状のパンも数多く揃っているのが特徴的。ちなみに、大阪の観光名所でもある道頓堀まで約1キロなので、こちらでパンを買ってぶらり散歩することも。
1日100本売り切れるという、ダントツ人気の「ボーのあんバター」。クルミ入りのソフトフランスなパン生地に、粒あんがたっぷり入っています。あんバターは好きで色々食べていますが、クルミ入りは初めて。甘みとコク、それに香ばしさがプラスされて味わいにより深みを感じます。一度で何倍も美味しい。
片手でいけちゃうメロンパンの「ボーのクッキーデニッシュ」。メロンパンってパン生地部分が気持ちモソモソするけれど、これはデニッシュなのでしっとり。その上にある優しい甘みのクッキー生地との一体感も良き。サクサクしているので、食べる手が止まらなくなります。
■このパン屋さんに関する情報
ボーノベーカリ 公式サイト
アクセス:Osaka Metro・阪神なんば線「桜川」駅から徒歩約5分
④foodscape! BAKERY(北浜)
北浜駅から徒歩約5分のところにある「foodscape! BAKERY」 。foodscapeとは、食べ物を意味する英語「food」と日本の風土や風景を表す「landscape」との造語だそうです。
とにもかくにも、こちらのお店は惣菜パンが充実。それも結構独創的なものが多くて、本当にどれにしようか迷ってしまいます。入店してすぐのところにグリルがあり、こちらで惣菜に入れるベーコンなども焼いている様子。
「低温チキン・カマンベール・クランベリー」はいい感じの噛みごたえがあるパン生地。一口目に、サンドされているグリーンのシャキシャキ食感が口内に広がり爽快。チキンは、かつおだしで低温調理した大山鶏なので、ほのかに出汁の味も。それにフランス産のカマンベールチーズのコクとクランベリーの甘酸っぱさと、色んな食感が楽しめる一品。
料理長オリジナルのカレーを使用し、エビが丸ごとはいった「具材ゴロゴロ海の幸カレーパン」。まさにその名の通りのカレーパンなのだけれど(笑)、北海道産の生クリームを加えてまろやかに仕上げているらしく、辛味はそこまで強くありません。でも、飲みこんだ時にじわじわ辛さがくるんですよ。焼きカレーパンなので食後感が軽いのも好み。
※編集部注:商品のラインナップはシーズンごとなどで変わります(掲載のパンは現在販売を終了しています)
■このパン屋さんに関する情報
foodscape! BAKERY 北浜 パンとスープ 公式サイト
アクセス:Osaka Metro・京阪本線「北浜」駅より徒歩約5 分。または「淀屋橋」駅より徒歩約10分
⑤ルルット(肥後橋)
大阪メトロの肥後橋駅から徒歩10分くらいのところにある「ルルット」。ピンクの外観が目印。遠くからだと良く見えないけれど、近くまでくるとドアノブがパンの形をしているのが分かり、入る前から気持ちが上がります。オーナーシェフは単身フランスでパンの修業をしていたようで、どこかパリのような雰囲気も。雑貨屋のように可愛らしい店内にはハード系から惣菜パンまで幅広いラインナップのパンが並んでいますよ。
フランス産小麦と、フランスの優れた品質を保証するAOP認定バターを丁寧に織りこんだ「クロワッサン」は、焼き色が濃く、テリがさらに食欲をそそり、個人的にかなり好みな風貌。さっくり歯切れ良く、しっとりしていてバターの風味を存分に楽しめるクロワッサン。
フランス産小麦とローストしたグラハム粉などをミックス、それに硬水のミネラルウォーターで作っている「バゲットトラディション」。クラスト(外側)は薄く、クラム(中側)からは粉の力強さ、旨みを感じてたまらなく美味しいです。入店してすぐ目にとまり一目惚れした一品!
■このパン屋さんに関する情報
アクセス:Osaka Metro「肥後橋」駅から徒歩約10分
大阪と聞くと、「たこ焼き」や「お好み焼き」などを連想しがちだけれど、粉ものの本場は美味しいパン屋さんも多いです。食いしん坊なので、惣菜系のパンを多く紹介しましたが、粉やその他の材料にこだわりを持ったお店もたくさん。大阪駅の近くには行列のできる人気店もあったりと、まだまだ紹介しきれていないところが。あなたのお気に入りのパンを見つけてくれると嬉しいです。
掲載情報は2023年1月30日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。