旅行先に悩む方必見!旅好き会員が行ってよかった温泉10選
日頃の疲れが溜まったときに行きたい場所といえば、温泉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。2021年、びゅうたび会員のみなさんに実施したアンケートでいただいた「他の会員さんがどんな旅をしているかを知りたい」という声を元に、2022年7月、温泉をテーマに体験談を募集しました。今回は、その中から10のおすすめ温泉をピックアップしましたので、今後の旅行先の参考に、びゅうたび会員の旅の思い出とともにご覧ください!
【目次】
- ①乳頭温泉郷 鶴の湯温泉(秋田)
- ②須川温泉 栗駒山荘(秋田)
- ③不老ふ死温泉(青森)
- ④蔦温泉 (青森)
- ⑤湯の瀬温泉(山形)
- ⑥登別温泉(北海道)
- ⑦瀬波温泉(新潟)
- ⑧地獄谷温泉(長野)
- ⑨昼神温泉(長野)
- ⑩天ヶ瀬温泉(大分)
①乳頭温泉郷 鶴の湯温泉(秋田)
「鶴の湯温泉」は秋田県乳頭山の麓にある「乳頭温泉郷」の宿の一つ。温泉郷の中で最も古くからある温泉宿といわれています。湯宿としての歴史はなんと300年以上! 名前の由来は、地元の猟師が、鶴が湯で傷を癒やしているのを見つけたことだそう。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
どばさん:好きな旅は、複数の温泉と地元ならではのごはん、デザートを食す旅。
えんてぃさん:好きな旅は、新しい土地を散歩する旅。
【旅の思い出】
冬と夏に2回行きました。冬は囲炉裏で魚、テレビがなく本当に雪原の世界。夏は山を散策、蚊もいなくて、人にすれ違わず。他の温泉へも遊歩道で行くことができます。
コロナ禍になる前、友人3人を地元秋田へ招待することになりました。「秋田は何もないね〜」なんていじられながらの道中。旅館の送迎バスで生きて帰れるのかと不安になるほどの山道を進み、たどり着いたそこはしんしんと雪が降り積もる昔話のような温泉郷でした。とろけるような白濁の湯、Wi-Fiもテレビもない落ち着いた和室、部屋での郷土料理。日々の疲れがじんわりと解けた感覚。友人3人も過去一の温泉だと絶賛してくれました。秋田はわたしの誇りです。また行きたいなぁ。
【びゅうたび編集部より】
日常を忘れられる歴史ある温泉宿。郷土料理をいただきながら、落ち着いた客室でのんびり。泉質抜群の温泉で癒やされる、まさに理想的な温泉旅行です。
②須川温泉 栗駒山荘(秋田)
栗駒国定公園内の須賀川温泉にある温泉宿「栗駒山荘」は、全室から鳥海山を望むことができます。展望大浴場は標高1,100mに位置し、鳥海山のみならず、秣岳、ブナの原生林などを眺められる絶景のロケーションが魅力の雲上のいで湯です。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
アモーラさん:好きな旅は、登山もできて下山後、温泉宿に宿泊。
【旅の思い出】
夏の栗駒山を楽しみ、下山して徒歩ですぐの栗駒山荘へ。 山荘という名前からは想像できない快適な温泉宿。ロケーションもすごく良いです。土地のものがいただけて、天気が良ければ、天井の高い大きな窓のある部屋、お食事処や露天風呂、どこからでも良い眺めです。夕陽や星空、朝陽が楽しめてゆっくり過ごせます。 登山好きの方には特におすすめ!
【びゅうたび編集部より】
登山を楽しんだ後に宿泊できる、高台にある温泉宿。身体を動かした後の温泉はそれだけでも癒やされますが、露天風呂から眺める雲上の絶景は格別ですね。
③不老ふ死温泉(青森)
世界最大級の原生的なブナ林が分布し、世界自然遺産にも登録された「白神山地」の麓にある温泉宿。夕暮れ時にあたり一面が黄金色に染まることから名づけられた「黄金崎」に建ち、館内からもその美しい夕陽を望むことができます。 海岸と一体化した波打ち際の露天風呂「海辺の露天風呂」(※)が特に人気。
※編集部注:天候により利用できない場合があります
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
みわっきーさん:好きな旅は、観光列車の旅。
【旅の思い出】
リゾートしらかみのイベントで行きました。 観光列車はいろいろ楽しませてくれます。JR千畳敷駅からの夕陽も綺麗でしたし、十二湖も素敵です。 途中の不老ふ死温泉は、温泉はもちろんのこと、食事も美味しいです。
【びゅうたび編集部より】
波打ち際の露天風呂はインパクト抜群。夕陽の沈む時間、朝焼けが綺麗な時間を狙って入浴したいですね。客室はなんと、全室オーシャンビューとのこと!
④蔦温泉 (青森)
十和田湖から流れ出る清流や滝の流れを楽しめる人気スポット「奥入瀬渓流」に程近い「蔦温泉」は、平安時代に開湯し、約1,000年前から人々に親しまれ続けている秘湯。湯船の底から源泉がぷくぷくと湧き出してくる源泉湧き流しの温泉です。空気に触れていない「生の源泉」を楽しむことができます。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
Kさん:好きな旅は、温泉でのんびりし、美味しいものを食べ、心を癒やす旅。
【旅の思い出】
緑あふれる中にある温泉。湧き流しで、湯船にときどき浮かぶ湯玉が心を癒やします。久安の湯、泉響の湯、そして貸切風呂三つとも湧き流しです。本館、西館それぞれ趣のある客室です。夕食は一品ずつ供され、丁寧に作られた美味しいもので心もお腹も満たされます。朝ちょっと早起きして、宿の裏手にある蔦七沼巡りも良いです。秋の蔦沼の紅葉が有名ですが、私が好きなのは春です。宿の前にピンクの桜、黄色い水仙、白い睡蓮、透きとおるようなカツラの緑があり、いろいろな色に溢れる世界を味わえます。
【びゅうたび編集部より】
「湧き流し」という言葉が特徴的です。湯船の底から湧き出す「生の源泉」を体験してみたいですね。自然に囲まれた宿で心も身体もリフレッシュできそうです。
⑤湯の瀬温泉(山形)
山形県鶴岡市五十川のほとりにある温泉宿。毎分800リットルもの湧出量を誇る温泉は、加水、加温、循環を一切行わず、100%源泉かけ流しです。奥行き約23メートル、幅約13メートル、水深1.2メートルと、プール並みの広さの大露天風呂は、宿の自慢の一つです。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
黒豆さん:好きな旅は、温泉でゆっくりする旅。
【旅の思い出】
湯の瀬旅館には、浮き輪が用意されていました。思いっきり浸かれます。大人が子どもになれるお湯でした。
【びゅうたび編集部より】
浮き輪で入れる源泉かけ流しの温泉、とても珍しいですね。大スケールの露天風呂に驚くこと間違いなし。今回は写真をご用意できませんでしたが、ぜひ調べてみて欲しいです。
⑥登別温泉(北海道)
「登別温泉」は、一つの温泉地で9種類もの多彩な泉種を持っています。いたるところから源泉が湧き出ており、その多くは約10,000年前の火山活動により生まれた地獄谷から湧出しています。登別市は、JR新函館北斗駅からJR登別駅まで約2時間15分、登別市街地から登別温泉街までは車で10分ほどの距離です。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
普通の旅人さん:好きな旅は、のんびり温泉を楽しみ、日常の緊張感から解放される旅。
【旅の思い出】
何と言っても硫黄泉、食塩泉をはじめとして、とにかく温泉の種類が豊富。東京から行くには少し遠いけれど、それでも十分に価値が見出せる素敵な温泉。 雨が降ると温泉の量が増えるとか、熱すぎて熱交換だけでは足りずに加水して温度調節しているという話もあるとか。
【びゅうたび編集部より】
一つの温泉地で9種類の泉質があるので、温泉巡りをしたいですね。北海道の大自然が生み出す温泉は湯量が豊富で温度も高い。せっかく足を運んだなら周辺観光も楽しんで登別を堪能しましょう。
⑦瀬波温泉(新潟)
新潟県村上市にある「瀬波温泉」は、明治37(1904)年、石油掘削中に熱湯が湧き出したのが始まり。豊富な湯量と別名「熱の湯」と言われる温度が自慢です。お狐様がコンコンと鳴き温泉の噴出を予見したと言われているそう。日本海の目の前という全国屈指のロケーションです。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
まるさん:好きな旅は、非日常空間でのんびり過ごす旅。
【旅の思い出】
露天風呂から眺める日本海の絶景が忘れられません。日本海に夕陽が沈んでいくときの、あたり一面がオレンジ色に染まる光景は子どもながらに感動しました。海の幸たっぷりの贅沢なお食事も、この土地ならではの魅力だと思います。
【びゅうたび編集部より】
温泉に浸かりながら、日本海に沈んでいく夕陽を眺める…。とっても贅沢な時間。ひとり旅で心と身体ともにデトックスするも良し、大切な人と感動体験をシェアするも良しですね。
⑧地獄谷温泉(長野)
長野県北部横湯川の渓谷にある「地獄谷野猿公苑」の前に位置する、歩いて赴く人里離れた宿。「地獄谷」という名前は、ゴーゴーとまるで地獄の底から吹き上げるような噴泉の音が鳴り響くことから、名付けられたそう。運が良ければ、露天風呂にひょっこりお猿さんがやってくることも?
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
万年おじさんさん:好きな旅は、秘湯めぐり。
【旅の思い出】
友人4人で20年程前に行ってきました。その温泉には車で直接行くことができず近くの駐車場に止めて旅館まで歩きました。宿に着くと宿の大女将が手作りのちまきでもてなしてくれました。お風呂は趣深い内湯と露天風呂があり、露天風呂の近くまで猿が覗きに来ていました。こんな近くでお猿さんを見ながらお風呂に入るのにはビックリマークでした。
【びゅうたび編集部より】
温泉に浸かるお猿さんを見られることで有名な「地獄谷野猿公苑」の目の前にあるお宿。秘湯を満喫しながら野生動物と共存する空間は、いつもとは違う体験ができそうです。
⑨昼神温泉(長野)
信州の南、長野県阿智村にある「昼神温泉郷」は、昭和48(1973)年に発見された新しい温泉地。阿智川の清流の周辺に温泉宿やホテルが軒を連ねます。街道沿いには旧跡が点在し、たくさんの神話や伝説も残っています。泉質は、pH9.7という強アルカリ性の単純硫黄泉。「美肌の湯」としても有名です。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
hanaさん:好きな旅は、ハイキングなど自然の中で身体を動かした後に温泉とご当地グルメを堪能する旅。
【旅の思い出】
星空が綺麗&温泉は美肌の湯という噂を耳にして訪れた阿智村にある昼神温泉。いざ温泉に浸かると、身体にまとわりつくようなとろっとした湯触りで、化粧水に包まれているような感覚でした! 実際にお肌の調子も良くなったので、初めて温泉地で湯の花を買い、家でも楽しみました。泉質に興味を持つきっかけとなった温泉です。花桃が綺麗だそうなので、また春に再訪したいです。
【びゅうたび編集部より】
「日本一星空が綺麗な村」と称される阿智村は、温泉の泉質も抜群。綺麗な星空が見たい、温泉で癒やされたいという希望を一挙に叶えてくれますね。
⑩天ヶ瀬温泉(大分)
大分県日田市にある「天ヶ瀬温泉」は大分県三大温泉の一つで、開湯は約1,300年前の奈良時代といわれています。湯の花が舞い、硫黄の香りのする湯が好評で、玖珠川周辺に点在する温泉施設では、川のせせらぎを聞きながら露天風呂巡りを楽しめます。
【おすすめしてくれたびゅうたび会員】
ポポロさん:好きな旅は、ひとり旅。行き当たりばったりで楽しむ。夫婦旅。 朝からひたすら好きなものを何店舗も食べ比べる旅。
【旅の思い出】
川沿いの露天風呂で当時の彼とまったりと過ごしました。 まだ若く仕事バリバリの2人が時間を忘れ、川のせせらぎを聞きながら過ごしたシンプルな思い出ですが、本当に癒やされました。
【びゅうたび編集部より】
川のせせらぎを聞きながら温泉に浸かることができるのは、川沿いの温泉地ならではですよね。渓流のマイナスイオンも沢山感じられそうです。
人気の温泉地から隠れた秘湯まで、個性豊かな温泉地を沢山ご紹介いただきました。温泉の多い日本だからこそ、どこに行こうか迷ってしまうこともあると思います。ぜひ次の旅行ではびゅうたび会員のみなさんのおすすめ温泉も候補に入れてみてくださいね。ご応募いただいたみなさん、本当にありがとうございました!
掲載情報は2022年10月4日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。