スノーモンキーを見るなら今!フワフワ&モコモコのサルが可愛すぎた 甲信越・中部

スノーモンキーに会いに、地獄谷野猿公苑へ。長野電鉄で行く、信州の旅

POINT

今回の列車旅ポイント

  1. 長野電鉄の特急車両「スノーモンキー」には、定員4人までの個室席がある
  2. 長野電鉄では元「地下鉄日比谷線」や元「小田急ロマンスカー」の車両が使われている
  3. 長野駅の駅ビルで、地酒を楽しめる

旅先を探していたら、外国人の友達から「日本の名物といえば、『スノーモンキー』じゃないの?」と言われました。

スノーモンキー? と思い調べてみると、Instagramにも「#snowmonkeypark」のタグで投稿がたくさん。

どうやら、「温泉に浸かるニホンザル」を見に行く外国人観光客が数年前から増えているよう。
とりわけ人気があるのは長野の「地獄谷野猿公苑」。志賀高原から流れる横湯川の渓谷沿いにあり、今も、昔と変わらず野生のニホンザルが群生しています。冬には温泉に入るサルが見られ、国内外から「スノーモンキーパーク」の愛称で親しまれているそう。

その近くにある「渋温泉」は、豊富な湯量と泉質を誇る、歴史のある温泉街です。昔から地元の人のために無料開放されてきた外湯(共同浴場)が9つもあり、宿泊客はこれらの湯を全て無料で楽しめます。

今回は、この地獄谷野猿公苑と、近くの渋温泉で昔ながらの共同浴場をめぐる「九湯めぐり」の旅に出かけました。

上野駅

長野電鉄に揺られ、旅情あふれる列車旅

JR上野駅から北陸新幹線「はくたか」に乗り約1時間半、JR長野駅を目指します。

北陸新幹線「はくたか」

1時間半であっという間に長野駅へ

長野駅からは、長野電鉄の特急に乗って約47分、湯田中駅を目指します。

長野電鉄では、東京の小田急線や東急線、地下鉄日比谷線などで活躍してきた各鉄道会社の車両が使われているそうです!

長野電鉄特急車両「ゆけむり」

長野電鉄特急車両「ゆけむり」

この日乗ったのは元「小田急ロマンスカー」の特急車両「ゆけむり」。なんと! 先頭車両はパノラマビュー!

長野電鉄からの車窓

大迫力の車窓!

運良く一番前の席に座れた私の前に広がるのは、長野県の雄大な景色。
両脇に広がるりんご園や、遠くに見える山嶺など、旅情たっぷりです!

長野電鉄では、かつてJRの「成田エクスプレス」で活躍した車両が、特急車両「スノーモンキー」として走っており、こちらには定員4人までの個室席「Spa猿~ん(スパサルーン)」があるのが特徴です。1000円の指定席券を買えば誰でも乗車可能ですので、もし空いていたらぜひ乗ってみてくださいね(※)。

※編集部注:予約は乗車日当日、始発駅でのみ購入可能

大陽館 ヤマト屋

シンプルで落ち着ける、アクセス抜群の宿

本日の宿泊先は「大陽館 ヤマト屋」さん。
湯田中駅までお迎えに来てもらい(※)、いよいよ渋温泉へ。

※編集部注:送迎の可否は、予約時に要問合せ

渋温泉

大陽館 ヤマト屋

湯田中駅から近く、温泉街や野猿公苑へのアクセスも便利

客室

入り口には清潔で雰囲気の良いロビーがあり、お部屋も広々としていて気持ちよく、窓から見える川景色は開放感があります。
シンプルながらも落ち着けるしつらえのお宿です。

渋温泉

ミニマルな温泉街でレトロな「九湯めぐり」

チェックインした後は、歩いて3分ほどのところにある渋温泉街の「九湯めぐり」へと向かいます。

渋温泉に泊まったお客さんは、街中に点在する9つの共同浴場の鍵を旅館から借り、6:00~22:00まで自由に出入りすることができます。

温泉街は、1周が約1km、15分くらいで見て回れるほどミニマル。

渋温泉街

歴史ある建物が狭い小道の両脇に並び、風情たっぷりです。

金具屋写真

『千と千尋の神隠し』で主人公が働く宿のモデルとなったといわれている旅館「歴史の宿 金具屋」。

街中には共同足湯などもあり、宿泊しなくても楽しめそう。

共同足湯

さっそく、共同浴場めぐりに出かけます。

三番湯の「綿の湯」

三番湯の「綿の湯」

七番湯「七操の湯」

七番湯「七操の湯」

どの浴場も外観に個性があり、ひとつひとつめぐるのが楽しい!

九番湯「渋大湯」

九番湯「渋大湯」

私のお気に入りは9番目の「渋大湯」。ここだけは渋温泉の宿泊客以外も入れるそうです。

九番湯「渋大湯」

中を覗いてみると……趣のある雰囲気。濁りの強いお湯は、浸かるだけでいかにも健康になれそう。にごり湯のお風呂の他に、岩蒸し風呂という洞窟のようなサウナもあって交互に楽しめます。
10分浸かっただけで体がホカホカに。

効能も泉質も違う湯を、たっぷり「浸かり比べ」して楽しみました。

祈願手ぬぐい

コンプリートする楽しみがありますね!

温泉街名物の「祈願手ぬぐい」は宿で購入することができ、各湯で実際にスタンプを押すことができます。

大陽館 ヤマト屋

夕食は鯉や林檎を使った変わり種メニューを

ヤマト屋に戻って、夕ご飯です。

夕食

なんと! お食事専用の個室が用意されていました。お部屋でのお食事も良いですが、別の個室でいただくのも特別感があって良いですね!

シンプルながらも素材の味を引き出した料理が並びます。

鯉の旨煮

鯉の旨煮

鯉が出てくるなんて珍しいですよね! 身は柔らかく、甘辛い味付けが沁みていて美味しい。

林檎グラタン

「林檎グラタン」は、とろっとろの林檎にホワイトソースをのせ、焼き上げた逸品。長野名物の林檎がメインディッシュに。林檎の甘さと酸味が絶妙!

夕食後、私はすぐに寝てしまったので食べそびれたのですが、ヤマト屋さんでは事前にオーダーするといただける「お夜食の特製焼きおにぎり」が美味しくて大人気なのだとか。
宿泊の際はぜひ頼んでみてください!

地獄谷野猿公苑

海外観光客に大人気!いよいよスノーモンキーとご対面

翌朝はのんびり起床。朝食をいただき、朝風呂に入ります。

朝食

朝食は湯豆腐やとろろ、温泉卵など、とっても豪華!

内風呂

内風呂は100%天然温泉の源泉かけ流しでとってもなめらか。

露天風呂

露天風呂からは目の前の川景色が楽しめます。

チェックアウトして「地獄谷野猿公苑」へ。

地獄谷野猿公苑までは、渋温泉バス停から長野電鉄の路線バスに乗り約4分、スノーモンキーパークバス停で下車し、その後35分ほど平坦な山道を歩くルートと、渋温泉からタクシーに10分ほど乗り、地獄谷有料駐車場で降りてその後15分ほど傾斜道を歩くルートがあります。

今回は渋温泉バス停からバスに乗るルートで行きました。

※編集部注
12月1日から3月31日までは渋温泉から地獄谷有料駐車場までの道路が閉鎖となり、車両、徒歩ともに通行できません。この期間はスノーモンキーパークバス停またはバス停近辺の上林温泉エリアにある駐車場から歩くルートのみになります。ご注意ください。

スノーモンキーパークバス停

「志賀高原ロマン美術館」の駐車場にあるスノーモンキーパークバス停で降り、平坦な山道を歩いてゆくと……

山道

(冬は山道に雪が積もることが予想されるので、スノーブーツや山用のシューズを履いて訪れるほうがベターです)

地獄谷野猿公苑

入り口がありました。

チケットを買い、中に入ります。
「猿に食べ物を与えない、近づきすぎない、触らない、ドローンなどの特殊な器具を使って撮影しない」
などのルール(※)があるそうです。

受付を過ぎ、突き当たりまで歩いてゆくと……

いた!!

※編集部注:地獄谷野猿公苑で与える餌は、猿が人里に下りないよう最低限のものです。また餌付けではないため、時間などは決まっておりません。動物園とは異なり、猿の縄張りに人間が入っていることを念頭に置いて見学ください。

サル

第1サル発見!

さらに進むと……!

サル

人間よりもサルの数がだんだん増えてゆき……

温泉に入るサル

め……めちゃくちゃいっぱいいる……っ!!!!!!

ノミ取りしていたり、温泉の底に落ちたエサを拾って食べたりと、愛くるしい姿を見せつけています。

サル

ノミ取り中。人間との距離が近い

寒さで心が折れそうだったのですが、来てみたらそんな気持ちはふっ飛びました。

温泉に入るサル

冬毛に包まれたサルたちは、フワッフワモッコモコ。可愛すぎる……!

サル

立ち入り禁止の柵に果敢に挑むサル

親子のサル

親子サル。寒そう。でも可愛い

自由気ままに過ごすサル達を見ていたら、3時間でも4時間でも飽きない自信があったのですが、あいにくこの日は小雪が舞っていたので30分ほど堪能して山を下りました。

なお、湯田中駅や渋温泉からスノーモンキーパークバス停間の路線バスの本数は少ないので、事前にしっかり調べて行くことをおすすめします!

帰りはスノーモンキーパークバス停から、長野電鉄「急行バス」に約1時間乗って長野駅へ。

長野駅

駅ビル内の「醗酵バー醸」で地酒を飲み比べ!

長野駅からは、北陸新幹線に乗車します。新幹線に乗る前に立ち寄ったのは「信州くらうど 醗酵バー醸(かもす)」。

信州くらうど 醗酵バー醸

駅ビルMIDORI長野の2階、信州おみやげ参道ORAHO内にあります

県内の地酒、県内産ワインを楽しめるほか、甘酒などのメニューも豊富。
おすすめは地酒3種類におつまみがついた「利き酒セット」(税込700円)。

利き酒セット

にごり酒がおすすめです! と店員さん。各酒の説明書きが付くので、初心者でも安心です。

種類の違う日本酒を少しずつ飲み比べできるなんて、贅沢ですよね。

もつ煮

「馬のもつ煮」など、長野名物を使ったおつまみも楽しめます。

また甘党の私にとっては、甘酒のメニューも豊富なのが嬉しかったです。「ナガノパープル甘酒ラテ」や「甘酒ラテいちご」など、ここでしか味わえなさそうなメニューも豊富!

甘酒

お酒を飲めない方はぜひこちらを試してみて!

上野から新幹線でわずか1時間半、長野電鉄の車窓からの景色や、サルたちの可愛らしい姿をたっぷり楽しめる1泊2日の長野の旅、またぜひ見に来たいと思える風景ばかりでした。
これからの寒い季節にぴったりの行き先です!

上野駅

掲載情報は2020年1月16日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

今回の旅の行程

【1日目】JR上野駅→JR長野駅→大陽館 ヤマト屋→渋温泉(九湯めぐり)→大陽館 ヤマト屋

【2日目】大陽館 ヤマト屋→地獄谷野猿公苑→JR長野駅→信州くらうど 醗酵バー醸→JR上野駅

長野・渋温泉JR+宿泊 大陽館・ヤマト屋 24,000円

2020年2月12日出発/1泊2日/東京駅⇔長野駅/バス付和室/夕朝食付き

※参考価格です。最新情報はこちらからご確認ください

※表示価格は、2020年1月7日時点のおとな1名の価格です

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この記事を書いた人

小野美由紀

小野美由紀

文筆家。1985年生まれ。慶応義塾大学文学部フランス文学専攻卒。学生時代、留学、世界一周に旅立ち、22カ国を巡る。13年春からフリーライターとして活動開始。『人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~』(光文社)、長編小説『メゾン刻の湯』(ポプラ社)などがある。月1回、創作文章ワークショップ「身体を使って書くクリエイティブ・ライティング講座」を開催している。
Twitter:https://twitter.com/miyki_ono
note:https://note.mu/onomiyuki
有料マガジン「それでもやはり、意識せざるをえない」:https://note.mu/onomiyuki/m/mf95273b0aac8
世界1年生:http://onomiyuki.com/

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