東京ドーム周辺の観光を楽しもう!推し旅・遠征モデルコース
今回の列車旅ポイント
- 徒歩や列車ですぐに行ける東京ドーム周辺の観光を楽しむ
- 水道橋駅近辺にはホテルが多く、推し旅の宿泊に便利
- 推し旅をしつつ、水道橋駅の古レール架構群で社会科見学?
読売ジャイアンツの本拠地球場としてだけでなく、アイドルやアーティストなどのコンサート会場としても利用される「東京ドーム」。地方から遠征でやってくる人のなかには、早めに到着してちょっと時間を持て余してしまう方もいるはず。
今回は、徒歩や列車で気軽に行ける東京ドームがある東京ドームシティ周辺の観光スポットを交えながら、遠征モデルコースをご紹介。今は東京在住ですが、5年前まで大阪に住んでいた、遠征大好きなアイドルファンの千紘がご案内します!
東京駅・神保町エリア
神保町「石釜bake bread茶房 TAM TAM」へ
JR東京駅から出発! 三田線の大手町駅まで歩き、大手町駅から約3分、隣の神保町駅へ。ちなみに、コンサート遠征は、応援うちわをつくったり服を選んだり準備が多くてバタバタしがち。そんなときは、新幹線と宿泊を組み合わせて一気に予約できる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」が便利でおすすめです。
まずは、神保町駅から徒歩約1分のところにある、「石釜bake bread茶房 TAM TAM」にお邪魔します。東京ドームからは徒歩で20分ほど、東京ドームの最寄り駅・水道橋駅から神保町駅まで列車を利用すれば、10分弱で到着できます。
こちらは、東京ドームでのコンサートのあるなしにかかわらず、土日は開店前から行列ができる人気店。時間に余裕をもって行くと安心です。
コンサート前ということで、幸福度MAXになるような甘いものづくしにしたくて、石釜焼きホットケーキとロイヤルミルクティーを注文。「ホットケーキはお時間がかかりますが大丈夫ですか?」と確認されます。
15分〜20分ほどで到着! うわ~おいしそ~!
ロイヤルミルクティーは、運ばれてきた瞬間から湯気とともに上品な香りが。濃厚で大人な味わいです。
ホットケーキは、素朴な味わいの生地にメープルシロップを染み込ませると優しい甘さに。
分厚いのに、中はふわふわ!!
裏面は石釜オーブンでカリっと焼かれていて、食感が楽しい!
見た目の通りとっても食べごたえがありますが、生クリームは甘みのないさっぱりしたタイプなので重たくなりません。神保町のレトロな街並み生まれのどこか懐かしいホットケーキ。コンサート本編くらいのボリュームでした、ごちそうさまでした。
水道橋エリア・東京ドーム
水道橋「アテネ・フランセ」の壁へ
カロリーを少しでも消費するために歩いて15分ほど。到着したのは「アテネ・フランセ」。アテネ・フランセは1913年創立の語学学校です。今、映えスポットとして外観(壁)のかわいさが話題に。
壁一面がピンクに塗られていて、レトロなアルファベットもとってもかわいい! 巨大な壁なので、自撮りやアップの写真より、引きの全身写真の他撮りが映えると思います。少し紫のエリアもあるので、メンカラ(メンバーカラー)がピンク・紫勢は重要な訪問ポイントですね。
次は、いよいよ東京ドームのある東京ドームシティへ! アテネ・フランセからは徒歩15分ほど。コンサート後は、JR水道橋駅付近のホテルに泊まります。
飯田橋エリア
飯田橋「東京大神宮」へ
翌朝は水道橋駅から徒歩10分ほどの「東京大神宮」へ! 東京大神宮の最寄り駅は飯田橋駅。ちなみに東京ドームから徒歩で行ける飯田橋と神保町のエリアはおいしいご飯屋さんや居酒屋さんが豊富なのですが、コンサート後に来る人は結構少なく、水道橋駅付近より空いているので、個人的には穴場エリアだと感じています。
「東京のお伊勢さま」と呼ばれる東京大神宮は、縁結びに御利益があるそうです。公式サイトにも大きく「心結び、縁結び、幸結び。」と掲げているとおり、いろいろな良縁を結んでくれそう。今後の良席と推しグループがずっと続くことを願って参拝。いつもこういうことばかり願っているので、お賽銭は推しの誕生日にまつわる金額にしています。
神社に来るたびについつい受けてしまうのがお守り。月ごとに用意されている「花まもり」に惹かれて、自分の誕生月と推しの誕生月と、2つ選びました。
推しの誕生月のお守りの花言葉は「謙譲」「愛嬌」。私の推しを知っている方は頷いてくれると思うのですが、なんともぴったりすぎて泣けてきます。一方、私のほうは「永久の幸福」「美しい思い出」……どことなく不穏ですが、推しグループが永久に続くようにと願うばかりです。
せっかくだから絵馬でも書こうかなと思っていたところ、「願い文」とやらを発見。「神様への手紙です。お願い事や心に誓った事、感謝の気持ちなど」を綴るものだそう。神様がファンレ(ファンレター)を受け付けていたとは初耳です。「翌朝皆様の願いが成就されますようご祈願致します」とのこと。大手通販サイト並みに早い翌朝便、助かる。
黄色、水色、ピンク、そして月ごとの限定色を含む全4色のラインナップで、取材月(5月)の限定色は「菖蒲」をイメージした紫でした。カラフルなペンも用意されていて意外とポップ。木製の下敷きもめちゃかわです。
私は、推しのメンカラである黄色を購入して願いをしたためました!
神様が読んでくれますように、祈りを込めて納め箱へ!
おみくじもたくさんあって悩みましたが、恋愛・仕事・美容などの助言がもらえるという「幸せ結びみくじ」を引いてみました。結果は小吉。
「自分をよく見せようとしすぎるとどこかに疲弊や破綻が」うーん、SNSやめるか? 「ファッション:心地よい素材にこだわって」がじわじわ来ますね。おみくじで初めて見た項目。
幸せを招く「花紋守」も入っていて、なんだかお得感があります。「誠心の結実 真の優しさで誠実な人間関係が多く結ばれますように。」染みるな……誠実に生きよう。本当に。
有楽町エリア
有楽町「パティスリー&カフェデリーモ」
心が清められたあとは、水道橋駅からJR秋葉原駅を経由し15分ほどでJR有楽町駅へ。ちなみに、水道橋駅の線路間にあるY字の柱は、明治時代にドイツから輸入された古いレールを組み合わせてできており、芸術品として人気らしいです。急に社会科見学みたいな情報でした。確かに美しい。
旅の最後にやってきたのは「パティスリー&カフェデリーモ 東京ミッドタウン日比谷店」。有楽町駅から徒歩5分ほどの複合商業施設・東京ミッドタウン日比谷の地下にあります。シアタークリエや東京宝塚劇場など、劇場の多い日比谷エリア。観劇した際のお供にもぜひ。
季節ごとにラインナップが替わるパフェは、お店のSNSで情報をチェックできます。今回は、プラリネシトロンのパフェとフレンチレモンジンジャーの紅茶が楽しめる「マリアージュセット」を注文。
は~美しい~!! 思わずため息がこぼれます。ゴージャスで繊細で芸術品のよう。お金を払っているとはいえ、果たして私はこのパフェを食べることが許されている人間なのか、自問自答してしまいます。
説明カードつきなので、「なんかわからんけどおいしい!」と語彙が貧弱になることなく、「レモンハーブティージュレが良いお口直しになっているね」など、知的な食リポが口をついて出てきます。
金箔が気持ちをゴージャスにしてくれます。金の刺繍とかヒラヒラがついた衣装好きなんだよな~。
シトロンシャーベットは驚くほどさっぱり。一方、コーヒーオレンジアイスは、コーヒーの味がしっかりしていてほかにない珍しい味です。チョコレートをかけても甘くなりすぎない!
シトロンコンフィはサックサクでとにかくおいしい。お中元やお歳暮で届くセンスのいい取引先からのセンスのいいお菓子って感じです。カリカリやぐにぐに、いろんな食感で飽きなくて、演出とセトリ(セットリスト)が完璧なコンサートのように最後までわくわくしっぱなしのパフェでした。
ハーブの香りに癒やされるフレンチレモンジンジャーの紅茶は、ジンジャーのピリッとした後味でさらに口の中がスッキリ。今日はよく眠れそうです。
そろそろ帰路につきます。東京ドーム周辺の散策旅、いかがでしたでしょうか。大切なコンサートの日、皆さんが家を出てから帰ってくるまで幸せいっぱいの時間を過ごせますよう願いを込めて。推しグループにおかれましては、コンサートツアーのお知らせをお待ち申し上げておりますので、何卒!
東京駅
掲載情報は2023年7月6日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→神保町駅→石釜bake bread茶房 TAM TAM→アテネ・フランセ→東京ドーム→JR水道橋駅(ホテル)
【2日目】JR水道橋駅→東京大神宮→JR水道橋駅→JR有楽町駅→パティスリー&カフェデリーモ 東京ミッドタウン日比谷店→JR東京駅