今回の列車旅ポイント
こんにちは。トラベルクリエイターのMARIです。Instagramを中心としたSNSにて旅の発信をしたり、ライターとして活動をしたりしています。
今回は静岡県の伊東へ。露天風呂に入るかわいいカピバラが見られる「伊豆シャボテン動物公園」や、オーシャンビューのインフィニティ風呂が楽しめる「赤沢温泉ホテル」、日本百景にも選出されている「一碧湖」など、1泊2日で伊豆を満喫してきました!
JR東京駅から特急「踊り子」に乗り、伊豆高原駅へ。乗車時間は約2時間です。
「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、特急「踊り子」とお宿のセットがお得に予約できておすすめです。
伊豆高原駅に近づくにつれて、車窓には海が見えてきます。
伊豆高原駅に到着。駅にはショッピングモール「伊豆高原駅やまもプラザ」が直結しており、さらに駅舎の外には無料で楽しめる足湯「美足の湯」があります。列車の待ち時間も楽しく過ごせますね。
天井が高く開放的な駅舎です。
伊豆高原駅から、カピバラをはじめとする沢山の動物やサボテンを楽しむことができる「伊豆シャボテン動物公園」へ。バスで約20分、シャボテン公園のバス停で下車します。
まず向かったのは「元祖カピバラの露天風呂」。今や全国的に有名になったカピバラがお風呂に浸かる姿ですが、名前の通り、ここ伊豆シャボテン動物公園が発祥の地です。
毎年11月から翌年4月初旬まで開催されており、今期は2025年4月6日まで開催される予定とのこと。期間内であっても1日の中で開催時間が決まっているので、公式HPのスケジュールを確認しておくのがおすすめです。
たくさんのカピバラたちがお風呂で温まっています。そして何といってもカピバラの数がすごい! ここはカピバラ天国でしょうか。ずっと眺めていたくなります。
リラックスした良い表情ですね。お風呂が気持ち良いことが伝わります。
次は「カピバラ虹の広場」へ。こちらでは、たくさんのカピバラと近くでふれあうことができます。
こんなに至近距離でカピバラを見ることができるなんて……! 本当に癒やされます。
触ってもOKとのことなので、私も触ってみました。ふわふわしていそうに見えますが、意外と毛は硬めです。
タイミング良くカピバラ虹の広場内にて「鬼ゆずの湯」が始まりました。カピバラたちは続々とお風呂へ吸い寄せられていきます。やはりカピバラはお風呂が好きなんですね。
伊豆シャボテン動物公園内の池には大小9つの島があり、それぞれの島にはリスザルなどのサルたちが、沿岸にはフラミンゴなどが暮らしています。その島を巡ることができるのが「アニマルボートツアーズ」。今回はリスザルまたはワオキツネザルがいる島で、エサやり体験ができる「モンキー島上陸コース」をセレクトしました。
上陸したのは、ワオキツネザルの島。スタッフさんが口笛を吹くと、猿たちが続々と集まってきます。
ほかにも、ボートに乗りながらフラミンゴやミーアキャットなど、さまざまな動物たちを見ることができました。
ツアーを終えてランチへ。園内では、放し飼いで飼育されているリスザルと遭遇することも。
リスザルは人懐っこいのか、初対面の私の手にも乗ってきました(※)。
※編集部注:放し飼いのリスザルとふれあえるのは「リスザルのおやつタイム」のみです
園内にある「森のどうぶつレストラン GIBBONTEI(ギボンテイ)」でランチをいただきます。
かわいいカピバラがモチーフの「カピバーガー」を注文。ちなみにバンズは地元のパン屋さんがつくる手づくりのもので、挟まれているハンバーグはてりやき風です。
ここではなんと、カピバラのぬいぐるみと相席することができます。愛らしい姿に癒やされ、食事がさらに楽しい時間になりました。
お腹が満たされたところで、次は「シャボテン温室」へ。アフリカやメキシコなど、さまざまな国のサボテンや多肉植物が展示されています。
国や地域ごとに形やサイズなどが異なり、自然の造形美が感じられました。日本ではなかなか見られないユニークなサボテンに出合えます。
100種類以上のサボテンや多肉植物が販売されており、サボテンと鉢を選んで自分だけのオリジナル鉢植えにして購入することができます。
種類がたくさんあり迷いましたが、サボテンは丸みのある形がかわいいマグニフィクスをセレクト。成長すると黄色の花が咲くそう。鉢はカピバラモチーフが欲しかったのですが、私が訪問した日は完売していたため恐竜モチーフにしました。
最後に「GIFT SHOPアニマルマート」へ。ここでは、カピバラはもちろん、さまざまな動物のぬいぐるみやキーホルダー、静岡のお菓子といったお土産を購入することができます。
バスで伊豆高原駅へ戻り、本日の宿「赤沢温泉ホテル」へ向かいます。伊豆高原駅から宿までは無料送迎バスで約15分。
本館の「スタンダード和洋室」に宿泊しました。
39平米と広々! 和と洋が調和した落ち着いた空間が魅力です。
この部屋最大の特徴は、なんといってもオーシャンビュー! 窓を開けると、視界いっぱいに広がる美しい海の景色が楽しめます。旅の疲れを癒やしながら、非日常感のある特別な時間を過ごすことができます。
さっそく温泉へ。温泉は「檜風呂」と「岩風呂」に分かれ(男女日替わり)、どちらも内湯と露天風呂があります。オーシャンビューとなっているため海を眺めながらリフレッシュできました。54度の源泉が使用され、低張泉のサラサラとした感触で、刺激も少ないという特長があります。
檜風呂には、檜の温もりと十和田石が織りなす上質な空間が広がります。
岩風呂には地元特産の赤沢石が贅沢に使われており、地元の天然素材がもたらす温かみを感じることができます。
今回はさらに、貸切り展望露天風呂「天穹の湯」も堪能(※)。
※編集部注:有料にて、1時間単位での貸し切り利用が可能。予約は利用当日のみ、フロントもしくは電話にて受付
夕方の時間帯だったため、沈みゆく夕日とともに刻々と表情を変える海の眺めが楽しめ、昼間とはまた違った雰囲気を堪能することができました。
夕食はレストラン「綺羅」にて、月替わりの和食コースです。食事の時間は旅の大きな楽しみのひとつですよね。
コースは、先付・造り・鍋の3品からスタート。鍋には静岡県産の豚ロースが使われています。
次に運ばれてきた焼物・蒸物では、熱川ポークの香草ソテーや富士山サーモン焼きといった地元の食材が使用されており、静岡ならではの味覚が堪能できます。
その後は、天ぷら、ご飯、赤出汁と続き、最後はデザートで締めくくり。どの料理も美しく盛り付けられており、見た目も楽しめます。程よいボリューム感で、さまざまな味を少しずつ楽しめるのもうれしいポイントです。
2日目。朝食は、夕食と同じレストラン「綺羅」にてビュッフェです。大きな窓から海を望むオーシャンビューで、朝日を浴びながら気持ちの良い朝を迎えられます。
朝から海を眺めながらの食事は、まさに贅沢そのもの。旅行気分をさらに盛り上げてくれるひとときとなりました。
ビュッフェ台には、魚料理をはじめとしたお惣菜やサラダ、パン、果物などさまざまなメニューが並んでいます。
朝食後は11時のチェックアウトまでお部屋でゆったり。広々とした和洋室でくつろぎながら、窓から広がる海の景色を最後まで堪能しました。
ホテルをチェックアウトし、「一碧湖」へ向かいます。まずはホテルの無料送迎バスに乗り、再び伊豆高原駅へ。伊豆高原駅から理想郷東口バス停までバスで約15分、バスを乗り換えて約10分、一碧湖バス停にて下車します。
「伊豆の瞳」とも称される一碧湖。約10万年前の噴火でできた火山湖で、なんと日本百景にも選出されています。
湖の周りに歩道が整備されているので、四季折々の自然を楽しみながら散歩することができます。この日は天気も良く、まさにお散歩日和! 自然を感じながら、ゆったりとした時間を過ごせました。
スワンボートやアクアサイクルといった観光ボートやカヤック体験ツアー(※)などがあり、アクティビティを楽しむこともできます。
※編集部注:カヤック体験ツアーは予約制です。詳しくはこちら
小腹がすいたので、フード&ギフトショップの「ITONOWA」へ。
フードラウンジでは、一碧湖を眺めながらフードメニューを楽しむことができます。
枡に入っている、かわいらしい「オリジナルティラミス」をいただきました。
一口食べると、ふわっと広がるマスカルポーネの濃厚な甘みと、エスプレッソのほろ苦さが絶妙なバランス。舌触りも滑らかで上品なデザートです。
まぜそばやロコモコ、定食といったご飯もののメニューもあります。また、今回は開催されていなかったのですが、時期によっては足湯も開催されているそうです。
帰りは一碧湖バス停からJR伊東駅までバスで向かいます。乗車時間は約35分。伊東駅から特急「踊り子」に乗って帰京しました。
1泊2日で動物・植物・温泉・食・大自然と、伊東の魅力を満喫できる充実した旅となりました。魅力いっぱいの伊東に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか!
掲載情報は2025年2月27日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→伊豆高原駅→伊豆シャボテン動物公園→赤沢温泉ホテル
【2日目】赤沢温泉ホテル→伊豆高原駅→一碧湖/ITONOWA→JR伊東駅→JR東京駅