今回の列車旅ポイント
今回は、9人組ダンス&ボーカルユニット「SUPER★DRAGON」のメンバーで、「鉄道ファン」としても活躍する伊藤壮吾さんと一緒に、新潟~福島間を走る観光列車「SLばんえつ物語」に乗ってきました。力強く汽笛を鳴らしながら自然の中を優雅に走るSLに揺られて、ノスタルジックなひとときに浸ります。立ち寄りスポットの魅力も、たっぷり紹介します。
上越新幹線「とき」に乗ってJR東京駅を出発。2時間ほど新幹線の旅を楽しんで、JR新潟駅で下車。
新潟駅から「SLばんえつ物語」の出発地であるJR新津駅までは、信越本線で20分ほど。
伊藤壮吾さん:
SLばんえつ物語に乗るのは13年ぶりで、小学生のとき祖母と家族と乗って以来。今の仕事を始める、1年前くらいのことでした。ずいぶん前で記憶が断片的なので、今回、とても楽しみにしていました!
SLばんえつ物語は、1999年4月29日から磐越西線で復活したSL(C57形蒸気機関車)が牽引する観光列車で、新潟県の新津駅から福島県のJR会津若松駅までを結びます。
牽引するSL「C57-180」は、1946年に製造されたもの。引退後は新潟市秋葉区の新津第一小学校で保存されていましたが、1999年に牽引機として復活しました。
伊藤壮吾さん:
13年前は、上りの始発駅は新津駅ではなく新潟駅でした。ただ、祖父母が新津に住んでいたので、当時も新津駅から乗車しました。SLが保存されていた新津第一小学校は、母の母校なんですよ。
新津駅のホームでは、SLばんえつ物語の運行日に合わせて、にいつ鉄道商店街のオリジナルグッズが販売されます。入線を待つ間、しばし買い物を楽しみましょう。
伊藤壮吾さん:
グッズはけっこう買ってしまう派です。レッスンやライブのときに使えるTシャツやウォーターボトルを買うことが多いです。今回は、タンブラー(350ml)と「C57 19」のロゴをデザインしたトートバッグを買いました!
いよいよ、SLばんえつ物語が入線。客車はえんじ色と黒色のクラシックな車体が特徴的です。客車に描かれているロゴマークは、磐越西線沿いの飯豊山系に生息する動物・オコジョのイラスト。
伊藤壮吾さん:
さっき地図を見たら、沿線の馬下(まおろし/新潟県五泉市の地名)からは山間部に入るので、雄大な景色を楽しめそうです。電車に乗るときは、路線と地図を事前に頭に入れておくと楽しみも倍増です!
伊藤壮吾さん撮影★フォトギャラリー
SLばんえつ物語の車内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、深紅のベロア素材が使われたクラシカルな座席。
新津駅のホームで購入しておいたのが、こちらの「SL運行記念弁当」。SL運行を記念して誕生した特製駅弁で、SLの運行日のみの販売です。
気になる中身は、のどぐろの塩焼きや新潟県産の鶏肉「越の鶏」など、山や海の幸が詰まっています。
列車が走り出しました。伊藤さんは、列車に乗る際のルーティンであるという乗車記録をつけたら、さっそくお弁当タイム。流れる車窓を見つつ味わう地元の駅弁、最高ですよね。
伊藤壮吾さん:
いつも列車に乗ったら必ず乗車記録をつけています。まずは、スマホにメモ。落ち着いたら、専用のノートに書き写します。これを5年間続けています。記録をしておくと、あとで見返したときにいろいろ鮮明に思い出せるので、おすすめです!
お弁当を食べ終わったら、売店になっている5号車へ。こちらの売店でのみ販売されているSLばんえつ物語グッズなども、要チェックです。
注目は、SLばんえつ物語オリジナルのグッズコーナー。鉄道ファン必見です。
伊藤壮吾さん:
車内販売は最近なくなりつつあるので、あるとうれしくてつい買いすぎてしまいます。今回は、駅員さんの制服の左胸についているワッペンを模した「オコジロウ★ワッペン」を購入しました!
次は1号車へ。キッズスペース「オコジョルーム」と、大人もゆったりと景色を楽しめる「オコジョ展望室」があります。
オコジョ展望室からは、すぐ前を力強く走るSLの姿を眺めることができます。煙をたなびかせながら走る雄姿は、まさにこの車両でしか味わえない光景。
伊藤壮吾さん:
走行中のSLをこんなに間近で見られるなんて……! しかも後ろからのアングルで見られるのは最高ですね。
SLの点検と給水作業のために、途中のJR津川駅で約15分間停車します。点検と給水作業の様子は、ホームから間近に見ることができます。
伊藤壮吾さん:
以前に乗ったとき、津川駅の停車中に石炭をもらってそれを持ち帰ったことを思い出しました!
列車はだんだん山間へと入っていきます。深い緑にゆるやかに流れる阿賀野川、ところどころに広がる田園風景。ガタンゴトンという列車の走行音を耳に、トンネルを抜けるたびに表情を変える雄大な自然を堪能する、至福のひとときです。
津川駅を過ぎてしばらくすると、運行日限定のお楽しみイベント「じゃんけん大会」が始まりました。勝ち抜くと、SLばんえつ物語オリジナルの缶バッジがプレゼントされます。
伊藤壮吾さん:
こういうイベントがあるのも、観光列車ならでは。面白いですよね! 今回は残念ながら勝ち抜けませんでした……。
パノラマ展望室のある4号車へ。4号車には、乗車記念のスタンプと郵便ポストが。
ここから手紙を出すと、SLばんえつ物語の消印が押されるそうです。
伊藤壮吾さん:
列車内のポストは珍しいですよね! 自分宛てに手紙を出したら、旅のいい思い出になりそう。最近は、リアルなスタンプラリーはあまりしていないですが、列車に乗ったら必ず、デジタル駅スタンプラリー「エキタグ」をチェックしています。
4号車にあるパノラマ展望室の大きな窓から外の景色を。雄大な磐梯山も見ることができます。
伊藤壮吾さん:
こんなに車窓を堪能できる列車は、なかなかありません! まず、座席が窓側を向いているというのが基本ないですよね。照明の雰囲気も素敵です。ここからの眺めは、まさに旅のハイライトのひとつです!
約3時間30分の楽しいSLばんえつ物語の旅が終了し、会津若松駅に到着。
只見線に乗り換えて、一駅先のJR七日町駅を目指します。
伊藤壮吾さん:
路線はJRですが、車両は会津鉄道の車両なんですね。あまり乗る機会がない車両なので、うれしいです! 沿線ののどかな風景に、赤と緑のツートンカラーが映えそうですね。
伊藤壮吾さん:
沿線図を見ると、温泉が多そう! このまま乗っていくと鬼怒川温泉へ行って、東武鉄道と接続し、浅草までつながるんですね。陸つなぎでいろいろ行けるから、列車って面白いです。
七日町駅に到着。駅舎内の「あいづふるさとアンテナショップ 駅カフェ」でしばし休憩します。
伊藤壮吾さん:
「七日町=なぬかまち」は、いわゆる難読駅ですよね。首都圏以外のJRの駅名標は、漢字よりも読み仮名のほうが大きく書かれていることが多いんです。「電車推し」をしていると、列車にまつわる知識がどんどん入ってくるんですよね(笑)。
こちらは、会津17市町村のアンテナショップ兼カフェ。窓際の席からは、只見線や乗り入れている会津鉄道の車両を見ることができます。
人気の「飲みくらべ3種類セット」。「国光」「紅玉」「緋の衣」3品種のリンゴジュースの飲み比べができます。
会津地方で古くから親しまれてきた郷土玩具「赤べこ」のコーナーもあります。
七日町通りへ向かいます。「七日町通り」は七日町駅の前を走る大通りで、木造の古民家や土蔵造りの建物、瓦屋根や格子窓などの建物が立ち並びます。
通り沿いにカフェや土産物店も点在し、レトロな街並みを散策しながら地元の特産品やグルメを楽しむことができます。
伊藤壮吾さん:
遠出をする際は、乗りたい列車をメインに行き先を考えます。列車に乗るのが目的なのですが、その延長で観光ができると、なんだか得した気分になります!
会津若松駅に戻り、駅近くのホテルにチェックイン。明日に備えます。
2日目は会津若松駅からスタート。会津地方の玄関口でもある会津若松駅の構内には、郷土のシンボルである「赤べこ」があちこちに飾られています。
ここから磐越西線に乗ってJR猪苗代駅を目指します。乗車時間は30分ほど。
伊藤壮吾さん:
磐越西線の車両を見ると「東北に来たな」という感じがします。県境では、いろんな車両に出合えるので楽しいです。
猪苗代駅に到着です。木造ログハウス風の外観が印象的な駅舎が目を引きます。
猪苗代駅からバスに乗って「河京ラーメン館 猪苗代店」に向かいます。
1階には、お土産コーナーや赤べこを祀ったユニークな「赤べこ神社」があります。赤べこをモチーフにした鳥居や賽銭箱、赤べこ型の椅子も設置されています。
施設の目玉は、2階の「ラーメン&ビュッフェ」。茹でたての喜多方ラーメンに、好きな具をトッピングしてカスタマイズできます。
1杯目はシンプルにひき肉とネギ、なるととチャーシューをトッピングした伊藤さん。
自分好みにカスタマイズできる喜多方ラーメンを何度もおかわりできるなんて、贅沢。ラーメンのほかにも、「こづゆ」や「まんじゅうの天ぷら」など郷土料理をはじめとした多くのビュッフェメニューが楽しめます。
伊藤壮吾さん:
ラーメン、大好きなんですよ。トッピングが自由に選べるの最高ですね!
おなかいっぱいになったら、屋上の展望台に上がってみましょう。取材時はあいにくの曇りでしたが、磐梯山と猪苗代湖を360度パノラマで一望できます。雄大な自然を見つめ、新潟から福島の旅の思い出に浸りつつ、今回の旅は終了。猪苗代駅に戻り、郡山駅を経由して東京に戻ります。
「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、往路の降車駅(今回は新潟駅)と復路の乗車駅(今回は猪苗代駅)を異なる駅に設定できるので、旅の自由度が高まります。新幹線と宿は、セットでお得に申込めるJR東日本びゅうダイナミックレールパック、観光列車「SLばんえつ物語」のきっぷ(乗車券+指定席券)は、「えきねっと」で購入するのがおすすめです。
伊藤壮吾さん:
「SUPER★DRAGON」のライブでは新幹線をよく利用しますが、SLばんえつ物語のような観光列車に乗る機会は最近あまりなかったので、とてもうれしかったです。2日間で新潟から福島にかけて移動し、存分に列車旅を満喫できました!
伊藤壮吾さん撮影★フォトギャラリー
伊藤さんが行くSLばんえつ物語の旅はいかがでしたか? 旅の中で撮影した伊藤壮吾さんのサイン入りチェキ(1枚)を、びゅうたび読者6名にプレゼントします。ぜひご応募ください!
※6種類からランダムでのプレゼントになります。プレゼント詳細は記事下部をご覧ください。
掲載情報は2025年9月25日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ご応募にあたっては、本応募要項にご同意の上ご応募ください。ご応募をもって同意いただいたとみなします。
■応募期間
2025年9月25日(木)~ 10月9日(木)まで
■応募方法
【びゅうたび会員の方】
1. 応募フォームにびゅうたび会員にご登録のメールアドレスと必要事項をご入力ください。
【びゅうたび会員以外の方】
1. びゅうたび会員にご登録ください。(無料)
2. 会員登録完了後、応募フォームに必要事項をご入力ください。
■賞品と当選人数
「SUPER★DRAGON・伊藤壮吾さんのサイン入りチェキ(1枚)」 6名様
※6種類からランダムでのプレゼントになります。
■抽選・当選発表
・応募期間終了後、厳正な抽選を行い、当選者を決定いたします。
・当選者にはご登録いただいたメールアドレスへご連絡いたしますので、ドメイン「@jre-vts.com」と「@mail.viewtabi.jp」からのメールを受信できるよう設定をお願いいたします。
・当選通知受信後、指定の期限までに、当選したご本人が賞品のお届け先等、必要事項を指定の方法でご連絡ください。指定の期限までにご連絡をいただけない場合、当選権利を無効とさせていただきます。
・記入内容に不備、誤り、虚偽等があった場合、応募・当選を無効とさせていただく場合があります。
・当選された方のご連絡先が不明の場合や、長期不在等により賞品をお届けできない場合、当選を無効とさせていただく場合があります。
・抽選状況や当選結果等についてのお問い合わせは受け付けていませんので、ご了承ください。
■賞品発送
賞品は2025年10月下旬以降に発送する予定です。
※賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。
※都合により発送スケジュール等が変更となる場合もございます。
※賞品の配送日時・配送方法・配送業者の指定はできません。
■注意事項
・ご応募は必ずびゅうたび利用・会員規約と本応募要項にご同意の上行ってください。
・ご応募はパソコンまたはスマートフォンからのみとなります。
・お一人様一メールアドレスでのご応募とさせていただきます。
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・同一住所および同一人物への賞品の発送は1回までとさせていただきます。
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今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR新潟駅→JR新津駅→観光列車「SLばんえつ物語」乗車→JR会津若松駅→JR七日町駅/あいづふるさとアンテナショップ 駅カフェ→七日町通り→JR七日町駅→JR会津若松駅(ホテル)
【2日目】JR会津若松駅→JR猪苗代駅→河京ラーメン館 猪苗代店→JR猪苗代駅→JR郡山駅→JR東京駅