今回の列車旅ポイント
こんにちは。トラベルクリエイターのMARIです。Instagramを中心としたSNSで旅やホテルに関する発信をしたり、ライターとして活動をしたりしています。今回は、1泊2日で長野県の諏訪湖と蓼科へ。諏訪湖では「わかさぎ釣り」や湖を眺めながらのランチ、蓼科では創業1926年(大正15年)の老舗温泉宿「創業大正十五年 蓼科 親湯温泉」を満喫してきました!
JR新宿駅から特急「あずさ」に乗り、約2時間でJR茅野駅へ。茅野駅で中央本線に乗り換えてJR岡谷駅へ。東京から約2時間20分で岡谷駅に到着です。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、列車と宿をお得なセットで申込みできるのでおすすめです。
特急「あずさ」
岡谷駅から5分ほどタクシーに乗り、諏訪湖畔にある複合施設「LAKEHOOD OKAYA」へ。
LAKEHOOD OKAYA
施設内の「わかさぎレイクフッド」(※)で、わかさぎ釣りに挑戦です! 今回選んだ「2時間プラン」は、料金に乗船券、竿、仕掛け(初回分)、エサ(初回分)が含まれているので手ぶらでOK。観光ついでに、気軽に釣りを楽しめます。
※編集部注:わかさぎ釣りシーズンのみ営業。例年10月~3月ごろですが、詳しくは公式HPをご確認ください
沖に浮かぶ屋根付き台船
まずは、ボートに乗って沖にある屋根付き台船へ向かいます。暖房やお手洗い完備の快適な船で、わかさぎ釣りができます。
屋根付き台船のデッキには、少人数で利用できるテント(※)も。友だちや家族と、キャンプ気分でわかさぎ釣りをするのも楽しそう。
※編集部注:テントを利用するプランに申し込む必要があります
さっそく、わかさぎ釣りのスタートです。釣り経験ゼロの私でも無事に釣ることができるのでしょうか?
ちなみに、エサとなる虫は「ダンゴムシが触れる人なら大丈夫かな?」という感覚でした。気軽にトライしやすいそんな点もうれしいです。
糸を垂らすと直ぐに、竿に反応が! 巻き上げてみると、わかさぎが釣れています。そのあとも、かなり良いペースでわかさぎが釣れました。釣果がしっかり得られるので、釣り初心者でも心が折れることなく楽しめます!
釣ったわかさぎは、持ち帰ることも可能ですが、その場で天ぷらにしていただくこともできます。調理器具や油はすべて用意されているのでお手軽です。
わかさぎの天ぷら
お塩をふっていただきます。釣りたて・揚げたてのわかさぎの天ぷらは、最高においしいです! ボリュームがあるように見えますが、小さい魚なのでけっこうサクッと食べられます。
台船からの諏訪湖の景色
あいにくのお天気でしたが、台船からは諏訪湖を囲む山並みを一望でき、湖の広さを感じられる景色が広がっていました。
ちなみに、毎年8月15日に開催される「諏訪湖祭湖上花火大会」の日には、打ち上げ場所に近い湖上で食事を楽しみながら花火が見られるよう、屋根付き台船を「湖上ディナー観覧席」として提供しているそうです。
わかさぎ釣りを楽しんだあとは、施設内にある「湖上のカフェ」でランチタイムです。
湖上のカフェ 店内
長野県ならではの食材を使った「信州味噌とくるみのカルボナーラ」と「長野県産のリンゴジュース」を注文しました。
信州味噌とくるみのカルボナーラは、濃厚な味噌のコクと、くるみがゴロゴロと入っている香ばしいクリームソースが溶け合い、奥行きのある味わいです。湖を眺めながら食べる一皿は、よりいっそうおいしく感じられます。
本日の宿「創業大正十五年 蓼科 親湯温泉」へ向かいます。LAKEHOOD OKAYAからタクシーで岡谷駅へ、岡谷駅から茅野駅まで中央本線で移動します。茅野駅からホテルの無料送迎バス(事前予約制)に乗って、約30分で到着です。
創業大正十五年 蓼科 親湯温泉
蔵書に囲まれたロビー「みすずLounge & Bar」で、ウェルカムドリンクのシードルをいただきながらチェックインです。
みすずLounge & Barは、人文科学や自然科学などの専門書を出版する「みすず書房」の創業者・小尾俊人氏が、茅野市出身であることに由来します。シャンソンが流れるこの場所では、お酒を片手に読書を楽しむこともできます。おこもりステイにもぴったりですね。
※編集部注:ウェルカムドリンクの提供時間は14〜16時。生ビール、スパークリングワイン、ジュースなどもあります。詳細はホテルまでお問い合わせください
宿泊したのは蓼科 親湯温泉の中で唯一、渓谷側眺望の客室となっている「清流亭」。最大6名まで利用できる広々とした和室です。
清流亭
客室からの眺望(2日目に撮影)
自然を感じながら旅の疲れを癒やすことができます。
客室には本やお茶菓子が。温かい緑茶とお菓子をいただきながら、読書を楽しめます。
蓼科 親湯温泉では、大浴場はもちろん、貸切露天風呂や岩盤浴などさまざまな温泉施設を楽しむことができます。温泉は、武田信玄の隠し湯でもあった自家源泉の親湯温泉。さらりとした泉質が特徴です。
お座敷風呂
大浴場は畳敷きのお座敷風呂です。足元が滑りにくく、幅広い年齢層の方が安心して楽しめます。
大浴場直結の露天風呂
大浴場に直結した露天風呂の温泉は、木々が近く、自然を感じながら入浴することができます。
貸切露天風呂
貸切露天風呂は3箇所もあり、宿泊者であれば30分無料で利用することができます。利用予約は現地での先着順ですが、3箇所かつ30分制なので、比較的予約を取りやすかったです。
女性専用露天風呂 天与の湯
女性専用露天風呂の「天与の湯」は、一枚の大巌(おおいわ)から湧くという親湯を象徴する温泉です。岩風呂となっています。
写真提供:創業大正十五年 蓼科 親湯温泉
こちらも女性専用。プラネタリウム岩盤浴「蓼科 Stargazer」には、天井いっぱいに星空が映し出されます。温かい石に身体をあずけながら、静かな空間に瞬く星を眺めていると、まるで夜空の下に寝転んでいるような心地よさに包まれます。温泉とはまた違った「心を整える時間」を味わえる空間です。
リラクゼーションスペース
湯上がりにリラクゼーションスペースへ。落ち着いたオリエンタルな雰囲気のなかで、心地よくクールダウンできました。
夕食は、個室レストラン「宴どころ みすゞかり」で、長野県産の食材を使った和フレンチコース「蓼科 山キュイジーヌ」をいただきます。
最初に出てくるのは、信州サーモンの燻製や茅野産味噌チーズ、信州大岩魚(イワナ)などがのった「お口はじめ」。
地酒や地ワインを楽しむこともできます。今回は、長野県産白ワインの「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ」をいただきました。ちなみに、「北海道洞爺湖サミット(2008年開催)」と「伊勢志摩サミット(2016年開催)」で各国首脳に提供されたワインです。
メインは信州牛ステーキです。柔らかく、噛むほどに上品な甘みが広がる一皿。肉本来の旨みと、とろけるような口どけが印象に残る味わいです。
ほかにもスープ、温菜、ご飯ものが提供され、最後はデザートです。
デザートは、八ヶ岳牛乳を使用した嶺岡豆腐です。最初はそのままの味わいを楽しみ、途中から長野県諏訪市にある酒蔵「真澄」のあま酒と削った氷餅(信州の伝統的な保存食)をふりかけて味変をしていただきました。味の変化を楽しみながら、ふんわりとした甘さに癒やされる贅沢な締めとなりました。
2日目の朝食も、夕食と同じく「宴どころ みすゞかり」の個室で。雪景色を眺めながらの贅沢な朝食タイムです。
写真提供:創業大正十五年 蓼科 親湯温泉
茅野市豊平産のコシヒカリのごはんや信州イワナの一夜干し、信州牛を使った白嶺鍋など、長野県産の食材を使ったお料理が並びます。
蓼科高原野菜のサラダバーもついており、みずみずしい野菜本来の甘さと食感を楽しみながら、朝から身体が喜ぶような自分だけの一皿をつくることができます。
朝食後は、敷地内にある「星降るガーデン」を散策。少しひんやりとした朝の爽やかな空気を感じながら、心落ち着く穏やかな時間を過ごしました。
夜は、この場所からたくさんの星を眺めることができるそうです。
チェックアウト後は、ホテルの送迎バスの時間まで「みすずLounge & Bar」と「岩波文庫の回廊」で過ごします。
岩波文庫創業者は茅野市の隣・諏訪市出身
「岩波文庫の回廊」は、その名の通り岩波文庫の書籍がずらりと並んでいます。こちらも本好きにはたまらない空間ではないでしょうか。「みすずLounge & Bar」とあわせて約3万冊の蔵書があるそうなので、読みたい1冊に出会えそう。本は宿泊中、客室で楽しむこともできます。
帰りはホテルの無料送迎バスで茅野駅まで。茅野駅からは特急「あずさ」に乗って帰京します。諏訪湖の景色、わかさぎ釣り体験、蓼科の温泉と、静かな時間をのんびり楽しめた旅でした。日常から少し離れて気持ちをリフレッシュできる、大人にちょうど良い1泊2日。自然と温泉に癒やされながら、心と身体をゆるめる時間を過ごせました。
掲載情報は2026年2月5日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR新宿駅→JR茅野駅→JR岡谷駅→LAKEHOOD OKAYA/わかさぎレイクフッド/湖上のカフェ→JR岡谷駅→JR茅野駅→創業大正十五年 蓼科 親湯温泉
【2日目】創業大正十五年 蓼科 親湯温泉→JR茅野駅→JR新宿駅