養命酒の工場見学へ。駒ヶ根と諏訪湖の自然に癒やされる長野旅
今回の列車旅ポイント
- 養命酒駒ヶ根工場へは最寄り駅からタクシーが便利
- 列車ならアルコールが含まれた飲み物も気兼ねなく楽しめる
- 上諏訪温泉と諏訪湖は、上諏訪駅から徒歩圏内
こんにちは。地球にもカラダにもうれしい、サステナブルでおいしいものが大好きなフードライターの松浦裕香里です。
今回は、南アルプスと中央アルプスの自然豊かな山々に囲まれた長野県の駒ヶ根にある、「養命酒 駒ヶ根工場」と、2024年秋に誕生する新名所「くらすわの森」へ。
新宿駅を出発
新宿駅から特急「あずさ」で長野へ
JR新宿駅から、特急「あずさ」で約2時間15分のJR上諏訪駅に向かいます。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」であれば、特急「あずさ」と宿がセットで予約できるので便利です。
上諏訪駅から中央本線でJR岡谷駅へ。岡谷駅で飯田線に乗り換えて、約1時間30分でJR駒ヶ根駅に到着です。
養命酒 駒ヶ根工場 工場見学
自然に囲まれた養命酒のふるさとで工場見学
駒ヶ根駅から「養命酒 駒ヶ根工場」まではタクシーで向かいます。15分ほどで到着。
1階エントランスでは、アルプスの自然と養命酒のイラストがお出迎え。手前に設置されているスマホ台を使って、記念撮影が楽しめるフォトスポットになっています。
2階の工場見学ゾーンへ上がると目に飛び込んでくるのが、養命酒の超巨大ビン! ちなみに、工場見学は事前予約不要です。
館内には養命酒のビンがモチーフの装飾がいたる所に。さまざまな養命酒のビンを見つけるのも工場見学の楽しみのひとつです。
「ディスカバリー養命酒ゾーン」では、音声ガイダンスと実物大のタンク(模型)を使ったプロジェクションマッピングで「薬用養命酒」の基礎知識が学べます。
製造に使われる実物大のタンクに映し出される、養命酒の製法と歴史についてのプロジェクションマッピングは圧巻! このサイズのタンクで、2ヶ月の月日をかけて35,000本の薬用養命酒が製造されているそう。
薬用養命酒には「巡らせる」「補う」「温める」「取り除く」4つの働きに分類された、14種類の自然の生葉が含まれています。「ウコン」や「桂皮(シナモン)」など、馴染みのあるスパイスやハーブ以外にも、初めて聞く名称のものなどさまざま。駒ヶ根高原山麓の地下から汲み上げる清らかな仕込み水を使って、じっくりとこれら生薬の成分を引き出しています。
第二類医薬品に指定されている薬用養命酒は、毎日取り入れることで、身体の代謝を促し、不調を改善に導く効果があるとされています。これまでは、なんとなく「カラダに良さそう」というイメージしかなかった薬用養命酒。このゾーンを出るときには、すっかり養命酒の魅力にハマっていました。
工場見学の後半は、実際の製造ラインを間近で見学できる「ファクトリーゾーン」(※)へ。充実の映像と音声ガイダンスに沿って、充填や箱詰めの様子を見ることができます。
※編集部注:ファクトリーゾーンは撮影禁止です
養命酒 駒ヶ根工場 試飲・ショップ
工場見学のあとはオリジナル商品を買いに
工場見学のあとはお買い物タイム。薬用養命酒以外にも、健やかに日々を過ごすことをサポートしてくれるオリジナル商品がずらり。
試飲コーナーで薬用養命酒を初体験。気になるお味は、想像していたお味と違い、やさしくてとっても飲みやすい! 薬用養命酒は医薬品ですが、日本酒やワインと同程度のアルコール分が含まれています。気軽に試飲を楽しめるのも、列車旅ならではの良さです!
シナモンのような香りとじんわりした甘さの薬用養命酒。まろやかな口当たりで飲みやすく、これなら毎日続けやすそうです!
就寝前のリラックスタイムにぴったりな、ハーブのお酒「夜のやすらぎ ハーブの恵み」。ほんのりフルーティで爽やかな飲み口なので、冬はお湯で割ったり、夏は炭酸で割ったりして飲んでもおいしそうです。
ショップの壁面にずらりと並ぶのは歴代の養命酒のビン。江戸時代につくり出されてから400年以上続く養命酒の、今も愛されるその魅力を、じっくり知れた工場見学でした。
くらすわの森
2024年秋グランドオープンの新名所へ
次に向かったのは養命酒 駒ヶ根工場から徒歩3分ほどの、2024年秋にグランドオープンする新名所「くらすわの森」。オープンに先駆けて営業している、ベーカリー&カフェとショップへ。
「くらすわ」とは「広げる、すこやかなくらしの輪」という意味だそう。スイーツ工房、ハム・ソーセージ工房、レストラン、ライブラリー、運動場などが入った複合施設となる予定。今から楽しみです!
くらすわの森 ベーカリー&カフェ
焼き立てパンと軽食が楽しめるカフェ
お昼は「ベーカリー&カフェ」で。こちらでは、粉から仕込む、焼き立てのオリジナルパンが20種類以上並びます。
テラス席では、みなさんのんびりランチやティータイムを楽しんでいました。
ランチタイム限定(11時〜14時)の「信州十四豚(シンシュウジューシーポーク)カレー」をいただきます。せっかくなので「信州味噌くるみ」のバケットと「クロモジブレンド茶」もオーダー。バケットはカットして添えてもらいました。
もちもちの雑穀米と、ジューシーな豚肉の甘口のカレー。信州味噌くるみの甘さがアクセントのバケットとも相性抜群でした。クロモジブレンド茶でポカポカに。信州らしさが詰まったランチで、心地のいい時間になりました。残ったパンはそのまま袋に入れてお土産にできます。
くらすわの森 ショップ
厳選された信州土産がそろう便利なショップ
食事のあとは「ショップ」へ。暮らしを豊かにしてくれる信州のいいものがそろったお店です。
お土産選びも困らない! というくらい、食品、酒、雑貨、コスメなど、さまざまなジャンルの商品が豊富に並びます。
蓼科にあるハーブとアロマテラピーの専門店「蓼科ハーバルノート」の萩尾エリ子さんと共同開発した、くらすわオリジナルブレンドのハーブティをお土産に購入。朝・昼・夜とシーン別に飲むハーブティ。東京に帰ってからも、旅の思い出とともに豊かな時間を過ごせそうです!
くらすわの「ハーブティ 3種セット[ティーバッグ](3種×各1個)」を、びゅうたび読者5名にプレゼント。ぜひご応募ください。
※プレゼント詳細は記事下部をご覧ください。
再びタクシーで駒ヶ根駅まで。駒ヶ根駅から列車に揺られること約1時間30分、上諏訪駅に戻ってきました。
上諏訪温泉 しんゆ 1日目
アクセス抜群! 駅チカ温泉街の宿へ
今晩のお宿「上諏訪温泉 しんゆ」へは、上諏訪駅から徒歩10分ほど(※)。駅から徒歩で行けるアクセスの良さがうれしい上諏訪温泉街にあります。信州一大きな湖である諏訪湖を望むパノラマビューが楽しめるお宿です。
※編集部注:無料送迎バス(予約制)もあります
日々の疲れを癒やしてくれたのは、上諏訪温泉で唯一の自家源泉「美翠源泉(びすいげんせん)」が湧き出る大浴場。昭和ロマンを彷彿とさせる、アールデコ調のデザインがかわいらしい浴場です。
風呂場の床が畳なのも新鮮! 足元が冷えることもなく、驚くほど快適でした。淡い翡翠色の温泉でお肌もツルツルに。
お風呂で癒やされたあとは夕食。地産地消の素材を使用した創作和会席です。
プライベートな個室空間でくつろぎながらいただけるのもうれしいです。
信州の恵みがたっぷり詰まったお料理の数々。彩り、香りと少しずつ近づく春を感じさせる信州の滋味豊かな食材に、お腹も五感も満たされました。(2024年3月取材時)
上諏訪温泉 しんゆ 2日目
長野県人の健康の秘訣? 朝食をいただく
目覚めると窓の向こうには諏訪湖が。
お天気に恵まれ、部屋の大きな窓から諏訪湖ビューが堪能でき、朝から気分も晴れやかです。
朝食は、長野県人の健康の秘訣とも言われる、味噌・醤油・漬物などの発酵食品と、食物繊維が豊富な寒天を取り入れたメニュー。
地物野菜を使った、無添加のお漬物をビュッフェ形式で楽しめます。この土地ならではのごはんのお供でしっかり朝食を食べて、気持ちのいいスタートを切れました。
諏訪湖散策
片倉館
昭和レトロがあふれる国指定重要文化財
諏訪湖からほど近くにある「片倉館」へ。製糸業者の片倉財閥によって1928年に竣工されました。
館内には天然温泉の浴場「千人風呂」があります。大理石造りの浴槽にステンドグラス、彫刻など、まるで美術作品のなかにお風呂が紛れ込んだような美しさと荘厳さ。
定型的な形式にあてはめ難い個性的な建物で、昭和初期にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。
帰りは上諏訪駅から再び特急「あずさ」に乗って新宿駅へ。長野県の豊かな自然に触れながら見て学び、たくさん食べて、カラダも心も癒やされる1泊2日でした。
新宿駅に到着
掲載情報は2024年5月21日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
くらすわ「ハーブティ 3種セット」 プレゼント応募要項
応募期間は終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
今回の旅の行程
【1日目】JR新宿駅→JR上諏訪駅→JR駒ヶ根駅→養命酒 駒ヶ根工場→くらすわの森/ベーカリー&カフェ/ショップ→JR駒ヶ根駅→JR上諏訪駅→上諏訪温泉 しんゆ
【2日目】上諏訪温泉 しんゆ→諏訪市湖畔公園/足湯→片倉館→JR上諏訪駅→JR新宿駅