今回の列車旅ポイント
こんにちは。トラベルクリエイターのMARIです。Instagramを中心としたSNSにて旅の発信をしたり、ライターとして活動をしたりしています。
宮城県といえば牛タンやずんだのイメージが強いかもしれませんが、フルーツ生産も盛んなんです! 中でもいちごは東北一の生産量を誇り、「もういっこ」「にこにこベリー」など宮城県発の品種も。宮城県で生産されたいちごは「仙台いちご」として、ブランド化もされているそう。
というわけで、今回は宮城県仙台市でフルーツ三昧の旅を1泊2日で楽しんできました。果物専門店「いたがき」のフルーツサンドもいただきますよ!
JR東京駅から東北新幹線に乗り、JR仙台駅へ。
仙台駅までは約2時間、あっという間に到着です。仙台への旅は、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、新幹線往復きっぷと宿をお得なセットで申込みできておすすめです。
仙台駅から仙台市地下鉄東西線に15分ほど乗り、終点の荒井駅へ。
駅舎が新しいと思ったら、2015年開業とのこと。東日本大震災で津波により大きな被害を受けた地域の復興拠点として駅周辺の開発が進んでいるそうで、都心部とはまた違った空気が流れています。駅舎内には「せんだい3.11メモリアル交流館」も併設されていました。
荒井駅バス停から路線バスに乗り約15分、今回の旅の目的地「JRフルーツパーク仙台あらはま」に到着です。
かつては田畑が広がるのどかな地域だったという荒浜地区にあるJRフルーツパーク仙台あらはまも、東日本大震災の復興・地域連携・農業振興を目的に誕生した施設。
8.1ヘクタールもある広大なファームでは、いちご・ブルーベリー・ぶどう・イチジクなど8品目150品種以上のフルーツが栽培されており、1年を通して旬のフルーツ狩りを楽しむことができます。
まずは、Fruits Station(総合施設棟)でフルーツ狩りの受付をします。JRフルーツパーク仙台あらはまは入場無料ですが、フルーツ狩りは料金がかかります。フルーツの生育状況によっては当日券の販売はないそうなので、事前予約がおすすめ。料金はフルーツの種類や、プランによって異なります。
公式キャラクター「フルパちゃん」
頭にいろいろなフルーツをのせた、かわいらしいキャラクターを発見! JRフルーツパーク仙台あらはま公式キャラクターのフルーツのようせい「フルパちゃん」です。
さっそく、いちご狩り体験に挑戦です。いちご狩りは、12月中旬〜6月上旬まで楽しむことができます。天候に左右されにくいハウス栽培のため、旅程に組み込みやすいのも魅力の1つです。
ビニールハウスの扉を開けると、広いハウス内にたくさんのいちごが。ワクワク……!
今回食べ放題となっていた2品種
今回(2026年1月取材時)は、宮城県で開発された「にこにこベリー」と「もういっこ」の2品種が食べ放題(30分)のプランです。品種ごとの甘みの強さや酸味のバランスの違いを楽しむことができます。
熟したいちごを選んでいただきます! みずみずしい果汁と自然な甘さが口いっぱいに広がります。
「もういっこ」は果実が大きめで、しっかりとした甘みが感じられます。一方の「にこにこベリー」はほどよい甘さとやさしい酸味のバランスがちょうど良い印象です。練乳は別売りとなっており、私は購入しなかったのですが、練乳なしでもいちご本来の甘みだけで十分おいしく楽しむことができました。
いちごは腰の高さに植えられているため、かがまずに摘むことができます。立ったままでもいちごの状態がよく見えるので、熟したものを探しやすいのも、うれしい!
最初はゆっくり味わっていたものの、気づけば品種の違いをたしかめながら次から次へと手が伸び、あっという間の30分でした。
いちご狩りを楽しんだら、同施設内にある「Les Pommes(レポム)」へ。「ホテルメトロポリタン仙台」のシェフが監修しており、地域の食材を使ったスパイスカレーやサラダバー、旬のフルーツたっぷりのスイーツが楽しめます。
店内は明るく開放感のある空間です。今回いただくのは、いちごをたっぷり使ったスイーツの王道「いちごパフェ」!
たっぷりのいちごと甘く濃厚なソフトクリーム、いちごシャーベット、ザクザク食感のシリアルなどが層になった、ボリュームたっぷりのパフェです。
真っ赤ないちごが円を描くように並び、思わず写真に収めたくなる華やかさ!
フレッシュないちごの甘みと、なめらかなソフトクリームがよく合います。間に入ったシリアルの食感がアクセントになり、ボリュームがありながらも食べ進めやすく、最後まで飽きずに食べられました。フルーツを楽しむ施設ならではのパフェとして、いちご狩りとあわせて味わいたい一品でした。
同じ施設内にある「あらはまマルシェ」にも立ち寄りました。ここでは地域で生産された野菜やお米、施設内で収穫したフルーツを中心に販売されています。
ハンドメイド作家さんの巾着とハンカチ
ハンドメイド作家さんがつくった雑貨も販売されていました。いちごのシーズンなだけあって、いちご柄も! せっかくなのでいちご狩りの思い出に、いちご柄の巾着とハンカチをお土産に購入しました。
1つの施設で体験から食事、お土産の購入まで完結するので、時間を有効に使えるのはうれしいポイント。
帰りは行きと同じルートで仙台駅まで。この日は仙台駅近くのホテルに宿泊しました。
2日目も宮城のおいしいフルーツを満喫します。
仙台駅から徒歩約10分の場所にある「いたがき 本店」へ。駅周辺を歩きながら、街の様子を眺める移動時間も旅の一部。前日のフルーツ狩りとはまた違った形で、フルーツを楽しむ時間が始まります。
いたがきは明治30年創業の果物専門店で、宮城県内に18店舗、福島県に1店舗展開されています。仙台では「くだものはいたがき」と信頼されている有名店。
店内に入ると、まず目に入るのは色とりどりのフルーツが並ぶ売り場。旬のフルーツが美しく陳列され、見ているだけでも楽しい空間です。
奥にはカフェスペース「フルーツカフェ」が併設されており、新鮮なフルーツを使ったメニューや、野菜たっぷりのメニューをいただくことができます。
まずは、人気の「フルーツサンド」をいただきました。いちご・キウイ・マンゴーと一緒にサンドされている自家製カスタードクリームの軽めの食感が、フルーツを引き立て、一口食べるごとにみずみずしさや甘み、酸味をそのまま楽しめる一品。ふわふわのパンも絶妙な厚さで、食べやすい大きさにカットされています。
スイーツならいくらでも~、というわけで「フルーツパフェ」も注文! いちごやオレンジ、キウイ、グレープフルーツ、バナナなど、さまざまな旬のフルーツが使われていて、グラスの中には小さくカットされたフルーツも入っています。フルーツの種類の多さに、果物専門店の王道パフェらしさを感じます。
上から見ると、色とりどりのフルーツが重なりとても華やか。アイスクリームや生クリームの甘さは控えめで、フルーツの甘さと酸味とのバランスが抜群です。種類の違うフルーツを順に味わいながら、ゆっくりと楽しめる一品でした。
東京へ帰る前に、お土産を購入します。生のいちごは持ち帰りが難しくても、加工品なら旅の思い出として手軽に持ち帰れるのがうれしいところ。今回は、「MIGAKI FARM(ミガキファーム)」のお菓子を仙台駅のお土産販売店にて購入しました。
MIGAKI FARMは宮城県山元町で「ミガキイチゴ」を生産・加工するいちご農園で、ミガキイチゴのコンセプトはなんと「食べる宝石」。熟練のいちご農家の経験と徹底した品質管理で、一粒一粒を丁寧に磨き上げるように栽培しているそう。東日本大震災で大きな被害を受けた山元町のいちご産業を復興させたいという想いから誕生しました。いちご農園まで足を運べば、いちご狩りも楽しめるそうですよ。
まず手に取ったのは、「新東北みやげコンテスト2025」で入賞した「ミガキイチゴグミ」。フルーツ味のグミはいろいろありますが、この商品は果実感が濃厚に味わえるグミ。ミガキイチゴならではの甘みとほどよい酸味が感じられます。
もう1つは「いちごバターサンド」です。ほろっとした食感のサブレにサンドされているのは、ミガキイチゴのピューレとドライいちごを練りこんだクリーム。ひと口ごとにいちごの風味が広がります。
宮城の「フルーツの魅力」を存分に味わった1泊2日。フルーツ狩りで旬を体感し、フルーツをふんだんに使ったスイーツを味わい、お土産として旅の記憶を持ち帰る。そんな旅の中で、フルーツを通して仙台の土地や季節の恵みを身近に感じることができました。
また別の季節に訪れて、その時季ならではのフルーツの魅力を味わってみたいです。
掲載情報は2026年3月17日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR仙台駅→荒井駅→JRフルーツパーク仙台あらはま→荒井駅→JR仙台駅(ホテル)
【2日目】JR仙台駅→いたがき本店→JR仙台駅/お土産購入→JR東京駅