社寺ライターがオススメする、神社のかわいいお守り5選【関東編】 北関東首都圏

お守りが可愛い関東の神社5選。社寺ライターのオススメポイントも

神社やお寺の本、国内外のトラベル記事を書いている大浦春堂です。

新しい年を迎え、今年はどんな目標をたてましたか? 初詣に行って「結婚できますように」「資格が取れますように」などの願い事をした人も多いのでは。

過去に取材をした神社の神職さんによると、願い事をするよりも「自分はこうする」と神様に宣言をすることがお参りのポイントだそうです。参拝後におみくじをひいて、その宣言に対して神様からのお言葉を受け取って日々の指針とするのがよいのだそう。さらに、神様のご加護を得るためにはお守りをいただいて帰りたいもの。

お守りは1年間、肌身離さず持ち歩くものだからこそ、見た目のかわいさにもこだわりたい。そこで今回は人に見せたくなるほどかわいいビジュアルのお守りを5つ選んでみました!



① 常陸国出雲大社(茨城県)

常陸国出雲大社

拝殿の大注連縄は長さ16m、重さ6tと迫力があります

JR水戸線福原駅から徒歩約7分の場所にある常陸国出雲大社。島根にある出雲大社から縁結びの神様・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)のご分霊をしてお祀りした神社です。縁結びの神様というと男女の縁にご神徳があるイメージですが、人と人との縁を結んでくれる神様でもあります。出会いや結婚だけではなく、親しくなりたい友達やお仕事の縁などをつないでくれるようお祈りしてみては。

常陸国出雲大社お守り

常陸国出雲大社の縁結びのお守りは、白い生地に2羽のうさぎの縫い取りをした巾着型で赤い丸箱に入っています。見た目の愛らしさに、つい人に見せたくなるお守りです。大切な人との縁が強く結ばれるよう、そっと鞄に入れて持ち歩いては。

授与時間:9:00~17:00
初穂料:1,500円

② 東郷神社(東京都)

東郷神社

自分がプレイまたは応援するスポーツチームの勝利、さらに仕事のプレゼンなどの勝運に恵まれたいなら、東郷神社がおすすめ。JR山手線原宿駅から徒歩約5分の場所にあります。日露戦争で活躍し、日本を勝利に導いたことから軍神と崇められる東郷平八郎を神様としてお祀りしています。今ではアスリートをはじめ勝利を願う多くの人が必勝祈願に訪れます。

東郷神社お守り

令和元年9月から授与を開始したばかりの「しあわせ守」は、神社が鎮座する原宿でセレクトショップを営む「BEAMS」がデザイン。原宿のアイコンでもあるクレープをモチーフにした、ご当地ならではのお守りです。

授与時間:4~10月 6:00~17:00/11~3月 6:30~17:00/元日~1月3日 6:30~18:00(元日のみ0:00~)
初穂料:1,000円

③ 神田神社(神田明神)(東京都)

神田神社

JR総武線・中央線御茶ノ水駅から徒歩約5分の場所にあり、「明神さま」と親しまれる神田神社は、江戸城の鬼門を守る神様として崇敬されました。えびす様こと、少彦名命(すくなひこなのみこと)をお祀りしているので、商売繁昌や金運向上を祈るならばここ、という人も少なくありません。2018年12月には、境内に文化交流館「EDOCCO」を開館し、お守りの授与をするほか神社カフェ「EDOCCO CAFÉ MASU MASU」も併設。食事やお茶など参拝後のひとやすみにも好評です。

神田神社お守り

人気アニメとコラボしたものなど、お守りが多数ある神田神社。女性に人気なのはユーモラスなカエルとおたまじゃくしのイラストが入った「無事かえる御守」です。旅行をする人や通勤・通学の安全祈願として、大切な人へ贈っても◎。

授与時間:9:00~19:00(季節により時間の変動あり)
初穂料:1,000円

④ 宝登山神社(埼玉県)

宝登山神社

秩父鉄道長瀞駅から徒歩約15分の場所にある宝登山(ほどさん)神社は、1900年以上の歴史をもつ古社。2009年に修復を終えた極彩色の装飾が施された社殿は圧巻です。古くから火災除けや盗難除け、諸難除けの守護神として崇敬されている神社なので、大切な人が一年を平穏無事に暮らせるようにお祈りしてみては。神社が鎮座する宝登山の山頂には、「宝登山ロウバイ園」があり、約15,000平方メートルもの広大な敷地におよそ3,000本もの蝋梅の花が咲きます。

宝登山神社お守り

健康を祈願した「幸せ健康花御守」は季節によって桜や紅葉など種類が変わります。黄色い花びらがかわいい「蝋梅」の授与は12月から。前述の蝋梅は1月中旬から2月下旬に見頃を迎えるので、お花見がてらお参りに行くのもよさそうです。

授与時間:4~9月 8:00~17:00/10~3月8:00~16:30
初穂料:700円

⑤ 山名八幡宮(群馬県)

山名八幡宮

上信電鉄線山名駅から徒歩約1分の場所にある山名八幡宮は平安時代後期に大分の宇佐八幡宮から神様を勧請したと伝わる神社で、安産や子育てのご神徳がある息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)をお祀りしています。境内には樹齢300年を超える「陰陽神木」があり、子宝に恵まれるといわれることから参拝の際に立ち寄る人も多いそうです。

最近では人が集うことを目的に、境内に「ミコカフェ」をオープン。ママ向けのセミナーを開催したり、ハンドメイドグッズの取り扱いもあったりと、子ども連れでも楽しく過ごせる空間として注目されています。こうした山名八幡宮の取り組みは、安産・子育ての神社として地域再生を担うものとして2017年にグッドデザイン賞を受賞しました。

山名八幡宮お守り

モダンなデザインの「安産御守」。古くから使われてきた青海波(せいがいは)の文様に、山名八幡宮の安産の象徴である二股大根がワンポイントで入っています。多くの社寺では授与品を紙の袋に入れてお頒かち(おわかち)していますが、山名八幡宮では手触りがやさしいガーゼ生地の袋に入れてお頒かちしているのも特徴です。

授与時間:9:00~17:00
初穂料:700円~

神様への感謝を忘れずに

一年間、肌身離さずに持ち歩いてお世話になったお守りは、神社の「古札納所」に返納するのがルール。遠方でお返しに行けない場合は、最寄りの神社でお焚き上げをしていただけるか相談してみてください。お守りをお返しに行く際には、神様へ一年間見守ってくださったことに感謝をするお礼参りも忘れずに。

掲載情報は2022年1月28日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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この記事を書いた人

大浦春堂

社寺旅作家、編集者。日本国内や海外を旅しながら、雑誌やWEBマガジンへ社寺参りや旅行に関する記事の寄稿を行う。著書に『御朱印と御朱印帳で旅する全国の神社とお寺』(マイナビ出版)のほか、『神様とつながる暮らし方(協力:三峯神社)』(彩図社)、『神様が宿るお神酒』(神宮館)、『神社とお寺 おいしいお詣りスイーツ』(講談社)など。
Twitter:https://twitter.com/OhuraSyundo
Instagram:https://shitoyaka.net/
web:https://syundoohura.com/

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