思い切り旅行を楽しんだ後、そのまま帰宅するのは名残惜しいもの。かといって、家に帰ってから夕食を準備するのもちょっと面倒……。そんなときは、駅構内で軽くお酒を飲みながら食事をつまみ、旅の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。今回は、JR東京駅構内にあるおすすめのちょい飲みスポット5選をご紹介します。
※紹介しているメニューは取材当時(2020年12月)のものです。現在は変更されている可能性もありますので、訪れる際には事前にご確認ください。
日本酒を中心に、焼酎や和のリキュール、ワインなどを販売する「はせがわ酒店」。2020年8月にリニューアルオープンした、「はせがわ酒店 グランスタ東京店」は、世界でも例を見ない駅ナカの酒蔵「東京駅酒造場」を併設し、日本酒、どぶろく、リキュールを製造しています。
テイスティングバーでは、他では味わえないお酒を楽しめるのが魅力。ここで醸造された「桃どぶろく」は、ほのかな桃の香りがし、飲み口がトロッとしていて飲みやすいので、女性にもおすすめです。
東京駅構内では珍しい、メキシカンを楽しめる「北出TACOS(タコス)」。ニューヨーク・ブルックリンにあるレストランの姉妹店としてオープンした、「神田金物通り北出食堂」で人気があるタコスに特化した店舗です。
ワカモレandトルティーヤチップスは北海道産のトウモロコシを使った自家製トルティーヤと、塩コショウをきかせたトマトに、パクチーをほんのりアクセントにしたアボカドティップがよく合います。メキシコ産のキーライムを使用したテキーラサワーとの相性も抜群です。
山形県にある地産地消にこだわったイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフがプロデュースする「TO今日BAR(とうきょうバー)」(※)。地域の素材を生かしたメニューをカジュアルに楽しめる、イタリアンバールです。
※編集部注:「TO今日BAR」は店名が「アル・デンシャル丸の内byアル・ケッチァーノ」となりました
「庄内柿のマスカルポーネチーズ和えカリカリのそば茶」は、フレッシュな柿をおいしくいただける一品で、スパークリングワインや山形の地酒ともぴったり。パスタやピザもあるので、しっかりと食事をとりたい人も満足できます。
アナログレコードが流れるシックで落ち着いた雰囲気の喫茶バー、「Depot(デポ)」。
イチオシは、昭和初期に主流だった日本独自のビールタップ「スイングカラン」から注がれるビールです。ビールが通る管が太く、炭酸が過度に溶け込まないために苦味が抑えられ、柔らかい飲み口と喉ごしのよさが楽しめます。
食事もお手頃価格で種類が豊富。「半熟卵の薫るポテサラ」は、とろとろの黄身がポテトサラダにマッチして、味も見た目もインパクト大です。
茨城の酒蔵「木内酒造」から誕生した常陸野ネストビールを駅ナカで楽しめるビアバー、「常陸野ブルーイング 丸の内」。
工場から直接届けられる新鮮な樽生ビールを味わうことができます。定番から季節限定まで約10種類のクラフトビールがそろう中、おすすめはテイスティングセット。3種のビールを飲み比べられます。茨城県が日本一の水揚げ量を誇るサバを使った「常陸さばサンド」など、ビールに合うフードメニューも人気です。
駅から外に出なくても、サクッとお酒や食事を楽しめるちょい飲みスポットは魅力的。旅行の締めくくりにもぴったりです。心もお腹も満たしてほろ酔いで帰宅するなんて、最高のぜいたくですね。
掲載情報は2020年12月取材時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。