新幹線で行ける観光地にはどんなところがあるかご存知でしょうか。今回は、JR東京駅から新幹線で行けるおすすめの観光地を5選紹介します。東北から関西まで、1~2時間ほどで気軽に行ける観光地を厳選しました。また、その土地ならではの魅力を存分に堪能できる、1泊2日のモデルコースもあわせて紹介します。いずれも片道の移動時間は約2時間以内なので、日帰り旅行にもおすすめですよ。
【目次】
JR静岡駅へは、JR東京駅から東海道・山陽新幹線「ひかり」で約1時間。そして、静岡駅で東海道本線に乗り換え、2駅でJR用宗(もちむね)駅に到着です。静岡市にある用宗は近年、お洒落な港町として注目を集めており、漁港グルメにクラフトビール、お洒落カフェ、さらに温泉まで、これらを徒歩圏内で巡ることができます。
用宗には人気のクラフトビール醸造所「West Coast Brewing」があります。アメリカンなクラフトビールが多数つくられており、醸造所の目の前にある「WCB用宗タップルーム(※)」では、常時10種前後も楽しめます。持ち帰り用の缶ビールの種類も豊富で、缶のデザインも素敵なのでお土産にもぴったり。隣接する「用宗みなと温泉」で温泉を楽しんだあとに味わうビールは格別ですよ。
※編集部注:ホテル「The Villa & Barrel Lounge」内にありますが、宿泊者以外も利用できます
1日目は、しらす漁が盛んな「用宗漁港」の「どんぶりハウス」で新鮮なしらす丼をいただきます。漁港を眺めることができる「用宗みなと温泉」でのんびり過ごしたら、「WCB用宗タップルーム」でクラフトビールを。
2日目は、海沿いの「広野海岸公園」をお散歩し、「みなと横丁」にある揚げパンのテイクアウト専門店「フライドブレッド マル・メール」へ。最後は「LA PALETTE 用宗本店」で静岡の食材を使用したジェラートで締めます。
1泊2日モデルコース
【1日目】JR東京駅→JR静岡駅→JR用宗駅→用宗漁港/どんぶりハウス/用宗みなと温泉/WCB用宗タップルーム→JR用宗駅→JR静岡駅(ホテル)
【2日目】JR静岡駅→JR用宗駅→広野海岸公園→みなと横丁/フライドブレッド マル・メール→LA PALETTE 用宗本店→JR用宗駅→JR静岡駅→JR東京駅
▼静岡市のモデルコースを実際に旅した記事はこちら
JR名古屋駅へは、JR東京駅から東海道新幹線「のぞみ」で1時間40分ほどで到着します。さまざまな観光スポットが楽しめる名古屋ですが、その特色のひとつに「喫茶店文化」があります。王道観光スポットとあわせた、レトロな喫茶店巡りをしてみるのはいかがでしょうか。
昭和24年創業の喫茶店「洋菓子・喫茶ボンボン」は、名古屋を代表するレトロ喫茶のひとつ。平日でも順番待ちが出る人気店です。ここで注文したいのはやっぱり「名古屋の喫茶店といえば!」な「アントースト」。サクッとしたトーストとサンドされた甘さ控えめのあんこの相性がバッチリです。プリンも大人気で、早い日はなんと昼過ぎには売り切れることもあるそう。
1日目は、まずは国の重要文化財に指定されている「名古屋市市政資料館」を見学。老舗喫茶店「洋菓子・喫茶ボンボン」で「アントースト」をいただき、「中部電力 MIRAI TOWER」周辺を散策します。
2日目は、「喫茶ツヅキ」と「シヤチル」のモーニングをはしご! 名古屋の喫茶店巡りの最後は、味噌屋さんが運営する「喫茶ゾウメシ」で締めくくります。
1泊2日モデルコース
【1日目】JR東京駅→JR名古屋駅→市役所駅→名古屋市市政資料館→洋菓子・喫茶ボンボン→中部電力 MIRAI TOWER→名古屋駅(宿泊)
【2日目】名古屋駅→中村区役所駅→喫茶ツヅキ→中村区役所駅→今池駅→シヤチル→今池駅→亀島駅→喫茶ゾウメシ→ナナちゃん人形→JR名古屋駅→JR東京駅
▼名古屋市のモデルコースを実際に旅した記事はこちら
JR仙台駅へは、JR東京駅から東北新幹線で最短1時間30分ほどで到着します。魅力的な観光資源がたくさんある仙台ですが、「伊達政宗公」しばりでゆかりのスポットを巡る歴史旅もおすすめです。
「鍾景閣」は、伊達政宗公の末裔の伊達邦宗(くにむね)が建てた邸宅で、「旧伊達邸」という名称で仙台市の指定有形文化財に指定されています。こちらでは、宮城の伝統工芸品である仙台箪笥のミニチュアを使った「仙台箪笥料理」がいただけるんです。箪笥の引き出しを引いてみると、煮込み牛タンやずんだ餅など、郷土料理や地元の食材を使った料理がお目見え!
1日目は、仙台駅の「伊達政宗公騎馬像」を拝み、伊達家ファンの聖地「青葉神社」を参拝します。「甘味処 彦いち」で名物の「づんだ餅」を堪能したら、いよいよ政宗公の居城「仙台城跡」へ。
2日目は、伊達家の旧邸「鍾景閣」で豪華な仙台箪笥料理のランチをゆっくりと味わいます。
1泊2日モデルコース
【1日目】JR東京駅→JR仙台駅/伊達政宗公騎馬像→JR北仙台駅→青葉神社→甘味処 彦いち→仙台城跡→JR仙台駅(ホテル)
【2日目】JR仙台駅→旧伊達伯爵邸 鍾景閣→JR仙台駅→JR東京駅
▼仙台市のモデルコースを実際に旅した記事はこちら
JR新潟駅へは、JR東京駅から上越新幹線「とき」で2時間ほどで到着します。お米とお酒のイメージが強い新潟ですが、気軽に楽しめる王道B級グルメの宝庫でもあるんです。新潟市民の定番グルメを満喫する旅はいかがでしょうか。
「みかづき 万代店」でおなじみの「イタリアン」。新潟でイタリアンといえば、料理のジャンルではなく料理名そのものを指します。もちもち太麺の焼きそばにミートソース、端っこには生姜が。やさしい甘さのソースとシャキシャキした野菜、独特食感の太い麺は絶品で、このスパゲッティでも焼きそばでもない唯一無二のグルメは、新潟市民にとっての定番中の定番だそうです。
1日目は、長岡生姜醤油ラーメンのトップを走る人気店「青島食堂 司菜 南万代店」とイタリアンの名店「みかづき 万代店」でお腹を満たします。
2日目は、タレかつ丼の先駆者「とんかつ太郎」からスタート。「さんぽ甘(かん)」ではぽっぽ焼き(蒸気パン)、「田中屋本店 新潟駅ビルCoCoLo店」では笹だんごを購入し、スイーツもコンプリートします。
1泊2日モデルコース
【1日目】JR東京駅→JR新潟駅→青島食堂 司菜 南万代店→みかづき 万代店→JR新潟駅(ホテル)
【2日目】JR新潟駅/とんかつ太郎 CoCoLo新潟店→さんぽ甘→田中屋本店 新潟駅ビルCoCoLo店/JR新潟駅→JR東京駅
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JR京都駅へは、JR東京駅から東海道新幹線「のぞみ」で2時間10分ほどで到着します。京都観光といえば神社仏閣を思い浮かべる人も多いと思いますが、よりディープに京都を楽しむなら「京都の銘菓」をテーマに旅をしてみるのもおすすめですよ。
京都最大級のお菓子のミュージアム「atelier京ばあむ」は、2023年11月にオープンした注目スポット。京都土産としても人気の「京ばあむ」にまつわる施設で、「つぶあん入り生八つ橋おたべ」などで有名な株式会社美十が運営しています。展示や工場見学、ショップ、カフェなど、京ばあむの世界観を存分に楽しめる場所です。
1日目は、京都最大級のお菓子のミュージアム「atelier京ばあむ」で展示やカフェ、お土産選びを楽しみます。
2日目は、創業約300年の有名和菓子店が設立した美術館「ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM」を見学し、「ZEN CAFE」の名物・くずもちに舌鼓。最後は「亀屋良長 京都本店」で京菓子手づくり教室に参加します。
1泊2日モデルコース
【1日目】JR東京駅→JR京都駅→atelier京ばあむ→四条駅(ホテル)
【2日目】四条駅→ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM→ZEN CAFE→亀屋良長 京都本店→JR京都駅→JR東京駅
▼京都市のモデルコースを実際に旅した記事はこちら
新幹線を使えば東京駅からほんの1~2時間ほどでいろいろな観光地に行くことができます。1泊2日でゆっくり満喫するのはもちろん、日帰りでサクっと行けちゃうのも新幹線旅ならではの良さですよね。一度訪れた場所でも、王道観光だけでなく、その土地ならではの文化を感じられる切り口で旅をすれば、また違った魅力が見えてくるはず。
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掲載情報は2025年6月17日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。