名古屋駅周辺をのんびり散策。レトロ純喫茶と観光スポットを巡る
今回の列車旅ポイント
- 新幹線の停車駅・名古屋駅は東京から行きやすい!
- 初心者にも便利な名古屋駅構内にある名古屋市観光案内所
- 地下鉄で巡りやすい名古屋市内
喫茶店・カフェ・パンケーキのお店を年間約1,000店ぶーらぶーら巡っているミスター黒猫です。
レトロな純喫茶巡りがブームになっています。なかでも喫茶店文化が根付いている名古屋は熱い! その名古屋のなかでもおすすめの喫茶店を黒猫が巡ってきました。
東京駅
名古屋に向けてGO!
いざ! 名古屋に向けてJR東京駅に。何度乗っても、新幹線の姿にはテンションが上がります!
東海道新幹線「のぞみ」で1時間40分ほど、JR名古屋駅に到着。名古屋は思っていたより近いですね。
名古屋駅構内に「名古屋市観光案内所」があるので、到着して迷ったら利用するのもおすすめです。
名古屋市市政資料館
国の重要文化財の建物が圧巻
名古屋駅から名古屋市営地下鉄・桜通線で5分の久屋大通駅で名城線に乗り換え2分ほどの市役所駅へ。駅から徒歩約10分で「名古屋市市政資料館」に到着。国の重要文化財に指定されている建物が気になっていたので、喫茶店に向かう途中に寄ってみました。
入館料は無料。1922年(大正11年)に、当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設され、現在は名古屋市市政資料館として使われています。ネオ・バロック様式の外観は、壮重(そうちょう)な雰囲気のなかに華やかさもあり素敵です。
洋菓子・喫茶ボンボン
昭和24年創業の喫茶店
名古屋市市政資料館から徒歩10分ほどのところにある「洋菓子・喫茶ボンボン」。1949年(昭和24年)創業の老舗喫茶店です。
名古屋を代表するレトロ喫茶のひとつで、平日でも順番待ちが出る人気店です。満席の場合は、ボードに名前を書き呼ばれるのを待ちます。今回は、あまり待たずに入店できました。
シャンデリアや、赤と白のレザー張りのソファが並ぶ店内は、レトロ喫茶好きにはたまらない空間。黒猫も、入店した瞬間にテンションMAXひゃっほー!
ケーキも楽しめますが、今回は喫茶メニューをチョイス。やはり名古屋の喫茶店といえば「アントースト」。お店の方のお話では、人気メニューのひとつとのことです。
サクッとしたトーストとサンドされた甘さ控えめのあんこの相性はバッチリで、あっという間にペロリ。
そして絶対外せないメニューが、こちら。レトロ喫茶には、やはりクリームソーダが合いますよね。
シルバーのスタンドにのったプリンも最強! プリンは大人気で、早い日は、昼過ぎには売り切れることもあるそうです。
固めだけどなめらかな洋菓子屋さんの王道プリン。カラメルがちょっと甘めで、大人も子どもも大好きなプリンだと思います。
中部電力 MIRAI TOWER
開業68周年を迎える中部電力 MIRAI TOWER
洋菓子・喫茶ボンボンから徒歩15分ほどのところにある「中部電力 MIRAI TOWER」。1954年(昭和29年)開業の名古屋テレビ塔が、2021年(令和3年)に改名して「中部電力 MIRAI TOWER」となりました。展望台は有料ですが、周辺は公園になっていて散策にもぴったり。飲食店なども多くあります。
少し散策してから桜通線・久屋大通駅から乗車して名古屋駅に戻り、ホテルに宿泊。明日の喫茶店巡りに備えます。
喫茶ツヅキ
名古屋といえば喫茶店モーニング
名古屋の喫茶店で、モーニングは外せない! ということで、2日目は早めにホテルを出発して朝7:30から営業している「喫茶ツヅキ」からスタート。
名古屋駅から桜通線で1駅の中村区役所駅へ。お店は駅から徒歩10分ほどです。
多くのメディアでも紹介されていて、名古屋では有名な喫茶店。1946年(昭和21年)創業です。
「日夜ユニークな珈琲を研究して創業七十年」と書かれた表の看板に有名になった秘密が(笑)。
ビルの2階がお店になっています。多くのメディアで紹介されているのは、脚立を使って淹れる「カフェオレ天井落とし」。脚立の上から、脚立の下でお客さんが持っているコーヒーカップに、コーヒーとミルクを注ぎ淹れます。
そしてもうひとつの名物が、生クリーム盛り盛りのウインナーコーヒー。今回、黒猫は、このウインナーコーヒー狙い。アイスウインナーコーヒーを、トーストモーニング(小倉あん付き)でオーダー。ドリンクに付くトーストモーニングは無料です。
どーーん!
店長さんが、そーっと運んできたアイスウインナーコーヒーは、想像の上をいく盛り盛り!
さすが70年にわたり日夜ユニークな珈琲を研究しているだけあって凄いインパクト(笑)。他のテーブルでも頼んでいる方がいて、歓声が上がっています。
お店の方に伺うと、生クリームは、半分位をそのまま味わって、残り半分をコーヒーと混ぜながら飲む方が多いそうです。
黒猫は、生クリームをモーニングのトーストに小倉あんと一緒にのせてみました。ウマウマ倍増でおすすめ! 名古屋喫茶の名物のひとつ「アンバターホイップトースト」として堪能しました。
シヤチル
土日限定のモーニング
喫茶ツヅキを出て、中村区役所駅から桜通線で約15分の今池駅から徒歩5分ほど。こちらも人気の喫茶店「シヤチル」に到着。
平日は11:30からの営業ですが、土日のみモーニングを実施していて9:00から営業しています。通常メニューで人気のあんバタサンドやプリンなどは提供していませんが、土日の9:00〜11:00限定のモーニングメニューがあります。
レトロ感がありつつも、オシャレな店内。入ってすぐに大きなカウンター席があり、奥にテーブル席もあります。
店名のシヤチルは、名古屋城の「金のシャチホコ」のシャチと、ゆっくりするの意味で使われる「チル」と動詞の「~する」が由来とのこと。シャチル→シヤチルとなったそうです。
モーニングタイム(9:00〜11:00)は、全ての飲み物にトーストとゆで卵を付けることができます(無料)。ほかのお客さんを見ると、ほとんどの方がさらに何か頼んでいます。
皆さんが頼んでいたのは、土日モーニングタイム限定のメニュー。「あんことバターとホットケーキ」「シヤチル特製フレンチトースト」「手づくりハムのチーズエッグトースト」「グッドモーニングハンバーガー」の4種類があります。
黒猫は「あんことバターとホットケーキ」をオーダー。
熱々でバターがジュワッと溶け出すホットケーキを、ぱっかーん! 断面から湯気が立ちのぼります。昔ながらの喫茶店のホットケーキに、あんことバター。そして生地の中に隠し味として梅干しがちょっと入っています。それが良いアクセントになって大満足の美味しさでした。
喫茶ゾウメシ
味噌屋さんの運営する喫茶店
今池駅から名古屋市営地下鉄・東山線で約15分の亀島駅から徒歩15分ほどの「喫茶ゾウメシ」。
こちらは味噌屋さんが運営する喫茶店。ゾウの絵がかわいいですね。
入口横のショーケースに惹きつけられます。どれも美味しそうで、何にするか迷うなあ〜。
こちらも店内は満席。大人気のお店です。ゆったりとした席で、どのメニューをいただくかを考えます。
喫茶店ですが、なんと名古屋名物のみそ煮込みうどんがメニューにあります。
はし袋がかわいい。
喫茶店のみそ煮込みうどんと侮るなかれ。味噌屋さんが運営するお店だけあって味は本格派。
国産昆布と鰹節でとった出汁を味噌屋さんの味噌で味を整えたスープに、愛知県産の小麦「きぬあかり」でつくったかためのうどんが入り、ウマウマMAXひゃっほー!
大満足のみそ煮込みうどんでしたが、やはりデザートも食べたい!
となると、お店の看板メニューでもあるカスタードプリンとクリームソーダ クッキー有。クリームソーダのTOPにのるぞうめしクッキーがかわいいと大人気。ぞうめしクッキーは、1枚から追加できるので、カスタードプリンにのせてもいいですね。
しっかり固めで、ほろ苦のカラメルがかかるカスタードプリンは絶品。おかわりしたいほどの美味しさで、名古屋喫茶店巡りのシメのデザートも大満足にゃー♪
ナナちゃん人形
名古屋駅前の観光名所
帰り際に、喫茶ゾウメシの方に伺ったら名古屋駅まで歩いても15分くらいとのことだったので、最後は名古屋の街並みを散策しつつ徒歩で名古屋駅へ。
そして名古屋の最後は、やはりこの方にご挨拶。名古屋駅前の巨大な「ナナちゃん人形」です。身長はなんと6m10cm!
そんなナナちゃんにお別れを告げて、黒猫は名古屋駅から東京駅への東海道新幹線に乗車。どのお店も素敵な雰囲気、美味しいメニューで大満足の名古屋喫茶店巡りでした。
東京駅
掲載情報は2022年8月23日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
スポット情報
喫茶ツヅキ
住所:愛知県名古屋市中村区太閤通6-1 ツヅキビル2F
営業時間:7:30~18:00(L.O. 17:00)/水曜のみ 7:30~11:00
定休日:なし
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR名古屋駅→市役所駅→名古屋市市政資料館→洋菓子・喫茶ボンボン→中部電力 MIRAI TOWER→名古屋駅(宿泊)
【2日目】名古屋駅→中村区役所駅→喫茶ツヅキ→中村区役所駅→今池駅→シヤチル→今池駅→亀島駅→喫茶ゾウメシ→ナナちゃん人形→JR名古屋駅→JR東京駅