今回の列車旅ポイント
みなさん、こんにちは! 温泉と食べ歩きが大好きな、おんせんまみです。今回は、美肌の湯といわれる山形県にある天童温泉へ。
温泉三昧で過ごした「ほほえみの空湯舟つるや」や、地元の家具メーカー「天童木工」の家具、「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」など温泉とインテリアを堪能できる1泊2日旅をご紹介します!
山形新幹線「つばさ」に乗って、JR東京駅からJR天童駅まで約3時間の列車旅。乗車したのは、2024年3月にデビューした車両「E8系」!
天童温泉への旅は「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、新幹線と宿をお得なセットで申込みできます。
天童駅に到着。まず目に飛び込んできたのが、将棋の駒!
日本全国で生産されている将棋の駒の約9割が、天童市で生産されているとのこと。街のいたるところに将棋の駒をモチーフにしたオブジェなどが飾られています。
駅前にあるポストも将棋の駒の形をしていて、かわいかったです。背面に「王将」と書かれているので、裏に回っての写真撮影がおすすめ!
天童駅から今回宿泊する宿「ほほえみの空湯舟つるや」へは徒歩約15分。事前に予約すれば、宿の無料送迎を利用することが可能です。
館内は入った瞬間から畳敷きのため、スリッパを履かずに素足や靴下で移動できます。
畳敷きのロビーと目の前に広がる素敵な中庭。光に照らされた天童木工のおしゃれな椅子も……!
1940年創業の天童木工は、木工業の盛んな天童市が誇る家具メーカー。公共施設にも使用されており、数多くのデザイン賞を受賞しています。館内のいたるところに天童木工のスツールやソファなどが置かれているので、自分のお気に入りの椅子を見つけるのもおすすめです!
全22室中8室が露天風呂付きの客室となっていて、今回は「【星】源泉かけ流し半露天風呂付き和洋室」に宿泊。
和室10畳、広縁、ベッドルーム(シモンズのベッドが2台)に源泉かけ流しの半露天風呂が付いたお部屋で、とっても広くてそして静かで。流れる時間もゆったりとしているような感覚でした~。
いつでも好きな時に温泉に入れるのが、客室温泉の醍醐味!!! 湯ぶちは檜でつくられているため、浴室の扉を開けた瞬間に広がる檜の香りとともに、温泉を楽しめます。
ベッドルームにはシモンズ製のベッドが! ふかふかではあるものの、体を包み込んでくれるようなちょうど良い硬さで、熟睡できました〜。いつもよりも寝相良く寝れた気がする……!
手拭いには天童市の特産品が描かれており、とてもかわいいかったです!!! お部屋に備えてあるものは持ち帰りできます。フロントで色違いの手拭いも購入できるので、お土産にするのもおすすめ。
男女別の大浴場「銀河の湯(男性用)」「天空の湯(女性用)」があり、どちらも内風呂と露天風呂があります。
※編集部注:浴場は取材のため特別に撮影しています
大浴場の床も畳敷きになっていて、畳と温泉という日本らしい文化の組み合わせを楽しむことができます。
露天風呂は41度くらいの入りやすい温度で、日本庭園を思わせる雰囲気のなか、ゆっくりと入浴を楽しむことができました〜! 入浴後は体がぽかぽかするだけでなく、肌がしっとりして美肌の湯を感じました!
宿内には、15〜18時まで利用できるフリードリンクスペースや、中庭などもあり、館内外をお散歩しながら楽しめます。
フリードリンクスペースでは、抹茶体験もできます。中庭を見ながら飲むひとときに癒やされました。
鶴と亀のオブジェのある中庭をお散歩することもできます。
敷地内には源泉かけ流しの温泉が楽しめる「手湯」があります! 源泉温度が約60度なので少し熱いですが、足湯よりも手軽に楽しめるのが良きでした。
館内のどこかに、鶴が刺繍された畳があるので、ぜひ探してみてほしいです!
夕食は山形の食材をふんだんに使用した創作会席料理です。
メニューが書かれたポストカードは季節によって変わるとのこと。集めたくなっちゃいますね。
食前酒の代わりに出たラフランスジュース。地元・天童市の小座間農園で生産されたラフランスのうまみが凝縮された濃厚な甘さで……ほんっとうにおいしい!!!
同じ農園のものではないですが、売店でもラフランスジュースが販売されています。お土産に購入される方も多いそうです〜。
季節に合わせた器や啓翁(けいおう)桜が飾られた前菜。山形では、啓翁桜を刈り取って飾る文化があるとのことで、きれいでした〜!
「内裏雛」と「ぼんぼり」もお料理の器になっています! どんなお料理が食べられるのか、蓋を開けていくのも楽しみの1つ。
つるやオリジナルの人気メニュー「じゃが芋万頭揚げ 鶏そぼろ芥子あん」。じゃがいもを潰して、つなぎと一緒に丸くして揚げたもので、もっちりとした食感。とてもおいしくて、気づいたら食べ終えてました……! 季節によって、じゃがいもがかぼちゃになったりすることもあるみたいです〜。
メインは山形牛と庄内豚を使ったしゃぶしゃぶ。タレは、そばだれ・ごまだれの2種類でいただけます。そばつゆのような見た目のそばだれは、さっぱりしつつも口に入れた瞬間にそばの風味が香り、ごまだれは、ほんの少し感じる辛味が肉や野菜によく合います。どちらも初めて食べる味わいで、とてもおいしかったです。
夕食で幸せな気持ちになりました~。明日に備えてお部屋に戻ります。
朝食には山形の郷土料理がたくさん。山形のだしや玉こんにゃく、山形の醤油蔵元・山一醤油の味噌「あけがらし」などをおかずにご飯をいただきます。
ご飯は山形県産「つや姫」。つやつや、もちもちして、本当においしいお米でした。
チェックアウト後、宿の送迎で約5分の天童駅に向かい、そこから山形線(奥羽本線)で約20分のJR山形駅へ。
山形駅からはベニちゃんバスに乗って「本町・Q1」バス停へ。バス停から徒歩5分ほど、「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」に向かいます!
やまがたクリエイティブシティセンターQ1は、山形市立第一小学校旧校舎を利用した、やまがたのクリエイティブを体感できる施設。カフェなどの店舗が入っているだけでなく、さまざまなイベントも開催されます。
小学校だった校舎を利用しているため、自分が通った学校ではないのに、懐かしい雰囲気を感じながら歩くことができます。
少し館内を楽しんだあとにランチで訪れたのは「AndMERCI CAFE」。
山形の食材を使ったパフェやガレットが楽しめる人気のカフェです!
大石田産そば粉100%の生地と山形県産の卵、スイスのグリエールチーズを使ったガレット。外はパリ、中はもちもち。おいしすぎて、一瞬で食べ終えました……!
ガレットには、プラス500円でミニパフェをつけることができます。甘すぎない生クリームと苺の甘酸っぱさがちょうど良いハーモニーで、砕かれたメレンゲの食感がアクセントに。とてもおいしかったです。
※編集部注:ミニパフェの種類は季節によって異なります
天童木工のテーブルと椅子を使用した店内。洗練されつつも、温かみを感じられてくつろげました。
AndMERCI CAFEでランチのあとは、「紅花文庫」へ。ここでは、昔の教科書や教育日誌など貴重な資料を見学することができます。
明治時代〜現在までの教科書の歴史解説とともに、実際に使用されていた教科書も展示されており、自分自身が学んだ教科書との違いや歴史的背景を学びながら見学することができます。
やまがたクリエイティブシティセンターQ1をひと通り楽しんだあとは、山形駅まで約15分歩いて戻り、山形新幹線に乗って帰京します。1泊2日の山形・天童旅の楽しかった思い出を振り返りながら帰路につきました。
掲載情報は2025年5月15日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR天童駅→ほほえみの空湯舟つるや
【2日目】ほほえみの空湯舟つるや→JR天童駅→JR山形駅→やまがたクリエイティブシティセンターQ1/AndMERCI CAFE/紅花文庫→JR山形駅→JR東京駅
1泊2日/東京駅⇒天童駅・山形駅⇒東京駅/夕朝食付き
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