今回の列車旅ポイント
深夜ラジオにメールを送ることが趣味のハガキ職人、チーズケーキ夫人と申します! 漫才やコントなど、日本のお笑い文化に支えられている私。前回の「お笑い観光旅」では、お笑い発祥の地・大阪を巡りました。
今回の舞台は、2025年に新たな「よしもと漫才劇場」がオープンした東京です。劇場周辺の立ち寄りスポットもまじえながら、初めてお笑い劇場に足を運ぶ方からコアなお笑いファンまで、お笑い好き必見の東京1泊2日旅を取材して参りました!
東京のお笑い観光旅は、JR東京駅からスタート。東京駅までは、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、往復の新幹線と宿をお得なセットで申込みできるのでおすすめです。
東京駅から山手線で約30分、JR渋谷駅へ。駅から渋谷センター街を通って徒歩10分ほどで「渋谷よしもと漫才劇場」に到着です。
渋谷よしもと漫才劇場は、2025年4月にオープンした吉本興業(以下本文内、吉本)の常設劇場で、関東の若手芸人が中心に出演しています。「マンゲキ」と呼ばれる劇場の1つとして知られ、東京には、ここ渋谷と「神保町よしもと漫才劇場」の2館があります。
渋谷よしもと漫才劇場前の香盤表
渋谷よしもと漫才劇場で行われている「渋谷よしもとお笑いライブ」は、土日祝日を中心に開催されているレギュラーライブ。漫才・コント・ピン芸・ゲームコーナーなどネタはさまざまで、テレビやラジオでお馴染みの人気芸人さんも出演します。当日、会場前に貼り出されている香盤表を見るだけでワクワクが止まりません!
劇場内には上方漫才協会の展示物も
客席から観たステージ
座席数は218席。半円形・すり鉢状のホールで、どの席からも舞台が観やすく、かつ間近で観ることができます。
吉本が運営する劇場の公演チケットは、専用サイトから購入でき、劇場の自動発券機やコンビニで簡単に発券することができます。当日券もありますが、人気の公演は満席になっていたり立ち見だけになっていたり……。座ってゆっくり観たい方は、事前に指定席のチケットを購入することをオススメします。
漫才ネタを披露する「くらげ」
この日は日曜日ということで、お客さんは立ち見まで満席!
コントネタを披露する「蛙亭」
ピンネタを披露する「kento fukaya」
漫才にコント、どの組も盛り上がり観客の笑いを誘っていく中、特に面白かったのはピン芸人の「kento fukaya」。モニターや可動式の椅子を駆使し、学校の変なクラスメイトや先生を切りとったネタで会場は独特の世界観に包まれていました!
コンビやトリオだと話し合いながらネタを育てていくことができますが、ピン芸人さんは1から10まで1人でつくり上げていくので、この完成度にたどり着くまでの積み重ねを想像すると、胸が熱くなりました。
ゲームコーナー中の様子
中盤には、出番の終わった芸人さん7人によるゲームコーナーも。この日のコーナーは「1個目あるある合わせましょう」。お題に対し、「誰もが1個目に思いつくあるある」の答えを合わせようというチャレンジゲームでした。
「学校あるある」の1個目を考える
結果、答えはなかなか合わせることができず、失敗!
「学校あるある」というお題で、私が思う1個目の学校あるある「先生をお母さんと呼んでしまう」が、芸人さんと一致した瞬間、少し舞台の芸人さんと近づけたような気がしてうれしかったです。お客さんそれぞれが、自分の「1個目あるある」を考えながら観ることができる、共感性の高い面白いコーナーでした。
※編集部注:公演中の撮影は特別に許可をいただいています
マンゲキ以外のお笑い劇場といえば、JR新宿駅南口すぐの「LUMINE 2」の7Fにある「ルミネtheよしもと」も有名です。
ルミネtheよしもと チケットカウンター
ルミネtheよしもと エンタメショップアクセスの良いルミネtheよしもとは、東日本にある吉本の劇場で最大、458席のキャパシティを誇ります。土日祝には、ここでしか観られないスペシャルコメディも上演されているので、ぜひ立ち寄ってみてください!
続いては、渋谷駅から都バスに乗って約15分、EXシアター六本木前で降車。そこから10分ほど歩いて、民放テレビ局「テレビ朝日」の本社へ。
テレビ朝日 本社アトリウムの正面入口
建築家の槇文彦氏によって設計されたガラス張りが特徴の建物。1階ロビーに併設された「テレビ朝日 本社アトリウム」は、一般開放されており、無料で自由に出入りすることができます。
正面入口には、テレビ朝日の公式キャラクター「ゴーちゃん。」が。入ってすぐに、テレビ朝日のオリジナルグッズなどを販売する「テレアサショップ 六本木店」があります。
バラエティ番組「アメトーーク!」(毎週木曜よる11時15分 ※一部地域を除く)の人気企画「絵心ない芸人」で、チュートリアル・徳井さんが描いた「ゴリラ」のクリアファイル「アメトーーク! 絵心ない芸人 クリアファイル 徳井画伯 水玉」を購入! たしかに絵心はないかもしれませんが、なんともクセになる表情です。
ゴーちゃん。の展示品
EX GARDEN CAFEアトリウム内のカフェ「EX GARDEN CAFE」は、天井の高い開放的な空間。毛利庭園の緑を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
ウェルカムプレートとガパオライス
こちらで、スイーツプレートと食事が一緒になった「フルーツ食べ放題コース」をいただくことにしました。食事とウェルカムプレート、旬のフルーツの食べ放題、スイーツプレート、ドリンクがセットになったコース(90分制)です。
食事はハヤシライス、ガパオライス、ホットサンドから一品選ぶことができます。タイ料理が好きな私はガパオライスをチョイスしました。ガパオの唐辛子の辛みやバジルの香りが絶妙なバランスで、とてもおいしかったです。
季節のいちごのスイーツプレート
季節のフルーツはいちご。いちごのショートケーキやタルトケーキがセットになったスイーツプレートをいただきました! 使われているいちごは、その時期が旬の「ブランドいちご」にこだわっていらっしゃるそうです。紅茶に良く合う甘さで、ボリュームもあり、とても贅沢なデザートでした。
食べ放題のフルーツ
そして、何よりビックリしたのがこちらの食べ放題のフルーツ! 季節のいちごはもちろん、メロン、りんご、みかん、パイナップル、マスカットと盛りだくさん!
フルーツは産地直送で仕入れていらっしゃるそうで、みずみずしく新鮮な状態でいただくことができます。大大大満足の内容でした。これが食べ放題とは恐ろしいです……。六本木周辺に行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてください!
テレビ朝日から徒歩15分ほど、吉本の新たな拠点である「YOSHIMOTO ROPPONGI THEATER」という劇場へ。地下鉄六本木駅からだと6番出口の目の前にあり、アクセス抜群です。
入口で光る看板
本劇場は2025年7月にオープン。漫才とコント、どちらも観ることができる渋谷よしもと漫才劇場と違って、吉本初の「コント中心の常設劇場」として創設されました。
コント師の芸人さんが主に出演されています。漫才よりコント派、M-1よりキングオブコント派のお笑いファンは必見のスポットです!
この日の夜に行われていた公演は、「ロングコートダディ」と「空気階段」のツーマンライブ「更科ノクターン」。チケットは、渋谷よしもと漫才劇場と同様、事前に専用サイトから購入できます。
オープニングトーク(写真提供:吉本興業)
オープニングトークではロングコートダディの兎さんの「暑いから冬のアウターを捨てた」という衝撃的な話から、客席へ向けて「冬のアウターを何枚持っているか」と多数決をとる展開となり、舞台と客席の距離が一気に近くなりました。
オープニングトークをする「空気階段」
コントを披露する「ロングコートダディ」そのあとは各組がコントネタを2本ずつ披露。空気階段の最初のコントは、5分指定のところ15分尺だったそうですが、それもテレビのような制限がない劇場ならではの良さではないかと思います。
演劇の名所「俳優座劇場」の跡地を利用していることもあり、客席はゆるやかな斜面となっています。ステージの端から端まで観やすい構造で、ほかのお笑い劇場ではなかなか見ることのない、演者が客席のサイドから登場できる花道もあります。とても居心地の良いコントシアターでした。
この日は六本木周辺のホテルに宿泊。
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2日目は都営大江戸線で六本木駅から青山一丁目駅へ。東京メトロ半蔵門線に乗り換え、神保町駅へと向かいます。古書店やカレー店、古着屋が立ち並ぶ、のんびりとした雰囲気の神保町にも、マンゲキがあるんです。
まず、駅から徒歩5分ほどで見えてきたのは「豆香房 神田神保町店」というコーヒー屋さん。某有名雑誌によると、吉本の芸人さんも通うお店なんだとか。
朝・昼・午後で各2種類の日替わりコーヒーが楽しめるというバラエティに富んだお店。テイクアウトも可能で、私が滞在していた間にもお客さんが途切れませんでした。
日替わりコーヒー
私が頼んだのは日替わりコーヒーの「バレンタインブレンド」。チョコレートとの相性が良いという豆香房のオリジナルブレンドで、香りが高くきりっとしたコクのある、バランスの良いコーヒーでした!
2020年1月にオープンした劇場「神保町よしもと漫才劇場」は、神保町駅から徒歩約5分。渋谷よしもと漫才劇場と2館体制で、寄席公演や企画公演などを開催しており、主に芸歴7年目以下の翔(かける)メンバーが中心となって公演を行っています。
神保町よしもと漫才劇場限られた時間でお笑いのパワーをしっかり浴びたいという方は、渋谷よしもと漫才劇場とこちら、2館のマンゲキをはしごしても良いかもしれません。
今回の旅では、人々がせわしなく行き交う東京の街で、ふと寄り道するだけで笑顔になれるお笑いスポットの魅力をあらためて実感しました。これからもちょっと得した気分になれる、日常の小さな笑いを大切にしていきたいです。
掲載情報は2026年3月30日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR渋谷駅→渋谷よしもと漫才劇場→テレビ朝日 本社アトリウム/テレアサショップ 六本木店/EX GARDEN CAFE→YOSHIMOTO ROPPONGI THEATER→六本木駅(宿泊)
【2日目】六本木駅→神保町駅→豆香房 神田神保町店→神保町よしもと漫才劇場→神保町駅→JR東京駅