せっかくの金沢旅行が雨予報……。そんなときでもご安心ください。金沢は雨の日だって存分に観光を楽しめる街なんです! 今回は、「アート」「グルメ」「体験」「穴場」といったテーマから、雨の日でもおすすめの観光スポットを10選ご紹介。デートや大人同士の旅行だけでなく、子ども連れでも楽しめる場所もあります。いずれもびゅうたびライターが実際に訪れた場所なので、訪問記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
【目次】
天気に関係なく楽しめるのが美術館のいいところ。金沢を代表するアートスポット「金沢21世紀美術館」は、2004年に金沢大学附属中学校・小学校・幼稚園があった場所に建てられました。美術館内は、チケットを購入して入る有料エリアだけでなく、「交流ゾーン」という無料エリアが開放されているのもうれしいですね。
■施設情報
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
アクセス:JR「金沢」駅からバス「広坂・21世紀美術館」停留所すぐ。または「香林坊(アトリオ前)」停留所下車、徒歩約5分
アート好きには美術館のはしごもおすすめ。金沢21世紀美術館から徒歩で行ける「石川県立美術館」は、現代アートがメインの金沢21世紀美術館とは対称的で、国宝の「色絵雉香炉(いろえきじこうろ)」や、石川県の伝統・九谷焼の重要文化財「色絵梅花図平水指(いろえばいかずひらみずさし)」など、金沢の伝統的な工芸品や美術作品を所蔵しています。
■施設情報
住所:石川県金沢市出羽町2-1
アクセス:JR「金沢」駅からバス「広坂・21世紀美術館(石浦神社前)」停留所下車、徒歩約5分。または「出羽町」停留所下車、徒歩約10分
腹ごしらえにはアーケードのある「近江町市場」へ。金沢駅から徒歩でも行けますが、雨の日はバスが便利。1721年に開設された、300年以上の歴史を誇る市場です。金沢が加賀藩の城下町として栄えた頃には、藩の御膳所(台所)だったそうです。現在も金沢市民の台所として、鮮魚店、飲食店など約170店舗が軒を連ねています。旬のネタがたっぷりのった海鮮丼ランチをぜひ。
■施設情報
住所:石川県金沢市上近江町50
アクセス:JR「金沢」駅から徒歩約15分。またはJR「金沢」駅からバス「武蔵ヶ辻」停留所すぐ
重要伝統的建造物群保存地区である「ひがし茶屋街」。屋外ではあるものの、雨露にぬれた石畳もまた風情を感じられるので、必見です。ひがし茶屋街にはカフェもあるので、雨の日は甘いものを食べてゆっくりするのもおすすめ。フルーツ専門店のカフェ「金澤パフェ むらはた ひがし茶屋街店」では、フルーツ付きの「おしるこ」がいただけます。フルーツの酸味とあんこの甘味のバランスが絶妙!
■施設情報
住所:石川県金沢市東山3-2-18
アクセス:JR「金沢」駅からバス「橋場町・ひがし茶屋街」停留所すぐ
▼「③近江町市場」と「④ひがし茶屋街 金澤パフェむらはた ひがし茶屋街店」を実際に訪問した記事はこちら
雨で散策が難しいときは、手づくり体験をじっくり満喫するのもいいですよね。「加賀てまり 毬屋」では、金沢に古くから伝わる「ゆびぬき」の体験制作ができます(要予約)。ゆびぬきはお裁縫道具のひとつですが、金沢ではこんなにかわいく手づくりしたものが使われてきました。体験の所要時間は2時間ほどで、お店でつくり方を習い、仕上げはご自宅で。ひとつ作品を完成させたら、いろんな模様にチャレンジしたくなりますよ。
■施設情報
住所:石川県金沢市南町5-7 小出南ビル1F
アクセス:JR「金沢」駅からバス「南町」停留所下車、徒歩約1分
▼「⑤加賀てまり 毬屋」を実際に訪問した記事はこちら
兼六園から徒歩約3分の場所にある「石川県観光物産館」では、「和菓子手づくり体験」ができます。講師の職人さんが説明してくれるものの、やってみると意外と難しい……。写真上の3個は見本、下の3個は和菓子づくり初体験のびゅうたびライター・石黒さん作。奥深い和菓子職人の世界が気軽に体験できちゃいます。
■施設情報
住所:石川県金沢市兼六町2-20
アクセス:JR「金沢」駅からバス「兼六園下・金沢城」停留所下車、徒歩約1分
金沢観光で欠かせない「兼六園」は、雨の日にもぜひ訪れていただきたい場所です。兼六園は日本三名園の1つに数えられ、国の特別名勝にも指定されています。園内には茶室「時雨亭」があり、お抹茶やオリジナルの上生菓子をいただけるんです。雨に降られた庭園の表情もまた美しいので、茶室からのんびり眺めて癒やしのひと時をお過ごしください。
■施設情報
住所:石川県金沢市丸の内1-1
アクセス:JR「金沢」駅からバス「兼六園下・金沢城」停留所または「広坂・21世紀美術館」停留所下車、徒歩約5分
▼「⑥石川県観光物産館」と「⑦兼六園 時雨亭」を実際に訪問した記事はこちら
金沢駅からバスで行ける「妙立寺」は、通称「忍者寺」とも呼ばれます。外観からは2階建てに見えますが、実際は4階7層という複雑なつくり。実は忍者に全く関係ないそうです。賽銭箱が落とし穴だったり、本堂裏の床板を取ると地下道への入り口があったりなど、迷路のように建物内が入り組んでいることから、昭和になり忍者寺といわれるようになったとか。ロマンの塊のような建物にわくわくします!(拝観は要予約)
■施設情報
住所:石川県金沢市野町1-2-12
アクセス:JR「金沢」駅からバス「広小路」停留所下車、徒歩約3分
「大野からくり記念館」へは、金沢駅西口からバスと徒歩で40分ほど。江戸時代末期に金沢市大野に住んでいた、からくり師・大野弁吉の業績をたたえ、同時に近代技術のあけぼのを代表するからくりを展示している施設。いろいろなからくりが展示されているだけでなく、実際に触れることもでき、ゼンマイなどを使った非電力のからくりは感動ものです。
■施設情報
住所:石川県金沢市大野町4-2-29
アクセス:JR「金沢」駅からバス「大野港」停留所下車、徒歩約15分
▼「⑧妙立寺(忍者寺)」と「⑨大野からくり記念館」を実際に訪問した記事はこちら
雨の日は早めに駅に戻り、お土産選びに時間をかけるのも楽しいですよね。金沢駅構内の「金沢百番街 あんと」には市内の老舗が一堂に揃っていて、お土産を買うのにとても便利! どれにしようかいろいろと悩んでしまっても、駅構内にあるので新幹線の時間ぎりぎりまでお土産選びができそうです。
■施設情報
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1
アクセス:JR「金沢」駅直結
▼「金沢百番街 あんと」で購入できるお土産を探すならこちらの記事がおすすめ!
雨が降っていても関係なく楽しめる金沢の観光スポットをご紹介しました。あちこち歩き回るのが難しいぶん、1つのスポットをじっくり満喫できるので、思い出が色濃くなっていいですね。
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掲載情報は2024年12月17日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。