温泉といえば冬をイメージする人も多いはず。でもエアコンで冷えた身体を温めたり、湯冷めを気にすることなく湯巡りを満喫したりなど、夏ならではの楽しみ方もあります。冬に比べ夏は旅の荷物もコンパクトで身軽、雪などによる交通の不安が少ないというメリットも!
とはいえ、暑さに疲れた夏の身体を癒やすなら、少しでも涼しい場所を選びたいもの。今回は、東京都内から列車&バスでアクセスしやすい関東近郊の避暑地にある温泉を5つ厳選。合わせて、おすすめの宿もご紹介します。夏ならではの催しやアクティビティなど、温泉以外の魅力も一緒にチェックしてみてください。
【目次】
JR東京駅から新幹線とバスで約1時間40分、栃木県那須町の北西部にそびえる茶臼岳の山腹に散在する那須温泉郷。那須連峰の主峰・茶臼岳は栃木県唯一の活火山で、自然湧出する火山性温泉は約1400年前には発見され、源頼朝や日蓮上人、松尾芭蕉ら数多くの歴史上の人物が入湯したと伝えられています。
温泉郷の周辺には、テーマパークや観光牧場など大人から子どもまで楽しめる観光施設が充実。さらに毎年7月~9月には、週末などに周辺施設で花火大会が開催されています。
ゴルフ場を併設した「ウェルネスの森 那須」は、英国の貴族のお城をイメージしたヨーロピアンテイストのリゾートホテル。温泉施設は大浴場と半露天で夏の星空を眺めながらの湯あみができる4つの貸切風呂を備え、すべて自家源泉かけ流し。泉質は子どもや敏感肌の方も安心の弱アルカリ性で、まろやかな肌当たりです。
また、大浴場には暑すぎない「低温サウナ」があるほか、湯上りのアイスキャンディサービスなど暑い時期には特にうれしいおもてなしも。
【びゅうたび編集部のおすすめポイント】
那須高原の麓に佇む異国情緒溢れる優雅なリゾートホテル。「美肌の湯」とも称される源泉かけ流しの那須の名湯を楽しめます。
1泊2日/東京駅⇔那須塩原駅
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日本三名泉の1つとして知られる草津温泉は、JR東京駅から新幹線とバス利用で約3時間。強い酸性のお湯が特徴で、その効能の豊かさは「恋の病以外効かぬ病はない」といわれるほどです。
温泉郷は標高約1,200メートルの高原に位置しており、涼しい気候から避暑地としても人気のエリア。草津白根山の麓に広がる湿原地帯・芳ヶ平湿原のトレッキングや、毎年8月1日~2日に開催される草津温泉感謝祭など、夏ならではのアクティビティや催しもあり、温泉と合わせて楽しむのもおすすめです。
湯畑のほど近くに、「喜びの宿 高松」の新館として「和える宿 高松」がオープン。「和と洋を和える」をコンセプトにしたモダンな空間で、ゆったりとくつろげる宿です。
湯畑の源泉をひいた天然温泉は、自然の空気に当てて温度を下げているので濃度100%。露天風呂を備えた大浴場のほかに露天風呂付きの客室もあり、プライベートな空間で涼やかな高原の風を感じながらの入浴は格別です。
【びゅうたび編集部のおすすめポイント】
2020年開業で、草津温泉のシンボル・湯畑まで徒歩約5分の好立地! 温泉だけでなく岩盤浴やサウナも完備で、名湯草津を満喫できます。
■施設情報
住所:群馬県吾妻郡草津町草津290-14
東京駅からのアクセス:北陸新幹線「高崎」駅でJR吾妻線に乗換、「長野原草津口」駅でJRバスに乗換、「草津温泉バスターミナル」停留所下車、無料送迎バス利用(バスターミナル到着時要連絡)<合計約3時間>
JR東京駅から特急列車とバス利用で約2時間で行ける、日本を代表する人気観光地・箱根。大涌谷温泉がある仙石原エリアは、標高約650メートルに位置し、神奈川県に唯一残る湿原・仙石原湿原やすすき草原など、箱根の中でも特に豊かな自然に囲まれた高原リゾート地です。
大涌谷一帯は自然に湧出する温泉の量が少なく、一定量を供給するために火山から噴出する蒸気に地下水を流し込んでつくられているのが特徴。お湯は白いにごり湯が多く、硫黄がほのかに香ります。泉質は主に「酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉」で、神経痛や関節痛などの痛み、冷え性などに効能があるといわれています。
2024年にリブランドオープンした温泉リゾート「EN RESORT Re'Cove Hakone」。源泉かけ流しの檜風呂や檜の湯舟に岩をあしらった開放的な露天風呂で、大涌谷引湯のにごり湯を堪能できます。
宿泊では、温泉はもちろんのこと、朝夕利用できるビュッフェレストランも魅力的。地元の旬の食材をふんだんに使ったメニューがずらりと並び、大人も子どもも大満足間違いなしです。
【びゅうたび編集部のおすすめポイント】
大涌谷から引き込んだ良質な温泉や、料理長渾身の和洋中ビュッフェが魅力のホテル。箱根の高原リゾートである仙石原での滞在が存分に楽しめます。
■施設情報
EN RESORT Re'Cove Hakone 公式サイト
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原934-25
東京駅からのアクセス:JR東海道本線・特急「小田原」駅で箱根登山バスに乗換、「仙郷楼前」停留所下車、徒歩約2分<合計約2時間>
1泊2日/東京駅⇔小田原駅
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東京都内から特急列車とバス利用で約2時間30分、標高約1,500メートルの高原地帯に広がる蓼科高原。苔むした清流沿いを涼やかに楽しむトレッキングや八ヶ岳連峰を背景に望む蓼科湖など、大自然を体感できる場所です。日本の保養地の草分けとして多くの文人名士たちに愛されてきました。
蓼科温泉は蓼科高原エリアに点在する複数の源泉の総称で、その開湯の歴史は古く平安時代に坂上田村麻呂が発見したという説も。戦国時代には武田信玄の隠し湯として、多くの兵士たちの傷を癒やし英気を養ったと伝えられています。
「創業大正十五年 蓼科 親湯温泉」は、武田信玄の隠し湯である親湯温泉を自家源泉とする温泉旅館。「美人の湯」としても誉れ高い弱酸性のさらりとしたお湯を、ダイナミックな自然に包まれながら入浴できる露天風呂や、30分無料で利用できる貸切露天風呂など複数のお風呂場で堪能できます。
【びゅうたび編集部のおすすめポイント】
まもなく創業100周年を迎える老舗旅館。新緑豊かな渓谷を望む露天風呂と約3万冊の蔵書を誇るラウンジ&バーが魅力で、上質な大人のくつろぎ時間が過ごせます。
■施設情報
住所:長野県茅野市北山蓼科高原4035
東京駅からのアクセス:JR中央本線・特急「茅野」駅下車、無料送迎バス利用(要予約)<合計約2時間30分>
標高約830メートル、夏場の平均気温は最高で約28℃と避暑にぴったりの河口湖エリア。東京都内から特急列車利用で約2時間で行ける人気の観光地です。その河口湖畔に位置する温泉地である河口湖温泉は、「麗峰の湯」「天水の湯」「霊水の湯」「芙蓉の湯」「秀麗の湯」の5つの源泉が湧き出しており、さまざまな泉質を味わえるのが特徴です。
周辺にはレジャー施設が豊富で、河口湖でのカヌー・カヤックなど夏にぴったりのアクティビティも楽しめます。
富士山や河口湖を臨める富士山展望台が自慢の「富士レークホテル」は、1932年創業の老舗リゾートホテル。富士山の地下約1,500メートルから湧き出る天然温泉を、岩に囲まれた露天風呂やサウナ、ジャグジーを備えた大浴場で堪能できます。富士山や河口湖を展望する有料の貸切風呂もあるので、絶景をひとり占めしながらの贅沢な湯あみを満喫してみてはいかがでしょうか。
夕食はドリンク飲み放題付きのビュッフェが人気。さらに夏季限定のサービスとして屋外のプールが利用できるなど、暑い時期にうれしいポイントも!
【びゅうたび編集部のおすすめポイント】
歴史と伝統が感じられる宿で、バリアフリー・ユニバーサルに対応している客室も。また、バスルームから富士山や河口湖を眺められるビューバス客室が魅力です。
■施設情報
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津1
東京駅からのアクセス:JR中央本線・特急「大月」駅で富士急行線に乗換、「河口湖」駅下車、無料送迎バス利用(駅到着時要連絡)<合計約2時間30分>
標高の高い高原エリアは、温泉はもちろんのこと、大自然を身体全体で感じられるのも魅力。美しい景色とおいしい空気、そして効能豊かな温泉に癒やされながら、のんびりと夏の元気をチャージしてください!
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掲載情報は2025年7月29日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。