益子陶器市へ。高山都の、とっておきのうつわを見つける旅
うつわが大好きで、いつもうつわとの一期一会を楽しんでいる、モデルの高山都です。
なんてことない簡単な料理だって、お気に入りのお皿にのせるだけで、一気にステキに見えてしまうから不思議。
そんなうつわ好きが集まるのが、全国各地で行われる陶器市。さまざまな作品に出会うことができるのが魅力です。
今回はゴールデンウィークに、焼き物の町として有名な栃木県益子町の益子陶器市へ行ってきました!!
まるでフェス!?益子陶器市は大盛況!
早朝にJR東京駅を出発し、東北新幹線でJR小山駅へ。JR水戸線に乗り換え、JR下館駅で再度、真岡鐵道真岡線に乗り換えれば、約2時間半で益子駅へ到着です。
益子陶器市は例年ゴールデンウィークと11月3日前後の年2回開催。約50店舗に加え、約500ものテントが立ち並び、春秋合わせて約60万人の人出がある一大イベントです。
益子駅から東に延びる、益子本通り~城内坂通り~里山通りのメインストリートを中心に、町全体が会場となっています。
メインストリートを20分ほど歩いた先、益子町の中央にある「益子焼窯元共販センター」には特にたくさんのテントが並ぶので、まずはここを目指すのがオススメです。
町はたくさんの人でにぎわっています。
益子だけでなく、全国から一堂に集まったうつわたち。
そして、全国から集まったうつわ好きの人々。
お祭りのような雰囲気で盛り上がっていました。
どこを見ようかとキョロキョロしながら、ウロウロ歩くだけでも楽しい。
フェスに来たような感覚でした。
今回、絶対に訪ねたかったのが、益子町で活躍する陶芸家の佐々木康弘さん。
独特の配色が印象的な彼の作品。数年前から東京のイベントなどで出店されている際に、少しずつ集めている、大好きな作家さんのひとりなんです。
これでビール飲みたいなーとか、おそばのつゆ入れにしようとか、イメージを膨らませながら選ぶ時間はワクワクを通り越して、興奮状態。
水色のお皿やそば猪口、コップ……たくさん買えて大満足です。
ご本人も、とても柔和で優しい方。
そして、初めての作家さんに出会えるのも、こういった大きな陶器市の楽しみなんです。
作り手さんが、わが子たちをいとおしそうに説明してくれる感じもたまらない!!
いろいろと質問して、お話を伺いながら選びました。
初めましての、こいずみみゆきさんのお皿は、淡いグリーンがお料理を引き立ててくれそうな予感。
ウッドテーブルの茶色にも合いそうだなー、ワンプレートごはんに使いたいなーと即決。
すこーしいびつなのも、手作り作品の魅力。
西丸(さいまる)太郎さんの青いラインがシュッと入ったオーバルのお皿は、少しだけ深さがあるから、カレーを盛ってもおいしそうだなーと一目惚れ。
1枚1枚、色の入り方やバランスが違うので、何枚も並べたり比べたりして、自分好みのものを選びます。
益子陶器市はかなり広く、中心部だけでなく、いろいろなエリアに出店があるので、結構歩きます。
そして、買い物をするたびに、どんどん荷物が増えるので、歩きやすい靴(この日は朝まで大雨だったので、レインブーツを着用)に、ほぼ空のリュックで臨んだのは正解でした。
ふぅーっ。
歩き疲れて、城内坂通り沿いで見つけたバーでちょっと休憩。
「生ビール」って看板に弱い私です。
汗をかいて、いい買い物をしたあとに飲むビールのおいしさったら。ぷはーっ。
実は、ここでも陶器を販売していて、前も後ろもステキなうつわがたくさんでした。
おいしいパン屋さんもいっぱい!
さて、益子にはおいしいパン屋さんもあると教わったので、2軒はしごしちゃいました。
1軒目は、コッペパンが有名なえみぱん。
益子焼窯元共販センターから徒歩で約8分です。
その場でコッペパンに、あんこやイチゴジャムなど、好きなものを挟んでくれるんです。
今回は持ち帰りのため、プレーンなパンとジャムを買いました。
かわいい看板が目印!
そして、2軒目はNatural Bakery 日々舎(にちにちしゃ)。
益子焼窯元共販センターから徒歩で約10分です。
ドアと森の緑色と、お店の茶色とのコントラストがとってもステキ!!
自家製酵母と国産小麦粉にこだわったこちらでは、ベーグルやカンパーニュ、マフィンを購入。
ステキなお皿に並べれば、見ているだけでワクワクがあふれます。
歩き回ってクタクタになった初日で、すでに大荷物。
益子駅から車で約8分の「益子舘 里山リゾートホテル」でばたんキュー。
うつわと料理のバランスがバッチリ!益子カフェランチ
日帰りもできるけど、せっかくならゆっくり楽しんでみたい益子旅。
翌日は、いろんな方からオススメされたcafe funeへ。
益子駅から車で約10分。少し早めのランチをしに訪れてみました。
美しい竹林の先に静かにたたずむ店構えは、周囲の緑によく映えてとってもステキ!!
お庭を見渡せる席では、美しい緑を眺めながら食事を楽しめます。確実に座るには、予約するのがオススメ。
さすが益子のカフェ、使われているうつわもすべて、味があってオシャレ。
焼き物の土の温かみと、お料理のバランスがとても好みでした。
注文したのは人気メニューの「南蛮こわめし」。白身魚(スズキ)のサクサク揚げに、サラダとスープがついてきます。コースのように順番に出てくるのも、ちょっと贅沢な気分。
丁寧につくられたお料理は、かみしめるほどに味わい深く、おいしかったなぁ。
ランチのあとは、また陶器市をのぞいて、ズッシリとした荷物を抱えて帰路に就きました。
2日間でもまだまだ足りない益子町。
うつわや人の温かさとの出会いを求めて、また訪ねたい場所になりました。
自宅でさっそく益子焼を使ってみた!
家に着いて、さぁ、お楽しみの買ったうつわを使うとき。
今回の戦利品はこんな感じです。
あれもこれもと欲しくなりましたが、ちゃんと長く使うことをイメージし、厳選しました。
そして、買ってきたパンをのせて、朝食に。
佐々木さんの水色のプレートに、えみぱんのコッペパンとジャム、さらに切ったイチゴをのせて、大好きな青と赤の色合わせに。
シンプルなパンも、お皿との組み合わせで、よりステキに見える。
こいずみみゆきさんのお皿には、同じくえみぱんのコッペパンでつくったたまごサンドとサラダを。
うん、淡い緑とテーブルの茶色の相性が最高だし、お料理がすっごく映えます。
同じく、こいずみみゆきさんの淡い緑のお皿に、日々舎のカンパーニュ、カレーを合わせた午後もありました。
益子でゲットしたお皿とパンで、最高な日々の風景です。
またステキな出会いを求めて訪ねたい町です。
掲載情報は2020年3月19日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
スポット情報
えみぱん
住所:栃木県芳賀郡益子町益子3018-1
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜日、火曜日
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR小山駅→JR下館駅→益子駅→益子陶器市→えみぱん→Natural Bakery 日々舎→益子館 里山リゾートホテル
【2日目】cafe fune→益子陶器市→益子駅→JR下館駅→JR小山駅→JR東京駅