箱根登山電車に乗って、紅葉&すすきを撮りに行こう!
11月ですね!
秋といえば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、いやいや。写真の秋!!です。
こんにちは。
写真の撮り方とフォトスポットを紹介する「Photoli」というメディアを運営している横尾涼と申します!
紅葉やすすき、夕日、コスモス。秋には撮りたい風景がたくさんあります。
どこに旅をしたら秋らしい景色が撮れるかなあと考えた結果、これは箱根がいいんじゃないかと!
今回は、箱根の紅葉とすすきを巡る旅を、写真のワンポイントレッスン付きでお送りしていきたいと思います。
それでは、参りましょう!
【行程】
- 箱根登山電車の車窓から秋を感じる
- 箱根登山電車&紅葉のツーショット撮影スポット
- スマホで紅葉を上手に撮影するには?
- 見渡す限りすすきが広がる!仙石原高原
- 足湯カフェ「ベーカリー&テーブル箱根」
- 芦ノ湖を見ながら旅を締めくくる
箱根登山電車の車窓から秋を感じる
今回の旅は紅葉とすすきを撮ろうと、固く決意していました。行きは、東京駅から特急踊り子号に乗り約1時間でJR小田原駅に到着、そこから箱根湯本行きの箱根登山電車に乗ります。箱根湯本駅からは、強羅行きの箱根登山電車乗り換え。
箱根登山電車は、強羅駅までぐんぐん山を登りながら進んでいく列車です!
山を登っていく列車ってあまり乗ったことないので、わくわくします。
強羅駅までは40分ほど。車内放送によると、勾配が急すぎるので、一気には登れないそう。
そのため、道中スイッチバックして進行方向を逆にしながら、だんだんと進むんです!
車窓からは、紅葉がバッチリ見えます。
目的地に到着するまでの時間も充実させてくれるのが、箱根登山電車のうれしいポイント。
箱根登山電車&紅葉のツーショット撮影スポット
強羅駅のひとつ手前である彫刻の森駅で下車し、そこから紅葉と列車を撮影しながら強羅駅までお散歩しました。
お目当ての紅葉も、かなり色づき始めていました。(私が足を運んだ際はまだ見頃とまではいかなかったので、お出かけする前に目的地の紅葉状況を調べてみてくださいね!)
空へカメラを向けて大胆な構図を作ってみました。
晴れているときは、空にカメラを向けてみるのが一番です!
コントラストにときめいた一枚。
画面内に緑が入っていると、緑と赤の色の差がはっきり出て目を引きます!
彫刻の森駅から強羅駅までの散歩道は、線路がすぐそばにあるので、やってくる列車を撮り放題。
緑の背景と列車の組み合わせはかなりきれいなので、ここも狙ってほしいです!
スマホで紅葉を上手に撮影するには?
一眼レフは重いし、手軽にスマホで撮りたいと思っている方も多いと思います。(ここだけの話、一眼レフを持って一日写真を撮っていると、腕がパンパンになります(笑)。)
スマホでイケてる写真を撮るためのコツを研究したので、2つご紹介します。
1.構図を意識する
「画面に被写体をどのように配置したら、きれいに納まるか」
これを覚えることで、インスタなどで、友達に「おっ! 」と思ってもらえる写真になること間違いなしです。
例えば、この写真。
手前にある木が額縁のようになっていて、遠くに見える景色を際立たせています。
2.スマホでもボケをつくる!
スマホは光を受け止めるセンサーが小さいので、「ボケ」をつくるのが苦手です。
ただ、このアプリを使うと、簡単にボケを操ることができます。
その名もFOCOS!
これはポートレートモードが使えるiPhoneの機種に限るのですが、撮影した後にボケの量を調整することができます。
仕上がった写真を見ると、スマホで撮ったものとはわからないほど!
ボケをつくることができると、被写体を際立たせることができるので、ぜひ使ってみてください。
そんなこんなで散歩道を撮影しながら30分ほどお散歩をして、やっと強羅駅へ。
温泉に期待を膨らませながら、宿泊するホテルへと急いだのでした。
温泉。最高。
見渡す限りすすきが広がる!仙石原高原
箱根といえば、最近SNSを中心に話題になっているすすき草原。
その名も、仙石原高原!翌日は、ホテルから仙石原高原へと向かいました。
強羅駅から仙石原高原までは、桃源台行のバスに乗り30分ほどでアクセスできます。
すすき草原の景色は、多くを語るより、見てもらったほうが伝わるでしょう。
見た瞬間、思わず「うおぉぉ」とつぶやいてしまいました。
そのくらいの絶景です。これは行ってほしい……。
入り口からしばらく坂道が続いているのですが、その左右にすすきが広がっています。
空気がきれいで、気持ちよくお散歩できました!
この壮大なすすきたちを、どうやって料理してやろうか……。
少し悩んだ末、3つほど映える撮り方を考えてみました!
1.余計な景色を入れない
すすき草原や花畑は、背景に山や空といった、ほかの景色が入ってしまいがちな被写体です。
そこで、余計なものを入れずに画面全体にすすきを写すと、自然がつくる不思議な模様が撮れます!
2.青空を背景にしてみる
他の人とちょっと違う写真を撮りたいという方!
視点を変えるために、しゃがんでみましょう。
下からすすきを見上げてみると、空を背景に、ブルーを基調とした写真を撮ることができます。
3.スマホでも撮ってみる
もちろん、スマホでもきれいな写真が撮れます!
撮影の際には、水平になるように、しっかりとスマホを持つことが大事です。
すすき道を登る途中、左側に開けたポイントがあるので、おすすめの撮影スポットです!
足湯カフェ「ベーカリー&テーブル箱根」
すすきを堪能したあとは、近くのバス停「仙石高原」で小田原駅行きのバスへ乗り込み「ホテル前」へ。そこから箱根町行きバスに乗り「元箱根」で下車。すすき草原から1時間ほどで、SNSで話題の、足湯に入りながらゆったりできるカフェ「ベーカリー&テーブル箱根」に到着!
ここは、芦ノ湖のほとりにある素敵なカフェ!
店内に入ると、ふんわりとパンの匂いが。
おなかがすいていたので3つほど購入したのち、外にある足湯スペースへ!
足湯スペースにはテーブルがあるので、足湯につかりつつ、素敵な景色と食事を楽しむことができます。
そして足元はこんな感じ。
熱すぎずぬるすぎず、ちょうどいい温度の足湯。これは長居確定だなと思いながら、買ったパンをいただきました。
どのパンも本当においしかったです!
しっかり味のついたカレーパンに、
スパイスが効いたホットドッグ……
今思い出してもよだれが。
目の前には芦ノ湖が広がっていて、これまた癒やされます。
足湯につかりながら、おいしいパンを食べつつ、今回の旅で撮った写真を見返したり編集したりする時間……。最高です。
その結果、予定の倍くらい滞在してしまいました(笑)。
芦ノ湖を見ながら、旅を締めくくる
その後、後ろ髪を引かれる思いで足湯から抜け出し、日没近くなってようやく、きれいな芦ノ湖を撮りました!
しばらく周辺を散策していたら少し寒くなってきたので、さっき立ち寄った「ベーカリー&テーブル」のパーラーで大好きなココアを買って、ひと息。
紅葉を見て、すすきを楽しんで、美味しいパンを食べて足湯に入って。
そんな癒しに癒しを重ねたような旅でした。旅はいいですね。
ココアを飲んでほっこりあったまった体で、帰路についたのでした。
ぜひみなさんも、秋めく箱根を旅してみてくださいね!
それでは!!
この記事の内容は2019年9月16日現在の情報です。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR小田原駅→箱根湯本駅→彫刻の森駅→強羅駅
【2日目】強羅駅→「仙石原高原」→「ベーカリー&テーブル箱根」→箱根湯本駅→JR小田原駅→JR東京駅