【東日本の観光列車】びゅうたび編集部おすすめの列車4選
2018年に登場した列車をはじめ、期間限定で走る観光列車が続々と運行スタート。日光の新しい観光列車や美しい星空を楽しむ列車など、おでかけの春にぴったりな、おすすめ列車をご紹介します。
いろは【栃木】
日光らしさ満載の列車

提供:JR東日本
2018年4月に運行開始した、宇都宮~日光駅間を結ぶJR日光線の新しい観光列車「いろは」は、レトロなデザインの車体が特徴。日光・霧降高原で見られるキスゲや、日光の観光名所・日光東照宮の社寺彫刻で扱われる動物がモチーフのイラストがあしらわれています。

提供:JR東日本
内装は落ち着いた木目調で、つり革も木製。ゆっくりくつろげる大型クロスシートに加え、通勤客など人が多く乗車することを意識したロングシートなど定期運行ならではの配慮も。観光シーズンには日光線だけでなく、県内を中心に臨時列車としても運行予定です。
< 列車概要>
運行区間:宇都宮駅~日光駅間
運行期間:定期運行中
HIGH RAIL(ハイレール) 1375【長野・山梨】
JR最高地点を走る列車。プラネタリウムも!

提供:JR東日本
山梨県小淵沢駅と長野県小諸駅を結ぶ、小海線「HIGH RAIL(ハイレール) 1375」。JR全路線中で標高が最も高い場所に線路があり、「天空にいちばん近い列車」がコンセプト。日中に走行する「HIGH RAIL1号/2号」と、夕方以降に運行する「HIGH RAIL星空」の2タイプがあります。

提供:JR東日本
車内には天文関連書籍の展示をはじめ、半球ドーム型天井に星空映像を映し出す「ギャラリーHIGH RAIL」があります。1日に1本のみ運行する「HIGH RAIL星空」では、野辺山駅の停車時間に星空案内人による星空観察会を実施中。
< 列車概要>
運行区間:小淵沢駅~小諸駅間
おいこっと【長野・新潟】
古民家風デザインが魅力。野沢菜漬の配布も!

提供:JR東日本
「日本人のこころのふる里」を代表するローカル線、飯山線内を走る「おいこっと」。春・夏期間は長野県の長野駅と新潟県の十日町駅を結び、車窓には信濃川沿いの里山や民家など、のどかな風景が広がります。

提供:JR東日本
車内は 懐かしさを感じさせる古民家風のデザイン。障子のような窓や落ち着いたシートの色合いなど、どこか「おばあちゃんの家」のような雰囲気があります。来客を漬物でもてなす信州の習慣にちなみ、車内では野沢菜漬のミニパックが配られるサービスも。
< 列車概要>
運行区間:長野駅~十日町間
SL銀河【岩手】
『銀河鉄道の夜』がテーマの観光列車

提供:JR東日本
岩手・釜石沿線が舞台となった、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をテーマにした「SL銀河」。車体には、物語に登場する星座や動物たちのモチーフが描かれています。

提供:JR東日本
宮沢賢治が生きた大正から昭和の時代を感じさせる、落ち着いた雰囲気の車内。1号車には、列車では世界初の、映像と光が一体となった光学式小型プラネタリウムが設置され、オリジナルプログラムが上映されています。宮沢賢治が愛した東北の様子が分かるギャラリーは、大人世代が乗車してもワクワクできると人気です。
< 列車概要>
運行区間:花巻駅~釜石間
※編集部注:SL銀河の定期運行は2023年の春に終了となる予定です。
観光列車に乗れば、移動も楽しい思い出のひとつになるはず。この春は、お気に入りの観光列車を見つける旅に出かけてみませんか?
掲載情報は2020年2月21日更新時の物です。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。