おこもり旅が注目される中、旅のお供に本を持っていく人も多いのでは? おうち時間でも旅気分に浸れる本を読むと癒やされ、「おいしいものを食べたい」「ゆっくり温泉に入りたい」「列車に乗りたい」……と、想像が膨らみます。今回は、株式会社幻冬舎・編集本部コンテンツビジネス局の髙橋知里さんが「旅気分に浸れる」「旅に出たくなる」「旅に連れて行きたくなる」本5冊を厳選。さらに、紹介した本をそれぞれ抽選で1名様ずつ、合計5名様にプレゼントします。(※)

※編集部注:プレゼントの応募期間は終了しました

【目次】

「食」がメインの旅のお供に

小川糸『海へ、山へ、森へ、町へ』

旅と食が好きな小山糸さんによる、「食」に焦点をあてた旅エッセイ。コンパクトな文庫本なので、旅行中も気軽に持ち運べて、移動中の列車内や旅先でも楽しめます。

海へ、山へ、森へ、町へ

この本を選んだ理由を教えてください。
著者である、小川糸さんの食への尊敬が伝わってきて、「食べるもので私たちは作られている」ということを改めて感じさせてくれます。おいしくて、体が喜ぶものを食べる旅をしたくなるので、本書を選びました。食に深い興味がある方、健康や自分の体に向き合い始めた方にもおすすめです。「食」がメインの旅にこの本を持っていくと、おいしいものを食べたい欲求が高まって、テンションが上がりますよ。

この本を読んで、行きたくなる場所を教えてください。
埼玉県・長瀞にあるかき氷専門店の「阿左美冷蔵」です。混じりっけなしの地球の味がするかき氷を、実際に行って体感したいです。
宝登山神社 「阿左美冷蔵」から徒歩10分の宝登山神社

癒やされたいあなたに贈る、温泉旅バイブル

永井千晴『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』

「温泉オタク会社員」永井千晴さんのエッセイ。「一年間で一番温泉に適している時期は?」など、お役立ち情報もたっぷり詰まっています。

女ひとり温泉をサイコーにする53の方法

この本は、どんな本ですか?
誰の目も気にせずひとりで癒やされたいときってありませんか? 日頃の疲れを取りつつ、せっかくならきれいにもなりたいし、おいしいものも食べたい! そんなわたしたちの欲望にピッタリな温泉を見つけられる、温泉旅のバイブル的な1冊です。毎日頑張っている方はもちろん、癒やし旅を求めている方にぜひ読んでもらいたいです。

この本の中で、一番気になる温泉はどこですか?
山梨県の「奈良田温泉」です。温泉の質がほぼ美容液レベルとのこと。トロトロのお湯に浸かって癒されたいです。
福島県の高湯温泉 福島県の高湯温泉(本書でも紹介)

「どこに行ったらいいかわからない」人に

伊藤賀一『47都道府県の歴史と地理がわかる事典』

全国47都道府県それぞれの歴史や地理を、オンライン予備校「スタディサプリ」の人気講師・伊藤賀一さんが深掘り解説。全都道府県に足を運んで集めたネタを盛り込んだ、楽しく役に立つ事典です。

47都道府県の歴史と地理がわかる事典

この本を選んだ理由は何ですか?
日本に住んでいても、自分にゆかりのない都道府県のことはあまり知らないという方も多いのではないでしょうか? 本書は、地理から県民性まで網羅されていて、思わずクスッと笑ってしまうような情報も知れます。出張の多い方や、「どこかに旅したいけど、行き先のアイデアがわかない」人へお渡ししたい、バイブル的一冊です。

この本を読んで行きたくなった場所はありますか?
これを読むと、日本中を旅したくなります。47都道府県の魅力が詰まっていて、すべてに興味がわいてくるので、1か所には絞れません!
津軽鉄道のストーブ列車 青森県 津軽鉄道・ストーブ列車の車内(本書でも紹介)

気負わない旅に、読んでいるだけでほっこり

益田ミリ『心がほどける小さな旅』

ゆったり旅から弾丸旅行まで、北へ南へ旅する益田ミリさんのイラストエッセイ。季節に合わせた旅行を気軽に楽しむ様子が伝わってきて、ふらりと旅に出たくなります。

心がほどける小さな旅

この本の魅力はどんなところですか?
益田ミリさんならではの、気負わず旅に出るスタンスが満載の作品です。愛らしいイラストにほっこりしながら、楽しく読めます。文庫本も出ているので旅に持っていくのにもぴったりです。タイトルのとおり、読んでいるだけでも心がほどけて元気が出るので、疲れて心がカチコチに固まっている方におすすめです。

この本を読んで行ってみたいと思ったところは、どこですか?
岐阜県の郡上市八幡町です。毎年、7月中旬から9月上旬にかけて30夜以上にわたって行われる「郡上おどり」に、参加したいと思いました。

※編集部注:2021年の郡上おどりは、通常開催が見合わせとなっています。

雪の秋田 雪深い秋田への旅も紹介されている

気軽に楽しめる列車旅のすすめ

杉山淳一『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。 日本全国列車旅、達人のとっておき33選』

「乗り鉄」として旅をしてきた杉山淳一さんが、「安くて」「楽しくて」「おいしい」旅を厳選。無理なく楽しめるさまざまな列車旅のルートを紹介します。

ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。 日本全国列車旅、達人のとっておき33選

この本のおすすめポイントを教えてください。
いつもの駅から2時間の遠出、土日を使って1泊2日など、限られた時間と予算で、最高に楽しめる列車旅プランを紹介しているところです。列車や車窓の写真も満載なので、旅気分を味わうことができますよ。自分でプランを一から立てたことがないという、列車旅ビギナーさんには、とても参考になるはずです。列車ファンでなくても、気軽に列車旅を楽しみたい人にもおすすめです。

本を読んでどんな旅行をしてみたくなりましたか。
ご近所の鉄道、懐かしのローカル線、迫力のSL列車、憧れの豪華寝台特急……。とにかく列車に乗ってみたくなります!
わたらせ渓谷鐵道 人気のローカル線・わたらせ渓谷鐵道(本書でも紹介)

今回紹介した本が、みなさんの旅のきっかけになれば嬉しいという髙橋さん。旅行の予定がない人も、おうち時間でゆっくり旅気分に浸りながら、これから行きたい場所を見つけられそうですね。

「旅気分に浸れる本」プレゼント企画応募要項

応募期間は終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

掲載情報は2021年9月9日のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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