東京から日帰りOK 朝から晩まで越後湯沢を滑り倒してみた

東京から日帰りOK 朝から晩まで越後湯沢を滑り倒してみた

このたび、「スキー上級者が越後湯沢で1日滑ったらどれくらいの距離を滑れるのか?」というテーマをいただいた。正直、自分が他のスキーヤーと比べて、どれくらい滑れるものなのかわからないが、雪山が好きすぎて、ガーラ湯沢などでスキーインストラクターを務め、越後湯沢のスキー場をよく知った者として、この疑問にお答えしようと思う。

さっそく、愛スキー板を背負ってガーラ湯沢に向かった。

今回の条件は、日帰りかつ、往復とも東京駅発着の上越新幹線を使い(※平日ダイヤ)、始発列車で越後湯沢に着いてから、最終の東京駅行き列車が出発するまでスキーをすること。 

調べてみたところ、東京駅始発の上越新幹線「とき301号」(68分発)は、越後湯沢駅に724分に着く。越後湯沢駅西口「いなもと」前7時43分始発のシャトルバスに乗れば、ガーラ湯沢スキー場には7時45分に到着する。新幹線で直接ガーラ湯沢駅へ行く場合は 8時16分着だが、最も朝早いスキー場到着は、このシャトルバス乗り換えルートとなる。  

東京行きの最終列車「Maxとき350号」は、越後湯沢駅2224分発。

スキー場の営業時間を考えると、800分~2050分の約13時間がチャレンジタイムということになる(列車とバスのダイヤは、2017210日時点のもの) 

三山共通券を購入して、いざ雪山へ!

ガーラ湯沢のリフト

朝のガーラ湯沢

ガーラ湯沢といえば、駅直結の便利さで有名なスキー場だ。だが、ガーラの魅力は決してアクセスの良さだけではない。このガーラ、何を隠そう日本有数のビッグゲレンデなのだ。 

ガーラの中だけでも、レストハウス「チアーズ」正面の中央エリアのほかに、北エリア、南エリアという広大な敷地に全17コースがある。

しかも、ガーラの南エリアは湯沢高原スキー場、北エリアは石打丸山スキー場とつながっていて、三山共通券を購入すれば、この3スキー場の合計48コースすべてを滑ることができるのだ。さあ、この巨大ゲレンデを遊び尽くす、約13時間の長丁場のスキー取材の始まりだ。
※三山共通券の利用期間は、2017年は320日(月・祝)まで

ガーラ湯沢到着後リフト券を買い、ゴンドラに。まずは中央エリアの中級コースを流す。さらに北エリアのブロードウェイを。

ガーラ湯沢の北エリア

北エリア「ブロードウェイ」

そしてブロードウェイから左に分岐する、コブコースのスーパースワンへ。

ガーラ湯沢の北エリア

北エリアの「スーパースワン」

このスーパースワンは最大斜度33度。ガーラで一番斜度のあるコースだ。

ガーラ湯沢の山頂

山頂からの眺め

続いて、標高1181mの山頂からグルノーブルへ。ハイシーズンの最高の雪質を楽しむ。

混雑タイムは、上級者向けのガーラ湯沢南エリアへ移動

ガーラ湯沢の南エリア

湯沢高原スキー場から見た、ガーラ湯沢の南エリア

10時、そろそろ中央エリアも混んできたので、南エリアに移動。南エリアは初級コースのエーデルワイスから右に分岐する。この連絡コースは途中ほんのちょっと登り坂になっているので、少し勢いをつけていくと楽だ。

南エリア

南エリアの難斜面「ブロンコ」

南エリアでは不整地コースのブロンコと260万ダラーを滑る。ブロンコはねじれていたり、一部上りになっていたりと、一番の難斜面。

南エリアのゲレンデボトムからロープウェイ「ランドー」の11時の便で、湯沢高原スキー場に向かう。

湯沢高原スキー場

ガーラ湯沢の南エリアから、湯沢高原スキー場を望む

湯沢高原スキー場は、グルメスポットがいっぱい 

ほんの数分で湯沢高原に到着。湯沢高原側のロープウェイ駅近くには「アルピナ」というレストランがある。

湯沢高原スキー場「アルピナ」

ゲレンデ飯と侮るなかれ

ここは岩原スキー場内のイタリア料理の老舗「ピットーレ」の姉妹店で、ピザがとにかくおいしい。ランドーはガーラ湯沢単独券でも乗れるので、ガーラで滑って、ここにお昼だけ食べにくる人もいる。

お昼はまだ我慢して、湯沢高原のゲレンデトップの青いケシコースに向かう。山頂からこのコースを眺めると、温泉街に一直線で滑り込めるかのような絶景。

湯沢高原スキー場「青いケシコース」

抜群の絶景!

上級コースとなっているが、よく圧雪され、快適なコース。ただ幅が狭いので、スピードオーバーには注意しよう。

湯沢高原スキー場「コマクサコース」

越後湯沢の町を見下ろす「コマクサコース」へ

湯沢高原の下部、温泉街のほうへ向かう、つづら折りの下山コースのコマクサコースは全長2キロ。ここも上級指定だが、プルークボーゲンできちっとコントロールできる方であれば、滑走は可能だ。しかし、ガーラの下山コース・ファルコンより、少しきつい感じはある。 

布場ゲレンデに出たら右にコースを取り、細い道を渡れば、湯沢高原のロープウェイステーション。ここでスキー・スノーボードを脱いで、温泉街の飲食店で昼食をとることもできる。ロープウェイステーションの真ん前にあるのは、とんかつが美味しい「人参亭」。ほかにも、刺身定食など和食が食べられる「一二三」、そばの老舗「しんばし」など、グルメスポットがたくさん。 

いろいろ食べたいものが思い浮かんだが、ちょうど来たシャトルバスで、再びガーラへ。

越後湯沢のゲレンデを周回するシャトルバス

NASPAなどのゲレンデにも、シャトルバスで移動できる

ガーラのゲレ食(ゲレンデでの食事)が混んでいる時に穴場の「おにぎり処・ゆた」で、少々腹ごしらえ。

おにぎり処・ゆた

ゴンドラで再びゲレンデに上がり、北エリアへ。そこからリフトで石打丸山スキー場へ。

石打丸山スキー場「国体コース」

石打丸山スキー場「国体コース」

石打丸山の国体コースを経由し、まずハツカ石口方面へと快適なダウンヒルを楽しむ。そしてリフトを乗り継ぎ、大丸山ゲレンデ山頂へ。

山頂に来た者だけが味わえる絶景と、うまい飯

石打丸山スキー場山頂

石打丸山スキー場山頂

これでもかというぐらいの絶景が見られる

ここにある「チロル」「バレーナ」といった個人経営の食堂では、本格的な洋食を楽しむことができる。

ランチは「チロル」の絶景のテラスで、ビーフシチューセットを。

ビーフシチューは味の良いドミグラスソースでよく煮込まれていて、魚沼コシヒカリのご飯とも相性抜群! 

石打丸山スキー場「チロル」

絶景を見ながらの洋食。海外のスキー場のような雰囲気が味わえる

食事のあとはダイナミックコースなどを通り、観光口に滑り込む。午後3時、そろそろ疲れがたまってきたころ、また大丸山の山頂に戻り、「バレーナ」で自家製チーズブリュレとコーヒーのセット。

石打丸山スキー場「バレーナ」

甘さが体に染み込む……

疲れた時に、甘いものはよく効く。 

次は中央口へ。デビルダウンコースは、短いながらも斜度があり大きなコブもある難斜面。

石打丸山スキー場の夕暮れ

ゲレンデの日が暮れる

ここを3回ほど滑るうちに日が暮れてきた。時刻は午後5時。三山共通券は、この時間まで。

ナイター営業は石打丸山スキー場のみ 

石打丸山スキー場ナイター

高速道路の明かりが美しいナイター

ナイター券2000円を買い、夜間でも滑りごたえのある中央口から大丸山ゲレンデをひたすら回る。午後6時、さすがに休憩を取りたくなってきた。

ウインターハウス大丸のカルビ定食

がっつり系ゲレ飯もあります

おなかもすいてきたし……こんな時、大丸山ゲレンデ山麓に、うってつけのお店がある。「ウインターハウス大丸」だ。ここはなんとゲレンデ内の焼肉屋さん。注文したカルビ定食は、肉もご飯も漬物も絶品。

あとは、ひたすら大丸山ゲレンデと中央口の間をぐるぐるして、2050分リフト運転終了とともにスキー終了。 

この時間、越後湯沢駅に向かう公共交通機関は少ないので、タクシーを呼ぶ。越後湯沢のタクシーはスキー板も積めるので、安心。

無事に新幹線に乗れる時間であることを確認して、本日の取材は終了である。

この日、滑った本数は、リフトで57本とロープウェイ1本分。約13時間もスキーなんて、私自身最長記録だ。

今回の滑走距離

総滑走距離51km!

でも、こうして足腰ヘロヘロの状態でひたすら滑っていると、自分の欠点がよくわかる。右手の位置が少し上がる癖があって、ナイターで冷えてアイスバーン化したコースを滑ると、スキーの軌道がズレるとか、あらためて自分の腕前を理解する、とても良い機会ではあった。

上級スキーヤーでもヘロヘロになるまで滑り倒せる越後湯沢。ぜひ、遊びに行ってみてください。


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