【伊豆・河津桜の旅】早咲きの桜の名所へ。ピンクの絶景は必見! 東海

【河津桜の名所】早咲きの伊豆の桜は必見!ピンクの絶景を愛でる旅

2018.02.13 東海静岡
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「2月が一番寒い」という事実を、毎年忘れてしまうのは、私だけでしょうか?
正月が過ぎ「よっしゃ〜! 乗り越えたぜ冬! 来るぜ春!」と浮かれるものの、より一層寒さ厳しくなる2月。ぶっちぎりで寒い2月。

もういや! 布団にくるまり冬眠してやる……!

と言いたいところですが、そうもいきません。
だったらせめて、少しでも早く春を感じたい。

そんな皆さんにおすすめ! 今回は2月に咲くという「河津桜」をご紹介します!

河津桜まつりの見どころは?

2月上旬ごろからゆっくりと咲き始める、早咲きの桜として有名な「河津桜」。
ソメイヨシノなどに比べて色が濃く、鮮やかなピンク色の花びらが特徴で、開花から約1カ月を経て満開に。一般的な桜と違い、長期間楽しむことができるそう。

踊り子号

JR東京駅からレトロかわいい列車「踊り子号」に乗り込み、揺られること約2時間半。河津駅に到着です。

河津桜観光交流館

駅から7分ほど歩いて「河津桜観光交流館」へ。地元の海産物などのお土産の販売や、お食事処のある施設です。
こちらの1階にある河津町観光協会で、事務局長の島崎博子さんに、河津桜について伺いました。

河津町観光協会・事務局長の島崎さん

「河津桜の魅力は、なんといっても鮮やかなピンクの花です。河津川付近では、桜と黄色い菜の花のコントラストを楽しむことができ、青空にもよく映えます。またせっかく河津まで来ていただくなら、原木はぜひご覧ください。まず駅から河津交流会館まで来て、歩いて約10分の原木を見て、帰りに川沿いを通る、というコースがおすすめです」(島崎さん)

河津桜の原木

河津桜 原木(写真提供:河津町観光協会)

1991年から始まった「河津桜まつり」には、毎年、全国各地から観光客が。昨年は93万人以上の人が訪れた、伊豆を代表する一大イベントとなっています。

夜桜の下を案内人さんの先導で歩く“河津桜満喫ナイトウォーク”など、さまざまなイベントも。

夜桜も、きっと素敵なんだろうなぁ……。

※ナイトウォークは2018年時点での情報です。

見どころたくさんの河津桜ですが、それだけじゃ物足りない人のため、一緒に楽しめるおすすめスポットやグルメも伺いました。

河津町観光協会 御朱印帳

「樹齢1000年を超える大樟(くすのき)がある川津来宮神社は、パワースポットとして人気。すぐ近くにある峰温泉大噴湯(だいふんとう)公園かわづカーネーション見本園もおすすめですよ。
また、ちょうど同じ時期、お隣の東伊豆町では『雛のつるし飾りまつり』が開催されているので、そちらに足を延ばすのもいいかもしれません。二つの町の神社を回り、御朱印を集めながら名所を巡る『御朱印さんぽ』も企画し、オリジナルの御朱印手帳なども販売しています」(島崎さん)

河津町観光協会 あんバタわさこ

「グルメはやっぱり海の幸。あとは名産のわさびですね。珍しいと人気なのは、駅と河津桜観光交流館で販売している“あんバタわさこ”。わさびを練り込んだバターとあんこを挟んだパンは、好きという人と、そうでない人もいるけど(笑)」(島崎さん)

そういって差し出された“あんバタわさこ”を、ドキドキしながらひと口ぱくり。
甘くておいし……ん? ん! キタキタ! 鼻にツーン!
あんこの甘みと、時間差でくるわさびの辛味がベストマッチ。クセになる味わいです。

※店頭にない場合もありますので、ご注意ください。

足湯でのんびり&『孤独のグルメ』登場の店へ

いろいろとお話を聞けたところで、さっそく観光スタート!
20分ほど歩いて、おすすめスポットのひとつとして教えてもらった「峰温泉大噴湯公園」へ。
100℃のお湯が、高さ約30mまで噴き上がる自噴泉です。

峰温泉大噴湯公園 足湯

峰温泉大噴湯公園 温泉たまご

園内では温泉たまご作りや足湯などを楽しみながら、のんびりと過ごすことができます。
どれも冬の寒さにしみる〜。

峰温泉大噴湯公園 峰温泉大噴湯

時間になると、勢いよく天へと噴き上げる温泉。
広がる大迫力の光景は、アトラクション感があって楽しい!

噴き上げは朝9時半から1時間おきに1日7回。時間を調べてから行きましょう。

七滝茶屋 外観

そろそろおなかがすく時間。タクシーで15分ほど移動して、河津川上流の渓谷・河津七滝(ななだる)にあるお食事処「七滝茶屋」へ。
大好きなグルメドラマ『孤独のグルメ』にも登場したお店で、どうしても来たかったのです。

七滝茶屋のわさびうどんとミニわさび丼のセット

まずは「わさびうどんとミニわさび丼のセット」を。

新鮮なわさびならではの、辛味の中にしっかりと感じられる香りと旨味。チューブわさびしか食べたことのなかった私、感動です。

七滝茶屋のいちご三昧

お店の看板メニューであるクラッシュ・ド・ストロベリーなどがセットになった「いちご三昧」は、ここへ来たら絶対食べたいメニューのひとつ。
甘く大粒のいちごで、口いっぱいに春を感じられますよ。

これぞ大人の旅!旅館でのんびりステイ

今回宿泊するのは、今井浜海岸に面した温泉旅館「伊豆 今井浜温泉 今井荘」。
予約をすれば、河津駅との間をバスで無料送迎してもらえます。

伊豆 今井浜温泉 今井荘の色浴衣

到着するなり、館内で着る色浴衣を選んで(さらっと書きましたが、どれもかわいくて20分悩んだ)さっそく大浴場へ!

美肌に効くといわれる今井浜温泉の源泉を引いたお風呂。
波の音に耳を澄ませながら入る露天風呂で、凝り固まった体も心もスルスルとほぐれていくのがわかる……。

伊豆 今井浜温泉 今井荘の露天風呂

伊豆 今井浜温泉 今井荘の藤会席

夕食は、伊豆の恵みをふんだんに使った「藤会席」。新鮮なお造りや鴨鍋など、どれも素材を生かした優しい味わいです。

さらに食後は、キレイに敷かれたお布団にダイブ。
「あー、幸せ」

※編集部注:「伊豆 今井浜温泉 今井荘」は2023年3⽉13⽇(⽉)をもって営業を終了しました。

まるでジャングル!? 「体感型動物園iZoo(イズー)」で未知との遭遇

伊豆 今井浜温泉 今井荘の部屋からの風景

窓から差し込む光で目覚めた2日目の朝。
全室オーシャンビューのお部屋からは、太平洋と伊豆七島、そしてそこからのぞく朝日を一望することができます。

体感型動物園iZooの外観

旅の最後は、河津駅からタクシーで5分の「体感型動物園iZoo(イズー)」にやってきました!
ここは約400種2,000匹もの爬虫類・両生類が飼育展示される、日本初の体感型動物園です。

体感型動物園iZooの館内

前半は展示がメイン。ズラリと並んだトカゲやヘビに、時折「ゔっっ」と鈍い声をあげながら進みます。
足元はウッドチップなので、本当にジャングルにいるみたい。
冒険気分でドキドキしながら歩いていると……

体感型動物園iZooのアルダブラゾウガメ

体感型動物園iZooのアルダブラゾウガメに餌やり

えっっっっっ。

iZoo館内には、こうしてゾウガメやケヅメリクガメが自由に歩いているゾーンがあります。
角を曲がったらカメ、というありえない状況に思わず爆笑。
しかも餌やり(1カップ300円)もできるんです。

そしてここから、怒涛のふれあいコーナーが始まります。

体感型動物園iZooのワニ

この子はワニの赤ちゃん! まだ皮膚が柔らかい!

体感型動物園iZooのニシキヘビ

ニシキヘビとの記念撮影。(台紙+写真/1,000円)
さすがにこれは……とスルーしようとしていたのですが、ここまでのふれあいで、爬虫類のかわいさに目覚めてしまった私。

や、やってみたいかも!

体感型動物園iZooでニシキヘビと記念撮影するライター

体感型動物園iZooでニシキヘビと記念撮影するライター

しまった。想像以上に大きかった。肩にずっしりとくる重み。
うぅ、やっぱり怖い! けどかわいい! 複雑!

体感型動物園iZooのニシキヘビと記念写真

ということで、ちょっぴりこわばった表情の記念写真がこちら。
説得力がないかもしれませんが、すごくおとなしくて良い子なので、ご安心を!
屋外ではゾウガメとの記念撮影も可能です。

体感型動物園iZooのレストラン

年間を通して、生き物の野生の姿を観察できるiZoo。
もちろん河津桜まつりの時期も営業しているので、あわせて訪れるのをおすすめします。

ゆったりとした時の流れの中で、素敵な風景をたくさん見ることができた河津町。
東京でのお花見は「花より団子」になりがちですが、ここに来れば自然と景色に見惚れ「花も団子も」楽しめちゃう!

河津桜は間もなく開花。
まだまだ寒い日が続くけど、一足早く、河津から春を始めてみませんか?

この記事の内容は2019年3月2日現在の情報です。

 

スポット情報

七滝茶屋

住所:静岡県賀茂郡河津町梨本363-4
電話:0558-36-8070
営業時間:10:00~17:00(LO16:30)※食事は11:00~
定休日:なし

今回の旅の行程

【1日目】JR東京駅→河津駅→河津桜観光交流館→峰温泉大噴湯公園→七滝茶屋→伊豆 今井浜温泉 今井荘

【2日目】体感型動物園iZoo→河津駅→JR東京駅

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この記事を書いた人

日笠麗奈

モデル・ライター。その他イベントMCやナレーターなど、来る仕事拒まぬなんでも屋。Webメディア「LoGiRL」「cakes」などでコラム連載中。アイドルとテレビと酒が好き。
Twitter:https://twitter.com/reina_hikasa

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