移動するレストラン「TOHOKU EMOTION」で 東北の景色と食事を楽しむ至福の列車旅

TOHOKU EMOTIONで至福の列車旅。移動するレストランで 東北の景色と食事を楽しむ

こんにちは!旅が大好きなライターの伊佐知美です。

いつもテレビや雑誌で見かける豪華列車のニュース。「人生で一度は乗ってみたいなぁ…」と常々考えていたところ、なんと今回東北を走る大人気の「TOHOKU EMOTION(東北エモーション)」に乗車することに!

大人気のためいつも満席だというこの列車の、至福の時間をレポートします。

TOHOKU EMOTIONって?

TOHOKU EMOTION タペストリー

TOHOKU EMOTIONは、震災復興の意味を込めて作られた全席が食堂車の「レストラン鉄道」です。

三陸の海を眺めながら、東北の食材をふんだんに使ったメニューが楽しめる上、ライブキッチンあり、車内のBGMはオリジナル、随所に東北各地の伝統工芸をモチーフにした内装が施されている……と、贅沢な工夫がてんこもり。

運行区間は青森県八戸駅から、岩手県久慈駅まで。往路はランチを、復路はデザートビュッフェを楽しめます。

コンセプトの柱は「予め知ること」よりも「旅先で知ること」。

なので……予備知識はこれ以上いりません。とにかく乗ってみましょうっ!
東京駅から東北新幹線に乗り八戸駅へ。いざ東北!

八戸駅

八戸駅にて。乗車時、乗務員さんが総出でお出迎えしてくれました

三陸の景色を眺めながら、優雅な個室レストランで食事を堪能

 TOHOKU EMOTION往路 1号車個室レストラン

レッドカーペットを通り、扉をくぐって案内されたのは1号車の個室レストラン。

これから1時間半、この空間が私だけのもの……! とうっとりするのもつかの間、「ようこそ、TOHOKU EMOTIONへ」そんな言葉とともに、ウェルカムドリンクの青森県産りんごをたっぷりと使った「シードル」が運ばれてきます。

 TOHOKU EMOTION往路 シードル

しゅわしゅわと泡を立てるグラスを傾けていると、静かな音とともに列車が出発。続いてお料理の提供が始まります。

この日のアミューズ(突き出し)は「エビとモッツァレラチーズのパートブリック包み 春の香り」。

TOHOKU EMOTION往路 アミューズ

そして続いて、前菜のアソートとして、以下全部……!

TOHOKU EMOTION往路 前菜アソート

「三陸のウニのムース仕立て コンソメゼリー」
「ホタテ貝とカンキツ類のスモークサーモン巻き ガルシアシェフ(モナコ宮)への思い」
「アスパラガスの塩ゆでムースリーヌソース添え」
「季節の野菜、ヴィネグレットソース和え」
「白身魚とタコのマリネ」
「エビとブロッコリーのサラダ仕立て」

新鮮な素材が丁寧に調理された料理の数々。一口食べるごとに「おいしい!」の言葉が漏れます。

飲み物はドリンクページから好きなものを選んでオーダーするスタイル。

山形県産の「高畠ワイン」やビール、青森リンゴジュースや岩手県の「龍泉洞の水」など10種類から飲み放題なのがうれしいところ。

見どころの多い場所ではゆっくりと走ってくれる

TOHOKU EMOTION往路 車窓風景

窓の外を流れる景色は、陸から海へとどんどん様変わり。八戸駅から久慈駅までは、港町の鮫エリアや種差海岸といった海岸線沿いを走る風光明媚な道のり。

途中、ウミネコの繁殖地として知られる蕪島の蕪嶋神社が見えたり、地元の人が旗や手を降ってくれたり……。

静かなジャズのBGMに、車内放送から聞こえる観光案内の声がマリアージュ。「ここぞ!」という観光ポイントでは列車の速度も少し落としてくれる演出まで。

そして景色に合わせて料理もハイライトのメイン料理へ。

「川俣シャモ胸肉のローストとモモ肉の詰め物 フォアグラのせ ササニシキのリゾット添え マデラソース」が供されます。

TOHOKU EMOTION往路 メイン

歯ごたえのあるお肉とフォアグラ、マデラソースの香りがたまりません。

はぁ、おなかいっぱいになってきた……! と満足気分で海を眺めたそのとき、なんだか素敵なボックスがテーブルに登場。

箱を開けるとそこには色とりどりのデザートが。

TOHOKU EMOTION往路 デザートボックス

窓の外を流れる景色、BGM、私たちだけの空間、そしておいしい料理に甘いもの……これ以上、レストラン鉄道の旅に何を求めるというのでしょうか!

……あ、でも飲み物が欲しかったので、紅茶をオーダーしました。

至福。

それ以外に言葉が見つかりません。こんな贅沢な時間が過ごせるなんて、バチが当たってしまうんじゃないかしら。

下車前にTOHOKU EMOTIONからのサプライズプレゼント

目的地に行くだけが、旅じゃない。移動中の心地よさに、ついつい「まだまだ着かなければいいのに……」と思ってしまった私。

久慈駅到着のアナウンスが響いたときは、正直ちょっぴり残念でした。

でも、下車前にそんな気分を払拭するような素敵なサプライズが用意されていたのです。

「入口わきの扉を開けてください。乗務員からのプレゼントが入っております」

その言葉の通り扉を開けると、そこには青森名物の「南部せんべい」のオリジナルフレーバーのお菓子が……! 乗務員さんたちのこまやかな気遣いに心が温まります。

TOHOKU EMOTION往路 プレゼント

ここから次の出発までは1時間と少し。TOHOKU EMOTIONの思い出が詰まったおみやげを手に、久慈駅散策へと向かいます。

「あまちゃん」の舞台の空気を楽しみつつ、腹ごなしのゆったり散歩

久慈駅

TOHOKU EMOTIONの目的地、久慈駅は朝ドラ『あまちゃん』の舞台としても有名な場所。

駅前はものすごく賑やか!という感じではないですが、歩けばそこここに『あまちゃん』の面影が感じられました。

駅構内にはあまちゃんの衣装を着て記念撮影できるスペースまで。地元のおばあちゃんが「それ着てみなさいねぇ」と声をかけてくれました。

気になる人は、ぜひ♫

私は丘の上の公園から久慈の街を眺めたり、道の駅で地元の産物を探したりとゆったり散歩を楽しみました。

復路は再び八戸駅へ! デザートビュッフェで午後のひとときを

さて。復路の出発時刻が近づいてきたため、久慈駅へと再び戻ってきた私。
復路はデザートビュッフェが楽しめる空間になっているそう。今度は先ほどの1号車ではなく、3号車の食堂レストランに乗り込みます。

TOHOKU EMOTION復路 3号車食堂レストラン

往路の興奮が少し落ち着いていたので、今度は冷静に車内をぐるりと見渡してみました。すると、いたるところに東北の伝統工芸のエッセンスを発見!

TOHOKU EMOTION復路 車内・工芸品

たとえば、食堂レストランの床は青森県のこぎん刺し、照明は岩手県の琥珀、什器の仕上げ材は宮城県の雄勝硯、3号車の個室の壁は福島県の刺し子織りをそれぞれモチーフとしているのだとか。

おしゃれな内装を楽しんでいる間に、デザートが運ばれてきました。
往路でたっぷりと食事をいただいたから、おなかすくかな……?と思ったのは取り越し苦労。このビジュアルで、ときめかない人がいるでしょうか!

TOHOKU EMOTION復路 デザート

しかも、このほかに軽食とデザートビュッフェが2号車のライブキッチンにて提供されます。

素敵な空間でした。隣り合った人と「どこから来たの?」と会話しつつ、好きなデザートをいただく時の幸せといったら……。

帰りは好きなだけデザートをいただきつつ、窓の外を流れる景色に身を委ねます。

TOHOKU EMOTION復路 デザートビュッフェ

下車後は八戸散歩を楽しんで、ゆったりと帰りましょう

TOHOKU EMOTIONに、すっかり心を奪われてしまった……そんなタイミングで、列車は八戸駅のホームへ。

数時間の旅を経て、再び始発地点に戻ってきたのです。

「あぁ楽しかった!」という気持ちで、このまま東北新幹線で東京に戻ってもよし。少し八戸周辺を散策してもよし……ということで、私は後者を選択。

八戸駅から八戸線で本八戸駅へ。そこから徒歩10分、八戸の文化や歴史を楽しみながら学べるポータルミュージアム「はっち」に足を運んでみました。1階のミュージアムショップと、2階のカフェにも寄りましたよ♫

八戸ポータルミュージアム「はっち」

旅が大好きな私にとって、いつも列車は「移動する手段」。

けれどTOHOKU EMOTIONに乗車して、列車は「乗ること自体がエンターテインメントになるんだ」と感動しました。

日常を離れて、非日常の空間と時間が味わえる。しかもそれが、震災復興の土地を走るときたら、乗らないわけにいきません。

しかもメニューは、季節によってシェフもメニューも変わるんだとか。これはリピーターにもうれしい工夫です。

次の週末は、TOHOKU EMOTIONに乗りに、東北へ出かけませんか? きっと今まで体験したことのない、素晴らしい列車の旅が、あなたの人生の1ページに刻まれるはずです。

とにかくおいしくて、美しかった!

車窓

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