【オリジナル曲(動画)あり!】ギタリストが津軽三味線名人と出会う旅

【オリジナル曲(動画)あり!】ギタリストが津軽三味線名人と出会う旅

「東北に行きませんか? ギタリストが津軽三味線を知りに行く旅……という企画なんですけど」

通称「横須賀の虎」ことワタクシ、渋谷虎太郎に連絡が入ったのは、暮れも押し迫った頃だった。小田和正じゃないが、ラブストーリーはいつだって突然だ。

こうして、恋の旅は決まった。
……いや、恋の旅ではなく、津軽三味線を知る旅ね。

「いっくぞぉ~、勝ちしかない人生へのOpening The Doorやぁ~!いってきまぁ~す!」

津軽三味線を訪ねる旅は、やっぱり着物で!

着物姿で東京駅丸の内駅舎前に立つ筆者

ジャジャーン! みんな、おはよー。

どう? かっこいいっしょ? 日本男児の一人旅は、やっぱり着物。実は今回、知り合いでゲーム業界に身を置く林谷和樹様(ダニーズ事務所)に、着物をお借りした。まさに津軽三味線の旅にピッタリの姿になることができた。林谷さん、ありがとう!

実は当日、朝早くから東京駅に着いていた。だって、ドキドキワクワクして眠れなかったんだも~ん。

さて、出発までしばらく時間があるから、何しようか……ん? 東京駅の地下ってGRANSTA(グランスタ)っていう大型ショッピングエリアになってんのかい? なるほど。もうここから、お楽しみの旅は始まってるってわけね。

GRANSTA(グランスタ)で箸を見る筆者

GRANSTA(グランスタ)内には60店舗以上のショップがある。かわいいお箸屋さんを見つけた。

気づけば、ショッピングに夢中で、あやうく新幹線に乗り遅れるところだったよ()。このままじゃ、東京駅一泊二日の旅になっちゃうぞ?

東京駅の新幹線ホームに立つ筆者

さて、旅はここからが本番! 津軽三味線の聖地、東北は青森県を目指します。

新幹線の車内で、クレーン謙さんの絵本を読む

車内では、読書をたしなむ (大好きなクレーン謙さんの絵本)

津軽三味線の名人に、直接教えを受けられる「津軽三味線会館」

東北新幹線「はやぶさ」に揺られること3時間、新青森駅に到着~。

さて、本日はこれから金木駅まで移動するよ。目的地は津軽三味線会館。津軽三味線に挑戦するのだ。

五所川原駅

途中の五所川原駅にて、顔ハメパネルを発見。こういうの大好き、津軽の民を驚かせてやるぞ

弘前から五所川原を経て、金木駅に到着。ちなみに金木はあの太宰治の故郷で、太宰ミュージアムなんてのもある。津軽三味線会館は、金木駅からすぐの場所だ。

ここまで来ておいてアレだけど、ちょっと緊張してきた。きっと津軽三味線の先生といったら、かなり怖そうな人なんだろうなぁ~。格式高そうだし。
会館に着くと、三味線奏者の工藤まんじ先生が出迎えてくれた。

筆者と津軽三味線の名人、工藤まんじ先生

こちらが工藤まんじ先生

工藤先生は津軽に3人いるといわれる津軽三味線の名人のひとりで、1970年に芸能界入りしてから、国内外での演奏はもちろん、多数のテレビコマーシャルにも出演。青森県の観光PRに加え、津軽三味線を次世代に伝えるべく、現在も青森を拠点に、幅広く、かつ精力的に活動している。「津軽三味線日本一決定戦」を開催するNPO法人「津軽三味線全国協議会」の理事長も務める。

先生には、津軽三味線の代表曲「じょんから節」を教えてもらうことになった。津軽三味線はじょんから節に始まり、じょんから節で終わるのだという。

工藤まんじ先生に津軽三味線を教わる筆者

工藤先生「もっとバチを【バチンッ】と打ち付けるように!」

虎太郎「え? 先生、そんな強くやったら、楽器が壊れちゃうよぉ~」

工藤先生「いいんです!」

とにかく何度も言われたのが、右手の使い方。バチを三味線本体に、これでもかというほど叩き付けることにあった。

【バチンッ、バチンッ、バッチンッ!!

工藤先生「さすがギタリスト、のみ込みが早いです」

虎太郎「普段弾いているアコースティックギターの奏法とは、ぜんぜん違いますよ。でもコツがつかめてきました! しめしめ、このまま先生を追い越しちゃうぞぉ!(ニヤリ)」
…と言おうとしたが、

「このお調子こきが!()」と言われそうなので、やめた。

見かけによらず優しかった工藤先生に指南のお礼を言い、津軽三味線会館を後にする。

帰り際、受付の女性が「良い記事書いてね」と見送ってくれた。

金木駅の紙のきっぷと「太宰のふるさと」と書かれた看板

金木からの帰り。こういうきっぷは久しぶりだ。看板には「太宰のふるさと」の文字

大迫力の「津軽三味線 生LIVE」!

さて、すっかり日も暮れ、本日の最終目的地、弘前へ。
津軽三味線の生ライブを聴かせてもらえるという居酒屋、津軽三味線ライヴ「あいや」に向かった。店主の渋谷和生さんは、津軽三味線の全国大会で3度も優勝し、日本一とも呼ばれる奏者。非常に楽しみだ!

津軽三味線ライヴ「あいや」にて演奏する、店主・渋谷和生さんとお弟子さん

店主・渋谷和生さんと、お弟子さん二人による合奏

今回実際に、津軽三味線に触れてみると、いつも弾いているギターと同じ弦楽器ではあるが、限りなく「打楽器」に近い印象を受けた。

これは世間的に出回っている通常の三味線や沖縄三味線(三線)など、繊細で優しい音を奏でるものとは真逆だ。渋谷さんによれば、通常の三味線よりも「さらに強く大きい音」を出すために改良して津軽三味線ができたのだという。

「あいや」の店員さんいわく、「渋谷さんは年中、国内外の演奏に出かけていて、僕らもなかなか会うことができないんです。虎さん、あなたラッキーですよ」と話してくれた。ちなみに店員さんのほとんどが、渋谷さんのお弟子さんである。みなさん、住み込みで働きながら、稽古をつけてもらっているようだ。(渋谷さんも以前、師にこうして教わっていたという)

オリジナルのお酒「叩」を飲む筆者

お店オリジナルのお酒「叩」をいただく

そのあとも渋谷さんには、(ちょっと書けないようなことも含めて)貴重なお話をたくさん聞くことができた。

渋谷さんと演奏する筆者

帰り際に、渋谷さんとパシャリ。東京からの旅人を、温かく見送ってくれました。ありがとう渋谷さん!

さて、食べて飲んで遊び疲れたぞぉ~! なんだかんだ夜の11時、同市内のホテルへ到着。実は雪のパラつく中、Googleマップを駆使したにもかかわらず、2時間迷子()

弘前市内のホテルの部屋でくつろぐ筆者

ベッドの上にジュワッチ! といきたいところだけど…

おやすみ~!
といきたいところだけど、ちゃうちゃう!!

この津軽の旅の思い出を、今日中にオリジナル楽曲にしようと思ってたんだよ。

やっぱその日に感じたインスピレーションは、その日のうちに形にしておきたいからね。後日だと、僕の場合、すぐ忘れちゃうし()

ということで、三味線を通じて出会った人を思い出しながら、メロディーを紡いでいくことにしよう。いざ参る!

楽しみにしていた三味線演奏が聴ける列車だったけれど……

みんな、おはよー。
結局、作曲は朝方までかかってしまった。

眠たい目をこすると、元気になりそうなものを、朝食のバイキングにて発見!
青森県といったら、やっぱこれだねぇ~。

りんごジューースや!!

りんごジュースを飲む筆者

これだけでも、この旅行、元とれまっせぇ

りんご満タン!

さてさて、元気も出たところで、本日はこれより、楽しみにしていた「リゾートしらかみ」(五能線)に乗るぞーー!
車内での津軽三味線の生演奏など、エンターテインメントてんこ盛り!

のはずだったんだけど……
「みなさまにお知らせ致します。本日のリゾートしらかみは強風の影響で、終日運転休止となります」とのアナウンスが!

ありゃりゃ()
まぁでも、天気ばかりは仕方ないよね……。

とはいっても、少し困ったことが。予定ではリゾート列車の車窓を楽しみ、日本海の絶景が広がる千畳敷駅で途中下車して、ホテルで夜な夜な作った楽曲用の動画を撮ろうと思ってたんだけど、どうしたものか……。

フラフラと弘前公園内を散歩していると、ちょうどいいスポットを発見!
それは、1870年(明治3年)、箱館戦争の戦没者慰霊のために陸奥国弘前藩12代藩主・津軽承昭(つぐあきら)によって創建されたという、青森県護国神社である。さっそく撮影許可を取ってみることに。

虎太郎「すみません。神社の前で、動画撮影を行ってもよろしいでしょうか?」

神主さん「どうぞどうぞ!」

はやっ、即答()
ありがとうございます!

ということで、ここで津軽三味線を通した旅の思い出を、一曲ご披露いたしましょう。

神社に着物、Gibson、合いますなぁ()
おかげさまで、素敵な思い出を残すことができました。

弘前市内には歴史あるたくさんの神社仏閣があったので、残り時間はそれらを巡りました。東京では味わえない、心落ち着くひと時でした。

さて、そろそろ夕焼け小焼けの曲が流れる時間。
旅にはお別れが付きもの。カラスと一緒に、帰るかなぁ。

帰りの列車で景色を眺める筆者

最後に、この旅の感想を。

わずか一泊二日の旅だったけれど、自分の足で冒険に出かけてみなければ出会えなかった、心温かく素晴らしい人たちとのご縁を結べた。

今すぐにでも、また会いに行きたい。また会ってくれるかな?

今も耳に残る津軽三味線の凛として堂々とした音色、青みがかった雪の町。みんなの笑顔、おいしかった食事やお酒、かけがえのない思い出の1ページが、僕の心に確かに刻まれた。

津軽のみんなへ! 感謝をこめて!

渋谷虎太郎

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