温泉に入って身も心もポカポカになりたい季節がやってきました。せっかく温泉旅行をするなら、湯船に浸かりながら絶景を楽しんだり、近くの絶品グルメを楽しんだりしたいもの。今回はそんな冬の旅行におすすめの温泉地を関東・甲信越・東北・東海・関西エリアから11選ご紹介します!
各温泉地の詳しい情報についてはぜひ取材記事をご覧ください。温泉周辺の観光地もご案内しています。
【目次】
日本三大名泉のひとつにも数えられる群馬県の草津温泉。近年、歴史ある観光地の新たなスポットとして裏草津(裏草津地蔵)のエリアが注目されています。裏草津には、足湯だけでなく覗き込むと温泉の湯気がスチームになる顔湯や手洗乃湯があります。また、カフェや1万冊以上の蔵書がある漫画堂ではゆっくりとした時間を過ごすことができます。
草津温泉街の散策スポットの多くは徒歩でめぐれるので、冬の温泉旅行にもおすすめです。編集者・温泉ソムリエの藤田華子さんがレポートします。
■取材記事はこちら
>草津温泉で注目・裏草津を散策。地蔵源泉など観光スポットを紹介
■アクセス
JR「長野原草津口」駅らバス約25分「草津温泉バスターミナル」下車
エッセイストの柳沢小実さんが、本館と別館、湯殿「法師乃湯」が国登録有形文化財に指定されている由緒ある温泉宿「法師温泉 長寿館」へ。玄関と囲炉裏、「法師乃湯」は、映画『テルマエ・ロマエⅡ』に登場しています。
混浴と女性専用の入れ替え制の「法師乃湯」、男女入れ替え制の「玉城乃湯」「長寿乃湯」、計3つの湯殿があるので、宿でゆっくりと温泉めぐりを楽しめます。
■取材記事はこちら
>憧れの「法師温泉 長寿館」へ。群馬・秘湯の一軒宿でデジタル断食体験!
■法師温泉 長寿館へのアクセス
JR「上毛高原」駅からバス約30分「猿ヶ京」下車、みなかみ町営バス法師線に乗り換え約20分「法師温泉」下車
2015年頃に、ロイター通信で「世界の温泉 第6位」に選ばれた「宝川温泉 汪泉閣」。多くのメディアでも取り上げられている露天風呂「摩訶の湯」は120畳の広大な源泉掛け流し天然温泉で、趣深い雪景色を眺めながら湯浴みができます。
他にも雪見風呂が楽しめる露天風呂が複数あり、おこもり温泉旅におすすめです。ライターのカツセマサヒコさんがレポートします。
■取材記事はこちら
>群馬・宝川温泉へのひとり旅。何もかもイヤになったら試してほしい
■宝川温泉 汪泉閣へのアクセス
JR「上毛高原」駅またはJR「みなかみ」駅から宿泊者限定の送迎バスあり(要予約)
北川温泉は東伊豆の海沿いに位置しており、オーシャンビューの温泉宿が多い温泉地です。波打ち際の公共露天風呂「黒根岩風呂」では海を間近に眺めながらゆったりと温泉を満喫できます。
ライターの生湯葉シホさんが、ヨーヨー釣りのような縁日遊びができたり、体験教室が開催されていたりと、おこもり旅にぴったりな温泉宿「つるや吉祥亭」で母娘水入らずの時間を楽しみました。
■取材記事はこちら
>母娘旅行におすすめ!伊豆の温泉宿でゆったり1泊2日旅
■アクセス
伊豆急行「伊豆熱川」駅からバスを利用
伊豆高原駅から車で約7分に位置するのが「八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里」。約6,600坪の敷地には、緑豊かな里山の原風景が再現されています。敷地内には足湯があり、散歩も楽しめます。
大浴場のほかに予約制ではなく空いていたらふらっと利用できる貸切風呂が3つあるので、カップルや子連れ旅行にもおすすめです。ライターの前田麻衣さんがカップル旅をレポートしてくれました。
■取材記事はこちら
>長続きカップルには「ど定番デート旅」が逆に新鮮だった@伊豆高原
■八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里へのアクセス
伊豆急行「伊豆高原」駅から徒歩約20分または送迎バスを利用
渋温泉は、豊富な湯量と泉質を誇る、歴史のある温泉街です。昔から地元の人のために無料開放されてきた外湯(共同浴場)が9つあり、渋温泉の宿に泊まると、これらの湯を全て無料で楽しめます。
近くには、「温泉に浸かるニホンザル」を見ることができる冬の人気観光スポット「地獄谷野猿公苑」があります。地獄谷野猿公苑と、渋温泉で共同浴場をめぐる「九湯めぐり」の旅に小野美由紀さんが出かけました。
■取材記事はこちら
>スノーモンキーに会いに地獄谷野猿公苑へ。長野電鉄で行く、信州の旅
■アクセス
長野電鉄「湯田中」駅からバス約7分「渋温泉入口」下車
雪国・新潟の自然豊かな下田郷にある「越後長野温泉 嵐渓荘」。本館にあたる緑風館は、国の有形文化財に登録されています。嵐渓荘の温泉は、強食塩冷鉱泉で塩分が強く、肌の感覚が狂ってお湯がぬるく感じ、長く浸かっていられることにより身体が温まるのだそう。
大浴場のほか、2つの貸切風呂もあるため、冬の温泉旅行におすすめです。歴史旅大好きモデルの加治まやさんによる冬の情緒たっぷりの旅レポートです。
■取材記事はこちら
>新潟の秘湯「越後長野温泉・嵐渓荘」の宿泊記。雪見風呂に癒やされる旅へ
■越後長野温泉 嵐渓荘へのアクセス
JR「燕三条」駅から宿泊者用の送迎バス(要予約)またはデマンドタクシーで約40分
温泉と山を愛する女子旅ブロガー、月山ももさんが友人と冬の女子旅に向かったのは、「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」。
露天風呂からは渓流の美しい流れを望むことができますが、冬の間は、壁面に氷瀑が再現され、間近に氷瀑を眺めながらお湯に浸かることができます。
■取材記事はこちら
>冬の絶景は奥入瀬渓流にあり!星野リゾートで、ゆったり&まったり旅
■星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルへのアクセス
JR「八戸」駅・JR「青森」駅・JR「新青森」駅から予約制の送迎バスあり
大正ロマンな雰囲気が漂う銀山温泉は、NHKドラマ『おしん』の舞台としても有名な温泉街です。食べ歩きスポットも充実しており、歩き回れる範囲内にさまざまな飲食店やカフェ、お土産物屋さんがひしめいています。
夜には雪が積もった街並みをガス灯が照らし、幻想的な景色が広がります。井口エリさんによるレポートは必見です。
■取材記事はこちら
>冬の銀山温泉は極楽が待つ秘境だった
■アクセス
JR「大石田」駅からバス約40分
蔵王温泉には歩いて3~5分程度で回れる距離に3つの共同浴場があります。中でも「川原湯共同浴場」は、お湯が湧いている場所の上に建物が立っており、浴槽の隙間から湧きたての源泉が入ってきます。全国でもめずらしい足元湧出泉を楽しめます。
スキーなどのウィンタースポーツをする方や蔵王の樹氷を見たい方にもおすすめの温泉地です。温泉ライターの泉よしかさんがレポートします。
■取材記事はこちら
>蔵王温泉で湯めぐり三昧!足元湧出の共同浴場が最高だった
■アクセス
JR「山形」駅からバス約35分「蔵王温泉バスターミナル」下車
有馬温泉は、日本三古湯・日本三名泉にも数えられる歴史ある温泉地です。「金泉」と「銀泉」という2つの泉質があるので、入り比べるのもよいでしょう。
温泉街には豊臣秀吉にちなんだ「太閤橋」や有馬天神社などの観光スポットに加えて食べ歩きグルメもあるので散策も楽しめます。温泉家の北出恭子さんがレポートします。
■取材記事はこちら
>有馬温泉への旅。元湯「金の湯・銀の湯」巡りに温泉街散策
■アクセス
神戸電鉄「有馬温泉」駅下車
ここまでは、冬の旅行におすすめの温泉地をご紹介しました。実際に寒い時期に温泉旅行に出かける際、服装や防寒アイテムをどのようにするか悩まれる方もいるのではないでしょうか。
着込むと、出発するときには暑そうだし、防寒グッズはかさばって荷物が増えてしまう…。そんなお悩みに対して、以下の記事では、究極のミニマリストAさん、おしゃれが最優先のBさん、アウトドアブランドを愛用するCさんの3名が、利便性やファッション性も兼ね備えた冬のアイテムをご紹介します。荷物をコンパクトにパッキングするコツもあるのでぜひ参考にしてください。
ここでは、本記事で紹介しきれなかった、冬の温泉旅行におすすめの旅記事をご案内します。
■松島温泉(東北・宮城県)
>冬の松島は幸せに満ち溢れていた。絶景とごちそうを求め男ひとり旅へ
■乳頭温泉(東北・秋田県)
>日本酒、秘湯、樺細工……秋田の粋に触れて女磨きのひとり旅
■田沢湖高原水沢温泉郷(東北・秋田県)
>冬の田沢湖~角館を巡る秋田旅。瑠璃色の湖に温泉、郷土食も堪能
■大牧温泉(北陸・富山県)
>五箇山の冬景色&船で行く秘湯「大牧温泉」を求めて冬の富山へ
■宇奈月温泉(北陸・富山県)
>宇奈月温泉1泊2日の旅行記。たっぷりのお湯と絶景に癒やされる宿
■山代温泉(北陸・石川県)
>山代温泉でカニを味わい金沢の名所巡りも。冬の石川・大満喫旅
温泉めぐりと温泉街散策が楽しめる温泉地や、施設・サービスが充実した温泉宿など、冬の旅行におすすめの温泉11選と、寒い時期に旅行する際の服装や防寒グッズ選びのお役立ち情報をご紹介しました。この冬は防寒対策をしながら温泉旅行に出かけて身も心もポカポカになってはいかがでしょうか。
行きたい食べたい日本海!キャンペーン
新潟・北陸エリアには新鮮でおいしい海の幸がたくさん! 絶品の魚介類を味わう旅に出かけませんか。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」おすすめの旅行プランはこちら
掲載情報は2024年8月22日更新時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。